◆9月8日(火)の子どもたち
2015年09月09日 水曜日
◆おつきさまこんばんは(つぼみ)

今日も雨が降っています。目の前の玩具や保育士に目が向くつぼみぐみの子ども達ですが、雨のザァーっという音に気付く子も見られるようになってきました。みんなの声や玩具がぶつかり合って奏でる音、子ども達や保育士の声がふと聞こえなくなる瞬間があり、その時に「あ!」と外を指さした〇ちゃん。〇ちゃんを見て網戸に近寄る△くん。ふたりは仲良く外の雨を観察中。保育士が窓の外を見て「すごい雨降ってるな~」と思わずつぶやくように「すごいなぁ~いっぱい降ってるな~」と思っているのか。はたまた「これはなんだろう?」と雨自体を謎に思っているのか。どんな気持ちでいるのか気になる所ですが、目の前の環境から少し離れた環境にも目が向けられるようになっているのは嬉しい発見でした。
さて、今日の朝の集まりのお話し(絵本)は《おつきさまこんばんは》を読みました。夜になり、屋根(家)の後ろからお月様が上ってくるという内容。雲が月と話したくて月を隠してしまったりとハプニングはあるものの、無事お月様は『こんばんは』と挨拶が出来るのです。このお話は低年齢の子ども達にとても人気で、そんな絵本を初めてつぼみぐみのみんなに読んでみました。
『よるになったよ ほら おそらがくらいくらい』
お話しが始まりました。子ども達はなんだろうと見入っています。お月様が少しずつ出てくると子ども達の表情に変化が。始まった時と同様に真剣な顔・目が見開いていく子・口元が緩む姿・・・みんな次は何が起こるのかと期待してくれているようでした。
『おつきさまだ』
と、お月様が出てきた時はそれほど反応はなく、きっとこれ(月)はなんだ?と疑問の方が強かったのかもしれませんが、お月様が『こんばんは』とするシーンで絵本を傾けると同時に保育士も一緒に「こんばんは」と頭を下げると一緒に下げる姿がチラホラ見られ、そんな姿を見た子どもたちもちょっと頭を下げてみたりと『こんばんは』を楽しむ笑顔が見られました。
絵本を見ている子ども達を見ていると表情がコロコロ変わります。お話しの展開にもよりますが、こちらの持って行き方によっても反応は変わってきます。子ども達は絵本を見て、私たちは子ども達(どこに興味を抱いているか等)を見て日々楽しんでいます。
K・E


◆乗って押して引っ張って(ふじ1)

今日も朝から雨ということで、室内で過ごしました。
小さなボールを部屋中に広げて遊びましたが、家のようなものを一つ持ってくると、一斉に中に入っていく子どもたち。とても楽しそうでした。
段ボールで作った箱もいくつか持ってくると、箱の中にボールを入れて楽しむ子どももいれば、自分が箱の中に入って満足したり、誰も入っていない箱についている紐を持って散歩のように歩き回って楽しむ子どももいました。
家のようなものは、メッシュ素材になっている部分もあり、透けて見えるので盛り上がります。
ボールを拾っては、箱の中に入れたり、外に投げていくのを楽しんだりしていましたが、途中からは、箱の取り合いが始まりました。かと思えば、友達を乗せて箱を引っ張ることを楽しみ、途中で乗る友達が変わったりもしていて、おもしろいなと思いました。
ボールに興味があっても、それをどう使うのかは子ども次第です。
投げてみる子ども、部屋の外に投げようとする子どももいます。箱の中目がけて投げたり、服の中に入れてお腹から出すのを楽しんだり、子どもの遊び方を見ているとなるほどな、と思うことばかりです。
遊びの内容がより展開していくものであればあるほど、子どもの気付きや発見、成長も見られるだろうと思うので、明日以降の保育内容もより考えていきたいなと思います。(M・T)

◆おんなじ~(ふじ2)

