◆8月31日(月)の子どもたち
2015年09月01日 火曜日
◆つながるやり取りとお絵かきの行方(つぼみ)

今日の朝の集まりで「おいでおいで~」というシーンが出てくる紙芝居を見ました。手招きする様に振って「おいでおいで~」とやっているとそれを見た子ども達も『おいでおいで~』と真似をします。この後、廊下に遊びに行ったのですがドアに先に着いた子ども達があとからついてくるお友だちに向かって手をブンブン振って『おいでおいで~』と呼んでいる場面が。早速、先ほどのやり取りがいい刺激になっていたようです。
廊下に出ると子ども達の大好きなソフトマットが。だいぶ手足に力も付き、登る要領も掴んできているという事もありほとんどの子が登れるようになってきました。頂上まで辿り着かなくとも上ろうという気持ちは満々。「んー」とうなるような声を上げて頑張っています。
そんな中、今日はお部屋にお絵かきコーナーを作ってみました。初めに数人誘って一緒にお絵かき開始。前に一度お絵かきはした事があったのでクレパスを受け取った子ども達は模造紙に力いっぱい描き始めました。でも、以前と違ったのは前回は一人に一本のクレパス。今回はケースに入ったままクレパスを置くといったスタイルでのお絵かき。一本を持っていた時はその一本に集中していたのですが、今日は沢山の色があることで目移りする場面が多く、ケースから出して描いてまた出してと、クレパスを物色する〇ちゃん。「わー!」と素敵な物を見つけたと言わんばかりの声を上げていました。その横でお絵かきに集中する△ちゃんと□くん。二人は手を大きく動かし弧を描くようにしたり、トントンと叩いてみたりと模造紙に色が付くのを楽しんでいました。はたまた、☆くんはクレパスを持っていることが嬉しくてぎゅっとクレパスを握って部屋中をお散歩。◇ちゃんはクレパスに巻かれている紙を剥こうと必死だったりとお絵かきは描く事がメインではありますが、描く行為に至るまでの過程も楽しいお絵かきの時間。色々な姿・楽しみ方・興味の持ち方の違いが見られました。
クレパスで絵を描こうという気持ちに今日は達しなかった子もいましたが、目ではしっかり見ていたりと気にはなっていたようです。徐々にお絵かきの楽しさ・模造紙に色が付く不思議さを沢山感じていってもらいたいと思います。
また、クレパスを持ってお散歩している☆くんに「おいでー」と保育士が声を掛けているのを聞いて△ちゃんが『おいでおいで~』と呼んでいる場面がまた見られました。朝の出来事が一日の中にこんなにも繋がっているのだなーと感じ、もっとたくさんのやり取りを楽しみたいと思いました。
K・E

◆再び(ふじ1)

先週末にふじ1組に遊びに来た、ゴリラのゴーちゃんが再び遊びに来ました。
子どもたちの様子を見ていると、さすが2回目。ほとんどの子どもがゴーちゃんに近付いていきました。泣く子どもも見られず、絵本を読んでいたり、他の遊びで遊んでいる子どもでも「なんだろう」というように途中で手を止め、近付いていきました。
“くいしんぼうのゴリラ”というエプロンシアターで、バナナ、レモン、タマネギを食べていきます。保育士の歌に合わせて、バナナの皮をむいてパクッと食べるところでは、子どもたちも真似をして口をパクパクさせていました。
口をパクパクしなくても、手をたたいてリズムにのって参加している子どもも見られ、それぞれの感性があり、それぞれに反応し、表現しているんだなと思いました。
今日は室内で過ごしましたが、休み明けというのは、子どもたちの疲れが多い日です。だからこそ、ゴロゴロ横になりたいときにはゴロゴロできるようなスペースがあり、横になって、体が元気になればまた動き出して遊ぶというように子どもも子ども自身でコントロールしながら過ごしています。
心と体の両面をよく見ていきながら、伝えるべきことはその時に伝えて、見守るところは見守れるよう子どもたちとの距離感も大切にしていきながら今週も過ごしていきたいと思います。(M・T)

◆みんなで(ふじ2)

