◆9月16日(水)の子どもたち
2015年09月17日 木曜日
◆砂場に新しいお友だち(砂)がきました。(つぼみ)

今日は園庭に出てあそびました。日差しもそれほど強くなく過ごしやすい気候でした。
園庭に出ると砂場のお砂が山盛りになっていました。昨日、業者の方が一生懸命重たい砂を育子園の子ども達のために丁寧に運んでくれていました。
たくさんの砂が子ども達があそびに来るのを待ってくれているようでした。
つぼみ組たちは園庭に出ると大好きなすべり台へと一目散にあそびに行きました。もうすべり台の階段にも慣れた子が多く上手に階段を昇りすべってあそんでいました。
今日のつぼみ組は園庭に一番乗りだったので、まだ誰もあそんでいない新しい砂場で一番にあそべたらと考えました。子ども達に声をかけ興味をもってくれたらと思ったのですが、なかなか気付いてくれないので砂場に小山を作り子ども達に見えるようにしてから一人二人と子ども達を砂場の方に呼び、砂に触ってもらいました。保育者も一緒に砂を触ることで子ども達も砂の感触が楽しくなってきたようで積極的に触り始め段々と楽しくなってきたようで〇ちゃんからは笑顔が出始め砂を握って持ち上げたり砂をつまんでみたりしてあそんでいました。
これからもたくさんお砂場でいろいろなあそびを楽しみたいと思いました。Y.N


◆夢中で(ふじ1)

砂場の砂がきれいになり、早速砂場に向かう子どもたち。
時間の経過と共に、人数も増え、最初から座って遊んでいる子どももじっくり遊んでいました。自分の場所で玩具を持って安心しているのがとてもよく伝わってきました。
今日は、時間で玩具を片付けて様子を見てみましたが、集中して遊ぶことができ満足したからなのか、その後はそれぞれに遊びを見つけてたっぷり遊びました。
幼児組のプールの周りを走り回ってかくれんぼしてみたり、すべり台を滑ろうと必死に階段を上って体を押し付けてみたりと力強さも見られました。
時間になると自分たちから部屋のところまで来て自分で靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、という一連の流れを声をかけられずに行うその子どもの姿を見ながら、ちゃんと分かっているなと思いました。
もちろん、できる時とそうでない時とがあるので、一度できたからこの先ずっとできるということではなく、次はできないこともあるでしょう。日々子どもたちは色んな変化を見せてくれます。どんな姿であっても、大事な成長の一つとして捉え、「なんで?」と大人が思わずに受け止めていきたいなと思います。(M・T)

◆砂場遊びに夢中 言葉も発しながら(ふじ2)
今日は園庭で遊びました。昨日園庭の砂の中身を入れ替えたため、砂場の砂がたくさん入っていました。園庭へ出てその上をまず歩いてみました。ズルっと時々すべりながらも、みんな興味を持って砂の上を歩きました。砂の感触を砂を踏んで味わってみました。久しぶりに砂場用具を出してみました。みんな用具が入っている入れ物のそばにすぐに寄ってきて、用具を出してあそび始めました。シャベルとコップを片手ずつもち、砂をコップに入れ始めました。
◎ちゃんは、いろいろな形の容器を見つけては砂を入れていました。形の名前を、ぞうさん、キラキラなどと言いながら入れていたり、沢山のシャベルを大事に抱えていたり。△ちゃんは、シャベルの色を「黄色がいい」などと、好きな色を選んで使っていました。小さい入れ物にも一生懸命入れていて、みんな夢中になって遊んでいました。かなりの時間遊んで、その後は散らばり、みんなそれぞれに他であそび始めました。木小屋の辺りでは、ベンチに座って、小さい石などを持ってきたり、テーブルの上に置いて、「ごはん持ってきた~」などと、会話をしたり。砂場でもそうですが、言葉を発しながら、石をごはんと言って見立てて遊ぶようになったり、成長を感じました。(T.Y)


◆勇気をだして(ふじ3)

