◆9月10日(木)の子どもたち
2015年09月11日 金曜日
◆様々な場所で(つぼみ)
今日で四日連続の雨ですが、朝つぼみ組のお部屋に来る子ども達の元気にあそんでいる姿が見られました。元気なつぼみ組達がたくさんあそべるように、いくつかのグループに分かれてあそぶことにしました。最初は2つのグループになり、ふじ1組に行くグループと玄関ロビーに行くグループに分かれさっそく出発しました。
ふじ1組に行ったグループはふじ1組の保育室であそんだ後、ふじ1組を追いかけて廊下にあそびに行きました。コンビカーで元気よくあそんでいたので、そこからさらに玄関ロビーのお魚さんを見に行くグループとふじ2組の保育室にあそびに行くグループに別れました。〇くんは空いてるコンビカーに乗ることが出来とても楽しく運転していたのでそのまま廊下であそびました。
△くんと☆ちゃんはふじ2組にあそびに行き赤ちゃんのお人形さんやままごとコーナーでたくさんあそんできました。☆ちゃんは鏡のおもちゃに夢中になって自分の顔を映してあそんでいました。
最初に玄関ロビーにあそびに行ったグループの子ども達も階段を登ってたんぽぽ組(2歳児クラス)まであそびに行くという大冒険をしていました。たんぽぽ組も幼児組にあそびに行き、クラスに残った子ども達が静かにひまわりの種を取っている所へお邪魔しました。◇ちゃんも▽くんも◎ちゃんも楽しくあそんできました。
雨も4日目、どうしたら子ども達が楽しくあそべるかと保育者同士が様々なアイデアを考え様々な場所にあそびにいきました。子ども達も楽しめてとても良かったです。Y.N


◆遊びの天才(ふじ1)

今日も園庭に出られず、保育室の中で子どもたちはパワーを持て余している様子です。
そこで廊下に出て遊ぶ事にしました。
廊下ではヨ~イドン!のかけ声をかけると、「きゃ~」と声を上げ保育士めがけて走り出す子どもたち。何往復もかけっこを楽しみました。最初は保育士を追いかけていた子どもたちですが、中には子ども同士の追いかけっこへと発展している子たちもいるなど、広がりを見せていました。
4月当初はまだ歩けない子や、ヨチヨチ歩きだった子もいたふじ1組ですが、こんな風に思い切り走れるようになるなんてすごいです。成長の素晴らしさを感じました。
コンビカーを出してみましたが、そこでも色々な姿が見られました。
まだ上手く乗りこなせない子どもたちは、『アレ?』といった表情を見せ、思うように動かせないと、そのコンビカーから降りて別の車に乗り換えます。スピードが出ないのはコンビカーの性能の問題ではない為、乗り換えても当然同じ結果になり、『おかしいな~』といった顔でまた別のコンビカーを探し、次々と乗り換えていました。
しばらくすると乗りこなせるようになった子もいれば、横向きや後ろ向きに座るなど乗り方を変えてみる子、押した方が早いと気づいたのか、コンビカーから降りて押し始める子、お友だちを押してあげる子、コンビカーのふたを開け閉めする子と、徐々に変化していきます。中には2台のコンビカーを器用に押している〇くんの姿も・・・
子どもたちなりに考え工夫しているのが分かり面白かったです。
何もない状態でも子どもたちは笑って走り声を上げていました。時々子ども同士抱き合ったり、寝転がったりと楽しんでいます。
コンビカーを出せば、それを工夫して楽しんでおり、子どもは本当に遊びの天才だなと思いました。
子どもの姿から玩具や遊びを提供したり、時には何もない空間で子どもから生み出されるものを大切にするなど、その時々に合わせて必要な関わりを考え、子どもが夢中で遊び込める環境を大事にしていきたいと改めて感じました。
O・Y


◆先生のおねがい(ふじ2)

