◆9月17日(木)の子どもたち
2015年09月17日 木曜日

雨の一日。今日は室内で過ごします。
気温の変化などで鼻水が出てるのが目立ってきましたが、子ども達は保育室の中を元気に動き回っていました。雨の日になると活動が制限されてしまいますが、子ども達にとってどんな場所でも楽しい場所へと感じているようです。
今日は廊下へ行き、巧技台・すべり台・ボールプールで遊びました。保育室から別な場所に行くとなると、子ども達は喜んで繰り出します。廊下へ出て保育士が巧技台の低めのジャンプ台に乗り、「ジャ~ンプ!」とジャンプすると、「ジャンプ」と真似して言えていた〇ちゃん。保育士の姿を見てジャンプしようとする△ちゃん。「どれで遊ぼうかな?」と立ち止まって考える□くん。思いのままに遊びたいものへと進んでいくつぼみぐみの子ども達。
真っ直ぐな廊下に並べられたものを順番に挑戦したり、お友だちがやっている事が気になりみんなが集まってきたボールプール。保育士が「い~ち、に~い、さ~ん、、、」と数を数えると、似たようなニュアンスで真似してみたり、自分のやりたいことをしながらも、お友だちに話しかかるように近づいてみたり、ボールを「どうぞ」とあげている場面も見られました。
他の子と同じ空間で遊んでいますが、まだ自分の空間が大切な子ども達。時には自分のものが取られそうになったり、取られると思っていたり、「今私がやってるから」と押しのけたりすることもありますが、それも成長なんだなと感じます。
以前より、保育士の言葉が分かってきたり、保育士を通してお友だちと関わってみたり、やり取りが楽しい時期になってきているのを感じます。いろんな事に興味を示している姿も見られ、子ども達からの「たのしい」がより伝わってきます。
保育士やお友だちと一緒にする楽しさも少しずつ感じているようで、廊下からロビーへ移動するだけでも勢いよく楽しそうです。魚を見たり、下駄箱の周りをグルグル回ってみたり、気になる方へ動き回る子ども達の姿を見ると、私達大人も「何しているんだろう?」と一緒になって動きたくなります。
たくさん「たのしい」を感じられるようになってきた子ども達は、きっとたくさんの「たのしい」を感じていくんだなと思います。私達も子ども達の成長を感じながら一緒に楽しい時間を過ごしていきたいなと改めて感じました。
(K.E)


◆一人ひとりの成長(ふじ1)

今日はホールに巧技台を出して体育あそびをしました。
これまでも何回か行っていましが、日に日に子どもたちの取り組み方が変わってきているのが分かります。
滑り台、鉄棒、トンネルの3つを用意しました。
滑り台は階段ではなく、台をよじ登らないと滑る事は出来ず、何人かはまだ登れずにいました。〇くんは前回まで登れなかったのですが、今日は「ウンショ!」と言いながら、力強く腕と足を使って登り切っていました。気づけば1人で出来るようになっていた〇くん。私たちも思わず笑顔になりました。
△くんは鉄棒に初チャレンジしました。今まで鉄棒に関心はなさそうでしたが今日は違います。鉄棒に一生懸命手を伸ばし意欲満々です。少し補佐をすると△くんはしっかりと鉄棒を握り初めてぶらさがる事が出来ました。
大人からすれば出来て当たり前の事でも、子どもたちにとっては初めて経験する事がほとんどです。
やってみたいけど出来ない、チャレンジするのがこわい、目の前にあるものが何なのか認識できず興味が湧いてこないなど、子どもたちは日々様々な思いを抱いて生活しています。その子なりのペースで無理なく色々なものに触れ、経験を積んでいけるようサポートしていけたらと思いました。
驚くほど力強く鉄棒にぶら下がれる子もいれば、まだ鉄棒に手が届かない子もいるなど、体育あそび1つとってもこれだけ個性が見られます。
誰かと比べたり、どの子が凄いという事ではなく、1人ひとり違う存在なのだと改めて教えられます。
その子なりの成長を遂げられるよう、1人ひとりの発達を尊重して今後も関わっていきたいです。
O・Y


◆お母さん!(ふじ2)

