2歳児の発達
2015年07月16日 木曜日
電車で遊ぶ2歳児3人の様子をじっくり観察してみました。
線路をつなげ、それぞれが電車を走らせています。
その中で、わざと自分の電車を友達の電車にぶつけて脱線させ邪魔をする子。線路の途中に足を乗せ、行き止まりにし、友達の邪魔をする子。急に友達の電車を取り上げてしまう子・・・・・・。それぞれの場面でトラブルが発生し、泣いたり怒ったりしています。
2歳児になると友達の存在を意識し始めますが、まだ相手の気持ちを考えることはできません。また、これは今、友達が使っているもの・・・という判断もできないのでトラブルになってしいます。しかし、このトラブルを通して、社会性を学ぶことができます。
子供同士の関わりは、まず、喧嘩をし、自分の思い通りにならない経験から始まります。
この3人は、まさに今社会性を学んでいる最中で、順調な成長を遂げている証拠です。
こんなとき、大人がすべき行動は、喧嘩を止めたり喧嘩をすることを責めたりするのではなく、子どもの気持ちを代弁し、関わり方や言葉での伝え方のお手本を見せていくことだと思います。でも、直ぐにトラブルがなくなるわけではありません。根気強く、子どもたちの自尊心を傷つけないよう配慮しながらこの学びの場を見守っていきたいと感じました。
保育主任
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