観察
2015年06月18日 木曜日
園庭で遊んでいた2歳児のY君がそばに来て「アリいるかな~」と私の手を引きます。
アリを探したいけれど、一人ではなかなか見つけられず、助けを求めてきたようです。
二人で地面を見つめながら歩いていると、テントウムシを発見しました。
Y君は、アリではないけれど、あまり見たことのない虫に興味津々の様子でしたので、そばにあったコップにテントウムシを入れてみると、Y君の長い観察が始まりました。
長い時間ながめた後は、コップの中に砂を入れてみます。すると、テントウムシはちゃんと砂の上に上がってきます。それを見て、何度も砂を足してみたり細い枝を入れたりしました。
そばに1歳児さんが来ても目に入らないくらいY君の真剣な目は、テントウムシに釘づけでした。
そのうちテントウムシは、木の枝を登り、飛び立つ準備を始めました。Y君にはそれが分かったのか、ちょっと怖くなったのかテントウムシのコップから少し離れ様子をみていました。
その後無事テントウムシは元気に空へ飛び立ち、Y君の長い観察は終わりました。
いろいろなことを考え、体験し、発展させていく子どもたちの集中力には感心します。
そして次にY君がとった行動は、そばにいた1歳児さんの手を取り、虫さがし・・・。Y君の観察はまだまだ続きそうです。
保育主任
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