◆8月26日(水)の子どもたち
2015年08月27日 木曜日
◆たのしいね(つぼみ)

夏だというのにこの寒さ。と思っているのは大人だけでしょうか。それでも子ども達は今日も元気いっぱい遊んでいました。
朝のミッキー体操。音楽が鳴ると、何かのスイッチが入ったように体を動かす子ども達。そこから子ども達の元気が伝わってきて、一日がスタートです。
雨のため今日は廊下にソフトマット・ボールプールを出して遊びました。いつもピンクの扉から外を覗いている事が多い子ども達。扉を開くと、〇くんと△くんがハイハイで嬉しそうに廊下に向かって進んでいました。まるで「一緒に行こう!」と言っているようでした。
ソフトマットでもう何度か遊んだことがあったのでどんどん進んであそび始めます。つぼみ保育室から一番離れたところにボールプールがあり、遠くから気になっている子ども達。少しずつ近づいていき、水を弾くように手を動かして遊んでいました。楽しいことは何でも気になる子ども達。次々と集まって来て、大盛況でした。体を動かして遊ぶだけではなく、ソフトマットの横に敷いていたマットにボールを隠して「いない~ばあ!」と子ども同士で関わり合っていたり、あそびを見つけ、自分たちで関わり合えるようになったんだなと感心しました。
そんな子ども達は日々成長しているんだなと改めて感じ、たくさん関わっていけるといいなと感じました。
(K.E)


◆本当の力(ふじ1)
今日はホールで体育遊びをしました。
前回同様にトンネルなどを設定してみましたが、高さによっては一人ひとりの個人差がはっきりと見られたように思います。
すべり台の入り口のところでは、すべりたいけれど上れずに「うーうー」とうなったり、抱っこで上にあげて欲しいというように、両手をあげて近付いてきたり、友達につかまりながら順番も守らずに前によじのぼろうとしたりとみんな必死です。
どうしたら上に行けるのか、どこをつかめば上に行くことができるのかを、じーっとみつめ、諦めずに頑張っていました。
コツをつかむまでが時間がかかるのですが、できるようになりたいという気持ちの強さが姿を通して伝わってきました。
できないことをそのままではなくてどうにか、なんとかしてできるようになりたい、という時の気持ちや表情は、本当に真剣そのものでついついこちらも応援したくなってしまうほどでした。
あえて手伝うではなく、見守る(手の届くところで)ということが大事で、すぐに手伝ってしまっては本当の自分の力にも気付くことができなくなってしまいます。
どんなときに大人の助けが必要か、難しいところではありますが、一人ひとりの特徴をつかんで、一人ひとりに合ったかかわりを今後も続けていきたいと思います。
できるようになることが少しずつ増えてきているので、次回の体育あそびも楽しみです。(M・T)


◆雨の日(ふじ2)
雨です。お外には行けません。
どうしよう・・・と考えてしまうのは保育者だけで、子ども達はいつもと何ら変わりなくパワーがみなぎっています。
早速タンバリンで先生なりきりちゃんが出てきました。
今日は、お人形のメルちゃんを相手にしている子がいました。
「○○ちゃん(自分の名前です)」と呼んだ後、自分で「なに~」と返事をしています。
そしてメルチャンの手を持って、タンバリンを叩いて返事をしています。
上手く音が出なくて、納得がいくまで手を添えてお返事しました。
ホールで遊びました。
今日用意したものは、巧技台のすべり台、トンネル、鉄棒です。
まずは、ワーーイと巧技台のすべり台に集まりました。
登る場所が混み合っています。
順番、順番、順番とくり返し伝えると、混み合っていた登り口もそれなりに列ができました。
ピアノの横の棚に楽器が収納されています。
その下のカゴには、タンバリン、カスタネット、鈴が沢山入っています。
好きなだけ出してきます。
タンバリンは床に並べて、太鼓のようにして叩き始めました。
鈴は、手首にはめれるだけ沢山はめて、ジャラジャラさせています。
舞台のカーテン、その向こうは何?
身体を半分、カーテンの中に突入して確かめたようです。
雨の日はどうしよう・・・そんな心配はいりませんでした。 (N・S)

◆お互いの思い。(ふじ3)

