◆7月31日(金)の子どもたち
2015年07月31日 金曜日
◆夏の風、ひんやりのお水・・見て感じて (つぼみ)

今日は、プール遊びと園庭遊びを楽しみました。保育室での子ども達の様子も少しずつ変化してきています。自分でやりたい気持ちの主張や、視野が大人だけでなく友達にも広がってきているように感じます。
タンバリンのお返事も、自分がやるという所も楽しみの一つであると思うのですが、友達の姿を見る様子もまた味わいがあり、自分が早くやりたくて友だちの名前でもタンバリンを打ちに来る子もいます。
一番月齢の低い〇ちゃんは、タンバリンが始まるとやる気満々の腹這いでスイスイと傍までやってきてくれました。いろんな子が返事している中、ちょこんと座って両手を広げてパタパタさせながらワクワクした顔で待っていました。「〇ちゃん」と呼ぶと、タンバリンまで手は届かないのですが、気持ちは打っている気分です。片手がパタパタ、おしりでジャンプジャンプしています。どの瞬間でも、一つひとつの行動が子ども達の成長に影響していることを再確認しました。
プール遊びでは、みんな一緒の反応というわけではありません。その日のご機嫌も左右したりじゃぶんと水に浸かってしまう位親しめている姿もあります。
今日の□くんは、じゃぶんと中には浸かりたくなさそうです。普段の生活の中でも周囲の様子に敏感でよく見ている印象があるため、タライの水の中にボールを浮かべて手でグルグルとかき回し、ボールが流れていくのを見せてみました。
すると、不安そうにテラスに立っていた□くんが覗きに来て、あ~っと声と共に笑顔をくれました。そのうちに他の子もやってきます。みんなでボールをつかまえたりして、たくさんの笑顔を見つけることが出来ました。
手でバシャバシャと楽しめてる雰囲気が漂ってきたのでシャワーを霧にしてみんなにかけてみました。気持ちが水遊びで盛り上がっていたからだったのか、夏の風や日差しが手伝ってくれたのか泣いてしまうような場面は無く、みんな気持ちよさそうな笑顔をくれました。
このヒンヤリ感や自然から生まれる動きや音を感じれるこの季節を大切のに経験していきたいと思います。 U・A
◆変化(ふじ1)

今日は週末という事もあり、子どもたちは少し疲れがある様子でしたが、その分ハイテンションな姿も見られました。
プールに入る子と園庭で遊ぶ子とに分かれます。
園庭チームは靴を履く事に意欲満々。自分で履こうとしたり、履けなくても自分の靴を保育士に差し出し履かせてアピール。靴下を含め、自分でやろうとする意欲は本当に素晴らしいです。
水着に対しても子どもたちの意欲が垣間見れます。
昨日のブログにもあるように、プールに入るという事が分かってきており、水着を出すと、早く着せて!というように「う!う!」と自分の身体を指さし、自分の順番が来るまで待ちきれない様子です。
お待ちかねのプールでは、それぞれのペースで楽しむ姿がありました。
プールの中にジョーロや小さいボールが入ってますが、同じものがあってもお友だちが使っている物が欲しくなるようです。
1つの玩具をめぐり「あ~!」「う~!」と激しい攻防が繰り広げられる事もしばしばです。
〇くんが使っているオレンジ色のジョーロを使いたい△ちゃん。目の前には同じ色のジョーロがありますが、目に入らない様子です。何度も取ろうとしますが、〇くんも当然渡しません。
前回同じ光景を目にした時は、△ちゃんにもう1つのジョーロを「ここにもあるよ」と渡しました。
今回も同じようにジョーロの存在を△ちゃんに伝えようとした所、〇くんがもう1つのジョーロをじっと見つめ、そのままもう1つのジョーロを△ちゃんに渡しました。「ここにもジョーロあるよ」と言いたげに渡す〇くん。すると△ちゃんは納得したのかそのジョーロを受け取り遊び始めました。
大人が介入する前に、子ども同士のやり取りで解決した事に驚かされました。
その後玩具の取り合いがなくなったわけではなく、〇くんと△ちゃんを始め、ほぼ全員の中で取った・取られたは続きましたが、また大きな成長を見る事ができました。
今後も子どもたちの成長につれ、大人の介入が更に必要になる場面や、大人は1歩引いて見守り、子ども同士でのやり取りが増える場面等、沢山の変化が見られると思います。
その変化がどんな形で現れるのか、楽しみに過ごしていきたいと思います。
O・Y


