◆8月4日(火)の子どもたち
2015年08月04日 火曜日

連日の猛暑で今日はプールあそびをしようと考えていました。
ミッキー体操が始まると子ども達は思い思いに体を動かしたり、保育者の真似をしようと手を回してみたり曲に聞き入っていたりと様々な表情を見せてくれました。
いつものタンバリンでのお名前呼びが終わるとプールの準備です。着替えるために自分たちの水着が入っている水着入れを前に、保育者一人ずつお名前を呼んでいくと、〇ちゃんは自分の水着をきちんと覚えているようで自分の水着を持っていきました。☆ちゃんも△ちゃんも□くんも名前を呼ばれると自分の水着を持っていきました。
プールに入る機会も増えたので自分の水着も覚え、プールあそびがとっても楽しいものになってきたのだと思いました。
実際にプールあそびが始まると最初は着替えやシャワーを浴びて泣いていた子もビニールプールやタライのプールに行きおもちゃで喜んであそぶ姿が見れました。〇ちゃんは最初はビニールプールの外から水に浮かぶボールをパシャパシャとしていましたが、自然に体が前に行き、縁を越えようとしてすると、中のお水がザァーザァーと流れて体にかかってしまいました。しかし、夢中であそんでいたのでプールの中に入れてあげると、恐がるどころか、静かに座って水のヒンヤリした感じを楽しんでいるようでした。
そのうちバシャバシャと手を左右に揺らして水面に浮いているボールの動きを楽しんでいるようでした。子ども達の楽しくあそぶ姿を見てとても嬉しくなしました。Y.N


◆それぞれの思い(ふじ1)

今日も暑い1日でした。朝からゴロゴロ寝転がる子が多く、少し疲れ気味だった為、無理なくゆっくりと過ごしていきました。
最近子どもたちは意思表示が多くなってきました。仕草や声を発して何かを伝えようとしてきます。
今日はこんな姿がありました。
『ねないこだれだ』の絵本を読んで欲しい〇くんは、絵本に出てくる文(「とけいがなります ボン ボン ボン・・・」)を覚えており、保育士の顔を見ながら「ぼ~んぼ~ん」と伝えてきます。
「『ねないこだれだ』を読んで欲しいの?じゃあ絵本持ってきてくれる?」と言うと嬉しそうに本棚に取りにいく〇くん。そこへ、同じ絵本を見たかったのか△くんも本棚にある『ねないこだれだ』に手を伸ばしました。
一足先に絵本を手にしたのは〇くんでした。すると△くんは「あ~!」と怒って〇くんを叩きました。驚いた顔をし泣き出す〇くん。
△くんは泣き出した〇くんを見て戸惑った表情をしています。
△くんは、自分が見ようとした絵本を〇くんに取り上げられたと感じたのかも知れません。
泣いてる〇くんを見ながら、「だってぼくの見たかった絵本をとろうとしたんじゃないの?」とでも言いたげに、戸惑った表情のまま立ちつくし、訴えるように保育士に顔を向けました。
〇くんは絵本を取りに行ったら突然叩かれ、何が起きたのか分からず泣いており、〇くんもこちらを見て訴えてきます。
よく見られる同じものを欲しがって取り合いをする姿とはまた違い、タイミング的なものから起きた出来事ですが、〇くんも△くんもそれぞれ泣いたり戸惑ったりしながらも、保育士に顔を向け自分の思いを伝えようとしていました。
「〇くん、叩かれてびっくりしたね。絵本を取りにいったんだよね。△くんも絵本欲しかったのかな。」
「△くんもこの絵本見たかったの?取られたと思ったのかな」「〇くん叩かれて泣いてるね。痛かったのかな?」と伝えると、〇くんは泣き止み、△くんは〇くんをチラッと横目で確認。
(時々こうした場面で、叩いた子が、叩かれた子の頭を撫でいい子いい子する事があります)
そして「じゃあ〇くんも△くんも一緒にこの絵本見ようか」と声かけすると2人とも笑顔を見せました。2人とも気持ちは落ち着いたようです。
言葉が出てくるようになったら、子ども同士また違ったやり取りが見られ、こちらの対応もその都度変わってくると思います。
どんな場面でも、子ども1人ひとりの気持ちを受け止めつつ、相手の思いや痛みに気づけるよう関われたらと思っています。
日に日に気持ちを表現する事が増えている子どもたちの新たな姿を楽しみながら見守っていきたいと思います。
O・Y


