◆7月1日(水)の子どもたち
2015年07月02日 木曜日
◆はじめての世界(つぼみ)
今日は雨だったので、室内で過ごすことにしました。
最近の子ども達は安心して過ごせるようになってきたことで、たくさん動き回るようになってきたので、今日は保育室を飛び出してロビーまで行ってみました。扉を開けば子ども達はどんどん進んでいき、ハイハイの子はすごいスピードで、歩きの子は慎重に進んでいました。途中には水槽があり、子ども達は魚に釘付け。魚を見て「あーあー」と反応する姿は、なんだか楽しそうです。いつも抱っこで見ていた景色とはきっと違っていたようです。
そして今日は、階段に挑戦。保育士が数段上がると子ども達の目がキラッと光り、いきいきと階段に近づいてきました。子ども達のやる気はとてもあり、一気に上手に階段を上がって行きます。そんな様子を見ていた〇くん。「ぼくものぼりたい」と他の子たちを追いかけるように登っていったものの、〇くんには少し怖かったようで、泣いてしましました。△ちゃんは手すりにつかまって、立って登っていたのですが、他の子の登り方をみて、手と足を使い、登るようになりました。そして、ドンドン登って行き、たどり着いたのは3階のにじグループ前。子ども達のやる気がとても感じられました。
新しい道を見つけた子ども達は、「もういっかい登りたい!」と体で表現していました。
新しいこと見つけた子ども達。今度はどんな反応を見せてくれるでしょうか。
そして今日から、□ちゃんが園での食事もスタートし、全員が食事するようになりました。
□ちゃんも意欲的で、つぼみの子ども達も以前よりもっと食事に意欲的になってきました。自分で食べたり、「ちょうだい」と表現してみたり、食事の時間も安心して過ごせるようになりました。
(K.E)


◆狭いところを好む(ふじ1)

今日はあいにくの雨でしたが、室内にボールを用意して遊びました。
室内用の小さな家も置いてみましたが、面白いことに、興味を示すと家の中にどんどん入っていく子どもたち。さすがに、これ以上は、という人数は、おおよそ5人くらいかと思われますが、それでも5人入ったら、のびのびとは遊べないような狭さです。
楽しそうに遊んでいる様子を見ていると、平均3人の子どもが家の中に入っていました。家の中に小さいボールもたくさん入れると、「ばぁ!」と言いながらとても嬉しそうでした。どのような感じなのか、私も実際に家の中に入ってみましたが、大人の感覚では、こんなに狭いのに!とふと思うのですが(体のサイズが違うので当たり前ですが)、あえて狭い場所が子どもにとっては楽しい場所なのだなと子どもの姿を見て感じました。
子どもが楽しいと思う場所、感覚というのを共感するのは大人とは違うので難しいところですが、子どもが好む場所や感覚というものを子どもの姿を見て探るのはとても面白いです。
子どもによっても違うので、この子どもはここが落ち着くんだな、とか、こういうものが好きなんだな、と分かるようになるとまたこれも面白いものです。時に、予想外の姿も見られます。
梅雨の時期、室内環境をどのように設定していくのかも、工夫しながら子どもに合わせてしていきたいと思います。(M・T)

◆雨の日(ふじ2)

今日はお絵描きをした後、廊下で遊びました。
お絵描きは、5色の色画用紙を用意しました。
オレンジ、きみどり、ふじいろ、クリーム色、水色です。
一人ずつ順番に聞いて渡してみました、
皆自分の気持ちで選んでいるのがわかります。
ちょっと悩んでいたり、指先が迷っていたりする仕草で伝わってきます。
せかしたりせずじっと待っていると、その子らしいなと感じる色を選ぶ子と、へーと思う色を選ぶ子に分かれていて、なかなか楽しい観察でした。
自分の順番がちゃんとくることも、もうわかっています。
なので立ち歩いたりすることなく待っていられました。
クレヨンを渡した時も同じです。
友だちのクレヨンに手を伸ばすことはなく、自分の渡されたクレヨンで描きました。
グルグルグル・・・点点点点・・・画伯たちはそれぞれに芸術を描いていました。
廊下には巧技台と平均台を用意しました。
今日はちょっと高めの3段です。
やや厳重にマットで敷き環境を整えました。
ところが、その心配をよそに跳ぶ、跳ぶ、跳ぶ。
こんな事ができるようになっていたんて・・・と新しい発見がありました。
雨の日もなかなかいいですね。(N・S)


◆はじめての場所。(ふじ3)

