◆9月2日(水)の子どもたち
2015年09月03日 木曜日
◆あそびかたいろいろ(つぼみ)

今日は朝から雨が降ったり止んだりの天気でしたので室内であそびました。三日連続の室内あそびですが、保育者が用意したあそび以外にも自分たちで楽しい場所やあそびを見つけてあそんでいました。あそびの天才です。+
廊下に出てあそんでいた時にソフトマットや巧技台登りなどで最初はあそんでいまいたが ☆ちゃんと〇くんは棚と壁の間に隙間を見つけて入ってあそんでいました。☆ちゃんと〇くんがあそんでいると◇ちゃんも「何かな?」と興味を示し隙間を見にトコトコとやって来ました。そして隙間の魅力にはまってしまったようでそのまま隙間に入り込もうと頑張っていました。
巧技台であそぼうと用意していたのですが、△ちゃんは巧技台を見るとしばらくつかまり立ちをして考えていましたが、巧技台を押し車のように押し始めました。コンビカーよりも進まず安定感があり、ほどよく進む巧技台は△ちゃんにとっては丁度良かったようで、嬉しそうに押していました。
周りのお友だちも興味を持ち集まり出してきたので、保育者が思った本来の目的どうりに設置しあそび始めると、△ちゃんは興味を違う物に移していました。今度は□くんが巧技台で登り下りのあそびを始めました。すると周りの子ども達も一緒に登り始め△ちゃんもお友だちがしているあそびを見て刺激を受けたようで巧技台登りを頑張っていました。
降りるのはまだどの子ども達も恐いようで近くにいる保育者に両手を出して助けを求めて来ます。子ども達もいろいろな表現方法で自分の気持ちを訴えて来てくれます。
いろいろと子ども同士で刺激を受けたりもらったりと楽しい時間を過ごしていました。
ふじ3組さんの保育室にもお邪魔させてもらいました。行くのが初めての子どももいましたが、目新しいおもちゃに夢中になって遊んでいたのか、初めての場所で少し緊張していたのか最初は静かにあそんでいました。お部屋の中がとても静かに感じましたが、新し環境に慣れてくるのも早くなってきたようで、しばらくするとガシャガシャと元気におもちゃであそぶ音と子ども達の楽しくあそぶ元気な声が聞こえていました。Y.N


◆遊びの変化(ふじ1)

ホールで遊びました。
すべり台、トンネル、鉄棒を見ると子どもたちは大興奮です。楽しいことが分かってきた証拠です。
すべり台のどちらからすべるのか、順番があることも一人ひとりに伝えていき少しずつ本当に少しずつですが分かってきたような気がします。
大人の顔を見てニヤニヤしながら、ホールの脇にある楽器に手を伸ばしている子どもや、鉄棒につかまって足も上に上げて「すごい!すごい!」と声をかけると、嬉しくなってまたぶら下がってみたり、もう一人増えて真似る子どもがいたりと互いに刺激しあっているようでした。
トンネルも、ただ入ってみるだけではなくて、一人入り、二人目が入り、三人目が入り、追いかけっこをしているような遊び方が見られ、遊び方が変化してきているなと思います。
「見て!見て!」というように、カメラで写真を撮ろうとすると目の前に顔を見せる子ども。アピールすることもできるようになり、慣れてくると一人ひとりの姿の特徴がよりはっきり見られてきてとても楽しいなと思います。
途中からフープを取出してきて、新たな遊びも始まりましたが、子どもが見つける遊びに着目してみると、なるほどなぁ、と感心することもあり気付かされることも多くあります。
9月に入り、少しずつ秋に変化していく中で、子どもたちの心と体の成長も大きく見られると思うので、日々のかかわりを大切にしていきたいなと思います。(M・T)


◆水あそび (ふじ2)