今日は生憎の雨…。
お部屋でのんびりと過ごしたあとにホールへ行き、身体を動かしました。
お部屋では、この頃お人形のお世話をするのが定番で、直ぐに棚から赤ちゃんや動物の人形を出して抱っこひもを持ってきて「がっこ!」「おんぶ!」と言ってやってとアピールをしてきます。抱っこやおんぶをしてもらうとお母さんになった気分で「行ってきまーす!」と元気よくバックの中に食べ物やおもちゃを詰めてお買い物に出かけます。それをお友だちがやっていると次から次へとお買い物をする子が増えます。
お買い物が終わると「おかいり~(ただいま)」と元気よく帰ってきて、お料理をしてお友だちや保育士に振る舞います。お皿に手を当てて「あちっ!」と作りたてをアピールしたり、「ふーふーしないとだね」と保育士が言うと「ふーふー」と言って冷ましてみたりとお母さんは大変そうです。そして、赤ちゃんをあやしたり、寝かせたり、自分の洋服をめくっておっぱおをあげようとしたりとお母さんたちがやっていることをよく見て真似をしていました。
小さいながらもしっかりとお母さんになっているふじ2組の子どもたちでした。
ホールに行くとすべり台や鉄棒、トンネルを身体全体を使って遊びました。そして、定番のフラフープを電車に見立ててお友だちや保育士と一緒に「ガタンゴトン…」と言いながら走りまわったり、保育士がフラフープを回すと真似をして回したりして遊びました。
今日も沢山遊んで子どもたちは笑顔でいっぱいでした。
(K.H)


◆盛り沢山な一日(ふじ3)

今日は何をしようかな・・・と考えた時に、ふじ組になってまだパネルシアターをみていないな・・・と思い、朝の会の時にみんなの大好きな『はらぺこあおむし』のパネルシアターをやることにしました。
いつもの紙芝居や絵本では座って見れない子も、大きな白いパネルが出てくるとマットの上に座って始まるのを待っていました。
いざお話が始まると、一緒に歌いながら進めていき、大きなちょうちょうが出てきたときは、「わー!」と歓声が上がりました。
パネルシアターの後は、体を動かすことと、指先を使うことが同時にできる新聞紙遊びをすることにしました。
いつもお家で見ている新聞紙をビリッと破くのを見て、少しびっくりしている様子の子どもたちでしたが、「今日の新聞はビリビリしていいんだよ」と伝え1枚ずつ渡していくと、上手に大きな新聞紙をビリビリと破き始めました。
破くことが楽しくて、「もっとちょうだい!」と保育士に伝えてくる子が何人もいました。
このまま終わってはもったいないので、遊びの展開のヒントとして、床に落ちているものを集めて上から降らせてみると、子どもたちは大喜び!
自分でもやってみようと、手にいっぱいの新聞紙を持って投げてみたり、「もう1回」と保育士に頼んだり、大きな新聞紙を丸めてボールのように投げたりと、いろんな子どもの反応が見られました。
一方では、新聞紙を洋服のようにしたり、お面のようにしている保育士に「どうやってやるの??」と作り方を聞いてくる子もいて驚きました。
少し前だったら「やって!」という反応が多かったと思うのですが、自分でやってみようとする姿がたくさん見られ、成長を感じました。
保育室で沢山体を動かしましたが、まだまだ足りない様子のふじ3組。
そこで、廊下に出て体を動かすことにしました。
しかし、巧技台もマットもありません。
なにもないなら・・・と、体育の秋を意識して、かけっこをすることにしました。
初めはただ勢いよく走っていたのですが、「よーいどんしてみる?」と子どもたちに話し、
「位置について」できをつけをし、「よーい」で片足を引いて、「どん」でスタートをすることを一緒にやって見せると、真似をして子どもたちもやっていました。
何回かやると、保育士がやらなくても自分だけで「よーいどん」のポーズをして走っていていました。
パネルシアターに新聞紙遊び、かけっこと、盛りだくさんな一日。
雨の日は気分も落ちてしまったり、イライラしてしまったりしてしまいがちですが、子どもと一緒に楽しいことを考えていきたいなと思います。(E.Y)


◆体を動かす、心を動かす。(きく)