今日はあいにくの雨。雨だとなんだか気持ちがどんよりしてしまいがちなのですが、子どもたちはそんな雨すらも吹き飛ばしてしまいそうなほど、パワーがみなぎり朝から子どもたちの元気いっぱいの声が響き渡っていました。
そんな時2歳のたんぽぽ組のお兄さんお姉さんたちがホールで遊んでいて、たんぽぽ組の保育室が空いているという耳寄りな情報をキャッチしたので今日はお兄さんお姉さんのお部屋まで遊びに行ってきました。
たんぽぽ組に行くまでも魅力的なものがたくさん。廊下にはソフトマットや平均台などが出ていてふじ2くみのお友だちが遊んでいます。ちょっと寄り道はしても楽しみはその先にあることを知っている子どもたちの足取りは軽く、階段もあっという間にのぼっていきます。さぁついに、きく・たんぽぽ組へと繋がる黄色い扉の前に到着しました。
ふじ3くみのお部屋を出発した時には「わ~」「きゃ~」などと嬉しさのあまり声を出していたのですが、到着して「ここからはきく組のお兄さんお姉さんたちがいます。大きな声出して入ったらみんなびっくりしちゃうから静かに入ろうね。」と伝えるとピタッと静かになった子どもたち。中には口に人差し指を当て「シーッ。」としている姿も何人も見られました。
扉を開けても声を出さない子どもたちには驚きました。嬉しさもありつつもみんなでこうやって遊びに来るのは初めての場所に、子どもたちも少なからず緊張している様子で、いつもとは違った表情・姿が見られました。
おままごとコーナー・絵本コーナー・電車などふじぐみにもありますが、さらに種類が豊富なたんぽぽ組で子どもたちはそれぞれ遊び込んでいました。
昨日砂場で「おいしいものつくろ」とやっていたように今日もおままごとコーナーではお料理作りが繰り広げられており、そしてお友だちだけでなく、ぬいぐるみにまで「はい、どーぞ!」とスプーンを使って食べさせてあげたりととっても微笑ましかったです。
そして〇くんのお皿にはたくさんの食材が盛られています。その中のひとつのたまごを手にすると隣にいた□くんに渡したのです。すると□くん、受け取らずに周りをキョロキョロ。何かを探している様子。桃を手にして〇くんに差し出しました。嬉しそうに笑い合いお互いがもらったものを手にして大事そうにしていました。
お友だちの優しさに自分も何かお返ししようとしたようです。その後は別々には遊んでいてもふとした時に顔を見て笑い合う姿にとても心あたたまりました。
違う環境での室内遊び。様々な姿が見られ、いい刺激となっていたように感じました。いろんな場所でいろんな経験を共にしていけたらいいなと思います。
S.S


◆雨の日の過ごし方(きく組)

今日はあいにくの雨。子どもたちも雨が降っていると外に行けないという事を分かっているようで、誰からも「外行こう」と言われませんでした。少しずつ分かってきています。
パワーが有り余っていて、お部屋の中で大暴れかな?と予想していたのですが、それぞれ好きな遊びを見つけ、じっくりと遊びこむ姿が見られました。◎ちゃんがブロックで大きなお城を作っていると、その姿を見つけた◇君が側に寄り添い遊びを見ていました。自然に遊びに加わり、1つの物を一緒に作り上げることが目的になっていました。
▽君は、□君が作った線路に興味をもち、もっと長くして丸くつなげるといい、一緒に線路を繋げ始めました。積み木を高く積み上げていた〇ちゃん。その様子を見た☆君は、〇ちゃんのやり方を観察し同じように積み上げました。自分でもできたことに驚いたようで、「すごーい!できたよ~」と大喜びで夢中になっていました。
ブロックの花の形を駒のようにして回す△君。15分以上集中して何度も回しては顔を近づけ観察するという動作の繰り返しをしていました。それを不思議そうに側で観ていた■君。始めは不思議そうに見ていたらどんどん面白く感じてきたようで、自分の持っていた磁石の付いているスポンジを△君のようにクルクル回し始めました。スポンジなのでお花ブロックの様には回らなかったのですが、2人で顔を見合わせ、笑い合っていました。
それぞれ魅力的に感じる遊びは違いますが、お友だちの姿を模倣して、世界が広がり出来る事が増え、遊びが発展していく様子がよく見られました。
お部屋で新聞紙遊びをしました。保育士が、新聞紙を半分に切って見せるとなぜか大爆笑の子どもたち。手をたたいて喜んだり、口に手を当てて驚いてみたり、様々な反応でした。自分たちもやるーとビリビリするともっと楽しかったようで、きゃーきゃーと満面の笑顔を見せてくれていました。ズボンに挟んでしっぽにしたり、穴をあけておばけにしたり、冠を作ってお姫様になったりと、はしゃぎ過ぎて汗ダラダラに。
他にも大きい紙にクレパスでお絵描きをし、そこに薄い青の絵の具を筆を使って塗り、もうすぐ七夕なので、夜空を作ってみました。筆を使うのはなかなか難しそうで同じところを何度もぬり、紙が毛羽立っている個所も・・・。それだけ楽しくて集中して遊びこむことができたようで、保育士たちもとても嬉しく感じました。
(K☆H)