雨が降っています・・・でも蒸し暑い。
どうしようかなって思いましたが、テラスで水あそびをすることにしました。
水着の用意をすると、キャーーーーと黄色い声。
嬉しくて思わず雄叫びを上げる子がいました。
水着を渡すと、ズボンの上から履いています。
遊びたくて遊びたくて、気が急いてしまいます。
「お着替えしよー」という声に、いつもの数倍のやる気でサクサクズボンを脱いでいます。
Tシャツも少し手伝って腕を抜いてあげると、うーーーと言いながらもなんとか脱いでいます。
今日は3人の子が水あそびができません。
まずはその3人から移動です。
ふじ3組へ合流し、その後ホールで体育あそびをしました。
さて、水あそびチームは・・・テラスに出た途端2度目のキャ~
何故か走り出しました。
嬉しい気持ちを身体で表現すると、思わず走り出してしまったようです。
暖かめのお湯をタライに張ると、またまた きゃー
タライにわーいと集合。まるで芋洗状態です。
ふと隣の小さいタライを見ると、一人悠々とお湯につかっている子がいます。
フフフ・・・裏技よ と言っているようです。
玩具のカップでタライからすくった水を飲もうとしている子がいます、というより飲むふりをして、保育者が「飲まないで」って言うんでしょ?って顔で試しています。
そんな駆け引きが出来るようになったようで、表情たっぷりで騙されたふりをしてみました。
頭からお湯ノシャワーをかけてみました。
ゴシゴシ頭を洗い出す子がいました。
ホースを伸ばして待て待てーとシャワーで追いかけます。きゃーと逃げ出します。
でもすぐにもう一回と近寄ってきます。
そんな流れで、次はシャボン玉をだしてみました。
シャボン玉つかまえてーとお願いすると、真剣に狙いを定めて追いかけます。
パチン、パチン、つかまえた。
お友だちの頭についたシャボンの泡をパチン。何するのよーとお返しのパチン。
でも、お互いに笑っています。
そして、またシャボン玉を追いかけ始めました。
楽しいこと、嬉しいことの共有でした。
今年はお天気が悪くて、例年に比べると水あそびの機会が少ないのですが、せっかくの季節のあそびです。
チャンスを見計らって、もう少し楽しもうと思います。(N・S)

◆一緒にやってみたい!(ふじ3)

今日もすっきりしないお天気で、雨が降っていたのでお部屋とホールで遊ぶことにしました。
お部屋ではブロック遊びやおままごとをしている子どもたち。
なにやら真剣に作っていた△くん。「いま、工事してるの!工事ちゅうなの!」と教えてくれました。何台もの車とそれを停めるような場所があったのでしっかりとしたイメージに驚きです。
そして□くんも何かを必死に作っていました。取れてしまっても何度もつけて、嬉しそうにしていたので何を作ったかを聞いてみると、「かにさん」との答えが返ってきました。長方形と丸の形をくっつけて、クルマにして走らせたりすることはよくありましたが、そこにさらに形の違うブロックをくっつけてカニさんのハサミの部分を表現してみたり。遊び方もそうですが作るものも変化していてとても成長を感じられました。
後半はホールへ。前回挑戦したハシゴ、今日も出してみました。新鮮なもの、面白そうなものが大好きな子どもたち。キラキラと目を輝かせてやってきて、すぐに大行列。
上手に両足を乗せて手でつかまってバランスをとる子もいれば、ハシゴの棒をまたいで満足そうにしている子もいたりと楽しみ方はそれぞれ。渡り方も、お友だちをよーく観察しています。前の子が前を向いて進めば同じように真似っこしてみたり、横向きでひとつひとつまたぎながら進む子がいれば、同じように後ろの子も真似っこしていたりと、どうやったらうまくできるかなぁ?とお友だちのしていることを真似してみながら探っているようでした。
巧技台の上にまで到着し、そのままハシゴに片足をかけ、両手を離して立つことができた△くん。そんな△くんを見てのぼりたくなった〇くんも必死にバランスをとり、一人でハシゴの上に乗ることに成功したのです。手を支え、立ち上がると「うお~~」と嬉しさのあまり叫んでいた〇くんでした。
お友だちといることでやってみようとする気持ちが生まれ、お互いにいい刺激となっているんだなと感じました。子ども同士が受けた良い刺激を新たな一歩へと繋げられるようサポートしていきたいなと思いました。
S.S

◆やってみよう!(きく)

