◆8月27日(木)の子どもたち
2015年08月28日 金曜日
◆ちょっと遠出してみよう(つぼみ)

今日は波羅蜜橋までちょっと遠出です。距離がありますので朝の集まりもいつもより短めに、お散歩の時間をたっぷり取りました。
お散歩カーはスピードアップ。ガタガタする振動に口元が緩む子や車が来ると「あー」と言って手を振って喜ぶ姿がチラホラ。でも、一番見られたのは人も車も通っていないただ家が並ぶ景色を見て声を出して手をブンブン振る子ども達の姿・・・子ども達はとっても楽しそうでしたが保育士はなんだかヒヤリ。さて、何が見えたのでしょうか。
波羅蜜橋に着くと、目の前に大きなベンチがあります。つかまり立ちが得意な〇くんや△ちゃんは早速ベンチにつかまって周りをキョロキョロして気になる所へつたい歩きしたり、片手とお腹で体を支えて目に前にある葉をもう片方の手で触って観察してみたり。最近歩けるようになった□くんは橋が広いので思いっきり一歩を済みだしています。ぶつかる所もないので大胆にドン、ドンと進んでは座って休憩。歩く時も座る時もなんだか嬉しそうな表情で広い環境に心躍らせているようにも見られました。
つぼみぐみで流行っている『♪こーいこい おおかぜこい』のわらべうたを歌うとそれに合わせてひゅーと走ったり、しゃぼんだまを飛ばすと追いかけて遠くまで行ったりと橋をあっちに行ったりこっちに行ったり。いつもと違う環境は自然と楽しくなり、いつも以上に行動的になるようです。でも、慣れない場所でドキドキしている☆ちゃんの姿もありましたがお友だちが楽しそうに遊んでいる姿を見てたまにニコッと笑顔も見せてくれていたので安心です。色々な場所に足を向けてたくさん経験してもらいたいものです。
園に帰って来ると自分達で靴を脱ごうとする三人のつぼみぐみさん。まずは自分の靴を脱いでいたものの、◇くんはお隣にいた◎ちゃんの靴に手を伸ばし脱がしてあげようとしていました。そんな◇くんを見てか反対側にいた●ちゃんも◎ちゃんの靴を脱がすお手伝い。◎ちゃんは二人が自分の靴を触っているので少々戸惑ってはいましたが嫌がることはなく最後まで身を任せていました。
こういった関わり合いが出てきたことがなんだか嬉しく、そして微笑ましく思いました。
K・E


◆思いを共有する(ふじ1)

今日は聖堂へお散歩に行きました。
子どもたちにお散歩へ行く事を伝えると、じっと保育士の顔を見て話を聞いていた〇くんと△ちゃんは、自分の頭を指さし帽子をかぶる仕草をしていました。
帽子をかぶる前に頭を指さす仕草や、靴下を自分で履こうとする姿は以前もお伝えしましたが、最近はまた少しずつ自分で出来る事が増えてきています。
◎ちゃんは片方の靴下を自分で履けました。着替えの時は壁に寄りかかってバランスを取りながらズボンに片方の足を入れて履こうとしていました。でも◎ちゃんはオムツをはずした直後だった為、オムツをしてない状態での突然のチャレンジでしたが、本人は真剣な表情です。
側にいた保育士は、◎ちゃんにオムツを履かせた後に、ズボンを◎ちゃんが履きやすい向きに整えて床に置き、「はいどうぞ。おズボンだよ」と声をかけていました。
すると◎ちゃんは笑顔を見せ、もう1度チャレンジします。今度は座った状態で足を一生懸命入れようとしますが、中々入らずズボンは裏返ってしまいました。◎ちゃんは保育士に助けを求めるような顔をして見つめています。援助が必要な時です。保育士は声をかけたり、出来ない所を手伝ったりしながら、◎ちゃんの意欲を削ぐ事のないよう見守っていました。そして◎ちゃんはズボンを無事に履き終えたのです。
最後にズボンをぐいっと引き上げると誇らしげな表情を見せ、保育士1人ひとりに笑顔を見せる◎ちゃん。その嬉しそうな姿に、また大切な事を教わりました。
散歩でも子どもたちは以前よりも景色により一層反応を見せ、声を発し何かを伝えようとしてきます。その声に共感する言葉を伝えると、子どもたちは嬉しそうに素敵な笑顔を見せてくれます。
子どもと思いを共有する事の大切さを実感した1日でした。
O・Y


◆虫、セミ見つけた うれしい 恐い (ふじ2)

