◆8月28日(金)の子どもたち
2015年08月28日 金曜日
◆ともだち(つぼみ)
友だちが見ていた絵本に興味を示し少しずつ子ども達が絵本の周りに…
今日は朝から雨が降りそうな天気で8月とは思えないほど涼しい気候だったので雨が降らないうちに園庭に出てあそぶことにしました。
園庭に出るには靴下を履いたり、カラー帽をかぶったり靴がある子は靴を履いたする準備があります。まだまだ自分たちで履いたりかぶったりは出来ませんんが、自分の物には興味を持ち覚えている子どもがだいぶ増えてきました。
靴下入れを子ども達の前に出すと、間違えないで自分の靴下を選んで取り出したり、〇ちゃんはどうにか靴下を履こうと靴下を片手に持ち足の先に付けたりして頑張っていました。その行動を見て保育者が「すごいね」など声をかけていると、☆ちゃんも自分もとばかり靴下を履くような行動をしていました。
二人ともまだ靴下を履けませんでしたがいつもの行動を覚えていて靴下を履いてみようと行動に移した〇ちゃん、お友だちや保育者の行動に興味を持ち自分もやってみようと行動をした☆ちゃん、二人ともとてもよく頑張っていてこれからの成長が楽しみになりました。
また二人の行動に刺激を受けてつぼみの子どもたちも興味を持ち、靴下はきにチャレンジしていくのを楽しみにしています。お友だち同士からの刺激も受けて様々なものに興味を持てる環境を作って行けたらと思いました。Y.N


◆初めて見るエプロンシアター(ふじ1)
朝の集まりの後、エプロンシアターを見ました。
写真を見て分かるように、少しリアルなゴリラが出てくる内容です。
子どもたちの反応がどうなるのか、ワクワクしながら見ていると、準備をしている段階で気になり始める子どもが1人。敏感なんだなと思いました。
一度目に留まると、その後だんだん近付いていき、覗き込むような形で見ていました。
いざ登場!してみると、一瞬じっと見つめながら泣かずに見ることができました。
ゴリラは、パクパク食べ物を食べていくのですが、口の中に食べ物が(ポケットのようになっているので)入っていくと、次に出てくる食べ物も「こっち」というように指をさしていく子どもも見られるほど、集中して見ていました。
初めてのエプロンシアターで、どんな姿が見られるのだろうかと思いましたが、近付いて見る子どももいれば、少し遠くで見る子どもなど様々で、何事も経験が大事だなと思いました。
好きか嫌いかは、試してみないと分からないことも多いので、まずはやってみて子どもの反応を見てみる、それによって次を考えていくことがまた、楽しみでもあり、次の成長にどのようにつながるかも楽しみです。
今日は、自由画も描いて、保育室に飾ってみましたが、回数を重ねるごとに変化・成長していることも目で見て分かるほど、子どもの可能性の広がりは無限大だなと思いました。
来週も楽しみです。(M・T)

◆遊びの広がり(ふじ2)
トンネルを通って、また向こうまで行くぞ~
廊下にコンビカーを出して遊びました。直ぐに廊下は、サーキッド状態になり、端から端まで勢いよく走り抜けていきます。トンネルをくぐるのもお手の物、頭を自然に屈めて通りUターンも小刻みに回り込んでいきます。運転技術がいつの間にかついてきていました。
ふじ3組の保育室でも遊びました。直ぐにお料理が始まり、お皿には美味しそうな物が乗り、それがテーブルに並べられていきました。お人形を負んぶして、袋を持って忙しそうに動き回るお母さんがなんにもいたり、先生のように絵本を読んだりする子もいたり、楽しい遊びで賑わっていました。
全員保育室に居たのですが、廊下に2人出て行ったかと思うと、スルースルーと音がするので見に行くと、なんと保育室側に並べられていた車が、きれいに窓側に移動されていました。腕のいい車整備員が現れたようです。そこへ先程お料理していた物をお皿に盛って廊下に現れたかと思うと直ぐに車に乗り込む子がいました。デリバリーの配達の人が現れたようです。
車から降りると、保育者に美味しいお料理が届けられました。そうこうしているうちに、車で保育室に入っていってしまう子が1人2人と出てきました。廊下に出るようにと声を掛けると、なんとテーブルに置いてあったジュースを車に乗ったまま飲みに行っているではありませんか。ドライブスルーまで出来ていました。
子どもたちは、自然にいろいろな遊びをやりだしますが、その1つ1つがとてもおもしいものに広がっていくのが可笑しいやら感心するやらです。子どもたちの遊びの発展と共に子どもたちの成長の早さを感じます。 M.K


