◆8月24日(月)の子どもたち
2015年08月25日 火曜日
◆頭の中はフル回転!(つぼみ)

過ごしやすい優しい天気。すぐさま園庭に出ました。
靴下を履いて、帽子を被って靴を取りに行ってまた履いて・・・子ども達は日々の流れをしっかりつかんでいます。「帽子かぶるよ」と声も掛けますが『分かってるよ』と言っているかのようなドンとした表情と行動。お友だちの靴を『はい』と渡してあげている姿には驚きです。子ども達の頭の中では色々な事を考えている事が伺えます。
園庭に出て少しすると水分補給用のジャグの前に〇ちゃんの姿がありました。〇ちゃんはレバーを必死に触りますが水は出ず、また、飲む為のコップが届かないので困り顔。そんな姿を見ていると〇ちゃんがこちらに気付き、保育士の顔を見ながらジャグを指差して「あー!」と訴えてきました。「飲みたいの?」と聞くと「うん」とお返事。〇ちゃんの目の前で水を入れてあげるとその様子をじっと見ていました。
水を飲み干した後、再度レバーを触り始めたのですが先ほどとは違って今回はレバーを引いて見事水が出たのです。一度目はうろ覚え。二度目は見てしっかり覚えた〇ちゃん。飲みたいという気持ちを伝え、そして飲みたいから自分で水を出してみようとする・・・意思表示や自分の欲求をどうしたら満たせるか等を考えたりアピールしたりとこちらもまたよく考えている姿が見られました。
園庭のトランポリンでも、どうしても上りたい△くん。どうやって上れるかトランポリンの周りを歩いて登れそうな場所を探しているのか、でも答えは見つけられず保育士の所へ。手が引っ掛かる場所を一緒に掴んでもらうことで自分の力で上りきり嬉しそうに揺られていました。
どうやったらいいのかな~もそうですし、次は何するんだっけ?と日々の流れを思い出すのもそう。子ども達は本当によく考えて考えて毎日を過ごしているのです。
K・E


◆繰り返し伝えていくこと(ふじ1)

少しずつ過ごしやすくなってきました。
今日は、園庭に出ると、サイレンが鳴り、避難訓練に参加しました。
サイレンの音を聞いても、あまり驚くことなく、泣く子どもも見られず、じっとしていて立派でした。
遠くから抱っこで連れてきてもらった子どもも、じっとしたり、座って避難するなど数回でも経験していることが生かされているのかなとも思いました。
1回目の放送では地震、2回目の放送では火災だったのですが、2回目の放送後は、全園児が園庭に避難しなくてはならない想定だったため、最初から園庭に出ているつぼみやふじ組は遊ぶ時間を少し我慢して、「待つ」ということの訓練でした。
ある一定時間になると、一人、二人と動き始めていきますが、全園児が無事に避難したことの確認がとれるまでは、避難解除にはなりません。
比較的子どもたちも周りの様子を感じながら、頑張ってじっと待つことができていました。
始まりと終わりの挨拶のときには、少し動き始めた子どももなんとなく近くまで集まり、一緒に手を合わせて挨拶をする姿には、驚きました。
朝の挨拶も合掌をして「おはようございます」などとしていることも、日々の繰り返しによって自然と身につくものなのだなと感心してしまいました。
まだ、言葉でのコミュニケーションが難しいような気もしますが、そういう時期だからこそ、一つひとつを丁寧に子どもたちに伝えていくことが大事なのだなと思います。
毎日の挨拶はもちろん、生活の中で伝えていくことができるものは一人ひとりに丁寧に伝えていくことを大切にしていきたいと思います。(M・T)


◆避難訓練に参加しました。お先にハイキングもしました。(ふじ2)