今日は園庭で遊びました。雨上がりでもあったためか、蚊などいつもより多くとんでいました。虫嫌いな◎ちゃんは外へ出ていきなり蚊が身体についてしまい、ギャーと大泣きです。その後は、虫に敏感になり、小さな砂利を虫だと思ってしまい、園庭を移動していて、水路に砂利をみつけ水路を渡れず、ギャー。固定自動車の中にもたくさん砂利が散らばっていて自動車に乗れずギャーと泣いていました。
でも、セミや幼虫など、保育士と一緒に虫を見ることはできるようですが、園庭遊びなのに神経を使って落ち着けないという感じでした。そんな中、セミがいたと、手を引いて教えてくれる子どもたちもいました。誘われて見てみると、木にセミがとまっていました。見つけることが出来たんだなあとうれしく思いました。
他にも、鉄棒のぶら下がりを、高いほうの鉄棒も自分でつかまってぶら下がれる子もいたり、ぶら下がって足を思いっきり逆上がりしてしまいそうな勢いで上げる子もいました。また、大門の前のすべり台の山の上も、スイスイと上がって行き、横の方から降りていこうとしたり、心身共にたくましい成長を感じました。(T.Y)

◆大きくなあれ!(ふじ3)
雨続きで、園庭はどろんこだらけ。
いつもは、泥んこ遊びを始めている子に「靴、脱ごうか?」と声をかけていましたが、今日は子どもたちに決めてもらいました。
お部屋で靴下を配らず、テラスで「今日は裸足で行ってもいいよ。でも、靴を履く子は靴下も履こうね。」と話すと、「このままでいいの?」といつも裸足で遊ぶ子は嬉しそうに裸足のまま園庭に繰り出し、そのほかの子は靴下を履いて遊びに行きました。
園庭で遊んでいると〇くんと◇ちゃんが、「これ、元気ないね」と咲ききってしまったひまわりを指差して教えてくれました。
そこで、「じゃあ、また元気なひまわりが咲くように種を植えよう」と提案すると、「種はどこ?」「どこに植えるの?」となり、子どもたちとひまわりのプランターの周りで種探しから始めました。
小さい粒々を見つけては「これ種?」と見せてくれる子どもたち。
一生懸命さが伝わってきます。
種が見つかったところで、今度は植える場所探しです。
大人が指定してしまうのは簡単ですが、今回は子どもたちと園庭中を歩き回って、道路に面した花壇に植えることにしました。
植える場所をを探してくれた△ちゃんに「どうしてここなの?」と聞いてみると、「お花ないじゃん」とのこと。
確かに、周りは木々ばかりで、お花は咲いていません。
ここにひまわりが咲いたら、きっときれいだと思います。
ひとりひとり、一粒ずつ種を土の上に置いて、「大きくなってね!」と声をかけている姿は、とても可愛かったです。
仕上げに、みんなの種の上に土をかけていると、「大きいの咲くかな・・・」と早くも期待大の子どもたち。
本当に花が咲くのかは分かりませんが、こういう優しい心が育っていることが本当に嬉しくなり、これからも大切にしていきたいと改めて感じました。(E.Y)

◆今日はトマトチルドレン(きく)

今日は園庭で遊びました。
子供達は園庭に行く前にミッキー体操を踊ります。
保育者が立つと子供達はその保育者の前に立ち、あえて保育者を見ながら踊ります。
以前よりも踊れるようになる子供の他に保育者の真似をする子供が多くなっているように感じます。それだけ周りに目が行くようになったとともに他児を意識している視点が変わってきたようにも感じました。
あそこで人だかりが・・・。皆座っている、皆やっている・・・僕も私もやってみよう、皆でいるだけで楽しいな・・・そのようにも感じました。
そんな子供達は曲のワンテンポ遅れで体操を踊るので保育者が曲どおりに右の振り付けが終わり左の振り付けにいくと子供達はまだ右の振り付け中で慌てだし、多少のずれが生じます。
その姿が可愛く、出来るのなら曲のスピードを調整して今の子供達の体の反応に合わせたいと感じました。
さて、園庭遊びでは自由に自分の気のむくままに過ごせます。
大声も出して良いですし、走り回ってもいいです。沢山ジャンプしても。
一人で自由(開放的)になれる広さです。
それでも、二歳児は集団(約6〜9人)が出来ます。何をするわけでもないですが固まります。そこには保育者もいます。保育者は子供を集めようという意図で集めているわけではありません。子供達は自然と集まります。(集めようとした時に集まらないのは不思議です)
今日の子供逹は手にトマトを持った集団、トマトチルドレンでした。(石だったり棒だったりもします)
そんなトマトチルドレンの「本日」は、セミを観察したり、集団で壁に移った鏡の反射(太陽の光)をつかまえようと必死になったりします。
しかし、光をつかまえようとする子供達は右に左に逃げる光(保育者が光を操って)に右往左往してしまいます。しばらくすると一人のこどもが他児の肩を組みもたれかかり喧嘩になりました。
さっきまで皆は何をやっていたのでしょうか?
何人かは光を追いかけていたのですが、何人かは光を追いかける子供を追いかけていて、また何人かはこれはじゃれ合いなのだと解釈しているようです。
ここでの大人の声かけは重要になります。
また、砂場では泥遊びをしました。
保育者が砂を掘って土を盛り、それを子供達が横から叩いたりしながら山を作り、保育者がその山の麓から、水の通り道も作りました。
後は子供達と一緒に相互に閃き合いながら「無題」のものを作り、遊びました。
泥の感触を楽しむ子、山作りを楽しむ子、飾り付けを楽しむ子。
それぞれの場面で参加する子供の人数や子供が違っていたりします。
幼児になると「仲間入れてっていって!じゃないと・・・」(途中参加は許されない)が始まるのでしょう。
砂場遊びのような共同作業が行える遊びは、その時に興味のあるものに誰でも参加できるスタイルの良いところであると感じます。
k★y