◆やさしさと勇気(ふじ3)
いたかったね、と撫でてあげています。
今日は風も涼しくとても過ごしやすい中、園庭に出て遊びました。
早速、「こっちきて!」と呼ばれ向かうと地面の上にはセミがいました。もうだいぶ弱ってしまっていたセミは動けずにいました。いつも保育士が捕まえて見せてもらっていたセミと違う静かな様子に怖さは感じなかったのか、みんなじっくり覗きこんだり触ってみたり。
そんな中、突然持ち上げた△くん。みんな「おお~!!」「きゃ~!!」と感激。いつもは逃げていた△くんだったので、とても驚きの行動で、そんな△くんを見て勇気が沸いたのか、みんな触ろうと手を伸ばしました。みんなが触ることにセミも驚いたのか最後の力を振り絞って羽を震わせると、持っていた△くんもびっくり。手を離してしまいセミが落ちてしまいました。
今度は□くんが持つとまたもやびっくり、途中で手を離してしまいました。
そんな落ちてしまったセミを見た〇くんは、今にも泣き出しそうな顔で「かわいそうだよ・・・」と呟き、「いじわるしない!」とセミをガードしながらお友だちにも伝えていました。
何度も地面に落とされてかわいそう・・と〇くんまで悲しくなってしまったようで、大事に持ちながらセミの頭を撫でて労わってあげる優しい姿に、心があたたまったと同時に虫も植物もどのいのちも重さは同じだと改めて考えさせられました。
そんな〇くんの姿を見てみんなも感じることがあったのか、〇くんとセミを囲むように集まり、セミを優しく撫でてあげていました。優しさの連鎖、とても素敵で嬉しく思いました。
そしてセミには興味があって近付くけれど触れなかった□くん。〇くんの優しさから勇気をもらったのか、自分から触り、〇くんから貸してもらい自分の手で持つと、それはそれは嬉しそうでみんなに見せて歩いたり、園庭のありとあらゆる場所に行き、まるでセミに園庭をご案内しているかのようでした。
片時も離さずに一緒に遊んでいた□くん。遊び終わっても離そうとせず、靴を脱ぐときですらセミを持つ手を変えながら片手で靴を脱ぐほど。給食を食べている時もセミが待っているテラスが気になって仕方がなく、寝る時もやっぱり気になりソワソワ。「おやすみなさい」を言いにテラスに行くと満足そうに布団に入った□くんでした。
気持ちに寄り添ってみても私たちには見えないような強い思いが隠れているのかもしれません。そんなまっすぐな子どもたちのその時その時の思いを、一緒に大切にしてあげたいなと思います。
S.S

◆お絵描きとシャボン玉(きく)
クレパスでお絵描きをしました。何を描いているの?と聞いてみると子どもたちはそれぞれ自分が何を描いたかを教えてくれるようになってきました。これを描きたいと思って描いた子もいれば、描いた後に付け加える子もいます。
〇君は描き始めから「車描いているよ」と自分の描きたい物を描き始め、保育士との会話を楽しんでいます。
保「どこの車?」〇君「〇君の車」
保「誰が運転するの?」〇君「ぱぱ」
〇君「お買い物にいくんだよ」
とここまで話が広がっていきます。
会話の中で世界が広がっていき、聞いているこちらまで楽しい気持ちになってきました。子どもたちの想像力はとても面白いです。
◇ちゃんは、保育士の横で絵を描き始めました。保育士が「顔かけるかな?一緒に描いてみる?」と問いかけてみると「いいよ~描けるよ」と丸を沢山描き顔を描いていました。初めは保育士の真似をしていましたが、黙々と描いている◇ちゃんを見ていると「できた。顔」と大きい丸の中に目と口が入っている素敵な顔が出来上がっていました。今度は1人で簡単に描いてしまうようになるのかな?ととても楽しみです。
ベランダでシャボン玉をしました。ほとんどの子は上手に吹けるようになっており「大きいよ」と優しくたくさんの息をいれていました。勢いよくふーっと吹くと小さいものが出来る事に気が付いたのか「小さいのたくさんできるよ」と息を一気に出したりしている子もいました。
お友だちが吹いたシャボン玉を手で割ったり、しょぼん玉を悪者のように見立て、キックでやっつけたりと子どもひとりひとりの世界観が出ていて面白いシャボン玉あそびになりました。
(K☆H)