今日はふじ2組、ホールで過ごしました。
ミッキー体操が終わり朝の会をして今日のお話を保育士がすると真剣な眼差しで見つめ、「今日は雨がポツポツ降ってるからお部屋とホールで遊びます。ホールではすべり台や鉄棒、平均台があるからいっぱい遊ぼうね。」と保育士が話すとうんうんとうなづいてお話を聞いてくれていました。
さあ、ホールに行こう!と保育士の後をついてホールへ。
すぐさま、滑り台を登ったり下りたり、鉄棒にぶら下がったり、平均台をゆっくりと歩いたりと好きな遊びを選んで遊び始めました。
滑り台ではお友達の後ろに並んでお友だちが進まないと押してしまったり抜かそうとする子もいましたが、「順番こだよ。まっててね」と保育士が声をかけるとお友だちが進むのを待ってあげたり、「どうぞ!」と途中で降りて譲ってあげたりする姿が見られました。
そして、遊びがあきてくると自分たちで遊びを発展させていきました。
◎ちゃんがハイハイをし始めると△ちゃん、□くん、☆ちゃん…と次々に◎ちゃんの後を追いかけてハイハイを始め、◎ちゃんが立ち上がて走りまわると同じように走りまわったりと◎ちゃんが小さい先生のようにリーダーシップをとって遊びを変化させていました。
みんなで遊ぶことが更に楽しくなってきたふじ2組さんでした。
(K.H)


◆つながる輪(ふじ3)

朝ドアを開けてお部屋に入ると、ふじ3くみのお部屋から「せんせいおはよう!」と元気な挨拶が聞こえます。「〇くんおはよう!」と声をかけると、隣にいた△ちゃんも顔をのぞかせて「おはよー」と挨拶をしてまた遊びにいきます。◇くんはぎゅっと足にしがみつきまた遊びにいき、〇くんは「だっこしてー」と来てくれました。それぞれの挨拶をしながら今日も元気いっぱいのふじ3くみさんは全員集合です。
朝の会では今日は「あおむしがいい~」とリクエストがありました。
おやつの時に大合唱になっていたこともあり見たくなったようです。
さっそくあおむしの本を探してみましたが、ありません。「どこかに遊びにいったのかなぁ?」と紙芝居で妥協し見ました。妥協のはずが楽しかったみたいで「もう1回」と言う子もいました。
読み終わったところであおむし発見。ふじ1組さんのところに遊びに行っていたようで、借りてあおむしも見ることができました。
今日はあおむしさんにタッチをして名前を呼びました。
嬉しそうにタッチする子、「次〇くん」と待ち遠しい子、やさし~くタッチする子。それぞれあおむしさんとタッチしました。
みんなし終わると、△くんが「きょうはあめだね」と言い始め、△ちゃんも「かささしてきた」と会話をはじめました。こちらから言うわけでもなく始まった会話に、話の流れがわかっているんだなと朝の集まりの習慣がついていることを改めて感じました。
「あめふってたよね」「うん、ふってたよ。ぽつぽつって」と確認しあう子もいて会話を楽しむ姿がなんともかわいらしく素敵な朝の集まりの時間でした。
前半がお部屋で後半がホールであそぶことになりました。元気がありあまっていたので音楽をかけて体を動かすことにしました。棚を動かし部屋を広くしましたが、テンションが上がり、手をつかずにおでこからダイブしてしまったり、体を大きく動かしお友だちとぶつかってしまったり、つんつんいあっているうちにあらあらトラブルになってしまったりなんだか上手くいかなくなってしまいました。
みんなの体の大きさや動く範囲も広く部屋の狭さを感じてしまうほどダイナミックでした。
さあ、ホールへレッツゴー!
気持ちを切り替えて笑顔でホールへ向かいます。
ホールではすべり台や鉄棒、平均台、フラフープで遊びました。
それぞれ好きなところで遊びはじめ、思いっきり体を動かし楽しみました。
するとフラフープだ遊んでいた△くんが、〇ちゃんに「のっていいよ」と声をかけていました。二人になったフラフープ号は走り出します。
それを見た◇ちゃんも☆くんに「のる?」と声をかけていました。
一人のフラフープから二人のフラフープへ。
それがひとつ、またひとつとつながりフラフープの輪が繋がっていきました。
同じメンバー、またメンバーが変わりながらフラフープ号は走って行きます。
子どもたちの中につながる輪がしっかり築きあげていることを感じながらホールでの楽しい時間を過ごしました。
t*s


