◆8月11日(火)の子どもたち
2015年08月12日 水曜日
◆いろいろな関わり(つぼみ)

今日はつぼみぐみで過ごす子とふじ2くみで過ごす子と分かれて一日がスタートしました。
つぼみぐみで過ごした子ども達は人数が少ないという事もあってかいつも以上にのんびりな時間が漂っています。
〇くんはすべり台のてっぺんが好きでローラーから少しでも体が滑って下へ向かって行くと必死でてっぺんに戻ろうと頑張っていました。手でぐっと体を引き上げる姿もあり、いつのまにこんなに力が付いていたのかと驚きです。でも、園庭のお約束で逆さ上りは出来ませんので一度下に降りて階段に連れて行ってあげ、「ここから上ろうね」と伝えると嬉しそうにまたてっぺんへ。自分の好きな場所をしっかり見つけている証拠ですね。
△ちゃんと□ちゃんは地面に座っています。するとそこに、きくぐみのお姉さん達が「あー赤ちゃんだーかわいいー」とやってきました。きくぐみさんも二年前はつぼみぐみと同じ年。再来年の今頃はこのように年下の子と触れ合うのかな?と思いながら眺めさせて頂いていました。
ほっぺをつんつん。頭をなでなで。たくさん可愛がってもらい、最初は固まっていた二人もお姉さんたちの目を見るようになり少しずつ気持ちを許してるような姿も見られ始めていました。
お姉さん達が砂を集めて山にしてくれたり、枝で地面に絵を描いて「ほらみて。掛けるんだよ」と教えてくれているのをじーっと見つめる△ちゃん。お姉さん達が持っている枝をちょうだいと訴え、地面に描いてみる□ちゃん。年上の子との関わりにちょっぴり緊張しながらもちゃんと何が楽しそうなのかは見つけていたようです。
お姉さん達がいても『あれがしたい』『これがほしい』という自分の中にある気持ちはしっかり表現していて、頼もしい姿もあったので嬉しく思いました。
色々な場面で様々な人と触れ合って沢山経験して欲しいです。
K・E


◆少しずつ(ふじ1)

プール遊びをしました。
水着に着替えることもよく分かるようになってきている子どもたち。
着替えをした子どもからシャワーを浴びてプールに入ります。
今までは、テラスに出たと思ったら、すぐにプールめがけて行くことが多く、「シャワー浴びてからプールに入るよ」と何度も声を掛けていました。しかし今日は、自らシャワーのところに来る子どもが多く、また一歩成長したなと嬉しくなりました。
水で遊んでいる姿を見ていても、タライの外でちゃっぷちゃっぷ手で水に触れるのを楽しんでいた子どもが、気が付けばタライの中に入って水をすくっては、水をかけて楽しめるようになるまでに成長しています。
友達の顔色を見ながら水をかけてみたり、玩具を取ってみたりすることも見られるようになり、日に日に変化していく子どもたちの姿。少しずつ少しずつ一人ひとりそれぞれが自分のペースで生きているんだなと実感します。
慌てず焦らずに、一歩一歩着実に歩んでいけるよう、大人都合で動かすことなく、子ども中心の目を忘れずにかかわっていきたいなと思います。(M・T)

◆カメ探し (ふじ2・つぼみ)
夏休みに入ったお友だちも多くなりクラスのお友だちも少なく、今日はつぼみさんの高月齢の子どもたち2人とふじ2一緒に過ごしました。朝のお集まりも、一緒に手遊びをし、絵本も興味をもってよく見ていました。
しばらくしてから園庭へ出て遊び、その後はプールに入りました。順番に着替え、プールに入っていき、ジョーロやコップに水を入れたりしてそれぞれ遊んでいました。ホースシャワーをすると、水が顔にかかり、目を細めたりして楽しみ、ホースを持っている保育士のそばへきて、ホースから出てくる水を触ろうとしたり、またホースを奪おうとして、自分や周りにかけようとしたりする子もいました。
プールの中には、ジョーロなどの他に、小さいボールや貝、カメ、ヒトデなどのおもちゃが入っています。◎ちゃんは、その中から、貝とカメを持ってきて、それをホースから出る水に当てて楽しんでいました。「カメさん洗ってるの~」と言うと、それを見ていた△ちゃんも、カメをプールの中から探していました。
沈んでいるカメが見つからずにいると、ジョーロを持ち出してきて、中に手を入れて困った顔をしていました。中にカメが入っていたようで、一生懸命取り出していました。自分では取れないので出してあげると、◎ちゃんと並んで一緒にカメを洗って遊んでいました。宝探しのように一生懸命探し、ジョーロの中から探し出した△ちゃんでした。
給食は2人のつぼみぐみさんふじ2くみと、一緒。いつも見ないお友だちに、お互い、誰かな?という表情をしながらも、食べ物が出てくると、夢中でそんな事も忘れ、食べていました。(T.Y)