「先生のお願い聞いてくれる? 先生の大事な箱に、ペタペタきれいに貼って可愛くして欲しいの お願い」そう口説いてみました。
すぐに「いいよー」と快諾してくれました。
机一面に、ビニールテープを貼って仕込んでおいた事を知らない子ども達は、???って顔でひとまず着席。
すぐにカリカりはがし始める子もいましたが、なかなかうまくいきません。
指先でカリカリする作業は、つまむとか押すようなことよりちょっと難しいのです。
ビニールテープの角からカリカリすることを教えると、何とか出来る子が出てきました。
上手く出来ない子は、一緒にやってみました。
はがしたときの爽快感。やみつきです。
「ここにおねがい」と真ん中に置いた箱に、はがしたビニールテープを貼っていきます。
テープどうしがくっついちゃうと、慎重にはがしてペタンとつけたり、クチャクチャの状態でつけたり、普段と違う一面が見れたりもしました。
仕込んでおいたビニールテープがひと段落し、皆んなにお礼を行った後、次はシールを出しました。
丸いシールは取りやすいです。
この紙にどうぞと赤い紙を渡すと、あっとゆう間に可愛い水玉模様ができました。
根気よくたくさん貼りました。
今日はお休みの子が多かったので、給食は机を2台くっつけて、、皆の顔が見えるように座りました。
デザートは、梨です。
りんごでしょうか、なしでしょうか・・・クイズを出して、いただきまーーす。
「なしー」と正解が聞こえてきました。 (N・S)


◆おおきくなったかな? (ふじ3)

今日も雨。雨続きですが子どもたちは雨も楽しんでいる姿が伝わります。
今日は月に1回のみんなおおきくなったかな?身体測定を行いました。
おやつの後オムツをかえて測定へ。身長を測りその後体重を測ります。「おおきくなったね」と看護師に言われて嬉しそうに笑う△くん。準備ができた子から測定していきました。
そんな中〇くんはオムツを替えたらズボンを履いてお部屋に入っていきました。
「〇くんも大きくなったかなしよう?」と声を掛けて誘うと来ました。しかし洋服を全部脱ぐと「なんか違う?」と思ったのかまた洋服を着ようとする〇くん。「見て、お友だちもしているよ」と見せるとじっと見てましたが、自分の番になると涙を流し嫌がる〇くん。
どうしよう。そんなに嫌なのかな?と思い抱っこをして〇くんと話しをしました。やっぱりヤダと言う〇くん。今日はそんな気分ではなくよほど嫌だったのでしょう。それを見た看護師が「無理にしなくても大丈夫よ。また他のクラスのもやるからその時にやればいいよ」と言ってくれました。受け止めてもらえた〇くんは安心したように洋服を着て遊びにいきました。
なんとかさせようとしてしまい、なかなか受け止めてあげられなかった私ですが、看護師の一言で〇くんは受け止めてもらった嬉しさと安心を感じたことで、私も〇くんの安心した顔を見て無理にさせようとした自分を反省でき、私たち2人を救ってくれた言葉でした。
受け止めてもらうって大事だと改めて感じました。
お部屋では広告に興味を持ち、保育者が持ってきた広告、新聞をみていました。
◇くんは「花火よ」と花火の広告を見つけ「きれいねぇ」と見入っていました。広告を見て「きれい」と感じた◇くん。すてきだなと◇くんの姿を見て感じました。
「びりびりしていい?」と◇ちゃん。びりびり破るのに発展し新聞紙・広告でそれぞれの遊びが広がっていきました。
後半は廊下にいって遊びました。いつもはすべり台など設定している廊下ですが今日はなにもありません。広い廊下を「上から下から大風こい!こい、こい、こい、びゅ~ん♪」と風のように走りました。
「わ~い」「きゃ~~~」と走るみんなの笑顔は輝いていました。
給食の前には大好きなエプロンシアターを見たり、今日も室内での遊びを満喫しました。
t*s


◆ねんどしたい!(きく)

今日の朝の会では「ぐりとぐら」の大型絵本を読みました。じっくり話の内容を聞く子、絵を見て感じたことを話す子、隣の友だちとの話しに夢中になる子。それぞれいろんな気持ちで参加していました。
ぐりとぐらを読むよと伝えたときに、この本が大好きな〇くんは、なぜか急いで絵本コーナーに向かっていました。そして「ぐりとぐら」の本を持って戻ってくると、前で話をする保育者の隣に椅子を置き座り始めます。お話しが始まると〇くんはみんなに読み聞かせるかのようにして一枚一枚ページをめくっていました。そんな姿を見た△くんも違う絵本を持って来て、保育者含めた3人の読み聞かせが始まりました。
一つの読み聞かせでも、一人ひとり感じ方が違って参加の仕方もそれぞれなのだなと思いました。
その後はお部屋で過ごしました。「ねんどしたい」と言うリクエストがあったので小麦粉粘土を出しました。今日は赤い食紅を混ぜてピンク色の粘土です。
コネコネペタペタパンパン…みんな最初は感触を味わっています。しばらくこねたりちぎったりして楽しむ子ども。ヘビ、カメ、からあげ、指輪、アンパンマンなど想像を膨らませて作っている子ども、手のひらに粘土をくっつけて「おさるさん」と言っている子どももいます。
最初に粘土をやりたいと言った△ちゃんと◇ちゃんは、初めから終わりの時間までずっと粘土遊びをしていました。「トンネルつくってー」「いいよ」という会話をすると、△ちゃんが慣れた手つきでトンネルを作り、◇ちゃんが作ったヘビがそこをくぐるという遊びをしていました。「ちょっと(粘土)かーしーて」「いいよ」「ありがとう」と和気あいあいです。自然と笑みもこぼれます。好きなことをとことん友だちと共有していくことは、心から楽しいことだということがひしひしと伝わってきました。
シール貼り遊びも大人気です。今日はキノコ型の紙に丸シールをペタペタ。シールの貼り方にもそれぞれの個性がはっきり表れていて面白いです。モビールのようにして保育室に飾ってあるのでぜひご覧ください。個性的なキノコたちが風に揺れて可愛らしいです。
雨の日の室内遊び。子どもたちの興味に合わせて遊びを提供したり、子どもたちから発信するものをキャッチして、夢中になって遊び込めるものを準備していきたいと思います。
(N.M)