◆遊びのグレイドアップ(きく)
今日も雨だったので、保育室できく・たんぽぽ組を開放して自由に行き来して遊ぶことにしました。それなのに、きく組から出ようとせず自分たちのお部屋で遊びに夢中になっていきました。
小麦粉粘土遊びでは、赤と緑の粘土を作りコネコネして自分達でも捏ねながら色混ぜをしました。2色を混ぜていく子、混ざらない様にして2つの色を楽しむ子とそれぞれでした。
たんぽぽ組の子どもたちの方が移動してきてきく組の保育室はごった返していました。それでもきく組の子は隣の保育室に行かずに、自分の遊びに夢中でした。このまま行かずに終わるのかと思っていると1人2人と行き出し、ついには子どもたちが入れ替わって行きました。きく組にはなかったお絵かきやシール遊びを楽しみだしました。
きく組でもやっていた電車遊びやおままごと、積み木遊びが再び展開し始めました。夢中で遊び、飽きてきた頃に場所を変えて気分転換をしているのかと思って見ていましたが、いやいや今までとは違ってグレイドアップをしているではありませんか。気分転換をして新たな気持ちで遊ぶと言うよりも、遊びは繋がっているようです。おままごとでは、人形に作った物を食べさせようとしたり、積み木では前よりも高く積み上げる事を楽しんだりしている姿に驚くばかりでした。
いろいろな遊びができるようにという保育士の思い以上に、子どもたちの方が遊びを見つけることや遊びを展開することなど深いものを持っているんだなあと感じました。M.K

◆妖怪体操もう一回!(たんぽぽ)

最近たんぽぽ組では妖怪体操が流行っています。なぜ今?と思うかもしれないですが子どもたちの中で火がついているのです。「ようかいウォッチがいい!」と朝から踊る準備万端。みんな横に並んで曲がかかる方に集中してます。踊りもほとんど合っていて、一番盛り上がるところは「カイカイキイキイケイケイ~」・・・足をバタバタ・・・そして大笑い。朝から楽しい時間となりました。体をたくさん動かしたので、みんな汗いっぱい。
今日の朝の会は、ライオンさんのカスタネットで呼んでみました。先週はブタで「ブーブーブー!」とたたく子どもたち、「今日はライオンさん、どんな泣き声だろう?」と聞いてみると「がおーーーーーー!」とたたく子、「ぴょんぴょん」とたたく子・・・恥ずかしくてたたいて笑う子、「がおがお」と小さく返事する子。みんな個性があって可愛らしいライオンさんたちでした。
今日はきく組を開放して遊びました。たんぽぽ組の子どもたちは、ほとんど全員きく組で遊んでいました。絵本を読んでまったりしたり、おままごとでお料理したり、思い思いにそれぞれ遊んでいました。
週末たくさん充電して元気な子どもたちですが、休み明けで眠くなるのも早く・・・なんだかちょっぴりお疲れな子どもたちでした。
(Y.E)


◆芸術家(うみグループ)

