◆6月25日(木)の子どもたち
2015年06月26日 金曜日
◆しんかするあそび(つぼみ)

日様が出てきて園庭を暖かく照らしてくれました。
子ども達も積極的に園庭に出てあそび始めました。明るいところが大好きなようで、日の当たる場所でひなたぼっこを楽しむように座っていました。
日の当たるすぐ近くにすべり台があります。何度も出てくる馴染みのすべり台ですが、最近は階段を昇り降りやつかまり立ち、つたえ歩きの道具としてでなく、『すべる』というすべり台本来の(色々なあそび方があってもいいと思うのですが)あそびにチャレンジする子ども達の姿も見れるようになってきました。
まだ恐がったり、一度チャレンジしても二回目は止めておこうと階段を昇ってすべり台の所でユーターンしたり、一緒に手を繋いですべったりと様々ですが、〇くんや△ちゃんのすべり台あそびにも変化が出てきました。
これからもたくさんのあそびにチャレンジしていくつぼみさんの姿が見れるのが楽しみです。
☆くんはケヤキの木の下で鍋をひっくり返したり持ったりして座ってあそんでいました。そこへ兄のゆり組の□くんが登場。「☆くんいる?」と保育者に確認するとそばに行き、鍋の中に砂場からシャベルで運んだ砂を入れてあげていました。あそびが展開していくと、☆くんもニコニコ笑顔。興味を持ったふじ組さん達が加わりあそびの輪が広がり見ていてとてもほのぼのとしてきました。
そんなあそびの輪がたくさんある園庭はとても楽しい空間だと感じました。Y.N


◆見て真似る(ふじ1)

朝のミッキー体操の時に、子どもたちの視線の先を見ると、大人が動いているのをじっと見ていました。
今では、音楽が聞こえると、遊んでいる玩具を手にしながら体を動かす子どももいれば、両手に何も持たずに体操しようと体を動かす子どもと様々です。
大人の動きをじっと見つめているだけではなく、一緒に体を動かそうと、屈伸したり、ジャンプしようと足をたたいいてみたりする姿もとてもかわいらしいです。腕を伸ばしたり、回したりする動きもなんとなくそうだな、と見ていて何をしようとしているのかが分かるほど成長しているなと思います。
子どもの目線で、子どもが見える社会の中で、真似て学んでいくことは多くあると思います。大人の姿も、どこをどのように子どもたちが見ているのかは分かりませんが、私たちの言動にも気を付けていかなければならないこともあるのかなと思いました。
どこかでこの仕草見たことあるな、とか、この言い方、話し方聞いたことあるなと思うことも今後出てくるかもしれませんが・・・。
子どもの見える世界は、子どもにしか分からないかもしれませんが、楽しみながら過ごせる工夫をしていきたいなと思います。(M・T)

◆やる気スイッチ入っています(ふじ2)

今日は園庭遊びです。
もうすっかり慣れて、やりたい事、行きたい場所、欲しい物、それぞれの思いで遊んでいます。
倉庫に行くとボールがあるし、スコップがあるし、お鍋もあるし・・・というように砂場で遊ぶ子は欲しい道具を自分で取リに行きます。
お水をジャブジャブしたい子は、藤棚の向こうで幼児たちがお水を出している横で、手を伸ばして便乗しています。
喉が渇くと自分でお水を飲もうと、ジャグからお水を出しています。
お兄さんたちのように登ってみたい・・・そんな挑戦の姿も出てきました。
どうしたらいいかなって自分で考えている様子が伝わってきます。
着脱にもめざめてきています。
ズボンをはこうとしたり、靴が履けるようになったり、以外と難しい靴下を脱ぐことも自分でやろうとする姿が出てきました。
見守りがいがあります。
思わず息を止めて見入ってしまうので、出来た時には達成感を共有してしまいます。
汗をかいていると、紙パンツを脱ぐのも一苦労ですが、んーんーとうなりながらも自分で
やろうとしています。
やる気スイッチが入りました。
ほど良い援助ができるようにしたいと思います。(N・S)


◆ありさん、どうぞ!(ふじ3)