◆出来る気持ちと、出来ない現実(ふじ3)

プール遊びや室内遊びが続いていたので、久々にゆっくりと園庭で過ごしました。
園庭に出てみると、子どもたちはロッククライミングに向かいました。
一生懸命挑戦しようとする子の後ろで、「お兄さん・お姉さんのだから」とつぶやく子・・・。
一生懸命な子の中の一人〇ちゃんは、『自分は出来る』と思い込んでいて、後ろでつぶやく友達に「いいの!やるの」と本気で怒り、その怒っている姿が、なんとも微笑ましく感じました。
しかし現実は、初めの1つ目には足が乗るものの、次の1歩がなかなか足が届かずすすめません。
近くにいる友達や保育士に足が届かないことをアピールしたいのですが、〇ちゃんの性格上なかなか『できない』と認めることが出来ず、何とかしてやりぬこうとします。
生活に関することは、それでどうにかなるのですが、遊びになると話は変わってきます。
大人が手伝ってしまえば簡単ですが、それでは自分でやった達成感に繋がりません。
そこで助け舟として、「どうしても登りたいの?」「他に登れるところはないかな?」と〇ちゃんと話していると、近くで見ていた子が「こっち!」とターザンロープのスタート台を教えてくれました。
早速、数人はチャレンジをしますが、以外のも高さがあり、周りの土が滑って上手く登れませんでした。
悔しくて「もう」と怒り出してしまう子もいるほどでした。
〇ちゃんもチャレンジをしましたが、結局登ることが出来ず、諦めて違う遊びへと移っていきました。
お兄さん・お姉さんへの憧れもあると思いますが、自分たちより小さいつぼみ組さんがいることで、気分はお兄さん・お姉さんになるんですね。
何でもできる、やれる、その向上心は大切にしつつ、助けが欲しいときに「やって」「かして」などの声が素直にあげられるようになっていったらいいなと思います。
私自身の課題のような気もしますが、きっと、大人も子供も関係ないだと思います。
子どもと一緒に、1歩ずつ進んでいきたいと思います。(E.Y)


◆気付くこと・見つけることは宝もの。(きく)

