◆7月8日(水)の子どもたち
2015年07月09日 木曜日
◆いってきますのあいさつ(つぼみ)

お散歩に行く時は、ホールの中にいるみほとけ様に向かっていってきますのご挨拶をしています。合掌して「お散歩にいってきます!」とみんなで報告。「みほとけ様にみんなが楽しくお散歩に行けるように挨拶しているんだよー」と子ども達には伝えさせて頂いています。今まで何度か挨拶をしている保育士の姿をみている子ども達ですが『何しているのかな~?』と不思議そうに見つめているつぼみぐみさん。まだ子ども達が理解するには難しく、『先生たち、何かしているなぁ』と頭の中で考えていたことでしょう。
そういった場面を何度か繰り返した今日、子ども達の反応に変化が見られました。今日もお散歩へ出発です。電車を見に行く為、みほとけ様にご挨拶。保育士が合掌をすると保育士の真似をするように手をパチンと合わせ始めました。すると、隣にいた△くんも〇ちゃんを見て手をパチン!「一緒にご挨拶してくれるの?上手だね~」と言うと褒められたと分かってか二人は保育士と目を合わせてニッコリと微笑んでいました。また、帰ってきてからのご挨拶では☆くんまでもが上手におててパチン。なんで手を合わせているのかまでは分からなくても、お散歩に行く時はパチンってするんだなと子ども達の中で繋がっていってくれたらいいなと思いました。近い将来、「お散歩に行く時はご挨拶するんだよー」と子ども達が教えてくれる日が来るのではないかと思います。
もう一つ・・・
電車を見た子ども達。今までは何か通ったな~と涼しい表情を浮かべてい子ども達でしたが今日の子ども達は電車が通ると動きを止めて電車に集中!また、指を差して電車が来た事を教えてくれる子もいました。日々、色々な姿を発見です。
K・E


◆機嫌によって(ふじ1)

朝のミッキー体操の後、集まって絵本を読んだり、名前を呼んだりするのですが、読んでほしい本があると、自ら持ってくるようになりました。
心の中で、「またこの絵本だ」と思うこともあるのですが、好きな絵本ができたことも成長の一つであり、友達と一緒に絵本を見ることができるようになったことも大きな一歩です。自分だけで読みたかったり、友達が読んでいる本が欲しくなって手に入れようと取り合いになることもあるのをイメージすると、よりすごいなと感心してしまいます。
入園、進級して4か月目に入りますが、1日の流れを把握しているからこそ、泣いて訴えたりすることもあるのかなと思います。
体調が悪い、なんだかすっきりしない、イライラする、元気な時には大丈夫なことも、元気ではない時というのは、本当に行動に出やすいものだなと思うと、1日1日を一生懸命に生きているんだな、本当に頑張っているのだなと、目の前で気持ちよさそうに寝ている子どもたちを見ながら思います。
体調が良い時も、そうでない時も、機嫌がいい時も、悪いかもしれない時もあると思いますが、大人の心にも余裕をもって、子どものすべての気持ちを受け止められるような自分でありたいなと思いました。(M・T)

◆きゅうり(ふじ2)

この頃、きゅうりにハマっているふじ2組。
園庭に出ると必ずきゅうりをみつけようと上を見ています。今日も保育士が「きゅうりあったよ」と言うと「きゅうりー!」「あった!」といって嬉しそうな子ども達。そこへ◎くんがやってきて保育士が「ここにきゅうりがあるよ」と伝えると「これ?」と言って、下の方のきゅうりの茎を指差して尋ねてきました。「そう、それだよ」と保育士が言うと納得したようで、ウンウンと頷き、きゅうりを見上げていました。
そして、まだ小さいきゅうりに向かって保育士が「早く大きくなあれ」と言うと真似をして「(はやくおおきくなあ)れ!」と気持ちを込めて話掛けていました。
「大きくなったらまたみんなで食べようね」と保育士が言うとウンウンとうなずくふじ2組でした。
以前はきゅうりが苦手で食べれなかった子も味噌をつける事で食べれるようになり、きゅうりを保育士が切っていると「欲しい!」とアピールをしたり、「きゅうり食べる?」と聞かれて「うん!」と嬉しそうに返事をするようになってきました。少しずつみんなとなら食べれるようになってきています。お友達のパワーってすごいなと感じるこの頃でした。
(K.H)


