◆6月29日(月)の子どもたち
2015年06月29日 月曜日

今日は朝からご機嫌で登園してくるつぼみぐみさん。朝の受け入れの際、寂しくなりお父さん・お母さんから離れがたくて泣いていた子ども達の姿も今では嘘のように笑顔や涙を流さず登園する事が多くなってきたように感じます。「おはよう!」の後に、「くる?」「おいで」と手を出すと保育士に手を伸ばして来てくれる姿も増え、その度に嬉しい瞬間を感じさせて頂いています。
今日は園庭で過ごしました。帽子と靴下を準備できた子から部屋を出発。靴を履く子はテラスで履いてから園庭に向かって行きます。〇くんは外が好きなので帽子・靴下が準備出来たら自らどんどん進んで行っています。いつもならこの辺りで「靴履こうか。持って来られるかな?」と声を掛けるところですが、〇くんは声を掛ける前にすでに靴箱の前にいて靴を探している様子が伺えましたので声を掛けずに様子を見てみることにしました。しゃがんでみたり、立ってみたり・・・〇くんは自分の靴は分かりますが上手く見つけられないようで何度も何度も立ったり座ったりを繰り返して靴を探しています。すると、急に手が靴箱の中に入って手を引くと手にはちゃんと〇くんの靴が持たれていました。振り返った〇くんと目が合うと、嬉しそうに笑って靴を持ったその手を上に上げて「あったよー」と言わんばかりにこちらにアピール。そして、靴を履こうとしているお友だちの隣に腰を掛け、保育士と一緒に靴を履こうという体勢に入っていました。
〇くんはよく自分の靴を持ってきてくれる姿は見られるようになっていましたが、テラスに出て保育士に声を掛けられることなく自ら取って保育士の所に持ってくるという姿を私は初めて見ました。生活の流れを保育士が伝えるのはもちろん大切ですが、その日々の関わりは子ども達の中にしっかり伝わっているのだと改めて感じました。
まだまだ『保育士と一緒に』が大切なつぼみぐみさんですが、そんなつぼみぐみさんでも出来ることは『やらせてあげられる』環境を大事にしていきたいです。
また、今日は避難訓練で園庭に避難。『みんな何しているんだろう~?』といった不思議な表情を浮かべていましたが、上手に避難できたつぼみぐみさんでした。
K・E


◆園庭に避難(ふじ1)

今日は月に一度の避難訓練でした。
事前に知らせがくるわけではないので、突然サイレンが鳴ります。
ふじ1組の子どもたちは、ちょうど園庭で遊んでいる最中にサイレンが鳴りました。
園庭では、室内で放送を聞くより少し音の大きさも広がるので、声をかけなければ気が付かない子どもも見られました。
園庭の一部にみんなで集まり避難をしましたが、じっとしているのが嫌でぐずる子どもが見られたり、「なんだろう?」とじっと座っている子ども。2歳児、幼児と順々に全園児避難するのですが、みんな頑張って待つことができました。
いつどこで何が起こるか分からないことを考えると、色々な想定のもとに訓練しておくことで、子どもたちはもちろんのこと、少しでも私たち大人の心の準備の大事な訓練だなと改めて感じました。
その後、子どもたちはプール掃除をする年長児(ひまわり組)の姿を近付いて見たり、木の枝で丸太の穴を探ってみたり、トランポリンに座ってみたりと思い思いに遊びこんでいました。
休み明けで、月曜日は寝付きが少々早めです。
明日よりまた天候が崩れるようですが、みんな体調を崩さず元気に1週間過ごせるといいなと思います。(M・T)


◆草が遊具 (ふじ2)

今日もいつものように体操後、支度をして園庭で遊びました。どこで遊ぼうかなと中央辺りをウロウロしていると、サイレンが聞こえてきました。地震の訓練です。遊びに行こうとした子どもたちが中央へ集められ、まずは無事に避難出来ました。終わって再び遊ぼうとすると、またまたサイレンが。今度は火事の訓練です。給食室からの火事ということで、園庭の端に移動。続々と他の年齢のクラスも集まり、先生からのお話もよく聞き、みんな遊びを中断されながらも、静かに落ち着いて避難する事が出来ました。そして、園庭遊び再開。「もう遊んでいいの?」という感じで、少しずつ動き出し、徐々に遊びだしました。
園庭は大分草が伸びたり、青々としてきています。木小屋の横は低い位置ですが、草が長く伸びてきました。その中に入って草の上を踏んで歩き、草の感触を味わっている子どもたちも見られました。
◎ちゃんは、大門前の山の階段を上がろうとしていました。階段の途中には草がビョーンと横に伸びています。上がるためにその草をまたごうとしていました。高く足をあげ、草を超えることができました。登れて今度は降ります。降りる時は茎を持ち上げその下をくぐって降りていました。他にも砂場の淵を平均台のようにして歩いていたり、お立ち台に上がるかのようにちょっと高くなった所を一生懸命上がっていたり。何気ないモノも、子どもたちにとっては、遊び、遊具の一つになるのだと感じました。(T.Y)


◆いろんな思い。(ふじ3)