連日の猛暑も少し落ち着いたでしょうか。今日は久しぶりに園庭へ行きました。日が昇って暑くなる前にと思い、いつもより少し早めに朝の集まりをして、10時前に園庭へ出ました。
朝の集まりの時に、「ひまわり咲いているかな?」「トマト赤くなっているかな?」そんな話をしながら久しぶりの園庭へ。外へ出るなり、「ねーせんせいあったよ」「みてーひまわりあったよー」「おおきいよー」「トマト赤くなってる」と次々と見つけたことを報告しに手を引いて教えに来てくれます。あっちへこっちへと引っ張りだこになります。
ひまわりをながめながら「おおきいねー」と空の方を見つめます。咲いているひまわりを見つけて教えてくれる子が多い中、〇くんだけは「これ、かれちゃってるねー」「これもかれてるー」と枯れていることに気付き、枯れていることばかりを気にかけていました。
「枯れているのかなしい?」っと聞くと「かなしい」と〇くん。そうかー。と思い、けれどもひまわりは枯れた後は種がいっぱい出来る事を思い出し、一緒にひまわりを覗き込んで「これが今度いっぱい種になるんだよ」と教えてあげました。すると、興味深そうに見て触り「あ、かたい」「いっぱいあるね」と少し嬉しそうな表情になりました。
枯れてしまう事は悲しいけれど、また次の命がたくさん詰まっていることを何だか子どもたちに教えてもらったような気がしました。
しばらくすると、ログハウスの近くには数名の子たちが集まり、葉っぱが生い茂っていたので、トンネルのごとく通ってみたり、寝転がってみたり。「はっぱのおうちなの」と楽しそうに行ったり来たりしていました。しばらくの間にずいぶん葉もぐんと成長したものです。
園庭のトマトはまだオレンジ色と言う感じで真っ赤まではあと一歩で収穫はお預けでした。けれども、幼児組の子どもと保育士が2階のテラスで収穫できたトマトとゴーヤを持って来てくれました。洗って氷水で冷やされたトマトをパクリと食べると「おいしー」とにっこり♪「もっとたべたい」と言っている子もいました。
少々難易度の高いゴーヤは炒めてありました。初めに私が一口味見してみましたが、ちょっと大人の味でした。子どもたちが「ごーやいい」と遠慮している中、◇くんは「たべる」といって挑戦。笑顔でパクリとたべるとみるみる無表情に・・・。やっぱりちょっと苦かったようでぺっと出していました。いろんな味を知るのも大切ですね。食べられるようになるにはもう少し先の様です。
久しぶりの園庭を満喫して、シャワーをして早目にお部屋に戻りゆっくり食事の時間を迎えました。暑さや風邪気味で疲れている子が多いようで、今日は早々12時半過ぎには殆どみんな夢の中へ・・*暑さ続きで疲れも出やすい頃なので、体調の変化には気を付けていきたいものです。
(K*S)


◆感心(たんぽぽ)

今日も11人のたんぽぽ組です。夏の疲れからか体調不良な子どもたちもいたのでのんびり室内で過ごすことにしました。
製作もいろいろしてみましたが、久しぶりに『のり』を使ってみました。「のりを使う時、こうやっていっぱい指につけてもいいんだっけ?」と聞いてみると「ダメ。いっぱいだったらここ(カップの淵)で少し取ってからちょんちょんってつけるの。」としっかり覚えていた子どもたち。ちょんちょんつけてから伸ばしてみたり、「こう?こんな感じ?」とひとつひとつ確認しながら進める子どもたちです。また、利き手でのりをつけ、もう片方の指にはのりを付けずにトントンと押さえて貼る姿も見られます。「もう終わり」と席を立つと何も言っていなくても椅子を入れて手を洗いに行く子どもたちの姿。
保育者が伝えることもまだまだありますが、子どもたちの頭の中で考えていることがたくさんあるんだなとなんだか頭が下がる思いでした。
クレヨンで自由画もしました。4月に行った時と比べると、「これはなに描いているの?」との問いにまだ言葉にして伝えることが難しい子どもたちもいましたが「これはね、お姉さんだよ」「これがおめめとくちなの」と自分が書いているもの、書こうとするものがしっかりあってそれを相手に伝えようとする姿がありました。このように同じことを定期的にやってみることにより子どもの発達がより見えてくるのかなと感じます。
子どもたちの可能性を引き出していけるよう、職員間でしっかりと共有して関わっていきたいと思います。(kh)

◆音楽クラブ(もも)

夏と言えば山や海を思い浮かべます。講師が弾く「海は広いな大きいな」の曲に合わせて二人組になり手を繋ぎ船になったつもりでギッタンバッコンと海に揺られた動きを表現します。次は4人、8人、と倍に、最後は全員で大きな大きなお船になりました。
人数が増えてお友だちと沢山顔を見合わせられるのが嬉しくて、ずっと手を握っているもも組の姿がとても可愛らしく心が和みます。輪になって揺れていると、繋いだ手が横に揺れたり、縦に揺れたりといろんな揺れ方で子どもたちはそれぞれに曲を楽しんでいました。
次は定員4名のミニ電車です。車掌さんは後ろのお客さんが離れていかないかな?と何度も後ろを見て確認しています。講師のピアノに合わせて速足だったり、ゆっくりだったりとコロコロ変わるリズムにみんな一生懸命合わせようと真剣でした。
今日もグループを超えて取り組めて楽しめる音楽クラブでした。
(K.S)

◆音符に合わせて・・・ (ゆり)