朝のおやつが終わると、笑顔で保育室を走りまわる男の子たち。ニンニンジャーになりきっているようです。手には剣に見立てた細長いマグネットを持っています。あまりにも楽しそうにしているので止めたくないですが、走っているとけがをして痛い思いをするということも伝えました。
他の遊びにも夢中になっている子どもが多かったので、ミッキー体操と朝の会はお休みにしました。遊びが落ち着いた頃、きく・たんぽぽ組を開放して遊びました。
窓際には、パーテーションに掛かっている円盤型の玩具の周りに椅子を並べている子どもたちがいました。椅子を二列に並べて電車のようにしています。円盤型の玩具の前に座っている子どもが運転手のようです。その様子を見て他の遊びをしていた子どもが加わります。おままごとコーナーから布やぬいぐるみを持ち出し、大荷物で電車のお出かけを楽しんでいました。
しばくすると、大荷物を持っていた子どもたちが隣のテーブルへお引越しです。もくもくと一枚一枚の布をテーブルの上に掛けていました。会話の内容を聞いているとお洗濯をしているようです。そこで保育士が洗濯ヒモと洗濯バサミを用意してみると、ギュウギュウになってみんなで大量の洗濯物を干していました。布をヒモに掛け洗濯バサミを開いてつけるという作業もスムーズにできていて驚きました。一所懸命に干している子どもたちの頭の中にはお母さんの姿が映っているのかなと思うとあたたかい気持ちになりました。
絵本コーナーにいる〇くんは「ぐりとぐら」の絵本を読んでいました。朝の会でもよく読んでいるものです。カステラを作る場面がお気に入りのようで、そのページを見せてくれました。カステラ作ってみる?と何気なく聞いてみると、早速おままごとコーナーに移動します。絵本を近くに置き、エプロンをつけて、お鍋に材料を入れるとコンロに火をつけてカステラ作りを始めました。完成すると絵本と見比べて満足そうにしていました。
子どもたちは自分の周りの環境(友だちや大人)をよく観察しているなと感じました。その中で興味のあることをすぐに自分でやってみようとする姿にも感心しました。(N.M)

◆ぶーぶーぶー(たんぽぽ)

最近流行っている動物の鳴きまねでのお返事。今日はレベルを上げてみました。ペープサートの動物を順番に出してみました。はじめにカエル。「カエルが出てくるお歌知ってる?」と聞くと「かえるのうたがーきこえてくるよー」と歌いだす子どもたち。「そうだね、カエルさんはケロケロって鳴くね」「ではこのブタさんのお歌は?」と聞くと「おれたち3匹こぶたが3匹いつも仲良しぶーぶーぶー」と子どもたちは私の予想に反して、CDの3匹のこぶたの歌を歌いだしました。これには一本取られました。全くの予想外です。
『こぶた たぬき きつね ねこ』のうたを一緒に歌い、その動物たちにも登場してもらいました。子どもたちと鳴き方を確認して、さて本題です。「これからカスタネットを持ってお名前を呼びに行くから、好きな動物の鳴き方でお返事してください。」と。「わかったかなー?」とこちらもドキドキしましたが、しっかり伝わっていて思い思いに「ぽんぽんぽん」「にゃーお」「ケロケロ」とお返事をしてくれました。
全員の名前を呼び終わり、「ぶーぶーぶたさんでお返事した人ー?」と一つずつ自分がどの動物で返事をしたか確認してみたのですがほとんどの子どもたちが正解。自分の順番が来たらこうやって返事しようと意識していたから答えられるのですね。とても嬉しいことだと感じました。
以前ブームだった動物のおうち作りもどんどん進化して今日は隣に車庫まで作られるようにもなり日々の遊びの発展には驚かされることばかりです。遊びのなかでのトラブルはつきものですがその内容も今までとは少し違います。今日も見られた一例ですと・・・
今まで 「かして」「まっててね」(待っててね=貸してくれないと思い込み、相手をたたこうとしたり噛もうとしたり)のやりとり。
最近 (遊び終わった後に、先ほど貸してと言われた友だちを探して)「どうぞ」「ありがとう」のやりとり。
今まで 「一緒にあそぼう?」「いやだ」「涙。せんせい〇ちゃんが遊ばないって・・・涙」
最近 「なんで?一緒に遊びたいのに」「だってスカート(玩具)履いてないから」「そっか、じゃ持ってくる」→その後、スカートを履いた2人が一緒に遊びだす・・・
このように子どもたちだけで解決しようとする力も成長してきています。
私たちもこのような例を子どもの前でも実演してみて、「こういう言い方はどう思う?」と考え合えるような時間をつくっていますが、子どもたちも日々の集団生活から学んでいます。
日々の積み重ねの大切さを改めて感じました。(kh)


◆絵具の進展。(うみグループ)

昨日、ひまわり組の男の子たちに「塗りえは好きなのに、なんで絵具はやらないの」と聞くと、「やりたいんだけど、いつも忘れちゃう」と言われました。
早速、今日は年長の男の子にも絵具遊びに参加してもらいました。
テーマはみんなで決めました。[海]です。
夏は終わりを迎えていますが、子ども達は海やプールでの遊びが楽しくて印象強いようです。
準備をすると、迷わず青を選び海を描き始めるまでは一緒でした。
徐々に「これは凶暴なサメなんだよー」「これはね嵐がきたんだ」「おれ無人島描く」と個々の個性・感性を生かし、楽しそうに筆を泳がせます。
また、気になって見に来たもも組の子が絵を見て「これなにー?」と聞くと、「ドクロの島だよ」と海賊の登場もありました。
出来上がった作品に関して、これはなにをしている絵?と聞くと、「お腹が空いているサメ!だから目が赤で魚たちが逃げてるの」と教えてくれました。
海の中の絵を描いた子もサメやタコを描いていましたが、海の上には船が停まってあり、「レストラン付の船だよ」とも教えてくれました。
今日、初めて描いた子たちは集中し、短時間で少し違ったタッチの絵を二枚仕上げる子や一人になっても黙々と描き続ける子など様々でした。
友だちの絵にも「かっこいいね」など声を掛けあう姿もあり「なんか一つの紙芝居つくれそうだよね」と面白いアイディアも子ども達から出ました。
塗り絵の紙芝居にも発展していけるよう関わろうと思います。
(A,Y)


