◆9月7日(月)の子どもたち
2015年09月08日 火曜日
◆なになに?気になる(つぼみ)

休み明けの月曜日、今日は10人で過ごしました。
最近いろんなことに気付く子ども達は、「はっ!」と何か感じたように、いろんなものに向かって行きます。
今日の子どもたちの発見その1。いつも絵本コーナーに敷いてあるマットがあるのですが、ある保育士が新しく作ってくれ、今日はマットの模様が違いました。そこに気付いたのでしょうか、〇ちゃんはマットまで行き、模様を指さしていました。
子ども達の発見その2。最近の雨と今日の天気でいろいろな色の傘が傘立てにありました。魅力を感じた〇ちゃんと△ちゃんは傘に触っていました。「さしてみようか?」と一つさしてみましたが、さして欲しいのではなく、カラフルな傘を触ってみたかったようでした。
子ども達の発見その3。行動範囲が広くなってきたため、今日の到着地点は門の前。門のカギには子どもたちは何か魅力を感じるようで、一人がキコキコいじり始めると、いつの間にか集まってくる子ども達でした。
探究心が強くなり、「そんなことにも気づけたんだ!」などいろんな事に気付くようになった子ども達。子ども達の視点での気付き・感じ方は、私達大人が思っているのとは違うかもしれませんが、子ども達の「なんでだろう?」により耳を傾け、子どもと少しでも同じ視点で見れるように関わっていきたいと感じました。
(K.E)

◆子どもの気づき(ふじ1)

休み明けですが子どもたちは元気に過ごしていました。
朝の集まりの時に『かお かお どんなかお』の絵本を保育士が読みました。何人かの子どもたちは絵本に描かれている表情(笑った顔・泣いた顔・怒った顔など・・・)を真似して、手を口に当てて笑ったり、泣き真似のような顔をしたり、頬をふくらませてみたりと、それぞれ思いおもいに表現していました。
繰り返し絵本に触れるうちに表現力が大きく育ってきたなと感じます。
園庭に出る前に靴下を履きますが、少しの援助があれば自分で履く事が出来る子が増えてきています。今までの履こうとする意欲に続き、少しずつ履けるようになってきているなど、本当に日々成長しているなと実感する毎日です。
園庭では、〇くんが真っ先に園庭中央にあるプランターに走っていきます。そこにはミニトマトやピーマンが栽培されていますが、その中の数個の植木鉢に雨水が溜まっていました。
それに気づいた〇くんは、不思議そうに植木鉢を眺めたり、恐るおそる水の中に指を入れたりと、見入っていました。
その姿に惹かれるように集まる子どもたち。すると〇くんたちは同じ場所にあるピーマンのプランターにも近づいていきました。何だろうといった表情で保育士を見つめます。「ピーマン見つけたね。お給食にも出るよね。」と伝えると益々近づいていきました。「もっと大きくなるかな」と言うと笑顔を見せる〇くん。
今までは、プランターに近づいても野菜にはまだ興味を示さずにいましたが、今日は雨水が溜まっていたおかげで〇くんの興味を惹き、そのまま野菜へと関心は広がっていきました。
周りにいた子どもたちにも声をかけると、近づいて見にくるなど、以前よりも興味を示す度合いがやはり大きくなっています。
子どもたちの発見に伴い、大人が共感していく事で子どもたちの興味は更に大きなものへと発展していきます。これからの子どもたちの気づきがどう変化していくか楽しみになりました。
子どもの気づきを見逃さないよう、そしてその発見の芽をつぶしてしまう事のないよう気をつけ、これからも子どもたちと共に発見の楽しさを追っていきたいと思います。
O・Y


◆何かしてあげたくて・・・(ふじ2)

ひとり遊びからお友だちと一緒に、という姿になってきましたが、最近は更に思いが深まっています。
何かしてあげたいという相手を思いやる気持ちが芽生えてきているようです。
例えば、誰かが泣いていると、理由はわからなくても「いい子いい子」と頭を撫でています。
それから、よくわからないけどひとまず「いたいのいたいのとんでけーーー」と飛ばす姿はけなげです。
自分の知っている慰め言葉を全部かけてあげます。
赤ちゃんのお人形を抱く姿も優しさが見られます。
以前のように頭を持ち上げたり髪を引っ張り上げたりするのではなく、両腕で包み込むように優しく抱きしめます。
ほっぺをチョンチョンと触って遊んであげているところを見ました。
オルゴールのつまみを回して、聞かせてあげるところも見ました。
何かしてあげたくて・・・むねがキュンュンしてしまいます。
心が感じることって、言葉で教えるのではなく周りの環境が育てるものだと思います。
その環境の中に、お父様、お母様は勿論私たち保育者、お友だちのお母さん、異年齢のお友だち、保育室、園庭・・・・沢山の取り巻く環境の中で、優しく育っています。
廊下では、転んでしまったお友だちの顔を覗き込んで「大丈夫?」と声をかけている子がいました。
きゅんきゅんきゅーーんとした月曜日です。 (N・S)
◆『おかわり』 ふじ3