今日も生憎の雨模様。でも、少しでもお外に出ようというわけでテラスに行って過ごしました。
テラスでは、保育士がシャボン玉をふくらませていると「やる~!」と気合十分のふじ2組さん。子どもたちに見本を見せると同じように「ふー!!」と気合を入れてシャボン玉を飛ばします。「◎ちゃん、できたね~。上手」と褒められると「もう一回!」といって得意気になってまた挑戦。それを見ていた子どもたちも「やる~!」と言い出して、みんなでシャボン玉を作ろうと頑張りました。気持ちはあるけど上手く膨らまない子もいたり、お友だちが上手にシャボン玉をふくらませられると「すご-い!」と言って一緒になって喜んだりする姿が見られ、また少し成長を感じる瞬間でした。
そして、シャボン玉が終わるとふじ3組をお借りして遊びました。
保育士が腕に時計をしているのを見つけてまねっこ。マジックテープでくっつくおもちゃを時計に見立てて腕につけてとアピールする△ちゃん。保育士がやると嬉しそうに笑い、何度もそのおもちゃを持ってきては保育士につけて!とアピールをし、気づくと腕いっぱいに時計がありました。それを見ていた他の子どもたちも一緒に腕につけてもらったりしてお友だち同士で笑い合って楽しんでいました。
(K.H)

◆おばけがたくさん!(ふじ3)

朝のお集まりでは、絵本を読んだあと、今日は全員居るかな?お休みの子いるかな?と一人ずつ全員のお名前を呼んでいくと、「いないよ!△くんはおやすみ!」と口々に教えてくれました。すると、保育士の真似をしてか、まだ何も言っていないのに「△くん、お熱でちゃったんだって。だからおやすみです」と、理由も当たっていました。なにかテレパシーを感じたのかもしれないです。約半年一緒に過ごしてきて、あの子がいないと変化に気付き、「◎ちゃんは?」「☆くんは?」と子どもたちの方から聞いてくることも最近では多くなってきました。見えなくても絆がしっかりと結ばれていること、とても嬉しく思います。
今日も朝から雨が降っていたので、室内で過ごしました。お部屋にいくつかの子どもたちの作品を飾っているのですが、久しぶりにシール貼りをすることにしました。
6月中旬頃に行った時と同じ黒の画用紙を一人一枚ずつ配り、今回は大きな丸・小さな丸、三角などの形の色とりどりのシールを用意しました。
早速好きな色を選び、思い思いに貼っていくと、「これ、おばけなの!」と〇ちゃんが教えてくれました。すると他の子からも「□くんのも、これおばけ!」とあっちからもこっちからもそんな声が聞こえてきて、ふじ3組に突如おばけブームが到来したようで、青だったりピンクだったり、横に並べたものだったり、シールを重ね合わせたものだったりと、様々なおばけの姿を見せてくれました。
6月の個人の黒の画用紙ではシールを貼ろうとしなかったり、少しだけ貼っておしまいにする子もいたのですが、イメージがはっきりしてきたこともあり、いろんな色を万遍なく使っていたり、同系色だけで貼っていたり、好きな色をまとめていたりと想像力の広がりや貼り方・楽しみ方の違いにとても成長を感じました。また「これな~に?」「どれが好き?」など、やりとりも楽しみながら、一人一人の個性が光る作品ができました。
シールに満足した子からお部屋で遊んだのですが、今日はふじ3組ではなく、ふじ2組のお部屋をお借りして遊びました。環境が違ったり、置いてあるものが少し違ったりするだけで子どもたちには新鮮で刺激がいっぱい。
絵本を集中して読んでいたり3組でも人気のおままごともいつも以上に大賑わい。ぬいぐるみを見つけて、お気に入りだったのか最後までずっと手離そうとしなかったり。いろんな姿が見られました。子どもたちにとって常にいい刺激となるよう、環境を見直しながら遊び込める場を保障してあげたいなと思わせていただきました。
S.S


◆雨の日の発見(きく)

