子は鏡
2015年06月16日 火曜日
今、娘は歯科に通院しています。
矯正のために、夜寝る時に矯正器具をはめています。
歯科で医師とはめる練習をしましたが、一人で最後まではめるのは難しく、『1か月後の受診までに出来るようになるといいね』という宿題を出され、その日から、毎日親子で練習が始まりました。
娘は、出来ない出来ないとやる気が全くなく、毎日、私がつけていましたが、『いつになったら自分でやってくれるんだろう』『早く自分で出来るようにさせなきゃ』・・・という思いから、「歯医者の先生の宿題でしょ!」と声をかけたり「鏡見て自分でつけてみたら。」と言ってしまい余計に嫌がってしまう時もありました。
そんなある日、私の帰りが遅くなってしまったら娘から電話が入りました。
「ママ、自分で出来たよ!」と嬉しそうな声が聞こえました。
私がいなかったので自分で挑戦したようです。
私がいなかったから仕方なく自分でやったのかもしれませんが、今までつけていた経験と自分でやらなきゃというタイミングがばっちり合ったのでしょう。
今までは娘はやる気がないと決めつけ、私がやらなきゃと思い早めに帰宅し私がつけていましたが、そのやり方は親主導で『早く自分でやってくれればいいのに・・・』という思いで面倒臭そうに矯正をし娘の気持ちに寄り添うこと、自分で出来るような関わりが足りなかったと反省しました。
その日以来、娘は自分で出来ることが嬉しくて一人で頑張るようになりました。
出来なかったことが自分の力で出来るようになる!ということは子どもの発達に大きく影響するものだとまた実感出来たと共に、子育てを通し親としてたくさんの事を、子どもから学ばせてもらっていることを感じました。
親が面倒臭そうにしていれば、子どもも自分でやってみようとは思わない・・・
子どもは、親の気持ちを映し出す鏡のような存在だと思いました。
副園長
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