◆どうぞ(ふじ2)

今日も暑い日でしたが、プールに入る前に暑さを体験してみようということで裸足で園庭に出て過ごしました。
園庭に出ると◎ちゃんが滑り台をすると真似をして直ぐにすべり台は大行列になりお友だちと一緒に滑ったりすることを楽しみました。
そして、築山近くの車の固定遊具の運転席に■ちゃんが座っていると後ろの席に☆ちゃんや△ちゃんが次々に乗り込み、保育士が「みんな~!行ってらっしゃい!」と手をふると「ばいばい!」と言って保育士に向かって手を振りドライブ開始です。
ドライブが終わった頃、○ちゃんが後ろに乗ろうとやってくると、△ちゃんが「○ちゃんも(乗る)?」と聞き、隣りにずれてあげて「はい、どうぞ」と言って席を譲ってあげていました。○ちゃんは嬉しそうに席に座り、また、みんなでドライブをして楽しんでいました。
お友だちの気持ちに気付き譲ってあげている姿に感動しました。今日は、譲ってあげることができましたが、明日になるともしかしたら譲ることが出来ないかもしれません。そういう経験を通してお友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じていって欲しいなと感じる今日でした。
(K.H)

◆プールへの想い ふじ3

今日もプール日和の暑さになり、『今日もプールにはりきってます』と朝から楽しみに来ている子もいました。
昨日と同じ後半プールで順番に入りました。
園庭では、昨日に続きトマト観察会が開かれていてトマトを見たり食べたり、固定車に乗ってドライブに行ったり暑さに負けず遊びました。
そんな中、早くに〇ちゃんが柵の前でスタンバイしていました。「プールはいる?」と聞くと嬉しそうに「うん!」と言って靴を脱ぎにいきました。
そしてさらに靴下、ズボン、オムツまで自分で脱いでいました。
シャワーして水着を着た〇ちゃんが遊んでいると△くんに◇ちゃんたちも来て準備をはじめます。
◇ちゃんが水着を着終ると〇ちゃんがピンクと水色のじょうろを持ってきて「どっちにする?」と聞いていました。
◇ちゃんは〇ちゃんが持ってきてくれたじょうろを選び、嬉しそうに1個ずつ持ちながら二人で遊びにいきました。
選べるように、二色のじょうろを持って来て「どっちにする?」と聞いていく〇ちゃんの優しさに心がほっこりしたのと、お友だちのため考えた優しさに驚きました。
その隣では「プールするの~」と泣いてる子に「プール入らない」と泣いてる子・・・。
それぞれのプールに対する想いがある中、「プールに入りたいね」・「プールに入らないでシャワーだけしてお部屋で遊ぼうね」とそれぞれの気持ちを受け止めながら関わっていきました。
みんなピチャピチャ・ジャージャー・ザブン ザブ~ンとたくさんプールで遊び、「さぁ、そろそろお部屋に入ってご飯を食べよう」と誘っていきお部屋に入っていきましたが、最後に残った◇ちゃんと☆ちゃん。
プール遊びが大好きな2人はきっと満足するまで遊びたいと思い最後まで見ていましたが、上がる気配がなく2人でプールにつかり楽しそうに遊んでいます。
「みんなご飯食べてるかな!?」「たくさん遊んだね。もうお部屋に入る?」と聞いたら答えは「もっとあそぶのー」「まだあそぶ」の返事でした。
大好きなプールを満喫し、もっともっと遊びたいと感じるくらい楽しめてよかったです。
なんとか説得できて、「またプールに入ろうね」と次回を楽しみにプールを名残惜しみながらお部屋に戻ってきました。
まだまだ暑い日は続きます。これからもたくさんプールに入りたいと思います。
t*s

◆夏の陽気でプールへゴー(きく)