避難訓練がありました。園庭で遊ぼうと靴を履いているところに、「地震です」という放送が入りました。聞こえているのか、分かっていないのか、冷静に靴を黙々と履く子どもたちです。
靴を履いたら早速、園庭に向かおうと歩き出した子どもたちもいましたが、「待って、地震だから座ってね」と座るように促すと、みんな静かに座って待てる姿に感心するばかりでした。「地震は、おさまりました」の放送で立つ子も居ず、思わず「遊びに行こう」と誘い出た感じでした。あまりにも上手に避難していたので、園庭に飛び散る子ども達の姿にホッとした次第です。
ホッとした矢先、火事の訓練になり、道路沿いの山の方に避難しました。保育者の側に座ってジッとする姿に再び感心するばかりでした。1番に避難してしまったので、全員避難してくるまでの時間が長かったにもかかわらず、座って待てる姿にまたまたびっくりです。訓練の賜物なのか、子どもたちが素晴らしいのか、それにしてもすごいことでした。
火災がおさまり、訓練についてのお話になると1人2人と飽き始め、隣りにあった山にハイキングに行き出しました。いつもなら遊ばないところまで行って、山を下りまた登っては嬉しそうに手を振っていました。お兄さん、お姉さんがお話を聞いている間にふじ2組のハイキングはピークになり、山は満員状態になりました。
楽しそうにする子どもたちを見ながら、『そうだよね。すごい上手に避難訓練できたし、1番最初に避難したんだから今度は思いっきり遊びたいよね』と思ってしまいました。
訓練もしっかり参加して、そして子どもらしく元気に遊ぶ子どもたちに、すごいなあと思った一時出した。 M・K


◆避難訓練からの園庭遊び(ふじ3)

今日は心地のいい天気だったので園庭に行こうとテラスで靴を履いていると、「緊急地震速報の訓練です」と、放送が入りました。
いつもの放送との違いに、子どもたちも少しドキドキしているようで、「逃げるよ!って言われる前に、靴を履いておこうか」と伝えると、みんな靴を履き始め、避難に備えました。
幸い、どこかに避難することなく「地震はおさまりました」と放送が入り、「もう大丈夫だって」と伝えると、歓声をあげて園庭へと飛び出していきました。
しかし、その数分後にまたまたサイレンが聞こえてきました。
すると、子どもたちは自然と保育士の近くに集まりだし、座って待ち始めました。
幼児組が全員の無事が確認できるまで少し時間がかかったのですが、その間も静かに座って待っていられた子どもたち。
月1回の避難訓練ですが、子どもたちの中にきちんと伝わっていることを実感しました。
地震や火事だけでなく、避難を必要とすることは他にもあります。
大人が落ち着いて対応し、子どもたちの中に備わっているものに助けてもらいながら、いざという時に備えたいと思います。
さて、避難訓練も終わり、園庭遊びスタートです。
砂場の縁を線路に見立てて、電車ごっこをしたり、ローラーすべり台をしたりと元気いっぱいに遊んでいる所へ、「セミを捕まえたよ」と保育士が見せてくれました。
気になるのですが、ミーンミーンと大きな声で鳴かれてしまいなかなか側に行くこと出来ない子が多い中、〇ちゃんは全く怖がることなく近づき、保育士の話をよく聞いていました。
「ここが顔だよ」と部位の話をし出すと、顔を近づけてジーと観察する〇ちゃん。
「触ってみる?」と手のひらにのせてもらっても動じることはなく、周りの子どもたちも「すごい」いう眼差しで見ていました。
〇ちゃんの新たな一面を見れたような気がして、嬉しい一コマでした。
こういう、嬉しい一コマをたくさん見つけられるように、日々子どもたちとの時間を大切にしていきたいと思います。(E.Y)


◆大切な、もちもちだんご。(きく)

今日は園庭に出る途中に避難訓練の放送がありました。その音が聞こえると素早く保育士の周りに集まります。
園庭に移動すると遊びに行かずに、みんなでまとまって座っていました。雰囲気を感じ取り行動できていました。顔が真剣です。以前よりも意識が高まっているようにも感じました。
地面にお絵描きを始める子もいますが、みんなその場を離れようとしませんでした。前で話しをする保育士の質問に対して手を挙げて応えようとする姿もありました。
その後は園庭遊びです。今日は涼しく気温がちょうどよかったので気持ち良く遊べました。
久しぶりに太鼓橋を登る子どもの姿がありました。その姿を見て挑戦する子どもが数人います。なんと、夏前に半分泣きながら苦戦していた子どもが、自分の力で登りきることができていたのです。手や足の力、根気もついてきたようです。登りきった後の表情はとても誇らし気で成長を感じました。
砂場では泥だんごづくりをしていました。手のひらをまっくろにして保育士と一緒に泥だんごをつくっています。すると、まるで宝物を見つけたかの表情で「もちもちのところがあるよ」言いに来ました。なになに?と一緒に行ってみると、砂場の中でも水分を多く含んでいる泥がありました。それを触って「もちもちしてる」と言っていたようです。そして器用にもちもちの部分だけを取り、丁寧にもちもちだんごを作っていました。
お部屋に帰る時間になり、どうしても大切なもちもちだんごを手放せません。まだ壊したくないし、ベランダに持って行ってなくなってしまったら嫌です…。そんなことを話しながら考えた結果、階段の下の秘密の場所に隠しておくことにしました。最後の最後まで手放したくなさそうでしたが葉っぱの上に優しくのせていました。自分で作ったものをここまで大切に出来る気持ちが素敵だなと感じました。
(N.M)
◆避難訓練(たんぽぽ)