◆コンビカーで親子散歩 ・ お水流れる~(プールあそび) ふじ2

今日は廊下でコンビカーに乗って遊びました。コンビカーと押し車を出すと、みんな乗りたい乗り物めがけて飛びつき、それぞれが選んだ乗り物に乗って遊んでいました。部屋もつなげて、どちらへも行けるように開放していましたが、お人形のお世話あそび好きの◎ちゃんは、お部屋から車輪のついた動物の人形を持ってきました。そしてお人形に「乗る?」などと話しかけながら、押していたコンビカーに乗せてあげ、コンビカーを押していました。それを見ていた子どもたちも、ぬいぐるみなどを持ってきて、抱っこして押したり。小さいお母さんたちが、お散歩をしているかのようでした。いつの間にか、奥の押入れに入ってたくさん集まっていたり、たくさん廊下を行ったり来たりして走りました。
その後は、プールに入りました。 苦手そうだった子も大分慣れ、いつもプールの中には入らず、脇から水を触って楽しんでいた子が、今日はプールの中に自分から入っていました。ザブンザブン、いつも元気に遊ぶ子が、今日は柵につかまり、お友だち二人園庭を向いて静かに立っていました。よく見ると、プールの淵に乗って水が流れ出て行くのを楽しんでいました。発見をして、夢中になって遊んでいました。プール遊びも慣れてきて、子どもたちが自分であそびを広げていました。(T.Y)


◆自分でできるよ!(ふじ3)

今日はどのクラスも、園庭で遊ぶ予定がなかったので、砂場にシートがしてあったのを見て、ふじ3組の子どもたちは、そのシートを引っ張り始めました。
初めはそれぞれ思うままにひっぱり、なかなか引き出せなかったり、思う方向に行けなかったりしていたのですが、大人が「こっちだよ!」「オーライ!」と遊びながら誘導していくと、子どもたちも「わっしょう!」とかけ声をかけながら、楽しそうに引っ張ってくれました。
無事に砂場のシートが開けられると、それで満足したのか、次の遊びへと移っていきました。
砂場だけでなく、築山や滑り台などで遊んでは、途中木陰のできているベンチでひとやすみ。
水分補給をしたり、休憩したり、もちろん大人の声掛けもまだまだ必要ですが、自分のペースで出来るようになってきました。
ひと遊びした後は、お待ちかねのプール!!
「プール入る人、おいで~!」と声をかけると、歓声と共に集まってくるふじ3組の子どもたち。
いつもは「出来ない」「やって」「ぬげない」と言っている靴やズボンも、プールの前だととてもスムーズで、「自分でできるもん」とどんどん自分で脱いでシャワーを待っています。
プールも回を重ねるごとに慣れてくるようで、今日はプールの中で寝転ぶ子や互いに水をかけ合っている子をたくさん見かけました。
いろんな経験をし、体験してきたからこそ、「自分でできる」という気持ちが大きく芽生えてくるのかもしれません。
時には出来ないことも「自分で」とアピールし出来なくてイライラしてしまう子もいますが、それもまた経験。
大人もそうですが、イライラしていると上手くいくことも上手くいかない。
そんな気持ちを自分にも言い聞かせるように「怒りんぼしてると出来ないよ」「おちついて」と子どもに伝えながら、心を改めています。
子どもの成長を通して、自分自身も成長できるよう、日々の保育を大切に過ごしていきたいです。(E.Y)


◆プール日和(きく)