◆やさしい気持ち(ふじ3)

熱でお休みしていた子も今日は笑顔で登園してくれて、13人全員出席しました。全員いると、いつも元気いっぱいの子どもたちも更にパワーアップしている気がします。みんな揃って嬉しい限りです。
今日もお空は曇っていましたが、なんとか園庭で遊んでいる間は雨に当たらず体をたくさん動かすことができました。
靴を履き、早速園庭に駆け出した〇くん。しばらくすると、「こっち」と呼ばれたのでついて行ってみることに。砂場の方を指さすので砂場でなにか作りたいのかなぁと思っているとどうやら違う様子です。砂場を通り過ぎ、向かった先はテラス前の『木』でした。
なにを見つけたのかと子どもたちの目線と同じ高さになってみると、たくさんの小さなアリと、初めて見るような体の丸い小さな虫がいました。木の隙間に入り込むアリと虫。頑張って下から登っています。そんなアリを見て、大興奮の子どもたちでしたが興奮のあまり持っていたシャベルでアリが登っていた木をバンバンと叩いていたのです。
『叩いたらアリさんびっくりしちゃうから応援してあげよう!』と言うと、今度はアリに向かって「あああ~~」と大声で叫ぶ子どもたち。『「あああ~」って大きい声出したらまたアリさんびっくりしちゃうね。応援するにはどうしよっか?」と子どもたちに問いかけてみました。
すると考えた□くん。とっても小さな声で「がーんばれ・・!がーんばれ!」と応援し始めたのです。それを見て〇くんや△ちゃんも真似っこして小さな応援隊が誕生です。
実は□くん、靴を履き終えたあと、テラスを歩いていた大きなアリを見つけ、触ろうとしてギュッと握ってしまったのです。「ギュッてしたらアリさん動かなくなっちゃう・・。いたいいたいしてるよ」と伝えるととっても悲しい顔をした□くん。握ってしまうつもりはなかったんだと思い「□くんもアリさんがいたいたいになったの分かったんだね。悲しかったね。優しくしてあげようね。」と伝えたばかりだったのです。
そんなことがあってからの□くんのそんな優しい言動に嬉しくなりました。
誰にだって間違いはあります。純粋でまっすぐで優しい気持ちを持った子どもたち。そんな優しさがもっともっと育んでいけるような関わりをしていきたいと改めて感じさせていただきました。
S.S


◆キラキラなココロ。(きく)

今日は7月生まれのお友だちのお誕生日会です。朝のおやつを食べて、おトイレに行ったり行かなかったりの子どもたちですが、「今日はお誕生日会だよー」「キラキラお姉さんくるかなー?」と言うと、「え?お誕生日会?」「きらきらおねーさん」と目がキラリ。トイレを済ませて「もうトイレ行ってきちゃったもーん」とお誕生日会に行きたいアピールです。
朝のあつまりの時に、「今日は誰のお誕生日会?」と聞くと「〇くーん」とみんな大正解です。ワクワクしながらたんぽぽぐみへ行きました。
準備ができて、せーので「きらきらおねーさん」と呼びます。すごく期待している声なのに、いつもキラキラお姉さんが登場した瞬間の子どもたちの真顔っぷりが私達大人からしてみるとそれが可笑しくてしょうがありません。それでも、きらきらお姉さんが好きな子どもたちが可愛いです。「お誕生日の子がいるって聞いたけど・・・」と話すと、〇くんは一人しっかり手を挙げていました。
みんなでお祝いをして、キラキラお姉さんはあっというまに星に帰って行きました。子どもたちは「いかないでー」と、中には泣きそうな子もいました。その後は、お楽しみで風船のうたのペープサートを楽しんで、お誕生日会は終わりました。子どもたちは声をそろえて「きらきらお姉さんどこにいっちゃったんだろうねぇ?」と窓の向こうを眺めて、「お空に帰っちゃったのかなぁ?」と可愛い会話が続きます。
園庭へ行くのにいテラスに出ると、「あそこにいるのかもしれないと」と指さす子も。昨日に続き雨がちょうど止んでいたのでお外で遊べました。キュウリやゴーヤの観察をしたり、保育士と追いかけっこを楽しんだり、太鼓橋は日に日に登れる子が増えてきました。ログハウスでは、うどんやさんが開かれており、細長い葉っぱをうどんに見立てて遊んでいました。
30分くらい遊んでるとぽつりぽつりと雨が。「せんせいあめだ!」と、雨に気付く子も。雨にもお構いなしに遊び続ける子もいましたが、声を掛けるとお部屋に戻ってきました。梅雨のお天気は気まぐれです。
お部屋に帰ってくると再び「きらきらおねーさんどこいっちゃったんだろうね?」と話す姿も。いつも見ている保育士のはずなのに、本当に信じ込んでいる姿に可愛らしさと夢を感じます。子どもたちのそんなキラキラした心を大切にしていきたいなぁと思う、キラキラお姉さんを演じた私でした。
(K*S)


