おもてなし
2015年06月11日 木曜日
来年度に向けて、園を見学される方が日々来園されます。
子どもたちの中には、お客様の存在に、うれしさとは裏腹の言葉を言う子がいます。
「なんで来たの。来ないで。」「あっ、おばさんだ~」など、わざと大人が嫌がるような言葉を発し、反応をみたり、自分の存在をアピールします。
そこで、各グループにお願いし、朝のお集まりの時に『お客様が来たとき、喜んでもらえるにはどうしたらいいか』『どんなおもてなしがあるか』を話し合ってもらうよう提案しました。
早速、各グループ話し合いをしてくれたようです。
見学者の方をお連れしていると、まるでテーマパークのように「ようこそ育子園に」とすれ違う際に言ってくれる子や、挨拶をしてくれる子がいました。中には恥ずかしそうに「こんにちは」と言うものの、声が小さくて相手に伝わらない場面も有りました。
しかし、子どもたちなりに、相手に喜んでもらえる言葉を考え、伝えようとする姿にうれしくなりました。
挨拶やおもてなしの心はまず、大人が手本を示すことも大切ですが、子どもたちが自分で考えるためのヒントを与えることも必要だと思います。
しかしまだ「変なおじさんが来た~」と言う子もいました。
育子園の子どもたちは自主性、自発性を発揮する日々を過ごしていますが、そのためには、社会でのルールやマナーも守らなければならないことも同時に学んでいきます。
卒園する頃には子どもたちみんなが、人との関わりの中でよいことや悪いことがあることを理解し、判断して行動できるようになっていけるよう、ひとりひとりの発達に合わせ、丁寧に関わっていきたいと思います。
保育主任
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