今日もさわやかなお天気になりました。ということで地下鉄までお散歩に行くことに。
みんな「わーい」と総立ちで喜んでいる中、座ってうつむいている〇くん。
顔を覆い電車に背を向けている〇くんは「でんしゃかぁ」と乗り気ではない様子でした。
感情を素直に表しているかわいらしい〇くんの姿が見られました。
準備をしていくといつもの姿になったので安心しお散歩に向かっていきました。
今日は看護生の実習生もいたので散歩カー1台で歩いていきました。
先頭を△くんと手を繋いでいる◇ちゃん、☆くんで歩いていきました。
門を出ると△くんが「電車見に行きまーす。電車はこっちで~す」と案内するように歩いていきました。行先も場所も分かっていてそれを言葉にしていく姿に成長したなぁと感じました。
地下鉄車庫に到着し電車を待っていると、、、
ガタンゴトン、、、ガタンゴトン、、、と聞こえてきました。
やはり顔を覆う〇くんでしたが、電車がいってしまうとバイバイと手をふります。
3台目になると少し慣れて目を覆う時間も少なくなっていまいた。
帰りは歩いて帰った〇くんの顔は笑顔になっていました。
地下鉄車庫に何度も行っているので分かっている〇くん。朝からの心の変化を見ながらその瞬間の気持ちを大切に受け止めていき、〇くんに寄り添えていけたらと思います。
今後の〇くんの変化も見守っていきたいです。
行き帰りでみんな交代で全員が歩いていきました。
園庭では新しくなった砂場の砂の感触を確かめるように裸足になり楽しんでいました。
普段裸足が苦手で靴を履いていた△くんと☆くんもお友だちが裸足になり気持ちそうに遊んでいる姿を見て自分から脱いで砂場へ。
友だち同士の影響の大きさを感じながら△くん、☆くんの苦手なものにもチャレンジしようとする勇気もすごいなと感じました。
「お砂どう?」と聞くと「きもちいいよ」と足をもぞもぞ感触を確かめるように動かしながら答えてくれました。
お友だちの姿を見て勇気をもらい、自分の勇気を振り絞って乗り越えていき楽しいことを増やしていく、そんな△くんと☆くんから「勇気」をもらいました。
t・S


◆園庭へ行きました(きく)

朝から元気いっぱいの子どもたち。さっそく園庭へ行きました。〇君は、ふじ組の子どもたちが散歩に出るところに遭遇し、「どこいくの?」と質問。「バイバーイ」「またね~」と可愛いお見送りをしてくれました。以前、散歩に行く時に見送ってもらい嬉しかったことが印象に残っていたのでしょうね。門を出るまで手を振っていました。
築山では保育士の「あぁ~登れない~たすけて~」の声に素早く反応した◎君、◇君、▽君。レスキュー隊になりきり保育士の手をひっぱて「がんばって~」と応援しながら上へひっぱり上げてくれました。頂上に着いたときは満面の笑顔で溢れていました。
昨日砂場の砂が新しくなりました。朝の会でその話をすると、楽しみでウキウキしていた□君と△ちゃんの姿がありました。園庭に行くと一目散で、砂場へ向かう□君と△ちゃん。山を作ったり、手で触って感触を楽しんでいました。そして手だけでは満足できなかったのか、裸足になりサワサワ。「きもちいいね」とニコニコでした。
☆君は砂場で出会ったつぼみ組のお友だちが気になったようで、じーっとそばに寄り添っていました。つぼみ組のお友だちが落ちていた石に興味を示すと自分の側に落ちていた石をそっとさし出して渡してくれました。「☆君より小さいね。かわいいね」と声を掛けてみると「うん」と頭をなでなで。素敵な光景です。
体だけではなく心も日々成長している子どもたちです。
(K☆H)


◆「できなかった・・・」(たんぽぽ)

今たんぽぽ組では、園庭でウォールクライミングに挑戦する子が増えてきています。園庭へ出るとすぐさま登って「おーい!せんせい!」と笑顔で手をふってくれた〇ちゃん。〇ちゃんに続いて「△くんも・・・!」。足をひとつずつかけて登っていきます。一歩目は簡単に足をかけられ、どうしても二歩目が・・・出ず・・・「できなかった・・・。」と呟く△くん。〇ちゃんが綱をすいすいっと登っていく姿をみてまた△くんが「あれ!やりたい!」楽しそうに渡る〇ちゃんから刺激をうけてもう一度チャレンジ。だけど、中々思うようにいかず苦戦。
毎年、二歳児クラスの子が登れなくて葛藤する瞬間を見てきましたが、今年ももうそんな時期になってきました。
〇ちゃんが降りてくると、△くんに次どこに手を置くか足を置くか教えてあげていました。どうしても登りたい△くん・・・何度も何度もチャレンジしますがもう少しかかりそうです。園庭へ出たらいっぱい練習して、登れる日が来るのが待ち遠しいです。何度も挑戦したけれど登れずに「できなかった・・・」と他の遊びへ移っていきました。
すると、また他の遊びが終わると、ウォールクライミングに立ち寄ってまたチャレンジ。いつかは登れるようになりますが、どうして登れないんだろう?どこに足をかけたらいいんだろう?悔しい、登りたい!△くんには、きっと色々な思いがあるはずです。
すぐに登れることが良いことではなく、もちろんすぐに登れたらすごいことですが、発達や体の作りが一人ひとり違いますし、すぐに登れた子はもしかしたらいっぱい練習していたかもしれない。登れない過程も楽しみ、味わいながら色々な経験をしていつかは、登ることができて登った子にしかわからない、楽しさを味わってほしいなと改めて思いました。
わたしたちもそばでそんな瞬間を見守っていけたらと感じました。
(Y.E)