あと1日で9月ですね。
子ども達も明日から9月だね、と話すと「秋だねー」と夏の終わり、秋の始まりを感じました。
朝の集まりで、〇ちゃんの絵具で描いた絵を紹介しました。
[海]を描いたという絵です。
まず、みんなに「海」と考えたらどう描く?と聞いてみました。
「あおいろ!」「ふね!」、「さかな!」、「さめ!」とどんどん出てきます。
しかし、〇ちゃんの絵は魚などいません。
〇ちゃんに聞くと、実は潜っているから見えないんだと教えてもらいました。
そのことを伝えると、「すごーい」と驚く表情でした。
遊びでも絵具遊びをしました。
木の板に青・赤・黄を出し、色を混ぜてどんな色になるかと実験していると、「なにしてるのー?」と気になって見に来ました。
今、黄色と青混ぜようとしてるんだけど何色になると思う?と聞くと、
「・・・わからない」と困り顔。
じゃ混ぜてみるね、と段々変わっていく色を見ていると「あっ!緑!!」と驚きを隠せません。
そこでひまわり組の絵具をよく遊ぶ子が「青と赤はむらさきだよ!」と教えてくれました。
やってみるね、と混ぜると、「あれ?茶色?」と茶色のような色になりました。
青をもっと入れてみようかと提案し、やってみると「むらさきだー!」と新たな発見をしました。
ただ混ぜるだけではなく、赤は少なめ・青多めと量の差でも色が変わることを学びました。
そのあとは、お絵かきです。
今日はテーマを決めて描いてもらいました。
[夏楽しかったこと]です。ゆり組の子が中心になって参加してくれました。
「北海道いったこと描こう」、「コストコいったこと楽しかったから描く」とすぐに浮かび上がり筆を動かします。
ところが、△ちゃんはなかなか描きだしません。
どうしたのか聞くと、「ピンクの色ができないの」といろんな色を混ぜても思った色にならないようで悩んでいました。
「白と赤でピンクになったよね」と前回でのことを思い出し、ピンクを使い描き始めました。
□くんは他の子の作品を見て「これは何?」と聞きます。
「人だよ!あっやっぱりイルカ!」と話している姿はとても楽しそうでした。
また、朝の集まりでのことを思い出してか「船や魚を描くともっと海っぽいよね」と話している姿もありました。
出来上がった作品はやはり芸術です。
海に泳ぐイルカはわかりやすくするために黄色を使い描いていました。
北海道での思い出をかいた□くんは風が強かったのか印象にあり、風も描いていました。
子どもの発想は面白く、驚かされます。
テーマを決めても迷わず筆を動かく姿は芸術家のようで素敵でした。
(A,Y)

◆手紙(にじグループ)

今日は室内で過ごしました。
朝の集まりで今日で退職してしまう給食の職員の話をしました。
そして、『何かお礼はできないか』と話し合い、お手紙やお絵かきをプレゼントすることになりました。
子供達は想像をしながらコメントを書きます。
「あ、○先生は水色のエプロンしてるからみずいろのぺんにしようっと」
「朝早くから来てきゅうしょくをつくってくれてありがとう」
「みて〜。『お』がかけた!ひさしぶりに『お』をかいた」
字を書く子もいれば絵を描く子供もいます。
それぞれ思いはの矛先は一緒です。
表現の方法は様々であることを子供達の活動を通して感じることができます。
手紙が完成すると、今回は封筒を用意し飾り付けもしてみました。
飾り付けをやりながら、「こうするとこういう形に見える」「木の上に月があるのって良いね」
子供達の創造性や感性を豊かなままに表現できるよう大人がその子供の表現を共感していくことが大切だと感じました。
k★y

◆8月もおしまい(そらグループ)

あっという間に今日で8月も最終日になりました。
先日園庭で採取したキュウリの種、スイカの種、保育者の家で採取したキュウリ種と〇くんが持ってきたなしの種など、土に植えたら芽が出るか試してみることにしました。
ほんの数名で空中菜園の土を取りにいく予定だったのが、「ぼくも!」とはりきって帽子を被ったり扉の前で待っている児までいました。
保育室へ戻ってくると、子どもたちの手で種を一つずつ植えていきました。
自分たちで育てた野菜が実になり種が採れ、また芽が出たらとても嬉しいなと思います。小さな芽が出ることを楽しみに育てていけたらいいなと思います。
保育室内の別のスペースではマットを使って体を動かす遊びをしました。
前転や側転など、保育者にアドバイスをもらいながら一列に並んで何度も挑戦している姿が印象的でした。
また、相撲もしました。一対一で勝負し、勝った児はその場に残り、次の相手と勝負します。その時勝ち残っていた年長児の〇くん。力の強さが同じくらいのお友達には本気で、年少児の△ちゃんにはとても優しく加減しながら楽しんでいました。
異年齢で同じ遊びをすることが多くなったと感じた一日でした。(K.Y)


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