◆ブーブーブー(たんぽぽ)
ブーブーブ可愛いお返事です。
今日は朝の会で可愛いブタ型のカスタネットでお名前を呼んでみました。いつもは「は・あ・い」と答える子どもたち。まずは保育士を呼んでみると「ブーブーブー」と思わぬサプライズ、ぶたさんの鳴き声でした。それにみんなは面白くて笑っていました。そのまま名前呼ぶと・・・「ブーブーブー」それに続いて子どもたちみんな「ブーブーブー」と。「は・あ・い」の代わりに今日は「ブーブーブー」の可愛いこぶたさんがいっぱいでした。
今日は室内で遊びました。指絵の具でペタンペタンと色付けを楽しむ〇ちゃんと△くん。お互いずっと同じ色を使っていたのですが「ぴんくがいい。かして。」という〇ちゃん。それを聞いた△くんは「どうぞ」と色を交換。交換したのがきっかけで楽しくなってくる△くん、どんどんダイナミックに手に付けてペタペタ。満足すると・・・「おしまい」と椅子をしまい手を洗いに行きました。
ベランダでは久しぶりにシャボン玉を楽しみました。風に吹かれて空の上までゆらゆらと登っていくシャボン玉を見て笑い出す子どもたち。そこで一緒に笑い合い「たのしいね」を感じられたようです。
友だちの存在が日々大きくなってきている子どもたち。友だちを通してこれからたくさんの想いや気持ちを知っていくと思います。そんな一瞬を大切に、そして保護者の方々に伝えていけたらなと思います。
(Y.E)


◆かけっこ(うみグループ)
今日は園庭に出ると、ひまわり組の〇くんが「ここから山まで10秒で行けるから数えてて」とお友達に伝え、玄関から山までは8秒で行くことができました。
そこから、〇くんが「かけっこしたくなってきちゃった」と保育士を相手に駆け出すと、ひまわり組の児が集まってきて、かけっこっが始まりました。
世界陸上の影響もあるのか、「ボルトみたいに速く走ってやる!」と言うと「オレだってボルトみたいにする!」と意気込みながら、園庭を1周回って保育士にタッチしてゴールを何度か行いました。
「今度は2周」「次は3周」とだんだん長距離になっていきました。
スタートは、△くんが手と足を地面について準備するやり方を知っていました。
△くんは長靴だったので走らず、審判をしてくれていてスタートのやり方を皆に教えてくれていました。
チームに分かれて次はリレーとなると、チーム分けを皆で話し合いながらも、△くんがまとめ役になってくれていました。
ひまわり組がやっているのを興味を示して見ている、もも組の児もいて、一緒に走って保育士にタッチを楽しんで行いました。
集団遊びの中で保育士が側にいながらでも、頼ることなく自分たちで話し合ったり、みんなで楽しめる方法を考えながら遊びが発展していくひまわり組の子ども達が、もも・ゆり組の子ども達の遊びを発展させていくのだなと成長を感じました。(B・K)