◆ひまわり(たんぽぽ)

ずーっと雨ですね。恵みの雨と言えども子どもたちは動きたい、走りたい気持ちをなかなか発散できずにいます。
先日の部屋遊びで動物フィギュアを重ねて遊んでいる〇ちゃんの姿があり、お母さんにその姿をお話すると「図書館でぞうくんのさんぽの絵本を読んだ影響かも」と教えて頂いたので、今日の朝の会では去年から親しみのある「ぞうくんのさんぽ」の大型絵本を読みました。ぞうくんは出逢う動物たちに「散歩に行こう」と誘い「だったらぞうくんの背中に乗せてよ」と、どんどんぞうくんの上に動物たちが重なって散歩に行くというお話です。
最近読み聞かせをしている絵本より文字数は少ないのでいつもよりゆっくり読んでみました。子どもたちはもうすでに内容を知っているはずですが、聞いている時の顔は「次はどうなる?」と期待を込めた表情。「おもしろいねー」と隣の友だちと話している姿もありました。
何度も読んでいる絵本でもそのたびにいつも子どもたちのなかには新鮮なものとして入っていくようです。
登場人物のぞう、かば、わに、かめの鳴き声を確認して、またカスタネットでお名前を呼んでみました。(ちなみに、ぱおーん、がおー、うりうりうりうりおーいぇー、かめかめかめかめおーいぇーになりました)
絵本の内容から遊びに発展する・・・そんな連続性も見られるようになってきています。
さて今日は、2階のベランダで力強く咲いていたひまわりの種をとりました。何人かずつ声をかけ、ひまわりの花をとるところから経験しました。「ひまわりは夏の暑い時に咲くお花なんだ。今は暑い?」「暑くないよ、雨も降ってるし」と△ちゃん。「ひまわりの色って何色だったか覚えてる?」「きいろとくろ?」と◎ちゃん。こんな会話もできました。さて、種を取るのですが、花よりも種よりも一緒にくっついてきたアリに興味のある子どももいて捕まえるたびにベランダまで走って行って「またねー」と逃がしてあげる姿もあり、おもしろかったです。
「この種を土に植えたらまた大きなひまわりができるんだよ」というと「じゃあがんばる」と集中してとってくれた子どもたち。私たち大人がとるより細かいところまで気が付いてとってくれていました。ロッカーの上に置いておきますのでお迎えの際、ぜひお子さんと一緒にご覧ください。
明日も雨の予報ですね。雨ならでは、雨だからこそ、という経験をたくさんしていきたいと思います。(kh)

◆新たな友だち (うみグループ)

雨の日続きの今日、子どもたちから提案のあった遊びは、「おすもうやろう!」でした。
本当なら園庭に出て、おもいっきり走り回りたいという思いがあるのかなとも考えました。
すもうマットを準備すると、裸足になり、戦う人2人、審判1人と自然とはじまります。
様子を見ると、同じ年齢同士戦う姿が多く目立ちます。
力の差など考えているのかな、と思うと、上の子を誘うもも組、下を誘うゆり組と異年齢での関わりも見えました。
よく関わる2人組かと思うと、おすもう遊びでは関わりを多く持つといった2人でした。
戦うと、当然上のお友達が勝ちましたが、2人ともいい顔で笑いあっていました。
しばらくすると、すもう遊びから戦いごっこに変わりつつあったため、うみグループの中で1番を決めようと提案しました。
「○くんが1ばんだよ」と子ども達の中で1番2番と順位が決まっていましたが、トーナメント表を作ると、はりきって参加してくれました。
審判も決まり、応援する子も決まり、準備万端です。
最初から優勝候補の〇くんが出てきて、「〇くん、〇くん!!」と応援する子や、相手の□くんのことが好きなもも組の子は「□くん!がんばれ!」と応援します。
どの試合もいい試合になったため、順位が決まると「あっおれ△くんより上だ!」と喜ぶ子や順位より仲良しの友達と戦えたことが嬉しかったという子もいました。
この関わりをきっかけに仲良くなった子たち、また好きな子を応援して関わる子と遊びを通して新たな一面が見れました。
(A,Y)