今日は音楽クラブがありました。ももぐみから順番に音楽クラブを見ていると、発達の違いがよく見えて、おもしろいです。一年前の姿を思い出しながら、〇くん、◎ちゃん、こんなこと出来るようになったんだ~と、驚くことがたくさんあります。
始めはタンバリンの音に合わせて、座っていくのですが、音が一回鳴ったら一人、二回鳴ったら二人と音をよく聞いて、順番に座っていくのもしっかりできます。
そのあとは、フープを使って、遊びました。まずは、床に置いたフープの中に、音楽が止まったら入るゲーム。フープの中に入れるのは、3人までと決めました。なかなか上手にこなしていく子どもたち。「入れなかったら、せんせいがつかまえちゃうよ~。」と講師が言うので、みんな急いでフープに入ります。みんなの機敏な動きに講師はちょっと残念そうです。
次は、音符も交えたゲームにちょっとレベルアップ。♪(八分音符)は緑のフープ、♩(四分音符)は赤いフープ・・とちょっと難しいルールが加わりました。音の速さも自分で見極めなければならず、今度はなかなかうまくいかないようです。自分ではちょっと自信がなくても、友だちの動きを見て、「あ、赤いフープだ!」と判断するのも、知恵ですね。ボクはうまくできなさそうだな~と、自信がなくて、緊張していた△くんは、保育士と一緒にやってみました。始めは固かった表情も、やっているうちにほぐれ、最後は笑顔で終えました。
集団で同じことをする時は、自分はお友達みたいにうまくできないかも・・と不安になってしまうこともあります。そんなときこそ、私たち大人の出番。その子の気持ちに寄り添いながら、一緒にやってみたり、時には励ましたりすることで、楽しい!またやってみよう!と感じてもらえたらと思います。
最後は、フープを一列に並べ、ピアノに合わせて、ジャンプしたり、歩いたりしました。一人ずつ行なったので、たくさんの観客に見守られながら、ちょっとした緊張感があったようです。ものすごい真顔で歩く子もいれば、焦ってしまってピアノより早くなってしまう子、最後まで終わると、ふう~とため息が出る子、右手と右足が一緒に出ている子もいたりして、その姿には周りの大人も思わず笑顔になりました。
次回はまたどんな姿を見せてくれるか・・・楽しみです。
(T.M)


◆勇気をもって (ひまわりぐみ)

今日は、音楽クラブです。
ももぐみ、ゆりぐみ、ひまわりぐみの順番にホールで行います。
はじめの並び方にも、それぞれの成長過程が見られます。ももぐみさんは、ホールに入ると
まず走り回ります。そして声を掛けられると並び始めます。
ゆりぐみさんは、入ってすぐに並びます。女の子が前、男の子が後ろに並ぶこともわかっていてそのように並んでいます。
ひまわりぐみさんも、もちろん入ってきてすぐにきちんと並びますが、その上クラスごとに並んでいます。
それぞれ、下の組よりわかっていること、行動出来る事が増えていて成長している様子がよくわかりました。
さて、ひまわり組ですが、今日の音楽クラブは鼓笛隊の演奏に向け音符を音と身体で覚えることをしました。
太鼓のばちを持って、ピアノでメロディーを弾き子どもたちは大太鼓の音をばちで叩くことをしました。カン・2・3・4、カン・2・3・4や1・カン・カン・カン、1・カン・カン・カンというように。はじめは全員でやってみて、だいたいカン・カンの音がそろってきたころ、「次はみんなの前で間違えない自信のある子は前に出てきて」と言われ、女の子はすぐに5人ほど出てきました。男の子はキョロキョロ。ちょっと自信がないようで1人も出てきません。「あら、ではやる前から女の子の勝ちね!」と言われたら
「はい!」と□くんが1人前に出ました。それにつられるように△くんも前に。
女の子が5人と男の子が2人で、交互にカン・2・3・4と1・カン・カン・カンをピアノに合わせてやりました。見事!みんな間違えずにやり遂げました。
みんなの前にでてやることも勇気が必要で、まして、どうしようか考えた末によし!やってみようと前へ出た男の子の勇気は更に素晴らしいことだと、大きな拍手をおくりました。
こうした経験が自信につながっていくんだと思うと、もっといろいろな経験をさせてあげたいと思いました。H・T



Posted in 園のこだわり