◆ウルトラマンショー (うみグループ)

先日行われた9月の誕生会で、OHPを使った物語をスクリーンで見ました。
そこで、自分の影を映しながらショーや光と影遊びをしたのを覚えていた子ども達は、「劇やりたい!」と言いだし、台本作りを先週から進め始めました。
以前は台本はなく、子ども達がその場で考えながら進めていく物で、大人から見ると戦いごっこと変わらないような物だったのでした。
そこで「台本とか、お面とか作ったらお客さんにも見て楽しんでもらえないかな?」と提案してみると、「いいね!なんか映画みたいにする?」「じゃあ、オレはウルトラマンエックスね」「じゃあ、オレはゼウス」と次々にウルトラマンヒーローの名前が上がり、怪獣役もやりたい児が沢山いてすぐに役が決まりました。
練習や小道具は作り始めていないのに、台本が出来たところで「はたくやりたい!」と言う子ども達。
今日はウルトラの父からのメッセージとチケットを作りました。
劇には参加しないと言っていた〇くんでしたが、台本作りからみんなにアドバイスをしてくれていました。
メッセージを作ると、「旗みたいに棒を付けて走ったらいいんじゃない?」と提案してくれたので「じゃあ、〇くんやってくれる?」と聞くと「え?いいけど?」と少し嬉しそうな恥ずかしそうな表情でした。
自分の役割が決まると、「左から出てこようか?あ!右か!」と出来上がったメッセージの旗を広げて張り切る〇くん。
劇はやりたくないと言っていましたが、舞台に上がる子どもだけでなく、すごく興味があり近づいてくる子ども達も様々な形で参加しながら、みんなで協力して作り上げるショーは素敵な物になりそうだなと今から楽しみです。(B・K)

◆それぞれの色(にじグループ)

昨日の帰りの会で、園庭でおしろいばなで色水を作った子の発表がありました。それを見ていた〇くん。今朝の集まりで、今日はボクが作りたいですと発表。それを聞いた他の子たちも、朝の会が終わった後、ボクもワタシも色水やりたいと張り切っています。
10時半までは、お部屋で過ごしました。広いスペースには、マットと鉄棒を用意しました。マットをホールから3階まで運ぶのもみんなでやりました。わっしょいわっしょい!と声を合わせて、力も合わせて、長い階段を登ります。「つかれた~」の声が聞こえると、「大丈夫!私たちならできるよ。」と、年長の△ちゃんが頼もしく言ってくれます。
でんぐりがえしが人気。ぐるっと回ったあとは、ポーズをキメるともっと素敵よと言うと、まわったあとにピッと手を伸ばしたり、ピースをしたりしてポーズをキメる姿がステキです。
10時半になり、園庭に行って色水作ろう!と張り切る数人。園庭に出ると、まずはビニール袋を持って園庭を歩き回り、、お花を探します。「あっ、これがおしろいばなだ!」と昨日は覚えられなかったお花の名前も、覚えてきました。「これ、しそって言うんだけど、これも入れてみたらどうかな?」と紫色のしそも提供してみました。築山のほうにも、おしろいばなを発見した子について、そっちへ移動。他にもいろんな花を見つけました。青紫の花、白い花、「これも入れてみたらどうかな?」と袋に入れてみます。「こんなにいろんな色の花を入れたら、虹色になるかもしれないね~」とワクワクしながら言う子がいます。
「よし、そろそろお水、入れてみようか」と水道へ行き、袋に水を入れてみました。初めは、みんな遠慮がちにもみもみして、「色、でないね・・」。でも、やっているうちに、コツを掴んてくると、巧みな手つきで、揉めるようになりました。年長の◎くんは、料理人のようにいい手つき。褒めると、さらにノッてきて、上手くできない子の分を助けてあげます。
だんだん色が出てきました。「ピンク色になったよ!」「濃い色になってきた!」と大興奮。朝の集まりで、やりたいと宣言した〇くんは、薄いピンクに染まった水を見て、「プールの魔法の水みたい」と言います。初めは「??」でしたが、「先生がお薬入れてね・・・」と話を聞いているうちに、塩素の濃度を測る薬のことだとわかりました。言われてみれば確かにその色とおんなじ!子どものアンテナは、様々な場面で、ピーンと反応しています。
それぞれちょっとずつ違う色に染まった色水。ペットボトルに入れると、それぞれ見比べては、「ワインみたい。」「ソーダみたい。」とその違いを楽しんでいます。一人だけ、青紫になった◇くんの色水を見て、なんで◇くんは青なのかな~と疑問。。「お花がちょっとだと青くなるのかな?」と、自分なりの考えを話し合っていました。
その様子を見ていたももぐみの男の子たちも「今度は、ボクもやる。」と興味を見せていました。
(T.M)