今日の朝の会では〇くんの3歳のお祝いをしました。名前を呼ばれると少しドキドキしながらも前に出ることができました。みんなでおめでとうの歌を歌います。何歳になりましたか?「3さい」好きな食べ物はなんですか?「けーき」と、お友だちの顔を見て安心したのかしっかりと質問に答えていました。
朝保育の時に保育士がプールに水を入れていました。子どもたちはその様子をよく見ていたようで、今日の予定を話す前に「プール」と自信満々で言っていました。
プールの準備を始めると、気持ちが高まっているので勢いよく洋服を脱ぎ始めます。そんな姿を見て焦り泣きそうになる姿も。できないところを手伝って脱ぎ終わるとニッコリ笑顔に戻りました。一瞬一瞬の気持ちの変化を大切にしていきたいと改めて感じました。
準備ができシャワーを浴びます。きちんと座って順番を待つ姿に驚きました。いよいよプールに入ると、お日さまパワーで水があたためられ、そこはまるで温泉のようでした。のんびり浸かって気持ち良さを感じたり、いつものように水をバシャバシャ掛け合ったり、ペットボトルに水を入れては出してを繰り返したりと、思い思いに水遊びを楽しんでいました。
保育士がホースで水を掛けると「キャー」と言いながらも自ら水に立ち向かっていく姿があり、たくましさも感じました。
楽しい時間はあっという間にすぎ、お片付けの時間です。声を掛けると意外にも素早くプールから出てシャワーを待つ子どもたち。思う存分遊んで満たされていたようです。「やだー」と最初はプールから出るのを拒んでいた子どもも、他のクラスの友だちが来ると、自分で戻る時間ということに気が付いたのか、ささっとプールから出ていました。気持ちが切り替わった瞬間でした。
まだまだ暑い日が続きますが、水遊びで心と体を使って思いっきり楽しみ、夏を全身で感じていきたいなと思います。
(N.M)


◆小さなお母さん。(たんぽぽ)

朝からおままごとコーナーが賑やかです。お人形さんを寝かしつけている〇ちゃんと△くん。お顔やおでこ、頭をすりすりと撫でて口ずさんで寝かしつけています。布団がトントンしていてずれてくると、掛けなおしたり・・・まるで小さいお母さんのようでした。以前の遊び方と少し違い、おんぶ紐でおんぶするだけではなく、ご飯を食べさせてあげたり、髪の毛をまとめてあげようとする姿、着替えをさせてあげる姿、赤ちゃんのお世話が大好きなようです。
少しずつ、子どもたちに生活習慣が身についてきていて、できることをお友達やお人形さんにもやってあげたいという気持ちが強いのです。お人形さんに傷や赤く汚れたところをさして・・・「いたい、いたいの?」と聞き「いたいのとんでいけ~!」と傷を心配する◇くん。ケーキ作りに夢中の☆ちゃんは、保育士にケーキをお皿に乗せて持ってきてくれました。そして、もちろんスプーンも。でも、スプーンが落ちてしまうと「落ちちゃった。待っててね。」と言って待っていると新しいスプーンを持ってきてくれました。きっと、給食中のできごとで子どもがスプーンを落としてしまったら保育士が新しいものを持ってくるところをしっかり見て覚えているんですね。
お片付けも、「バックはここだったっけ?」「チーズ一個ないね。どこいった?」スプーンの向きもそろえようとしたり、最後までお片付けも上手になりました。
なんだか心も体も少しずつ成長するとともに、お友達を思いやる気持ちもどんどん強くなってきているなと感じます。
昨日ひさしぶりに登園してくれた◎くん。今日もちょっぴり緊張もあったけれど、子どもたちが泣いている◎くんに「どうしたの?ママがいいの?」「おやつ食べたらくるよ!」と励ましていました。子どもたちって本当にまっすぐで優しい気持ちでいっぱいですね。
たんぽぽ組の絆がさらに深くなり、これからも成長がより楽しみになりました。
(Y.E)


◆怖い気持ちを吹きとばそう!!(うみぐるーぷ)