先週の週末は天気が回復しましたが今日からまたすっきりしない日が続きそうです。
今日も元気に13人全員出席です。でも、天気がすっきりしないから、みんなもすっきりしない様子でちょっとしたことでトラブルになり、あちらこちらで「かして」「ちょっとまっててねー」「あ”-」「だめーー」と言っていました。
気分をかえるためにも園庭で遊ぶことにしました。雨が大丈夫かなと心配しながらもまだ雨が降ってなかったのでみんなで園庭へ行きました。
園庭で遊び出して少したつとポツポツ、、、雨がふりだしてきました。
だんだん強まる雨に、子どもたちも一緒に「雨がふってるのでかえりますよー」と真似をして声をかけあい戻ってきていました。
外で少ししか遊べなかったのでテラスでシャボン玉をして遊ぶことにしました。
保育者が大きいシャボン玉を出すと、みんなシャボン玉を追いかけていました。だんだんみんなもやってみたくなってきて「〇〇もやりたい」「△ちゃんも」という声が聞こえてきました。
大きいシャボン玉用は2個しかないので、よくあるシャボン玉、を出してやることにしました。
「◇くんもやる」「△△も」とみんなやりたい。ということでみんなで行うことになりました。
前にやったときよりみんな上手になっていて「ふー」とふいてシャボン玉がたくさんできていて驚きました。
シャボン玉の液にちょんちょんして口に、、、液体を付けた方を口にいれてしまう子もいましたが、違うと分かり『どっちかなぁ』と考えたり「やって」と一緒にやったりしました。
こうして失敗しながらもだんだんと出来てきてくるんだなと感じました。
そしてシャボン玉を吹くのに夢中になり反対の手に持っている液体が入ったカップが斜めになってきます。そのうちこぼれてしまい中の液体はなくなってしまいます。
中々夢中になってしまうと難しいもので、ほとんどの子こぼしていました。
両手の感覚、脳からの指令など、こぼしそうと分かるまでの成長にはまだもう少しです。
子どもたちのシャボン玉でたーと言う喜びと成長を感じることのできるシャボン玉遊びです。
液体がなくなってしまった△くんは液体を配っていた先生に「おかわりー」ともらいにいっていました。『おかわり』をもらってまた嬉しそうにシャボン玉を楽しんでいた△くん。
『おかわり』の言葉には△くんの素敵な発想が詰まっているように感じました。
△くんの言葉に はっとして、おかわりは食べ物だという私の固定概念を崩してくれたように思いました。
私も固定概念にとらわれず子どもの柔軟な心と素直な発想をいつまでも忘れず、そして大切にしていきたいと思います。
t*s


◆表現する楽しさ。(きく)

雨が降ったりやんだり、気まぐれな天気の今日はお部屋でのんびり過ごしました。
朝の会では〇くんの3歳のお祝いをしました。張り切ってみんなの前に出てきて台の上にあがると、少し緊張した表情の〇くん。キラキラの冠をかぶると嬉しさとドキドキする気持ちを味わっていました。何歳ですか?の質問に「さんさい!」としっかり答えることができました。
その後は9月の身体測定をしました。名前が呼ばれた子から順番に、今やっている遊びを続きにして測定に向かいます。気持ちを切り替えて自分から向かう様子に成長を感じました。
「おえかきしたい」と言う△くん。今まではこちらからお絵描きやってみる?と声を掛けて始めることが多かったのですが、最近は自分から○○やりたい!と発信する子どもの姿を見ることがあります。やりたい・やってみたいという意欲を大切にしていきたいなと感じました。
今日のお絵描きコーナーは大盛況です。子どもたち一人ひとりのつぶやきを聞いていると、お絵描きの中にも物語があって面白いです。
丸の中に目と口、手足を描いて「どきんちゃん」その隣には「せみ」と言いながらセミの形を意識して描いている子ども。「おてがみかいてるの」と言って「ごはんおいしかったよ、ありがとう」と言って、まるで文章を書くかのようにさらさらと描く子ども。
「くもり」「あめざーざー」と天気を意識して描く子ども。「おかあさんのおばけ」「はっぱ」「◇せんせい」など人やものの名前を言う子どももいます。その中でも一番多かった名前は「まま」でした。園で遊んでいてもお母さんが大好きな気持ちがたくさん伝わりあたたかい気持ちになりました。
単色で描く子もいれば、色んな色を使って描く子がいたり、線を描くようにして描く子もがいれば色を塗るようにして描く子もいます。描き方も様々ですが、みんな思いのまままっすぐに表現している姿が素敵でした。
覚えた言葉が少しずつ増えていくのと同時に、表現の幅も広がっていくのだと感じました。子どもが思いっきり表現する楽しさを味わうことができるように、安心して取り組める環境を整えていきたいと思います。
(N.M)