◆育てる、見つける、作ってみる。(そらグループ)

きゅうりとスイカの種を育て始めるようになってから、色々な種を探すようになった子どもたち。
園庭で探す子、家で食べた果物の種を持ってくる子もいます。
はじめはスイカときゅうりだけだったミニプランターも、今では梨に巨峰、りんごにグレープフルーツ、そしてどんぐりとたくさんの種類になりました。
園で共有した出来事がおうちに帰っても繋がっているというのは本当に嬉しいです。
園庭の植物の種を探していた◯くんが、にじグループの子たちがおしろい花の花びらで色水づくりをしているところに遭遇しました。種を探したい一心で植物を見ていた◯くんにとっては、花びらで面白い発見ができるということにとても驚いたようで、お部屋に戻ってくるなり目をまんまるくして保育者に話してくれました。
◯くんがお部屋に持ってきてくれた色水を、他の子どもたちも見える場所に飾っておきました。◯くんが見つけましたと書いて添えておくと、◯くんのところへ「あれ、どこにあったの?」「なんの花なの?」と聞きに行く子もいました。子どもたち同士が繋がるきっかけづくりの大切さを感じます。
ここまでが昨日の出来事。今日の朝の集まりで色水の話をすると、◯くんが見つけてきたのは紫とうすいピンクの色の花だったから、黄色い花を見つけてやってみたら黄色くなるんじゃない?と発言してくれた子がいたのです。
「それはいいねー!」と話していると、「実は、◯くんが見つけた花よりももっと濃い色が出る花を知ってるんだよねー。」という子も出てきました。もったいぶる感じもわくわく感が増していい感じです。
園庭に行くまでの時間も楽しみになりました。
そんな園庭に行くまでの時間には、またまた昨日のつづきをしました。
『どんぐりコマ』作りです。
どんぐりコマを作るテーブルと、ポスカで色付けするテーブルを用意し提供していきました。
作り方は子どもたちに伝えましたが、後から「やりたーい」とやってくる子も多く、私一人では対応が追いつかなくなるのですがあまり心配はしていませんでした。
なぜなら、ひまわり組さんがいるからです。「せんせー、ここはどうやるの?次はー?」と聞いてくるもも組さんに「△くんに聞いてごらん。きっと教えてくれるよ。」と仲介役をすると、ハイハイ任せてね・・と言わんばかりにひまわり組さんがやってきて教えてくれるのです。
またその教え方の上手いこと。やってあげてしまうのはとても簡単ですが、そうではなくまずは自分のどんぐりでやって見せ、やらせて見せてできないところだけもう一度丁寧に伝えながらいいタイミングで手を貸す。というなんともハイレベルな関わりをしているのです。
一緒に生活するようになってから半年以上が経ち、子どもたちの関係性がより相手を理解した上で行われているものだというのを感じる毎日です。
人との関わりの合いの中で生まれる『自分らしさ』という個性をしっかりと自覚してきているのだなと成長を感じます。そんな子どもたちの成長を見守り、そして保護者の皆様に伝えていくという大切な使命のあるこの仕事に誇りをもって毎日を過ごしていきたいなと思います。(I.E)


Posted in 園のこだわり