◆みんなで(たんぽぽ)

昨日の日誌にもありましたが、ここ最近子どもたち同士の友だち関係がますます発展しているように思います。それは個人個人の語彙数が増えたこともありますが、子ども同士の絆や信頼関係が築けてきているからだと思います。
セミを見つけた◎くんは友だちや保育者と共有したかったのでしょう、「セミ、いたのー、こっち来てー見ようよー」と誘いみんなでセミを見ました。
〇ちゃんは「このお花でケーキを作ろうよ、△くん!あっ※ちゃんも呼んでくるから待っててー」
鉄棒の周りに何人か集まると誰からともなく「みんなで鉄棒しよー」このような感じです。
今まで一人遊びを十分に経験したからこそ次のステージとして『友だちと一緒に共有したい』という段階にいけるのだと思います。
今はさらに『順番だよ』と順番があることもそれぞれに伝えています。子どもたちも少しずつ理解しているように思います。
給食中は子どもたち同士会話に花が咲きます。手が止まってしまう子どもも見られます。
今日朝の会で読んだ『わにわにのおふろ』。以前も書きましたが、その中でシャワーをマイクに見立てて「うりうりうりうりおーいぇーい」と歌う部分が子どもたちは大好きです。そこを「うりうりうりうり◆くーん」「うりうりうりうり▽せんせーい」など替え歌にして盛り上がっていました。歌や絵本など、その世界に入り込めるようになってきたなあと嬉しく思います。(kh)


◆絵具遊び(うみぐるーぷ)

うみぐるーぷでは絵具でお絵かきやボディーペインティングなど絵具遊びが発展しています。
今日は竜の背中をみんなの手のひらで表現してみようと、提供してみました。
竜の体は以前保育者と子どもたち合作のペットボトルキャップレーンでしたが、ひとしきり遊んで保管されたままでしたので、譲って頂きました。20パック繋がっているのが竜の背中です。
牛乳パックの幅に切った緑の模造紙にペタペタと。緑、黄色、ピンク、オレンジと好きな色を付けてもらいました。
5歳の子の大きな手の隣に3歳の子の小さな手が隣にあると、その子たちの仲良さが感じられ、心が温かくなります。
〇くん「先生。白とオレンジ混ぜたらピンクみたいだよ」
△くん「白と黄色でコーンクリームになったよ。おいしそう」
色の変化をとても楽しんでくれています。
☆ちゃん「ティラノサウルスの真似だよ。がおーーー」☆ちゃんは二の腕までオレンジを塗って恐竜の真似をしてくれました。
興味を持って参加してくれる子によって絵具をいろんな遊びに使い、全身で楽しんでくれる様子に他のお友達も「私もしてみたい」と遊びの連鎖が広がっていくのが見えます。
ひとしきり遊んだ作品が違う用途、形で発展していくと、工作に関わった子どもたち全員の思い出に残るのがまたすてきだなと思いました。
(K.S)


◆一番喜ぶものは・・・(にじ)