◆雨宿り(たんぽぽ)

今日はたんぽぽ組18人全員出席です。鼻水や咳が少しずつ出てる子が多くなんだか暑くなったり寒くなったり・・・暑い夏の日々が恋しいです。
今日は朝の会が終わったらすぐに園庭に行きました。ベランダでトマトを見つけた◎ちゃん・・・「まだあったよ。」と名残惜しく最後のトマトを大事そうに収穫して見せてくれました。雨降ってくるかなぁと思ったら「雨降ってきたよ~まだあそぶ。」「あめ、あめ。」と小雨だったのでもう少し遊ぶことにし、雨をしのぐために、みんなで小屋に雨宿り。
小屋の中から「雨だよーはやく、おいで。」「こっちこっち!」とみんな入ってきてみんあ集まるとなんだか嬉しそうです。お家みたいで、なんだか家族のようで温かい雰囲気が漂っていていました。どんどん集まってきて、みんなで雨宿り。一人が小屋から出ると「はやくはやくー雨にぬれちゃうよ」と教えてあげていました。
木の下へ保育士が移動すると、みんなも移動。すると△くんが「おおかみだーーー!」といきなりオオカミさん役になって逃げる子どもたち。次々と逃げてまた小屋に戻り、見つからないように小さく隠れ・・・これはまるで三匹のこぶたとオオカミです。自然とごっこ遊びに繋がり、友達と一緒に逃げたり隠れたりとっても楽しんでいました。普段の絵本のお話からここまで発展すると思いませんでした。
小雨のおかげでここまで発展した遊び・・・たまには、雨も悪くないです。
(Y.E)


◆ありのままの秋 (うみグループ)
雨が続き、少し肌寒い日です。
そのためか、落ち着いて机に向かいラQやブロック、お絵かき、おりがみをしている姿が目立ちました。
朝の集まりでは、先週描いた子の作品を紹介しました。
[秋]をテーマに描いた絵です。
木の葉が枯れて、黄色やオレンジ色に葉っぱが変わるんだよと話すと、「きれいー!」「上手だねー!」と思ったことの共有をしました。
手やティッシュをポンポンと自分なりに描いたんだよ、と伝えると「へぇー」と感心した反応です。
その絵は完成した絵でしたが、空はまだ真っ白だったため、塗るよう勧めると「続きやる!」とはりきっていました。
引き続き、ラQなど落ち着いた遊びに戻る子もいれば、メロディオンを出して吹く子やグロッケンを用意するとたくさんの子が興味をひかれ順番で叩いて楽しみました。
鼓笛の練習のため用意しましたが、ゆり・もも組も聞きなれない音ということもあり、嬉しそうでした。
絵具コーナーでは、続きをやりたい子や、朝の集まりで知りやってみたいと人気の遊びです。
すぐに満員になってしまい、友だちの後ろに並んで待つ子がいたため、空いたら呼ぶよ、と声を掛けると「〇ちゃんのみたいからいい」と友だちの作品を描く姿を見て学ぶ姿もありました。
また今日はゆり組の△ちゃんのママ先生も一緒に塗り絵をしました。
「赤と青混ぜるとむらさきなんだよー」と教えてあげる姿もあり、優しさも感じられました。
描いている様子を覗くと、朝の集まりでのことを思い出してか、秋をテーマに描く姿が多く見られました。
ひまわり組の☆ちゃんは「できたー」と見せにくると、「あっ待って」ともう一度戻り、なにやら付け加える様子でした。
見ると、指に絵具を付け、ポンポンと下に足していきます。
なに?と聞くと「落ち葉だよっ」と上手に指を使い、落ち葉を表現しました。
もも組の□ちゃんも黙々と描き、出来上がった作品のテーマは[秋]。
緑の葉がまだ残っているようで、まさしく9月前半の今のような少し涼しくなった様子を描いた作品でした。
秋を感じながらの絵具遊びはより面白さを引き立たせるようです。
秋は葉が枯れて紅葉がきれいになるのがいい絵になると思った考え方は間違っていたようで、9月に入って涼しくなり、秋の始まりを描くことでも秋を感じられるのだと気づかされました。
子どもの素直な気持ちは素晴らしいです。
(A,Y)


◆スイカのお味は・・・?(にじ)