◆「せんせ~」(たんぽぽ)

今日は1か月に1回みんなが待ちに待った「キラキラおねえさん」に会える誕生日会でした。
保育者が「キラキラおねえさん来てくれるかな、みんなで呼んでみようか」との呼び掛けに子どもたちも「うん」と嬉しそう「せーの」と保育者が声を掛けると「きらきらおねえさ~ん」とみんなで大きな声で呼んでみると・・・キラキラおねえさんのステッキが見えて大興奮。
「あ。みえた」「いたよ」と子どもたちの目もキラキラに輝いていました。
みんなキラキラおねぇさんのお話を真剣に聞いている姿がとても可愛かったです。
お誕生日会終了後は園庭へ、前の日誌でも書かせて頂いた子どもたちの日課は今も継続していて、準備をして靴を履くと・・・他の子が集まるまでトマト観察。
〇〇ちゃんが少し興奮気味に「せんせ~い、とまとあかくなってる」と教えに来てくれたのですが、言ったと同時にまたトマトの方へ走って行ってしまったので、再び様子を見ていると、周りに居たお友だちにも「とまとあかくなってたよ」と教えてあげていた〇〇ちゃん。
〇〇ちゃんの呼びかけに集まった子どもたちで、トマトのプランターの前は大混雑、「みえないよ~」「みせて~」とみんなみたい様子だったので、〇〇ちゃんが取ってくれたトマトをお皿に入れて見せてあげると、今度はお皿を持って見たくて大混雑。
保育者が「お友だち押さないよ、順番に見ようね」と声を掛けるとなんとかみんな見れた様子。
日々子どもたちが発見した様々なことを、一つひとつ子どもたちみんなから、教えてもらうことで、大人では見えなかった想像もしなかった違った角度からの発見を教えてもらっているのだなと改めて感じました。M.Y


◆砂場 (うみグループ)

今日は7月の誕生日会がありました。
7月のお誕生日はゆり組がいないものの多くの子がいたため、たくさんの拍手をしてお祝いしました。
自分のグループ関係なく祝ってもらえるのは嬉しいですね。
発表する側は緊張しながらも質問に答えたり、感謝の気持ち「ありがとうございました」と伝えます。
終わったあとは、にじグループによる<三匹の子ブタ>の劇でした。
みんな知っている話ということもあり、とても集中して見ていました。
お部屋に戻ると、「雨降ってないよね?」と子ども達。
うん!きく・たんぽぽ組も遊んでるから行けるね。というと「やったー」と園庭にいきました。
園庭に行くと、もも組の○くんが「ちょっときて。砂場で山づくりしよう」と誘ってきてくれました。
大きいの作ろう、というと大喜びでスコップを使い沢山掘っては乗せての繰り返します。
それをみた周りのもも組も「わぁすごーい!」とスコップを持って参加してくれました。
すると、○くんは「なんでみんな入ってくるの。」と小さい声でつぶやきます。
一緒にやりたいんだよ、みんなでやった方が大きいの作れるよ?と話しても浮かない表情です。
「ここにトンネル作らない?」ともも組の□ちゃんが提案すると、「じゃあ硬くしなくちゃだから水もってくる」と△くんがいいました。
それには大賛成と○くんも「いいね」と喜んでいました。
みんなの考えを生かして、みんなで山を作りました。
子ども同士どこかで手に入れた良い情報を共有し合い、水や乾いた白い砂などを使って砂を固めます。
そして自然と分かれる役割分担も関心させられました。
これからも様々な遊びで情報の共有し、発展させていく姿を見たいです。
(A.Y)


◆輪廻(りんね) (にじ)