今日は、〇くんのお母さんが保育士体験をしてくれました。ありがとうございます。
子どもたちも朝から大盛り上がりで、お母さん先生の傍を離れようとしませんでした。とても嬉しかったようです。
今日も暑くなりました。そんな日は、プールあそびです。
水着に着替えプールに行くまでが、だいぶ流れを覚えて来たようで、トイレに行ってからロッカーに脱いだ服を置き、水着を着る。その後、お部屋で軽い準備体操をして、プールへ。
シャワーで体を洗ってからプールに入るのですが、時々、目の前のプールに興奮してなのか、シャワーを浴びる事を飛ばしてしまい、プールに入ってしまう子がいます。その姿を見た▽ちゃんは、「シャワー浴びてからだよ」と声を掛け、教えてくれていました。
泡のプールを作ってみました。□君は、カップに泡をすくい、「みて~アイスだよ」とアイス屋さんになっていました。
◎ちゃんは以前、顔に水がかかることが嫌で、プールに入りたくない水着に着替えたくないと泣いていました。ですが、今日は、水着に着替える事も嫌がらず、自らシャワーを浴びに来て、大きいプールに足だけ浸かることができました。まだ一人で座ったりバシャバシャしたりはできませんが、プールの中で保育士の膝の上に座りながら、みんながバシャバシャしている様子を見たりして、泣かずに過ごすことができました。大きな成長に、保育士たちは大喜びしました。
プール大好きな子、苦手な子それぞれですが、2歳の夏の思い出が素敵な物になればいいなと感じました。
お部屋遊びの方では、たんぽぽ組に遊びに行ったり、廊下にはしごを出して体を動かしたり、きく組で遊んだりと2歳児の保育室をフル活用して遊びました。
暑さからの疲れが出やすい時期です。体調を見て、無理なくプールをしたり、園庭あそびをするようにしていきたいと思っています。なにか変化があれば登園時お伝えください。
(K☆H)


◆みんなの人気者(たんぽぽ)

昨日の天気とは違って雲の切れ間から太陽が顔を出すほどの日差しの強いお天気。
週末金曜日ですが子どもたちは元気いっぱいです。
前の日誌でも紹介したたんぽぽ組の人気者の「あおむし」。昨日とうもろこしの皮むきをしていて、とうもろこしをお食事中だった「あおむし」は新しくあおむしハウスに仲間入りをしました。
これで、あおむしハウスには、さなぎ1匹・ふとっちょあおむし3匹・あおむし1匹の計5匹になりました。
それからと言うもの、ロッカーの近くに来るたびに「あおむし」の様子が気になり、朝も帰りも日中も背伸びをして「あおむし」を見るのが日課になっているようです。
いつも朝の会で絵本や紙芝居を読んでいるのですが、朝の会が始まる直前に保育者が〇君に「お話見よう」と声を掛けると手に持っていた絵本を片付けるのが悲しい様子、よく見ると「はらぺこあおむし」の絵本でした。
〇君に「はらぺこあおむし見よう」と声を掛けると大喜びで絵本を持ってきてくれ、みんなにも「あおむし見ようね」と伝えるとみんなも大喜び。
絵本と共に歌があるのですが、子どもたちは歌も覚えており音楽に合わせて大合唱、体を揺らしたり振りもつけて楽しんでいました。
「はらぺこあおむし」を見た後にあおむしハウスを各テーブルに持っていき増えた仲間と大きくなったあおむしを見て、目をキラキラ輝かせて見ていた子どもたちでした。
毎日観察して楽しんでいる子どもたちの様子を見ていると、私たち大人もワクワクして毎日成長を観察している気がします。
さなぎになったあおむしからどんなチョウチョが出てくるのか楽しみな、たんぽぽ組の子どもたちと大人たちです。 (M.Y)


◆自然に育っていく心(うみ)

今日は、28名といつもよりも人数の少ない1日。けれど、朝から子ども達は元気いっぱいで人数が少ないというのを感じさせないほどでした。
そして、今日もプール日和。年齢ごとに入りました。
もも組がプールへ行ってしまった後の室内は、トランプでスピードをしたり、ブランコをしたり、相撲ごっこが始まったり、それぞれが好きな遊びを充分に楽しんでいました。
ルールがある遊びも、自分たちで確認し合ったり、時には食い違ってぶつかりあったりしながら楽しんでいます。
大人が入らなくても、少しずつ自分たちで解決できるようになりました。
いつもは10時半になったら出ることができる園庭にも一足早く行き、思い切り遊びました。といっても、まだつぼみ組・ふじ組の子ども達だけが遊べる時間。
「気を付けながら遊んでね」と伝えておいたせいか、かなりの勢いで走り回る氷鬼などはせず、トランポリンでのわにごっこ。
小さい子が近寄ってくれば、一時中断。そして、近くに寄ってそっと話しかけたり。
自分たちだけの場所ではないこと。
周りの事も考えながら遊んでいる様子に、年長・年中児の意識の高さ・優しさを感じることができました。
楽しみなプールの時間も自分たちで意識をし、「そろそろ入ったほうがいい?」と聞いてくる子もいました。そして、みんな時間通りに楽しいプールへ・・・
昨日に引き続きの流れるプールも「楽しかったぁ」との事でした。
異年齢の中で育っていく心・意識を大事にしていきたいなと感じた姿でした。(M.C)