昨日に引き続き、今日もお出かけの予定。今日の行き先は、7月の終わりにも行った特別養護老人ホームです。前回は行かなかったももぐみさんの中からも希望者が数人参加して、前回よりもバラエティに富んだメンバーです。「老人ホームに盆踊りを見せに行こう。」ということでしたが、“盆踊り”という言葉で、なんだか夏のおまつりとごちゃごちゃになり、「浴衣を着て、おまつりに行く。」とおうちで話していた子もいたようです・・・。今回は参加しないと決めたメンバーもいましたが、「いってらっしゃーい!」と笑顔で送り出してくれました。
出発前に「おじいさんやおばあさん、みんなが来る時に一番楽しみにしてることは何だと思う?」と聞くと、「かっこよく踊ること。」。「うん、それももちろん楽しみなんだけど、それよりももっと楽しみにしてることあるんだ。」言うと、年長の〇ちゃんが「えがお。」と答えました。「当たり~。おじいさんおばあさん、みんなの笑顔を見るのが一番楽しみなんだって。だから、みんな、ニコニコの笑顔で行こうね。」と話すと、「うん!」ととびきりの笑顔で出発しました。
2回目の訪問の子たちは、初めての子に「あそこを曲がって行くんだよ。」と教えてあげています。5分ほどの短い距離ですが、これからやることへの期待でワクワク、足取りも軽い子どもたちです。到着すると、おはようございます!と元気にごあいさつをして、さっそく控室へ(ちゃんと用意してくれていました)。。帽子を脱いで、もう一回笑顔の確認をしてから、いよいよ登場です。元気音頭の音楽が流れ、踊りながら登場。約束通り、みんなニコニコの笑顔。緊張で踊れない子もいるかなと思いましたが、本当に全員がとっても楽しそうに踊る姿が見られました。おじいさんおばあさんも手拍子をしてくださる方もいて、子どもたちにつられて、自然な笑顔がたくさんありました。盆踊りが終わった後は、第二幕。最近お部屋で流行っていた野菜のパペットを使った歌遊びを披露しました。盆踊りはちょっと・・・だけど、歌遊びならと行く気になった年長の△くん。今日の経験が一つの自信になればと思い、代表の7人のうちの一人になってもらいました。すこ~し恥ずかしそうに、でも楽しそうにしっかりとできた△くん。帰り道は、「全然緊張しなかったよ~」と得意気に話していました。
久しぶりに暑かった園庭でも、たくさん遊びました。園庭に生えていた雑草をたくさん集めてきて、「これは玉ねぎ。カレーを作ろう!」とむしったり、水に濡らしたりお料理を楽しむ姿がありました。せみの抜け殻を大切そうに持っていた◇くんは、2歳さんが砂場に作った山にセミを置いて、「セミさんが山登ってる~」とじーっと見つめたり、泥んこの中に置いては「足が汚れちゃったな~」と楽しんでいました。
(T.M)


◆いろいろ発見しました。 (そらグループ)

今日は、先日収穫し乾燥させていたキュウリの種を保存するため袋に入れました。
その際、私の家で採れたキュウリの種を持ってきたので、比べてみました。
元々のキュウリの大きさを写真でみせて、園のキュウリと比べて何が違うかを子どもたちに聞いてみました。
子ども「キュウリの大きさは先生の家の方が大きい」「でも種の大きさは一緒だね」
「でも厚さが育子園のほうが薄いよ」など、いろいろな意見がでました。
来年、両方の種を植えてみて、また違いなどを見ていきたいと思っています。
そして、もう一つ種つながりで、先日もも組の〇くんが園庭でとれてしまっていたスイカ(小玉)を部屋にもってきていて、それを割ってみました。
中は、薄いピンク色になっていて種がありました。ひまわり組の☆ちゃんが「種が黒くなくて白いね」と言って、□くんが「キュウリの種と似てるね」と言っていました。
先ほど保存袋にいれたキュウリの種と並べてみると確かに似ています。
「もしかしたら、きょうだいかもね」と言うと、「えー!」とびっくりする子どもたち。
調べてみようとなり、どうやって調べるか相談しました。まず、植物図鑑をみて調べてみることに。まだ途中なのでその後はまたご報告したいと思います。
そして、園庭ではひまわり組の男の子たちが、木の上の方にある鳥の巣を発見しました。
「先生、フクロウの巣があるよ」と連れて行かれ、見てみるとハトが一羽巣の上にいました。
「ハトの巣だね」と言うと「だって、ホッホー、ホッホーって言ってたからフクロウかと思ったよ」と。「白いものが見えないから、たまごはまだいないね」とか「どうやって巣をつくったんだろう」など子どもたちの頭脳はフル回転です。
大人には見つけにくい、子どもならではの発見とふれ合えた日でした。H・T



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