◆子どもの目線から見えるもの(にじグループ)
にじ
イベント続きの今週。
今日は保育士体験にひまわり組の〇くんのお父さんが来てくださいました。
〇くんがすごく楽しみにしていたのを子どもたちも知っていたので、朝から「〇くんよかったね」と話していました。
たくさんおんぶしてもらったり、遊んでもらって嬉しそうでした。
ありがとございます。
今日は曇り空で雨が心配でしたが、降っていなかったので園庭で遊びました。
園庭では以前、スイカの苗を持ってきてくれたゆり組の◇ちゃんの苗を園庭でプランターに植えて栽培しています。スイカが大分大きくなってきていました。
子どもの手では両手で持てるくらいの大きさです。
そんなスイカですが、今日観察していた子が触っていると、重くなっていたスイカは取れてしまいました。それを今日は何人かで見ていましたが、今日は食べることをやめて給食室で保管してもらいました。残念なことに◇ちゃんがしばらくお休みなので、どうしようか…と心配してくれている子もいます。
園庭から帰ってくるそらグループのゆり組の男の子2人が、何やら水槽を端の方から覗き込んで見ていました。
気になったので何をしているのか聞いてみると、「にじがみえるよ!」とのことでした。
同じように覗いてみると、水槽の側面のところに本当に見えたのです。
思わず写真を撮ると、そのカメラを持ってそらグループの◎くんたちはお友達や保育士へ見せにいきます。
そんな中「みたい!」と言ってにじグループの子どもたちも集まり、教えてもらって見てみました。
すると「わぁー、ほんとだ」「にじだ!」と嬉しそうに見ていました。
水槽が2つあるので、反対側の水槽で同じように見てみると、薄らと見えます。
また、逆の端の方から覗いてみると、今度はその側面は壁側にある方だったので、虹はまったく見えませんでした。
「なんでだろうね?」と聞いてみましたが、その不思議を楽しんでいるようで、真剣に見ていました。
他のお友達がそばにくると、その不思議を伝え、教えてあげていました。
大人の目線で生活していると気づけないことも、子どもの目線に立って見てみると、発見があります。子どもたちはこうやって素敵なものを発見し、またそれをお友達や保育士と共有していくことで学びが深まっていくのだなと感じました。
(H.K)


◆トゲトゲ。(そらグループ)
『きゅうり』の種をとることから始まって種を観察していくうちにいろいろな種を見つけるようになった子どもたち。たまたま見つけた小さなすいかを割ってみると、「あれ?なんかきゅうりの種に似ているね。」ということから昨日のブログにも書いてあるような展開が見られました。
朝の集まりでは、家に帰って昨日の出来事を話した◯ちゃんから、「西瓜(すいか)、胡瓜(きゅうり)、糸瓜(へちま)、苦瓜(ゴーヤ)には全部同じ漢字(瓜)があるし、種も似ているし、形も似ているからお友だちなんじゃないの?ってお父さんが言ってた。」という発表がありました。
そして同じきゅうりの話ですが、種とはちょっと違った『とげ』に興味を持っている子の発表・共有もしました。
きゅうりの種を取るときに、食べるきゅうりと種を取る用にしばらく置いておいたきゅうりの違いを話しました。
色や大きさ、においなどの違いに子どもたちが気づく中、食べるきゅうりにはあったはずのとげがなくなっていることにも気付いた子がいたのです。その共有の時間の出来事が印象に残っていたのでしょう。もも組の△ちゃんは園庭に出て植物を見るたびに「先生、これはとげがあるね。こっちはないね。」と保育者に話してくれるようになったのです。
そこで、△ちゃんと一緒にとげがあるものを探してみることにしました。
まず、何も情報がない中で△ちゃんに「きゅうりの他にとげとげがあるものを知ってる?」と聞くと「トゲニャンもトゲがあるよ。」と△ちゃん。(妖怪ウォッチのキャラクターだそうです。)確かに・・・と思いながらも思わず笑ってしまったのですが、他にも探してみようということになり植物図鑑を一緒に見てみました。
図鑑を一緒に見ているとゆり組の◇ちゃんもやってきて一緒に探し始めてくれました。
サボテンやバラ、パイナップルや栗などいろいろな種類の『トゲトゲ』を見つけることができました。
昨日の帰りの集まりと、今日の朝の集まりでも『トゲトゲ』の発表をしました。
そして今日も『トゲトゲ』探しをしたいというゆり組の◇ちゃんともも組の△ちゃんに今日は『トゲトゲを描く』ということを提案してみました。昨日見つけたトゲトゲの仲間を保育者が枠の部分を描き、植物図鑑を見ながら色付けとトゲを子どもたちが描きたしていくのです。
絵を描くというよりも、トゲを描くというピックアップされたものなのでトゲの長さや色、どんな場所にトゲが付いているのかという視点で描いている姿が見られました。
出来上がった絵を帰りの集まりでも発表していきながら、どんな視点で描いていたかということも子どもたちと共有していきたいなと思います。(I.E)


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