今日は朝から雨模様。天気が続いていたので久しぶりの室内遊びでした。
朝の会で今日は何して遊ぼうか?と子どもたちと考えました。粘土遊び、シール貼り、お絵描き、電車・・・なんだかわくわくしてきいている様子です。どんな天気や環境の中でも楽しみを抱くことのできる子どもたちは本当にすごいなぁと感心します。
さて、お部屋ではそれぞれ好きな遊びをしています。朝の会でシール貼りをしたい人?の質問に大きくうなずいていた〇ちゃんは、すぐさま保育士の所に来ると、シールの方を指さしてやりたい気持ちを伝えてくれました。自分で遊びを決めて発信する意欲が素晴らしいです。
おままごとやブロック、電車など、それぞれに好きな遊びを楽しんでいました。
子どもたちが落ち着いてきた頃、きく・たんぽぽ組を開放して遊びました。最初はきく組での遊びに夢中になっていましたが、徐々にたんぽぽへ行く子どもが増えていきました。
たんぽぽ組へ行く途中の廊下で、走り出す子ども。長い廊下で行ったり来たりすることが面白くなったようです。いつも(移動の時)は歩いて行くことを意識して伝えていますが、今日は特別。よーいどん!で思いっきりかけっこ。体にたまったエネルギーを発散しています。そんな特別感で嬉しさも倍増したのか、笑顔が弾けていました。
そんな中たんぽぽ組から楽器の音が聴こえてくると、かけっこをしていた子どもたちが一気に大移動。わくわくするものをどんどん見つけていく子どもたちの姿には一体感がありました。
お部屋に入るとタンバリンやスズ、トライアングルを持ち、演奏会の始まりです。保育士が弾くピアノに合わせて音を鳴らしています。音楽に合わせて音を鳴らすということを伝えたわけではないのですが、音楽を聞くと自然にリズムよく音を鳴らすことが出来ていて驚きました。
やはり「かえるの歌」は大人気で、何度も歌いながら演奏を楽しみました。
体を動かす遊びと心を動かす遊び。今日はバランスよくどちらも全力で楽しむ姿がありました。
(N.M)


◆遊びの中からわかっていくこと(たんぽぽ)

幼児クラスになると給食やおやつはセミバイキングとなり、給食当番に「いっぱい」「ちょっと」と自己申告をして給食をもらうようになります。
その練習としてたんぽぽ組でも先週から朝と午後のおやつの時に「いっぱいにする?」「ちょっとにする?」と聞きながら『いっぱいとちょっとの違いを知って伝えること』を経験しています。
わかっている子ども、わかってきた子ども、言葉と思い(行動)が繋がっていない子ども、様々な発達段階がありますので、こちらも一人ひとり見極めながら伝えています。たとえば、わかりやすいようにお皿に『いっぱいの見本』と『ちょっとの見本』を用意して「こっちはいっぱい、こっちはちょっとだよ、どっちがいいかな?」と視覚でもわかるように伝えています。
とはいってもまだまだ勢いで「いっぱい」という子どもももいます。これは経験をしていき、身を持って「これがいっぱいなのか、食べられなかったな」と何度も繰り返すことで覚えていくことなので間違えても大丈夫です。何度も伝え、何度も気付く。この繰り返しを大切にしています。この経験をより身近な物にするためにはやはり遊びの中に取り入れていくことが近道なのだと思います。
今日は朝の会で、子どもたちに親しみのある玩具の「きらきらビーズ」を透明な入れ物に入れて確認してみました。「こっちはいっぱい?」「こっちはちょっと?」。するとその後の室内遊びでもビーズやプチプチ、紐通しをやりたいという子どもたちが多くいました。入れ物に移し「見て。こっちがいっぱいでこっちはちょっとだよね」と意識しながら遊んでいる子どもたちの姿もありました。
さらに「緑だけここに入れてみて」と新たに『色』への概念も意識する言葉をかけるとスイスイやって緑だけでなく、「ピンクはこっちにしてみたよ」と〇ちゃん。ヒントを出すとそこからさらに発展しようという姿も見られるようになっていて驚かされます。
また、何人か数字に興味が出てきた子どももいます。あおむしの曜日確認にさらに果物の数とその数を●で表したものを追加してみました。小さな指を曲げたり伸ばしたりして一生懸命「いち、にい、さん、よん、これ!きょうはいちごをよーっつたべましたーだー」と表現してくれる子どもたち。果物の色と同じ色で数字を描いたことに気付いた△くんはその後の遊びでも色を意識していました。このように子どもたちの好きなもの、興味のあることからつなげていけたらいいなと感じています。
おうちでもトイレに座れたらカレンダーにシールを貼ってみたり、虫を捕まえてビンの中に入れて観察したり、一緒に顔を描く練習をしてみたりと、おうちの方と一緒に遊びの中から意識できるような関わりをしているというお話を聞かせていただきます。
私たちも子どもたちと一緒に楽しみながら無理なく一人ひとりのペースを大切に関わっていけたらいいなと感じます。(kh)


◆新しい技(倒立)に挑戦してみました(うみグループ)