子どもたちと「おはよう」と挨拶を交わしていると、〇くんは「☆せんせい、おはよー!きょうはあめだねぇ。」と天気のことまで交えながら朝の挨拶をしてくれました。言葉が増えてきてたまに世間話のような会話ができたりと日々楽しさが増しています。
朝のお集まりでも、『今日お外はどう?お外で遊べそう?』と聞くと
「ううん、きょうはあめ!」 「おそとはいけない!」 「ろうかいくの?」
とみんなから次々と返事が返ってきます。
『今日は、お部屋で遊んでからホールに行くよ』と伝えると、「プールはいるの?」「プール~~」とかわいい聞き間違いでテンションが上がる子どもたちの姿にはとても和やかな気持ちになりました。
最近は曇り続きで気温もグッと下がりプールに入る機会が少なくなってしまったので、水遊びが大好きな子どもたちのプールへの熱い思いも込められていたのかもしれませんね。
お部屋では好きなものへまっしぐら。夢中になって楽しんでいました。
お部屋のおもちゃはみんなで使えるものもあれば、もちろん数に限りがあるものもあります。3くみの子どもたちはお人形の赤ちゃんをおんぶしたりだっこしたりするのが大好きなのですが、赤ちゃんはお部屋に3人しかいません。誰もつけていなければ早い者順なのですが、つけているのを見ると、他の子も羨ましくなってつけたくなってしまうのです。
どうしても赤ちゃんが欲しくなった△くんは、□ちゃんから無理矢理取ろうとするのですが、□ちゃんはもちろん使っていたので「いや!!」と怒ります。
「かーしーて!」と聞いてみるのですが返事は「まっててね」でした。どちらも使いたい思いが強く、どちらかが引くこともなくしばらくこのやりとりが続いていたので、途中で『□ちゃんまっててねって言ってるよ?使い終わったら貸してくれるみたいだから、それまで、電車であそぶ?』と声をかけてみたものの、他のおもちゃという気分ではなかったようでついには大泣きの△くん。
それを見て□ちゃんが△くんに歩み寄り、「どうぞ・・」と渡してあげたのです。涙も止まり、「ありがとう」とお礼を言えた△くん。こちらもありがとう、えらかったねという気持ちで□ちゃんの顔を見ると、□ちゃんも少し泣きそうな顔。きっと使いたかった思いをグッと抑えながらも泣いているお友だちに貸してあげたんだろうなと思います。
「かして」「まっててね」「どうぞ」などの日々の遊びでのやりとりを通して、集団生活の中で譲り合いのこころが徐々に育まれていくのだなぁと感じました。
□ちゃんの優しさも、△くんのありがとうの気持ちもどちらも大切にしてあげたいなと思わせていただきました。
S.S


◆雨の日のダンスパーティー(きく)

音楽をかけてダンスタイム!
大好きな曲が流れると初めは4~6人くらいの子どもたちが音楽に合わせて感じるままに体を動かしていました。その踊っている姿を見た子どもたちが加わり、輪が広がり「へいへい!」と合いの手が付くくらいほとんどのきく組の子どもたちがノリノリで踊っていました。
〇君は難しいステップを踏んでいるように軽やかに足を動かし、まるで自分の足の動きに酔いしれるかのように足もとをジッと見つめる〇くん。どの曲も素敵なステップを踏んでいました。普段のんびり過ごすことが好きな▽ちゃんは、曲に合わせ踊っているお友達をみてとびっきりの笑顔でピョンピョンジャンプしながらお友だちと一緒にダンスを楽しんでいました。
「へいへい」とかけ声を掛けながらジャンプしたり、ステップを踏んだりと最後の曲では、きく組が1つにまとまったような一体感に包まれました。沢山踊り、汗びしょびしょになる子どもたち。楽しいダンスパーティーになったようです。
魚作りをしました。「紙を半分に折ってみて」と渡した画用紙。どのように半分にするとは伝えず、子どもたちがどの様に折るのかを楽しみに声を掛けてみました。
きく組ほとんどの子どもが、正方形を綺麗に半分に折ることができ、長方形の形の魚が出来上がりました。
三角形に折る子どももいるかな?と思ったのですが、みんな長方形。「こう折るんだよ」とも伝えていないのですがおもしろい結果になりました。そして糊も上手に伸ばし塗る事ができていて、七夕飾りをたくさん作った時に覚えた糊の使い方を思い出していたようでした絵の具で指スタンプも上手にでき、それぞれ個性的な魚が出来上がりました。
(K☆H)


◆子どもたちの距離感(たんぽぽ)