◆それぞれに成長(にじグループ)

今日も、もも・ゆり・ひまわり組と年齢ごとにプールに入りました。
着替えや準備も大分慣れてきて、自分がプール〇なのかの確認と荷物の忘れ物がないかの確認もきちんとしていました。
帰って来てから、水着をタオルにくるんでしまうことももう習慣になっています。
楽しいプールあそびへの期待の気持ち、また満足感からか、いろいろな場面にもつながっています。
一方、お部屋では、絵具あそびを行いました。
青・赤・黄色の絵具を使い、白い紙に自由に描いていきました。
色の重なりを見たり、筆を洗った時の水の色を見て、「なんでむらさきいろなんだろう?」と感動しながら不思議そうに話す子。それを聞いて「あかとあおをまぜたからだよ」と教えてくれる子。色の不思議を感じ、また楽しんでいました。
そして改めて、絵具の使い方も説明しながら始めていきました。
筆が怒らないように(水が足りなくかさかさなとき)水を足したり、ぽたぽた涙がこぼれないように(水をつけすぎなとき)雑巾等で拭いてから描いたりなど。
始めは保育士が説明していましたが、だんだんと他の子もやりたいと増えてきました。プールの順番もあるので入れ替わり立ち代わりでしたが、もも組の子どもたちがやり始めたときには、ひまわり組の〇ちゃんが教えてくれていました。
保育士が話さなくても、やり方を説明してくれ、絵具が足りなければ出してくれ、また描き終わった子には名前まで書いてあげて干す場所まで持って行ってくれました。とても頼もしいです。
もも組の子も、自分でやろうとする気持ちもよく見られ、また習慣になってきてできることも増えてきています。でも、どこかわからない場面ではやさしく教えてくれるお兄さんお姉さんの姿があります。
ひまわり組の子どもたちも保育士の説明をよく聞いていたので、それを相手に伝えるのが上手になってきています。
新しいにじグループになり4か月が経とうとしていますが、それぞれに成長を遂げています。
夏休みシーズンではありますが、またこの夏での成長を見るのが楽しみになりました。
(H.K)


◆変化する。(そらグループ)

今日もとってもいい天気。
プールに入りました。水との触れ合い方も最初の方と比べるとだいぶ変化してきているのがわかります。
ダイナミックに全身で水の中にダイブする子、潜れる時間が増えてきた子、ビートバンを使ってラッコさんのように水に浮かぶ子、はたまた水てっぽうを極めて飛距離を伸ばすことに成功した子などなど、一人ひとりが自分の得意なことや挑戦してみたいことをぐんと伸ばしている姿が見られました。更には、そんなお友だちの姿を見て「それどうやってやるの?」と真似してみようとする様子も多く見られます。子どもたちにとって他者の存在がいかに大きいものかがわかる瞬間です。
さて、お部屋での朝のあつまりではお誕生日の子のお祝いをしました。
いつも子どもたちからも質問をしてもらうのですが、だいたい「どんなケーキが好きですか?」や「どんなお花が好きですか?」といった質問が多くされます。ところが今日は、「どんな昆虫が好きですか?」という質問が出ました。質問をしてくれた◯くんに、どうしてその質問をしたのか聞いてみると、「だって△くん(誕生児)は昆虫が好きだし、詳しいから。」と言ったのです。
相手のことを知らないでもできる質問と、相手のことを知っていないとできない質問。
4月から何人かのお祝いをしてきましたが、質問の内容も変化してきていることに嬉しく思いました。
変化するというと、今と大きく変わっていくこととつい思ってしまう私がいたのですが、その変わるきっかけとなるのは発達はもちろん、相手との関係性によって共存するために変化していくということも含まれているのではないかなと感じました。日々お互いの存在を意識して、違いを感じつつも一緒に過ごすことに楽しさや喜びを感じている子どもたちです。(I.E)


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