夏の暑さをしのぐ方法はアイスを食べたり水遊びをしたり楽しい事が沢山ありますが、怖い話で肝を冷やすとより一層涼しくなります。園の紙芝居にも「オオカミ男」や「透明人間」などがあり、最近子ども達が好んで選びます。自然と心の涼しさを求めているのかもしれないなと思いました。
朝の会で「オオカミ男」を読みました。何度も見ているけど、内容や絵が少し怖かったりするので、お話にひきつけられて聴いてくれます。怖いお話を聞いてると夜に思い出して眠れなくなったりしないかな?と思い、怖さを吹き飛ばす歌を一緒に歌いました。
「みんな夜ベッドに入って、怖い話で眠れなくなっちゃったらこの歌を歌うといいよ!」と
『おばけなんてないさ』を歌いました。
歌詞に合わせて身振り手振りを加えて手遊びのようにしてみました。
この歌が効くといいなと思います。
今日はみんなが大好きなプールに入りました。
保育者の手につかまりながらバタ足の練習をしたり、ビートバンを使って浮いてみたり、それぞれで遊んでいます。
◇くんは「育子園のプールは膝までだね。〇〇プールは胸まであるんだよ。お水が少なくてイルカみたいにジャンプできなかった」と少し残念そうでした。
☆くんや△くんは「先生、投げて」保育者に抱えてもらい、水面に投げてもらいました。
以前は見ている側だったけれど、一つ大きくなって積極的になっている姿を見て精神的にも成長したんだなと感動しました。
日々の生活の中で成長した姿を見逃さずに関わっていきたいと思わせていただきました。
(K.S)


◆落ち着いた空間を作る(にじ)

今日もプール日和となりました。「昨日、せんせいたちがプールに新しいお水入れたから、プール入れるよ。」と話すと、「イエーイ!」「やったー!」とガッツポーズで盛り上がるにじグループです。そんな中でも、「今日は、お腹が痛いから入らないの。」とか、「目と耳にお水が入るからね」とその子なりにいろんな理由を考えて、プールに入りたがらない子たちも中にはいます。今日はちょっと入りたくない気分・・・という時もあります。一人ひとりの話に耳を傾け、寄り添ったり、プールに入ろう!と思えるような声かけをしたりしながら、長い目で様子を見ていきたいと思います。
もも、ゆり、ひまわりの順にプールに入る一方で、お部屋ではゆったり遊ぶ子どもたちの姿。明日、誕生会を迎える4名の子どもたちは、ちょっとした
準備があります。身体測定をしたり、手形をとったり・・・。そんな準備をする中で、さらに明日への期待が膨らんできています。手形を取った後、手を洗うとそれぞれのインクの色の泡ができました。「イチゴのわたあめ~」「美味しそう!」と手を洗うのも楽しそうです。
お部屋にパーテーションが2台あります。昨日は、お勉強ごっこに使われていたパーテーション、今日は絵本コーナーで、ももぐみさんがソファに座りながら、机のようにして絵本を見ています。おままごとの方では、やっぱりソファに座って、パーテーションを机にして、折り紙を熱心に折っている子たちがいます。自分の好きなところに動かせる机はとっても便利で、子どもたちそれぞれの落ち着いた空間を作るのに役立っているようです。
絵本コーナーで野菜の図鑑を見ていた二人。トマトのページを見ていたので、「ベランダのトマト、赤くなってたら食べようか。」と声をかけ、トマトを収穫しました。この暑さで、水で洗っただけでは、まだちょっと暖かいトマトでしたが、とても美味しかったようで「もっと食べたいな~」と何度も繰り返していました。
(T.M)


◆いないからこそ、見えること。(そらグループ)

今日はプールに入りました。
だいぶプールにも慣れてきて、水の中ではもちろん準備や着替え、片付けなどもスイスイと自分たちでできるようになってきています。
今日は担任以外の職員が入ってくれました。その職員がプールの着替えをどこまで手伝おうかと子どもたちの姿を見ながら判断していると、ひまわり組の◯ちゃんが「△ちゃんはお洋服は脱げるんだけど、水着を着る時ちょっと一人じゃできないところがあるんだよ。」声を掛けにきてくれたのです。(△ちゃんはもも組の女の子です)
まるで、いつもお部屋に入っている担任のような見守り方にとても驚きました。
子どもたち同士で日々関わり合う中で、「この子はこんな子なんだな」と受け入れ、適切な距離感を見つけていっていたのだなと、その関わりを見て感じました。
そして、この子はこんな子なんだよ。と第三者に伝えられることのすごさも感じ、成長しているなと思いました。
担任ではない人が入ってくれたからこそ見える子どもたちの成長もあるということを実感した今日。
一緒に過ごす時間と比例して、子どもたちの関係もぐっと深まっているのを感じています。(I.E)


Posted in 園のこだわり