気温が低い日が続きますね。朝の会では、「雨ふってたね。」「さむいね。」「長靴で、きたの。」といつもと違う様子も教えてくれました。今日はタンバリンを使ってお名前を呼んでみました。ちょっとドキドキの様子で、たたく音も力強く、たたくと笑顔です。「なんていう楽器かわかる?」と聞いてみると「タンバリン」と覚えており、久しぶりの音に新鮮さを感じたようです。
今日は雨のためお部屋で遊びました。それぞれやりたいことをやっていくなかで、友達との距離がちかくなっていくのをすごく感じました。おままごとで遊んでいる〇ちゃんと△くんと◇くん。3人で話しているのは「雨」のお話。お話が大好きな△くんがしゃべると、〇ちゃんも「え?そうなの?」と話がどんどん広がっていく中、◇くんも「うん、うん」と聞いています。そこへ、「ただいま~。」と帰ってきた☆ちゃん。みんな一緒に遊んでいるのではなかったのですが、自然とできあがっていく子どもたちの関係・・・大人が介入しなくてもそこで思い思いに遊べるようになってきました。
「おんぶひもがないの~」と困っている◎ちゃんは、赤ちゃんを大きな布に入れ包んで、結んで肩からしょっていました。「ちょっと、いってきます」と布団も入っているのでとっても大きなものになっていましたが「おもくない、だいじょうぶ」と母のようでした。おんぶひもがないから自分で考えたようです。
花はじきをやっていた◇ちゃんと◎くんは、それぞれ満足すると花はじきを二人ではんぶんこして分けたり、「こっちにいれて」とお互いのものを交換もしてました。
部屋遊びを通して、子どもたちの距離も近づき・・・朝は「雨いやだなぁ。お外行きたかったなぁ・・・」とかすかな私の想いは一転して子どもたち同士の距離感を肌で感じることができました。
(Y.E)

◆お兄さん・お姉さん (もも)

今日はゆり・ひまわり組がお出かけでいませんでした。
「いいなー」、「僕たちもいきたい」と羨ましがる子が多くいました。
「そろそろ準備しようか」の合図でゆり・ひまわり組が廊下へ並ぶとその後ろ姿を寂しそうな表情で見つめるもも組。
「〇ちゃんとあそびたかった」とつぶやきます。
ベランダでいってらっしゃいしようと誘い、「〇ちゃーん」「□くーん」とお別れを告げました。
まだ少し寂しい気持ちが残っている中、なにしようかと遊びを考えていると、そら・にじグループのもも組がうみグループに遊びに来ました。
寂しい気持ちはどのグループも同じようでしたが、遊ぶ環境・遊ぶ友だちがいつもと違うことに興奮を隠せない子ども達はようやくうれしい表情をしてくれました。
とにかく嬉しい気持ちが溢れ、遊びを見つけられない子がいる中でうみグループのもも組は「はしるのだめだよ!」とうみグループでのルールを教えます。
また、ロフト(絵本コーナー)では「じゃ今からあさの集まりをします」ともも組の先生、もも組の子とごっこ遊びもありました。
給食当番も全員、もも組でやりました。
やりたい!とはりきって、いつもはお兄さんやお姉さんにエプロンを着させてもらう姿がありましたが、一人で着て最後までこなしてくれました。
もうしっかりしたお兄さん、お姉さんになれたことを自分自身も実感した日になりました。
(A,Y)

◆ファミリーコンサート(ゆり・ひまわり)

今日は楽しみにしていたファミリコンサート。
あいにくの雨でしたが、レインコートを着ておでかけするといういつもとはちょっと違う特別感で子どもたちはウキウキしていました。
ファミリーコンサートに行くまでの道中も、たくさんの発見があります。
朝の時間の街中を歩いていると、ドラッグストアの開店に向けて準備をする人たちの様子が見れたり、マクドナルドもいつもと違うメニューだと気づく子もいました。
匂いにもとっても敏感です。
「あーいい匂いだよ、ここ。」とみんなで鼻をくんくんさせたかと思えば、「あれ、匂いが変わった。なんか変な匂い。」としかめっ面に変わったり・・・。
子どもたちと一緒に歩いていると、いつもは気づかないようなことも見えてきたり、聞こえてきたりします。子どもたちの視点はとても面白いです。
会場に到着し、ホールの中に入ると「わ~っ!」と目を輝かせる子どもたち。
キラキラまぶしい照明も、たくさんの人も、折り畳まれている椅子にも大興奮でした。
コンサートがスタートすると、目線は一気にオーケストラの方へ向けられます。
自然と身体を揺らす子や指揮者の振りを真似してみる子もいました。
耳で聞くだけでなく、身体全部で音を感じ味わっている姿に、『本物』と触れ合う経験の大切さを感じます。
演奏に合わせて一緒に歌ったり、歌のお姉さんが子どもたちのよく知っている歌を歌ってくれたりとあっという間の1時間でした。
帰り道はちょっとお疲れ気味でしたが、保育園に戻るともう一つのお楽しみ。
もも・ゆり・ひまわりと学年ごとに分かれての給食とお昼寝です。
給食もぺろりと食べて今はぐっすり夢の中。
ぜひご家庭でも今日の話を聞いてみてください。(I.E)



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