今日は月に一度の避難訓練がありました。職員もいつ訓練があるのか知らないために本番さながらの訓練となります。子どもたちにとってはたんぽぽ組になってから5回目の訓練となりました。
訓練時は保育者の顔つきもいつもの笑顔の表情とは違います。キビキビと動き、大人同士でもしっかり声をかけ合っている様子を見て、子どもたちもしっかりと話を聞いて行動をしてくれています。
今日は園庭に出ようと準備をしている時のサイレンでした。子どもたちは保育者の話を聞いて保育者の周りに集まり、防災頭巾をかぶり、名前を呼ばれてしっかり返事をします。朝の会などで名前を呼ばれるとおどけてみたりする子どもたちですが「訓練の時は名前を呼んでいる先生をしっかり見て、大きな声で返事をするんだよ」と言っていたことを覚えていたようでほとんどの子どもたちがしっかり返事をしてくれました。
園庭に避難し、全体で担当の保育者からの話を聞きました。上手に聞いていた子どもたちに「上手にお話を聞いて待てたね。えらかったね」とそこではじめて笑顔を見せる私たちです。それまではいくら訓練と言えども私たち保育者の表情は大切だと感じています。観察上手な子どもたちはそんな私たちの表情をよく見ています。
「なんでこの帽子(防災頭巾)をかぶるんだっけ?」の問いに頭の上に?マークを浮かべ考えてくれた子どもたち。〇ちゃんは「地震でいろんなものが落ちてきて危ないから?」と言ってくれました。「そうだね、地震や火事のときはピアノとかロッカーが倒れたり、ガラスが割れて飛んできたりするんだよ。しっかり頭を守るためにこの帽子(防災頭巾)が必要で、何が落ちているか分からなくて危ないから靴も履くんだよ」というようなことを伝えると「ふーん、そっか、それは危ないよね。」と子どもたち同士で話しています。
いつ何が起こるかわかりませんが、日ごろからの訓練や生活の中で子どもたちも、対応してくれています。私たちもしっかり備え、子どもたちにも伝えていきますのでご安心ください。(kh)


◆色+色=色 (うみグループ)
金曜日に描いた絵を飾ろうとすると、「あっきょうやるんだった!」と思い出した子がたくさんいました。
朝の集まりを終えると、絵具ゾーンに長蛇の行列が出来ていました。
今回も自由に描いてもらいました。色も前回と同様に準備しました。
「ピンクほしいなー」「むらさきほしいなー」とつぶやく子たちに、前回参加していたひまわり組の子が「混ぜればいいんだよ」と教えてくれます。
「わかんないよ」と不安の表情でしたが、やっていくとみるみる笑顔になりました。
ひまわり組の子が率先し、色を混ぜてピンクを作ります。
それからコツを掴んだ子たちはいろんな色を作り始めました。
「むらさき出来た!」「みてー!きれいじゃない」と色作りも楽しむ姿もありました。
その様子を見ていた子たちも「やりたい!」と絵具ゾーン大人気です。
もも組も多く参加したため、筆の使い方も教えました。
すると、もも組同士「こうだよっ」と教え合う姿もありました。
「できた!」と見せてもらうとき「なにを描いたの?」と聞きます。
「空!朝のそら描こうとしたら夜になっちゃった」と自分なりに間違えを修正して描く子や「ママとパパと〇ちゃんでディズニーランド行って楽しんでるの!」と思い出を描く子や「パズル!」といろんな色をピースのように描きパズルの絵を描く子と多くの作品が出来上がりました。
[絵]として思い出や自分で思いついたことなど、たくさんのことを表現できるため面白いですね。
今日は避難訓練もありました。
その時はいつもとは違うということを感じとってか返事を大きい声でしてくれます。
(A,Y)