今日は大きく身体を動かせるようにマットを提供し、一緒にでんぐり返ししよーと声かけてみました。でんぐり返しの練習をする子ども達、側転を練習する子どもたち、ゴロゴロして楽しむ子どもたち。それぞれに楽しんでいます。
〇くんは「でんぐり返しして最後にポーズするんだよ」とみんなに教えてくれました。
〇〇レンジャーのポーズや、モデルさんのポーズをしてパチリ。すてきな写真も撮れました。
お姉さんが壁を使って倒立をしていると、もも組さんやゆり組さんもまねをして倒立を練習しています。自分の力だけで挑戦しているとても頼もしい姿が見られました。
周りのお友達と協力して何かに取り組める事も、一人で挑戦できる事もすばらしいなと思わさせて頂きました。
工作ではトイレットペーパーの芯で双眼鏡を作りました。折り紙をちぎってモザイクアートのように思い思いに貼り付け、お気に入りの双眼鏡が出来あがりました。△くんは「僕3つ使って蝶々みたいなメガネできたよ」ととてもご機嫌です。□ちゃん「メガネがお鼻に当たっちゃうよー」とアドバイスをします。保育者が「メガネとメガネの間を広げようか」というと、□ちゃんは「うん。目に当たると痛いもんね」といろいろな工夫を加えて完成しました。
英語教室では講師が3匹の子ブタの絵本を読み聞かせをしてくれました。。オオカミの「ねえ、子ブタちゃんたちお部屋の中に入れて」というセリフを講師の発音を真似て、歌を歌うように発音していています。こどもたちの楽しそうに英語を聞いている姿がとてもかわいらしいです。
室内で生み出される遊びや挑戦したいことを沢山応援し、丁寧に関わらせていただきたいと思いました。
(K.S)


◆自信の芽 (にじ)

今日は残念ながらの雨模様。でも、お部屋の中での遊びも楽しんでいました。
ちびブロックのコーナーでは、最近大作を作るのに一生懸命な〇くんが今日も朝から、宇宙船とみられる大ものをつくりあげていました。完成すると大切そうに持ち歩き、「写真撮って~」と記念に一枚パシャリと素敵なスマイルとともに撮らせてもらいました。
その横では△ちゃんと◇くんの二人組が自分の身長くらいまでブロックを積み上げ「先生みて~」となんとも得意顔。でも、次の瞬間、バタンと倒れてこわれてしまいました。でも◇くんは、「もう一回作れば大丈夫!」とさっきより得意そうに作り始めました。”こわれたって大丈夫” ”何回だってつくれる” と頼もしいです。
お部屋でなわとびもしました。昨日までは、跳べなかった児が4回も跳べたり。10回しか跳べなかった児が20回跳べたり。子どもたちのめまぐるしい成長には本当に驚きです。跳べるようになることで、自信につながり、またそれを見てもらいたい、そして認めてもらうことでまた自信になると思います。
子どもたちの自信の芽がぐんぐんおおきくなるよう、こちらも一瞬いっしゅんを見逃さずに過ごしていきたいです。
e*y


◆遊びの発想 (そらグループ)

今日はあいにくの雨模様で、子どもたちは室内で遊びました。
いつもの、ロフトやブロックなどの他に縄跳びやパズルをしていました。
縄跳びでは、上手に飛べない子も一生懸命頑張っていました。1回2回と続けて飛べなかったのが何度も飛びなおしているうち、飛べるようになっていました。
それがうれしくてまた今度は3回4回と飛べるまで何度も挑戦しています。
そんな中で、1回も飛べない子が側で一緒に頑張っていると「こうやった時に飛ぶんだよ」とその子に教えてあげていました。飛べた時の喜びを味わったからこその思いやりだなと微笑ましく思いました。
そして、いつも何気なくある磁石の壁では、平面ピタゴラスイッチ?を楽しんでいるひまわり組の男の子がいました。
いろいろな形の磁石をさまざまに並べて、オセロの駒を上から落とし、自分の決めたコースを落ちていくかやっていました。自分の決めたコースではないところにいってしまった時は、どうしたらここを通るかなと考えて修正し、また上から落とす。
自分のコースを通っていくまで何度も直して挑戦していました。コース通りに落ちていったときには思わず拍手がおこりました。
こんな遊び方もあったんだと、子どもたちの発想力には驚きです。
いつもある物でも、その時々いろいろな発想で遊び方を考え楽しんでいる子どもたちの魅力に触れ、嬉しい日でした。 H・T


Posted in 園のこだわり