夏の疲れや気温の変化からか、咳や鼻水の子が多い月曜日の朝。体調の変化に気をつけながら、様子を見ていきたいと思います。
今日は、お誕生日の子が一人、中学生の職場体験のお姉さんが一人、保育士体験のおかあさんが一人とにぎやかなにじグループ。はないちもんめを一緒にしては、途中でケンカになり、おかあさんになだめてもらったり、絵本をたくさん読んでもらったり、オセロを一緒にしたりとひっぱりだこの二人のせんせいたちです。
先々週に園庭で採れたスイカのこと、覚えていますか?お休みしていた〇ちゃんが登園するのを待っていた子どもたちでしたが、スイカのことはすっかり忘れていました。しかし保育士は、〇ちゃんが来るのを待ちわびていました。
今日、久しぶりに登園した〇ちゃんにスイカが採れたことを伝え、さっそく預けていた給食室に取りに行きました。スイカのことなどすっかり忘れていた〇ちゃん、そんなに気分も盛り上がらないようでしたが、赤ちゃんの頭ほどのシマシマのスイカを持ってみると、うれしい気持ちが盛り上がっているようでした。
お部屋に戻ると、「なになに?」と自然に子どもたちも集まってきて、見入る中、いよいよ入刀!さて、中はどんな色かと半分に切ると、うっすら赤みがかった断面が姿を現しました。「わあー!」の歓声とともに、その断面を見つめて、「種がいっぱいだー。」「白い種ばっかりだね。」「あ、この種はちょっとだけ黒いところがあるよ。」とやっぱり気になるのは種のことのようです。赤みがちょっと足りなくて、小さいスイカ、一口サイズに切ると、「かわいいね~。」と声が上がりました。初めに一口食べた〇ちゃん、なんだか微妙な顔をしながらも、「おいしい。」と一言。その顔を見た周りの子も、「ホントにおいしいの?」とちょっと疑いながらも、口に入れると、ん?。私たち保育士も気になるそのお味を一口食べて・・・「おいしい?よね?」みんなの反応に「なるほど~」とうなづける、甘いような、そうでもないような・・・のそのお味。でも、「おいしいよね」「おいしいじゃん」とみんなで言い合っていると、どんどん美味しくなってくるのは不思議です。
みんなで味わっていると、△くんが「このスイカでアイスキャンディーを作ったらいいんじゃない?」と提案し、周りの子も「それがいいね!」と賛同しました。生スイカのままでもっと食べたい!という子もいましたが、給食室にも確認を取り、スイカのアイスキャンディーを作ってみることに。前回は科学実験の本を見て作ったので、氷や塩を使って凍らせましたが、今回はスイカを食べることがメインなので、氷や塩は使わず、冷凍庫のお世話になることになり、製氷皿を使って、一口サイズのアイスキャンディーを作ることにしました。
細かく切ったスイカを水に入れ、スプーンでつぶしてから、ガムシロップを少々入れて、味を調整。「トマトみたいだね~。」「弟の離乳食みたい。」などと面白い感想も出る中、手のひらに汁をのせて、お味見。ぺろっと舐めて、「おいしい!」「スイカの味がする!」
スイカの香りのする果実入りの汁を製氷皿に流し込み・・・最後にその香りをもう一度堪能してから冷凍庫に入れました。育子園産のスイカで作ったアイスキャンディーのでき上がりが楽しみです。
(T.M)


◆楽しく。 (そらグループ)

今日も朝から雨降りで、室内あそびになりました。
それぞれ、ロフトやブロック、折り紙、ぬりえなど思い思いの遊びを楽しんでいました。
その中で、違うクラスのももぐみ〇くんが遊びにきていました。一緒に遊んでいた△くんと、ちびブロックやかるたをしたあと、磁石板に色々な形の磁石や野菜・魚・果物などの写真に
磁石を付けた物をはってあそんでいました。
しばらくして、その場を見ると2人はあそびを終え、ロフトであそんでいました。が、先ほどの磁石板のところはあそんだまま片付いていなかったのです。
〇くんと△くんを呼んで、片付けを促すと「だって、〇くんが出した」「△くんだってあそんだでしょ」とお互い片付けをいやがっていました。
そこで「じゃあ、先生が今からいう野菜をこの中に入れてくれる?野菜の名前わかるかな?」
「キャベツ」「ホウレンソウ」・・・と言っていくと、つぎつぎに2人で片付ける箱の中に入れていきました。全部終わると箱を元の棚に持って行って片付けてくれました。
子どもにとって片付けは、ちょっといやなものなのかもしれません。いやなものを頑張ってやる!ではなく、いやなものも楽しくすれば自然にできるという意識の転換を共に学びました。
H・T
Posted in 園のこだわり