一週間の始まりの月曜日、おひさまも出ていて風も心地よく過ごしやすい一日となりました。
朝のお集まりで『わたしのぼうし』という紙芝居を読み、「みんなも帽子をかぶる前に靴下履かなくちゃね。」とお話をして、一生懸命に自分で履こうと頑張る子どもたち。片足履けるとできた嬉しさから保育士に何度も「みて!みて!できた!はけた!」と見せてくれるほどです。
さぁいざ帽子を被って園庭へ・・とお部屋を出ようとした時です。「訓練、地震です」との放送が入りました。戸惑って固まってしまう子、びっくりして保育士の元へ駆け寄る子、反応は様々でしたが、泣かずに保育士のお話しをきちんと聞き一ヶ所に集まることができました。
そして地震から火災が起きたとの放送も入りましたが、靴下と同様に靴も自分で履きたいと保育士の手を振り払う〇ちゃん。普段ならできるまで見守りますが、この状況では、まずは逃げることが最優先なので保育士が靴を履かせ園庭に避難しました。
自分で履きたかった気持ち・帽子を取りに戻りたかった気持ちも、園庭に出るとなんとか落ち着いた〇ちゃん。〇ちゃんのその気持ちを受け止めつつも保育士が今どうなっているから危ないのか、どうしていけなかったのかなどひとつひとつ丁寧に伝えると「うんうん」と保育士の顔を見ながら頷き、〇ちゃんの気持ちの整理もついたようでした。
その後も保育士・副園長のお話しを聞くみんなの姿は本当に素敵でした。
一人でしたい、けど時と場合によってはできない時もあります。そのことを学び、〇ちゃんにとっては大きな我慢、よくがんばりました。
そして幼児用プールをお掃除していたお兄さん・お姉さんの姿を不思議そうに・・羨ましそうに・・ずーっと見つめ、「ゴシゴシしてる!ピカピカ?」とお話ししてくれました。「うん、大きくなったら出来るからね」とお話しをするとまた再び見つめ、いろんな想像を膨らませているのかその姿は真剣そのものでした。
S.S


◆見えない絆。(きく)

今日は約2か月ぶりに〇ちゃんが登園してきました。久しぶりの友だちの姿を見ると、嬉しそうに近づく子どもたちがいました。
ふじ組の時に同じクラスだった△くんは、目線を合わせると優しく手を繋ぎます。少し緊張気味だった〇ちゃんも安心したようで、ニッコリと笑顔になっていました。二人の間に、見えない絆ができていることを感じました。
園庭に出ると、防災訓練の放送がありました。いつもはお部屋にいる時の訓練が多かったので、園庭でできるかな?と思いましたが、そんなことを思ったのもつかの間。瞬時に保育士の周りに集まることができました。思っていた以上に、避難する意識が高くて驚きました。
全年齢が集まるしばらくの間も、子どもたちは「じしん?」「かじ?」と気にしながら、落ち着いて待つことができました。
避難訓練が終わると、子どもたちは弾けたようにトランポリンでジャンプしていました。遊びたい気持ちを我慢していた分、楽しさが倍増していたようでした。その後、嬉しそうにそれぞれの好きな遊びへと向かって行きました。
(N.M)


◆ジュース屋さんです。(たんぽぽ)

今日は、朝の会をしていると放送が入り避難訓練がありました。すぐに保育士の方へと集まり静かに放送を聞いていました。「じしん?」「かじだよね?」と子どもたちなりに考えて、避難解除するまで静かに待つことができました。
中には「怖い人がきたの?」と防犯訓練のことかな?と思わせるような一言も・・・。「じしん」についてちょっとだけお話してみました。「地震が来ると、育子園のおうちがこわれて窓とか、固い壁が上から落ちてくるかもしれないんだよ。だから防災頭巾しっかりかぶってね。」「うん・・・。」と子どもたち。とっても大事な訓練なので毎月伝えていきたいと思います。
その後は、ベランダで色水遊び。タライに水を用意して最初は普通のお水でしたがあるものをいれると赤色、緑、青色に変身。変化していく様子に「おー!きれい!」と驚いたり色が出るのが待ちきれずに、タライをかき混ぜている子もいました。
「ジュース屋さん」に並べられたのは、ジュースもありましたが「ビールです!」とたくさんついでくれました。お父さん、お母さんが飲んでいたり、注いでいるところをみているのか、自分が他の友達にカップでついであげている姿がとても多く、可愛らしかったです。小さいペットボトルに入れて蓋をしめて持ち歩く子、同じ容器を探してそれに注ぐ子、飲む真似をしてみたり一人ひとり楽しんでいる子どもたちでした。
(Y.E)

◆プール掃除。(うみグループ)