◆いつもと違った(たんぽぽ)

昨日とは一変して雨で気温も下がり涼しい一日でした。
今日はいつもとは雰囲気を変え、体操の時間からホールへ行き、ワンワンの「わーお」と「ミッキー体操」を楽しんで体操していた子どもたちです。
引き続き、朝の会も雰囲気の違う中、ホールでしました。
楽器で遊ぼうと伝え子どもたちの前に、楽器(タンバリン・すず・トライアングル・カスタネット)を出してきて、一つひとつ紹介しながら、楽器の音の鳴らし方を伝えていきました。
楽器を置き「どうぞ」と保育者が声を掛けると、「〇〇ちゃん、さんかくのがいい」とトライアングルを手に取りました。「△△ちゃんもほしい、せんせいどうするの」と聞かれたので「こうやって持つんだよ」と伝えると上手に持って音楽に合わせて楽器をたたいて楽しんでいました。
楽器の次は楽器をしながらダンス、「できるかな?」の音楽に合わせて体を動かし体操。
◇◇ちゃんと□□ちゃんが曲に合わせて鳴らしていると、横から〇〇ちゃんも来て曲に合わせて演奏します。言葉を交わす様子はなくても、横に並んで同じ楽器を一緒にならす、それだけで楽しいようで、ときおり顔を見合わせて互いに微笑み合って照れ笑いを浮かべていました。
三人の姿を見ていてこちらを微笑ましく笑顔にさせてくれるひと時でした。
その後は、フラフープやマット遊びや曲に合わせてホールをひたすら走ってみたり、ピアノを触ってみたり、ピアノの伴奏に合わせて歌ったり、みんなが憧れて大好きな、誕生日会の1シーンをやったりと普段おへやではなかなかできない事を盛沢山で楽しみました。
友達同士言葉を交わす事がは少なくても同じものを使い、同じ場所に居て同じことをしてる、ただそれだけで楽しくて嬉しいそんな子どもたちの空間共有をする姿が見られて、新たな一面と姿や仕草を発見させてくれた、とても素敵な時間でした。
今後も楽器に触れて楽しむ機会をたくさん持っていきたいと思います。
(M・Y)


◆野菜食べました2 (うみグループ)

昨日、子ども達に宿題を出しました。
それは[しし唐やピーマンをよりおいしくするための調味料、具材をお家の人に聞く]です。
苦い味と知ったしし唐、元々苦い味と知っているピーマンに何か調味料や具材と一緒にすると苦くなくなるかも、という話になりました。
今日朝の集まりで聞くと、ひまわり組を中心に聞いてくれた子が多くいました。
・天つゆにつける
・辛子をいれる
・醤油をいれて炒める
・お肉にまく
と4つの意見を発表してくれました。
忘れちゃったと言う子もいましたが、忘れないようにと手紙にして持ってきてくれた子もいました。
今日はあいにくの雨だったこともあり、買いに行くのは避けて給食室にあるもので作ろうと話がまとまりました。
まずはしし唐、ピーマンの収穫です。
想像してたより大きいピーマンだったのか「えっこんなにおおきいの!?」とみんなで驚きました。
また「ねーこれは?」と指差した野菜はしそでした。
「できてるね!」と反応したのはお家でもしそなどのお野菜を育てている子でした。
一緒に食べようか、というと大賛成でした。
給食室に行くと醤油がありました。
部屋に戻ると、しし唐とピーマン似ているという話になりました。
色・におい・中身を比較してみました。
同じ緑だね。においはどっちも苦そう。どっちも種があって似ている。と共通点があることを発見しました。
まずは素の味を食べます。
「ピーマンやっぱり苦い」「しそはにおいがあるね!」しその特徴あるにおいにも気づきました。
しそを持った手にもにおいがしみていて「くさい」と嫌な顔をする子もいました。
そしてお待ちかねの醤油を入れて炒めると、いい音・いい匂いとで他の遊びをしていた子も集まり、みんないい表情です。
食べると、「おいしい!!」「もう一個たべたい!」と大評判です。
野菜を苦手としているゆり組の○ちゃんは「いらない」といっていましたが、周りの子がおいしいという言葉に誘われ、勇気を出して一口食べると「おいしい」と食べる事が出来ました。
今回もいい経験が出来ました。
醤油を入れただけでこんなにも味が変わるという不思議に出会った子どもたちは食べれなかった野菜まで食べる事ができました。
また、「他の先生にも食べてもらおうよ」とおいしいことを教えてあげたい、という子も中にはいました。
次回は買い物に出かけてみるのも楽しいなと思いました。
(A.Y)