今日もあいにくの雨。朝の会では、「雨~傘さしてきたよ」「バス乗ってきた」など雨ならではの話で盛り上がりました。〇くんは「雨だからパパと車で来た」と笑顔がたくさん。普段と違う特別感を感じていたようです。雨も子どもたちにとっては、嬉しい楽しいもののようです。
きく・たんぽぽ保育室を開放しました。
▽君は、人形用の布団を真剣に畳んでいました。ただ半分にするだけではなく、角と角を合わせゆっくり畳んでいました。こんなにも上手に畳めるようになっていたとは!と驚きと共に、まさか服も畳めるのでは?と・・・。今度は洋服を畳んでもらおうと言う期待と思いが膨らんできました。
◇君は、たんぽぽ組のおままごとコーナーで人形のお世話をしていました。料理を作ることは以前からしていましたが、お人形のお世話をしているのは珍しく様子を見ていると人形をおぶり、いってきまーすとお出かけ。戻ってくると、鞄に詰めた食べ物の中から飲み物を出し、人形に飲ませていました。以前、お友だちがしていたことを真似したのかもしれませんが、◇君の小さい子に対する思いやりや愛情を感じる事が出来、心がホカホカしました。雨の日もたくさんの発見があり、改めて子どもたちは遊びの天才だと感じました。
(K☆H)

◆「いっぱいがいい」(たんぽぽ)

スッキリしないお天気が続き、気温も9月になりぐんと下がって、少し肌寒さを感じる季節になってきました。子どもたちも鼻水が出ていたりと、体調を崩しやすい時期でもあるので、体調管理を充分に気を付けていきたいと思います。
今日は月に一度の身体測定をしました、朝の会で「今日は大きくなったかなをするのに、お洋服を脱いでパンツは履いててね」と伝えると「はーい」とお返事が返ってきました。
続けて保育士が「お洋服をぬいだら、裏返しのままポィ!ってなってていいんだっけ」と尋ねると、〇ちゃんが「だめ」と答えてくれたので、「洋服さんが迷子になって泣いちゃうかもしれないから、裏返しを直してパタンパタンと畳んで置いておいてね」と伝えて洋服を脱ぎ始めました。
洋服を脱ぐのが上手になった子どもたち、保育者の話をしっかり聞いていてくれて、キレイに畳んで机の上に置いてくれていました。
身体測定でも「順番だから、座ってまっててね」と伝えると、お友達の様子を観察しながら座って待っていました。
去年までは、身体測定が嫌で涙を流していた子どもたちも、今では足の形が描かれている部分に自分で足を合わせて、測ってもらっている姿が見られ、お兄さんお姉さんのようにとてもかっこ良く見えていました。
その後は、きく・たんぽぽを開放して遊びました。
「きく組に遊びにいってもいいよ」と保育者が声を掛けると、「◇ちゃんもいく」「◎もいく」と扉の所で保育者が来るのをまってくれていました。
きくぐみのお部屋では、新しい遊びがあり、吊るされたネットの上にボールを投げて乗っけるという遊びなのですが、前に投げるのは出来ても、上に投げるのはなかなか難しいようで、何度も何度もチャレンジしてなげ、ボールがコロコロと落ちてくるたびに「キャー」と大興奮。
◇ちゃんは、ボールが落ちてくるのが面白くて「もっといっぱいがいい」と言っていたので保育者が「ボールをネットにたくさん乗せないといっぱい落ちてこないね」と伝えると一生懸命に投げて入れていました。
たんぽぽのお部屋では高く積まれた巧技台から、思い思い色んな人や動物になりきって、「ガォ~」と叫んでから跳んだり、「ニンニンジャー」とヒーローになりきって跳ぶのを楽しんでいました。
その後ろでは、洗濯バサミを使ってなにやら製作中のようで観察していると、△くんが「ブーン」と言いながら歩いていました。
どうやら、洗濯バサミをつなげて、飛行機を作ったようで、嬉しそうに「みてみて」と見せてくれていた△くん。
ひとつの玩具から、たくさんの遊びが生まれ、大人が考えもしないような形に変わっていく、日々子どもたちから新たな遊びかたや使いかたを教えて貰っているなと感じました。
(M・Y)
◆くろくんとしろくん(もも組)
今日は音楽クラブの日です。
前回は初めてメロディオンと触れ合いましたが、今日は初めて音符と出会いました。
四分音符、二分音符です。
講師からみんなにこの音符の名前をつけてほしいと頼まれ、講師と一緒に考え、つけました。
わかりやすく、四分音符は「くろおんぷ」。二分音符は「しろおんぷ」です。
くろくん、しろくんと親しみを持って呼んでいました。
お名前が決まった後は、この音符のリズムを教えてもらいます。
ピアノの音に合わせて、「くろ、くろ、くろ、くろ」や「しーろ、しーろ」と口ずさむととてもわかりやすく、子どもたちも言いながら歩いていました。
はじめは難しそうでしたが、何度かやっているとリズムを歩けている子が多くいました。
なぜか自然とお友達と手をつないで足踏みする子どもたち。その姿が可愛らしかったです。
次は音符の書いてあるカードを首にかけて、やっていきます。
女の子はくろ音符のカードをかけてやっていきました。音楽が鳴ると、くろ音符のリズムに合わせて歩きます。
男の子はしろ音符の音楽に合わせてリズムを歩きました。
その後はみんなで行いました。
男の子は女の子のやる姿をよく見ていたり、女の子は男の子がやっているときに「しーろ、しーろ」と掛け声をかけてあげたりとお互いに見合ったり、応援してあげようという優しい姿が見られました。
最後にはみんなで大きな円になり、さようならの歌を歌ってお別れしました。
帰るときも、しっかりとくろ音符で歩いて行きます。
くろ音符、しろ音符のお友達とこれから仲良くしてねと講師から頼まれると、「はーい!」といいお返事をして帰って行きました。
次回の音楽クラブでも、このお友達を思い出せるでしょうか?
楽しみに待ちたいと思います。
(H.K)