今日は7月の誕生会です。今回はにじグループの保育士が担当ということで、にじの年長さんにもお手伝いをお願いしてみることにしました。アトラクション担当と司会担当に分かれ、それぞれの役をやり遂げました。
誕生児の準備からお手伝いをしてくれる子もいました。王冠を被らせたり、座る場所を誘導したり。先生になったつもりではりきっています。
司会担当の子たちは、マイクを使って、はじめのことばや、ひとり一人のお祝いの前に「〇ちゃんでどうぞ」という声掛けをしたりしました。にじの年長の△ちゃんの番のときには、目を合わせ、アイコンタクトをとりながら進行する姿があり、その意気もぴったりの姿はとても素敵でした。
アトラクション担当の子たちは、昨日も練習した「3匹のこぶた」の劇をしました。誕生会が終わると、「あっ、ぼくたちの出番だ!」とはりきって準備。たくさんのお客さんの前で、楽しみながら、演じることができました。
誕生会が終わった後は、それぞれの遊びに。。雨がかすかにぽつぽつきていましたが、「だいじょうぶ!だいじょうぶ!」と外に飛び出していく子もいる中、最近ウノのゲームが大好きな▲くんは、今日もさっそくウノを出してきたものの、一緒にやる仲間がいなかったので、ウノのカードを全部並べて、リバースが何枚、スキップが何枚と調べています。さらなる上達につながるでしょうか?
給食中、こんな話になりました。
虫大好きな◇くんが、「ボクはコガネムシにたくさん会うんだけど、なんでだろう?」聞いていた友達は「◇くんのこと大好きなんじゃない?」。
「もしかしたら、◇くんが生まれる前はコガネムシだったのかもしれないね。」と私がつぶやくと、「え?なんで?」と食いつく◇くんたちに、「みんな生まれてくる前は、なんか別の生き物だったかもしれないんだよ。◇くんは、そんなにコガネムシが寄ってくるなら、生まれる前はコガネムシだったから、仲間だと思って集まってくるのかもね。」と話すと、「あっ、ボクのなまえ、だから「む」っていう字と「し」っていう字があるのかも」と目を輝かせています。さらに話は広がり、「ボク、虫だったときに背中をつかまれたような気がする」。「◇くんみたいに虫の好きな男の子がスイカをくれたり、大切にしてくれたかもしれないね」というと、「ちょっと思い出してみる」と目をつむり考える◇くん。「ももぐみの□くんは、恐竜大好きだから、恐竜だったのかもしれないね」「あ、名前もちょっと似てる」と、さらに盛り上がりを見せたこの会話。いのちが巡り巡るちょっと不思議なお話は、子どもたちの心にもちょっと不思議な気持ちを持たせてくれたようですね。
(T。M)

◆一人ひとり違った姿(そらグループ)

今日はホールにて誕生会がありました。
幕が開くと舞台に冠をかぶって座っている誕生児が見えます。見ている子どもたちは嬉しそうに名前を呼んだり手を振ったりしていました。皆でお祝いの歌を歌ったり質問に応える姿を見たりしました。
年に一度の花のアーチをくぐり一つ年を重ねた喜びとお祝いしてもらえることの喜びを感じられたのではないかと思います。年長児には「大きくなったら何になりたいか」という質問があるのですが、一人ひとりしっかりと夢を持っているのです。皆の前では内緒と言う児もいたのですが、誕生会の前に子どもたちに尋ねると、目を輝かせて「あのね、〇〇になりたいんだ!」と教えてくれました。
一人ひとり違う自分だけの夢を持つことが素敵だなと改めて感じました。
園へ来る前に天気予報をチェックしてくる子どもたち。朝の会で「今日は曇りのち雨だよ!」と教えてくれたように午前中は曇りだったため、誕生会の後は園庭へ遊びに行きました。
「空中菜園へ行こうと思うの。」とひと言言うと「いきたい。」「いくいく!」と一人二人と子どもが増えていき、「畑行く人ー!」と皆に声をかけてくれる子どももいてぞろぞろと皆で空中菜園へ行き大豆を見に行きました。小さくてかわいい双葉から生長して少し背の高い本葉になっていました。大きくなっていることを確かめ満足そうに帰る児、網をくぐってじっくり近くまで行って観察する児、空中菜園にいる虫に興味を持つ児などそれぞれですが、植物のところまで足を運ぶことが習慣になってきつつあるのかなと思います。
継続して『生長』を見ていけたらと思います。
(K.Y)


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