◆ワタシもやってみたい・・(にじ)

昨日のブログでも紹介した、『虫大好きの〇くんが、“シロテンハナムグリ”の為にスイカの種を植えて育て、スイカの実を食べさせてあげよう』と言っていた話がありました。
ただ“植える”だけでなく、さらにその先を予測して、大好きな虫とつながった〇くんの発想が素晴らしいなと思い、今ベランダでスイカやどんぐりを育てている子たち、給食で種が出るたびに埋める!と集めている子たちにも、なにか次のステップへのヒントになるかと思い、朝の会で発表してもらいました。
「先生もあおむしが食べられるようにグレープフルーツの種があったら、植えようと思ってるんだ。」という話もしました。さてさて、どんな展開があるか、ないか・・・どうなるでしょう。
日中はお部屋でそれぞれの遊びを楽しみました。笹飾り、ウノ、ブロック・・・。今週は国旗を描くのがまた流行っているようです。年長さんが描いているのを見て、年中の△くん、◇くんもやってみる姿があります。今日は、△くんが描いているのを、ももぐみの□ちゃんも隣でじっと見ています。やってみる?と聞くと、首を横に振ります。どうやら、上手に描ける自信がないようです。
△くんに「中を塗れるように周りだけ黒で書いてあげたら?」と言ってみると、「うん、ボク、描いてあげる!」とのこと。白い紙を用意して、まず「何個描く?」「3個。」。今度は、「どの国にする?」「うーん、これとーこれとー・・。」色もちゃんと選んであげます。「この色かな?」自分の紙にちょっと試し描きをしては「これはちょっと違うかな~。こっちかな。」丁寧に慎重にやってあげる姿、私だったらもっとパッパッとやっちゃうな~と感心、感動してしまいました。
見本を見ながら、描いてもらった国旗に、ゆっくりゆっくり色を塗っていく□ちゃん。素敵な国旗ができ、お互いに見比べては、満足気な二人でした。
(T.M)


◆昨日のつづき(そら)

昨日皆でつくった手作りじょうろ。ナスの苗に水をあげようとしたらペットボトルの口から勢いよく水が出てプランターから溢れてしまいました。「水をあげすぎると死んじゃう。」と知っている子どもたちは大慌て。保育者も一緒にプランターを傾けて水を流しました。
今朝、昨日の話を〇くんとすると「そうそう、ジャーってお水が出ちゃったんだよね。」と。育子園にあるじょうろの口はどうなってる?と尋ねると、「点々って小さい穴がいっぱいあるんだよ。」と応えました。それに比べてペットボトルの口は穴が大きいと気づきました。ではどうしたら丁度良くお水が出るか考えると「そうだ!キャップをつけて、穴をあけたらいいんだよ。穴はドリルで開けたらいいよ。」と言いました。
ドリルを使うと穴を開けられるということを既に知っていた〇くんに、保育者がドリルよりもっと先が細く小さな穴があけられる『千枚通し』があることを伝えました。
張り切ってキャップを取に行き、千枚通しを事務室から借りてさっそく挑戦です。
穴を開けたいと思うところにペンで印をつけた後印のところに穴を開けていきました。先端が細くて鋭い千枚通しに緊張感を持ちながら一緒に穴をあけていきました。
完成すると「うんうん、いい感じー!」と嬉しそうでした。外は雨が降っていたため、流しで実験。
水をためてからじょうろを傾けると…。ちょうど良い水の量が出てとても喜んでいました。
「明日晴れないかな。」と植物の水やりを楽しみにしています。
(K.Y)



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