先生「今日はプール掃除をひまわり組さんにお願いしたいと思います!」
子どもたち「やったーー」「いえーい!」歓声がグループに響き渡ります。
待ちに待ったプール掃除。ドキドキワクワク。目をキラキラさせて水着に着替えます。
帽子をつけて、タオルを持って準備ばっちり。
掃除はデッキブラシとスポンジでこすり洗いします。汚れを落としながら、水の冷たさを楽しんでいます。それを見ていたももゆり組「プールはどうですか?」ひまわり組「とってもたのしいです!」これからプールの季節が来るのが楽しみな笑顔でした。
◎◎ちゃん「せんせーい。きゅうり採れたよ!早く食べようよ」
園庭のきゅうりがとても大きくなったので△くんと◎◎ちゃんが収穫してくれました。
きゅうりの花から観察していたので、収穫できたのがとても嬉しかったのか、一番に教えてくれました。□□くん「どこで取ってきたの?」△くん「こっちだよ。来て来て」
仲良し3人組でもう一度収穫した所を見に行きました。都会の真ん中で自分の手で野菜を収穫でき、そして他のお友達とも共有できるのが素晴らしいと思います。
◇くん「きゅうりの中てこうなってるんだ!」その一声に見学していたお友達も興味津々です。早速一口サイズに切りお味見。何も味付けしていないきゅうりその物の味を楽しみました。興味もって見学してくれた、きくたんぽぽさんも一口パクパク。おいしいね!と感想をお兄さんお姉さんに伝えている姿を見れました。
グループが違っても園庭ですてきな共有を増やしていけたらいいなと思いました。
(K.S)


◆期待をもって(にじグループ)

今朝、あおむしの入っている虫かごを見てみると、一匹のあおむしが糸を出して虫かごのフタについていました。もうすぐ蛹になろうとしているようです。
そしてもう一匹のあおむしは中に入れておいた葉っぱを食べつくして、まだまだ食べたいと歩き回っていました。いつもあげている葉は、すぐに取りにいけなかったため、お部屋にある植物の葉を与えてみましたが…食べません。やっぱり、あの柑橘系の葉を良く食べるようです。もも組の◎くんが心配してあげてくれましたが、食べなかったのでそこから学んだようです。
そして今日は避難訓練がありました。
地震、火災がおきました。今日は給食室という近い場所で起きたため、いつも使っている階段は使えません。そのためいつもとは違う階段を使い、外を通って園庭に避難をしました。戸惑いながらもしっかり避難できました。
ひまわり組は今日はみんなでプール掃除を行いました。
水着に着替え、自分たちでもプールが〇か△か×か、それぞれに確認をし、準備していきました。
デッキブラシやスポンジを使って掃除していきます。
他のグループのひまわり組もいるため、使うものは譲り合いながら行いました。
掃除も楽しく行う子どもたちは素敵ですね。寒くなって早めにやめた子もいましたが、楽しくゴシゴシ掃除をして、あっという間にきれいになったように感じました。
これからのプール遊びに期待を持ち、また大切に使っていこうという心になってもらえたらと思います。
園庭で遊んでいたもも・ゆり組の子どもたちも見に来ていましたが、ひまわり組のお兄さんたちが掃除している姿を見て、これからのプールが楽しみになったようです。「〇〇もやりたい」「あしたプールはいる?」「はれだったらはいる?」と何回も保育士に聞いていました。
夏ならではの水遊び。楽しんでいけるよう、安全面等には注意をしながらも、子どもたちの溢れる笑顔が見られるよう、一緒に取り組んでいきたいと思います。
(H.K)


◆いいな~と思えるのは心が育っている証拠です。(そらグループ)

「今日は暑くなりそうです」と天気予報のお姉さんが言っていたのをよく聞いていた子どもたち。そこで、みんなが楽しみにしているプールに入るために、まずはひまわり組さんにプール掃除をお願いすることにしました。
プール掃除とは言っても、ひまわり組さんはウキウキです。
水着に着替えてさあ出発!・・・といったところでサイレンが鳴りました。
地震・火事の避難訓練です。いつ、どんな時に地震や火事が起こるかわからないことを保育者も再度確認し、子どもたちにも避難訓練での大切なことをお話ししました。
避難訓練も終わり、やっとプール掃除の時間です。
デッキブラシでプールの床を磨き、スポンジでプールの壁を洗います。
「おぉー!きれいになってきた!」
ときれいになることを楽しみながら取り組んでいる姿が印象的でした。
そんな姿を熱い視線で見つめているのは、もも組さんとゆり組さんです。
「いいな~。」と言いながらも、遊んでいるのではなく、しっかりと掃除をしてくれているというのがわかるようで、「ひまわり組さんすごいね。」と言いながら見ている子もいました。
給食の時にはこんな会話も聞こえてきます。
「ぼくたちもひまわり組さんになったらできるんだよ。」
こんな言葉を聞いていると、子どもたちが今やりたいことをなんでも保障することだけが子どもたちの心を育むのではないのかなと思います。もちろん、発達に合っている遊びや活動は保障していくことが大切ですが、自分の発達の少し上の子の遊んでいる様子や生活している様子を側で見るということ、「ひまわり組になったら・・・」と期待を持てる関わりも子どもたちの育っていく環境の一つとして大切だと思います。
自分と違う人たちがいるという多様性を日々学んでいる子どもたち。
吸収しようとする力に追い越されないよう、保育者として、環境を作っていきたいと思います。(I.E)


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