◆大切な物は人それぞれ(にじグループ)

今日はベランダ遊びと室内遊びを行いました。
室内遊びではそれぞれのゾーンで遊ぶ子供達と先日の続きの遊びを行う子供達と分かれて遊びました。
先日の続きは手紙作り、今日は先日と違った素材を用意しました。
砂浜の砂に貝殻、麻紐・・・
装飾はオリジナルですが今回はクラフトがメインなので作り方は決まっています。
窓際で寝転ぶ子供がいました。
子供同士の会話です。
「空みてたらさ〜くもが動いてるよ〜」
「くもってとまらないよ。いっかい乗ったら、そのくもで暮らすしかないよ」
「あ〜くもの国にいるみたい。くもの国はくもがわたあめで、くもが、わための車にもなるんだよ。食べ放題」
「おとなになったらわたし、くものお城に行きたいな」
「もし、迷ったら、違うくもにのればいいね」
「くもの国にいってお金持ちになりたい」
「ね〜なんか保育園がまわってるみたい」
「この話は巨大な巨大なの絵本のはなしに似てる」
「くもに乗ったら世界中の家が小さく見えておもしろいしさ、自分の家が動いているようにみえるしね」
「くもとかはさ、雷には気を付けないといけないけどさ、静かだし悪い人はいないで暮らせると思うんだ」
「くもの国は子の保育園よりかはお友だちは少ないと思うけどさ、少しいると思う」
「くもはさ、すっごい跳ぶトランポリンがあると思うよ?」
「くもの妖精とか、お姫さまとかいるかもね」
「たぶん、夜になっておうちに帰って流れ星とか星をみているはず」
「くもの国から地球に帰ったら、ママたちに思い出を教えるね 」
「帰ったら、段ボール肉も詰めてお届け物をしてさ、こっちでくもの国を作りたいな。段ボールはいっぱいね」
「おかしいな。なんでいつも雨なの?」
「秋なのにね〜」
・・・
どんなに楽しい遊びやおもちゃを用意しても、私は雲には敵いません。
k★y


◆日々は続く。(そらグループ)

朝の集まりでは、先日育てはじめたすいかときゅうり、そしてもも組の◯くんが家から持ってきてくれた梨の種の様子をみんなで見てみました。まだ芽は出てきていませんが、「まだ出てこないねー。出てくるのが楽しみだね。」と待つ時間もみんなで共有していくことを大切にしていきたいと思っています。変化していくことばかりではない毎日。けれど、日々を積み重ねていくことに大きな意味があるのだと子どもたちの姿を見ていると感じます。楽しみながら日々を積み重ねていきたいものです。
そして、ヘチマのたわしは昨日水から取り出し乾かしておきました。今日の朝見てみるとしっかり乾いていたので、朝の集まりでも話をしました。触り心地を子どもたちに体験してもらうのはもちろん、「なんか糸みたい。」と見た目の変化に気づき、さらに辞書で調べたヘチマの漢字が『糸瓜』と糸という漢字が出てくることにも気づいた△くんの話も伝えていきました。子どもたちの気づきをふまえて素材を準備していきたいなと思います。
外は雨のため、室内遊びとなりました。先日造形でタイムマシーンを作っていた◇くんに進み具合を聞いてみると、「タイムマシーンはやめて、サイコロ作ったの。」とのこと。見せてもらうと空き箱に側面にビニールテープが貼ってあるものでした。全部の面をみてみるとびっくり。ビニールテープの数がサイコロの目になっていたのです。
そのサイコロを使ってどんなことをするのか聞いてみると、まだ考え中とのこと。そこで人間すごろくをやってみない?と提案すると何人かの子どもたちが参加してくれました。
作ったものを飾る、作ったもので遊ぶ・・・という体験をこれからもたくさんしてもらえるような環境づくりを大切にしていきたいなと思います。(I.E)


Posted in 園のこだわり