◆音楽クラブ(ゆり組)

今日の音楽クラブは、音符のリズムに合わせて身体を動かしました。
しろ音符、くろ音符、スキップ音符はやった事があったのですが、しろ音符に点のついた、しろてん音符を初めて行ないました。
しろ音符はゆっくり2つ数えて、しろてん音符はゆっくり3つ数えながら動きます。
男の子・女の子に分かれて、音符のカードを首に下げ、自分の音符のリズムがピアノから聞こえてきたら動きだします。
大股に足をいっぱい広げて踏み出す子もいれば、小さいけれど確実に一歩一歩踏み出す子やお友達に合わせて踏み出す子など、それぞれの個性が感じられました。
音楽クラブでは先生の話を聞いたり、ピアノの音に耳を傾けたりと、子ども達がすごく集中している時間が多くあります。
急な音の変化や動きの変化も瞬時に聞き分けて行動する姿は、普段と違った子ども達の力が発揮されているようで新鮮です。
やきいもじゃんけんは、子ども達が一番楽しみにしているようで、朝の会では「チャンピオンになりたい」「たのしみだな」と意気込む姿もありました。
ジャンプしながら見せてくれる子ども達の表情は、周りを笑顔にし、音に合わせて体を動かす楽しさを感じさせてくれているなと思いました。(B・K)

◆音楽クラブ(ひまわり組)

年長児は10月にあるファミリースポーツデイでの鼓笛の演奏に向けて少しずつ練習をしています。
子どもたちで決めた数曲を演奏するのですが、リズムのテンポが速い曲の為の練習をしました。メロディーなしで太鼓のばちをクロスさせ叩いて音を出す練習は難しそうです。講師は、ばちだけでなく、手拍子や足踏みをすることなど身体全身を使って覚えられるように子どもたちに伝えていきます。
実際にキーボードやグロッケンを子どもたちが演奏してみました。一人一つ楽器を持つことが出来た瞬間は嬉しそうな表情をしていましたが、練習を繰り返す中で「重たくなってきちゃった。」「できない。」「もう終わりにしても良いかな…。」という声も。
新しいことへの挑戦はワクワクするけれど、思うようにうまくいかなかったり出来なかったりすると投げ出したくなってしまうのは大人も一緒です。
根気強く練習を積み重ねる中で、出来た時の達成感を味わったり、楽しいなと感じたりすることが出来るよう無理なく楽しく取り組んでいけたらと思っています。
最後は、皆が大好きなやきいもジャンケン。相変わらずものすごい声援と熱気に包まれる時間です。最後に一人チャンピオンが決定するのですが、講師がいつも「チャンピオンになれると思った?」と尋ねるとどの子どもも「うん!」と応えます。
そんな子どもの姿を見て、どんなことも出来ると思って臨む気持ちを大切にしていきたいと感じることができました。(K.Y)



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