◆宇宙船でのカルタ遊び(にじグループ)
今朝はちょっと肌寒いほどの空気でしたね。暑くて楽しかった夏ももう終わりでしょうか・・・。
夏の疲れが出始める時期、週明けの子どもたちもなんだかお疲れ気味の様子。ちょっとしたことで怒ったり、ケンカしたり・・・、寄り添いながら、一人ひとりに合ったペースで次のシーズンへの準備をしていけたらと思います。
朝の会では、●くんの誕生日のお祝いをしました。前回、インタビューした内容を逆にみんなにクイズにして質問したのが楽しかったようで、今回もクイズしたい!という声がありました。こんな風に楽しみながら、グループのお友達のことを知っていくのは素敵ですね。突然の避難訓練で、クイズは出来ませんでしたが、帰りの会でぜひやってみたいと思います。
お当番をやりたい!という●くんの意見を聞いて、「お誕生日だから、やってもいいよ」と快く答える優しい声にもうれしくなります。
ももぐみの〇くんの最近の流行りは、たべものカルタ。毎日、保育士の手を引いて、お気に入りの場所(丸テーブルの所)に連れて行き、たべものカルタをするのが日課です。今朝も「ねえねえ、宇宙船でカルタをしよう。」と誘ってきた〇くん。どうやら、お気に入りの丸テーブルを宇宙船に見立てているようです。そう言われると、なんだか私も宇宙船に見えてきました。宇宙船でするカルタも、なんだかいつもより楽しいです。いつも見慣れたお部屋も、想像力でどんどん変わっていくことを〇くんに教えてもらいました。
丸いテーブルにきれいにカルタを並べた〇くん。てっきり私が読み手かと思っていたら、「ぼく、読むの上手だよ。」と、もちろんまだ字を読むのは難しいですが、すっかり文を暗記してしまっている〇くんは、絵を見て文を読んでいきます。
途中から、様子を見ていた年長の△くんは、やっぱり文を覚えているようですが、〇くんが自分で読みたいという気持ちをちゃんとわかっていて、〇くんが「これなんだっけ?」と一生懸命思い出しているのを、じっと見守ってくれています。
宇宙船でのカルタ遊びを通して、またいろんな姿が見られた今日でした。
(T.M)


◆遊びの中で学んでいく。(そらグループ)

今日から1週間のはじまりです。
子どもたちと今週の予定を確認しました。
昨日・今日・明日と過去から現在、現在から未来へとつながりを持って考えられるようになっている子どもたち。
あえて意識できるようなきっかけづくりができるよう今後も意識していきたいと思います。
園庭で遊べる時間になりました。
園庭へ行く前に「今日は園庭で氷おにをやろうと思っています。やりたいお友だちは一緒にやろうね。」と声をかけてから向かいました。
園庭に出ると、自分で遊びたいものが決まっている子はそちらへ。一緒に氷おにをやりたい子は保育者のもとへ集まってきました。
鬼の人数を決めるのに、まず参加している子がどれくらいいるのか保育士がひまわり組の◯くんに聞いてみました。
すると、人数を数え始める◯くん。しっかり自分も忘れずに数えて、「12人だよ」と報告してくれました。
その後、保育者がわざと「じゃあ鬼は10人にしようか」と言いました。
すかさず、「えー、それじゃあ鬼が多すぎる。」と何人かの子どもたちが訴えてきます。
そこで、「じゃあ3人だったらどう?」というと「いいよ」ということで氷おにがスタートしました。
遊びの中での数を意識した関わりを日々取り入れています。
数だけでなく、文字や科学なども遊びの中で学べる機会を作っていけるよう心がけています。
子どもたちの遊んでいる姿を見ていると、集団で遊ぶことに楽しさを感じている様子が多く見られます。
集団で遊ぶ楽しさ、そして集団で学ぶ楽しさを感じてもらえるような関わりを大切にしていきたいと思います。(I.E)


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