◆子供の居場所と大人の居場所(にじ)

今日も室内遊びです。今週は室内遊びばかりで体力が有り余っていそうです。
最近カラオケごっこという名目でおままごとと、ごっこの中間で遊んでいたりします。
サプライズ(客が来るまで隠れる店員・・・)をしてみたり、カラオケなのに店員が歌いだしたり・・・。
自分の幼少時期を思い出した子供の一言。
「男の子は女の子嫌いだからさ・・・」
いつ男の子は女の子を意識していたのか、不思議です。
今度生まれ変わったら・・・?
子供達とそんな話をしました。
子1「誰と結婚する?」
子2「○先生結婚してるよ」
子1「ずっと結婚してたのかな?前から?今度もでしょ?」
大人「そうか。生まれ変わったら違う人になってるかもしれないね〜」
子2「生まれ変わったら・・・?」
子1「先生は大人で、皆んなは子供でしょ?」
大人「今度生まれ変わったら、子供同士かもしれないし大人同士で会えるかもしれないね。」
子1「会えなかったらどうする?」
子2「死ぬって事かもしれないね。」
子1「生まれ変わるって事はまた赤ちゃんだし、ママのお腹の中ってさお肉なんだよ・・・」
大人「それにしても生まれ変わって会えないと寂しいままだね」
何も喋らず、黙って聞いていた○君・・・。
○君「大丈夫。会えなかったら夢で会えばいいんだよ・・・」
かっこよすぎるね○君。
自分の悪いところってなに?の話もしました。
大人「先生の悪いところは、すぐ怒るとこかな」
子「僕はいじわるするところ」
子「僕は意地悪やられたら、てがでちゃう」
子「私は落ちている物すぐ拾って自分の物にしちゃう」
子「僕は頑張らないところ」
子「赤ちゃんに意地悪しちゃうところ」
子「全部」
言わない子供もいます。
ぜひご家庭でも良いところと悪いところ両サイドから、自分を振り返って話をしてみるのも良いかもしれません。お風呂に入りながらでも。
他人の嫌なところは山ほど言えるのに良いところは・・・?
その対象が自分になると・・・?
子供達が喧嘩をしていました。
相手の悪い部分が山ほど見えるようで、喧嘩のきっかけから網目状に繋がりを見つけてはそれを責めています。
喧嘩が終わったかと思うと終わりません。
プロジェクトに終わりはないのと同じです。
今回の喧嘩は、自分はどうだったか?という反省、振り返りポイントがなかったようにも見えました。
自己肯定感があっての反省、他者への思いやり。
大人は何のためにいるのか?改めて考えさせられます。
k★y
◆とりたい!(そらグループ)

今朝は実習生が朝の会で絵本を読んだり、年長児対象の絵の具遊びをしてくださりました。
朝の会の時間では、次の展開が気になり期待する表情や歓声が沸いていて、お話を読み終わった後も子どもたちが嬉しそうに拍手していました。
最近雨が続き、なかなか外へ行けなかったのですが、保育室で遊んでいるときにふと窓際から外を眺めると雨がふっていなかったのでチャンス!と思い子どもたち数名と一緒に空中菜園へ行くことにしました。お気に入りの長靴を履いていざ出発。
一度空中菜園でジャガイモを育て、収穫し、同じ土でも元気に育つ最強の野菜は大豆だったということを振り返ってから皆で向かいました。
沢山枝豆がなっているのを発見し、「わぁすごい。」の喜びの後に、「とりたい!」と皆が口にします。皆で引っ張って根っこごととれました。
ヘチマのたわしづくりから繋がっているのか、匂いを気にする子どもたちは葉っぱや枝豆のにおいをかぎます。
「においしない。」
「草のにおい。」
収穫した枝豆をこれから子どもたち皆でじっくり観察していきたいと思います。(K.Y)


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