園庭の砂場で遊んでいると、〇ちゃんが「せんせい、きて!」と誘いにきてくれました。
どうしたんだろうと、手を引かれるままについて行くと、花壇の所に着きました。
「どうしたの?」と聞いてみると、「みて!アリさんよ!」とのこと。
もしかすると、園庭に出るために靴を履いている時に大きなアリがいたので、「もっといるかな??」と子どもと会話していたので、そのことを覚えていてくれて、見つけてくれたのかもしれません。
そこで、しばらく〇ちゃんとアリさん観察をしていると、◇くんが来て3人での観察となりました。
「お家はどこかな?」「いっぱいいるね」など話していると、急に「まってて!」と〇ちゃんがその場を離れていきました。
しばらくすると、やまももを手に戻ってきたので、「どうしたの?」と聞くと、「アリさんのごはん」「アリさん、どうぞ!」と花壇に並べ始めました。
それを見て、◇くんも沢山集めて、花壇の縁や葉っぱの上にも置き始めました。
「アリさんくるかな・・・」と3人でやまももを見つめること数分、やっとアリが近づいてきましたが、やまももには目もくれず通り過ぎていきました。
「行っちゃったね・・・」と残念そうに顔を見合わせる二人の姿がとっても微笑ましく感じました。
今回は、残念ながらアリはやまももに近づくことはなかったのですが、いつか実際にアリが子どもたちが用意したご飯に近づくところが見られるような機会があったらいいなと思います。
(E.Y)


◆自然の恵み(きく組)

園庭で実っていたキュウリを食べる子どもたち。まさに食前感謝の言葉の『自然の恵みに感謝して』ですね。子どもたちと自然の恵みを肌で感じる事が出来る環境に感謝です。
園庭に出ようとベランダへ行くと羽の付いたアリが歩いていました。アリを見つけた子どもたちは「虫いたね~」「ありだよ」「羽あるよ」「フー」と息を吹きかけたりと思い思いの反応をしていました。◎ちゃんと◇君は園庭に出ても大きいアリを見つけ、「またいたね~」「あり~あり~あり~あり~」と即興のアリ音頭を踊っていました。ハトが飛び立つのをみた子どもたち。「は~と~さ~ん!」とハトを呼んでいました。その姿を見た子どもたちが少しずつその輪の中に加わり、なぜか一列に並び、みんなで呼んでいました。ハトを呼び寄せることよりも、みんなで声を出すことの方が楽しくなっていた子どもたちでした。
(K☆H)


◆生き物を想う気持ち(たんぽぽ)

今月に入ってから、給食の献立を伝えるときに「今日は6月〇日〇曜日、給食は〇〇です。」と言うと「げつようびはりんごだよね」や「すももは3つだよね」など『はらぺこあおむし』と”曜日”に興味を示す子どもたちの姿がありました。曜日に興味を示すのは少し早い気もして驚いたのですが、「教える」や「覚える」ではなく、「楽しんで触れてみる」程度にはらぺこあおむしの絵本をコピーして、朝の会のときに子どもたちと確認しています。今日も「もくもくもくようびー!」「いちごはよっつー!」などなど、子どもたちが楽しんでくれていますので様子を見てみようかと思います。是非おうちでも聞いてみてください。
さて、子どもたちが興味津々なもの、毎度登場しますが「アリ」についてです。
今日はいつもより大きめのアリがたくさん歩いていました。やはり子どもたちにとっても捕まえやすいようでどんどん捕まえて報告してくれます。しかしまだまだ力加減は難しいもので、アリをつぶしてしまう子どもたち。
「せんせい、アリさん見て!」「あれ?」「元気がないね・・・」「どうしたんだろう?」「動かないね。」「ねんねする」「ごはん食べたらいいんじゃない?」(泥団子を作って持ってくる)保育者がなにも言わなくても子どもたちの中でどんどん会話が進みます。「みんなでアリさん呼んでみようよ」「アリさーん」。こんな流れです。子どもたちの気持ちは一つ。
先月、てんとう虫を見つけ興奮のあまり触り過ぎて弱ってしまい、死んでしまったてんとう虫のお墓を作ったことがありました。その事を覚えていたのか「アリさん、土の中に入れて、さようならをしよう」ということに。子どもたちはよく覚えています。そしてなによりも身近な存在としてアリを想ってくれています。
困っている友だちを見つけたら一緒に困った表情をする、泣いている友だちがいたら「どうしたの?」と寄り添ってあげる。当たり前のようで決して当たり前ではありません。きっとおうちの方に優しく、そしてたくさん気持ちに寄り添ってもらっているからこその子どもたちの姿ですよね。そんな優しい子どもたちに出逢えたアリさんたちも幸せ者だなあと感じた一日だったのでした。(kh)

◆自由画(うみグループ)

今日は園庭にい出るまでの時間、クレヨンで画用紙に絵を描きました。
今週からレイアウトが変わり、今までよりも各ゾーンで集中して遊ぶ姿が見られます。
ひまわり組の子ども達は最近、動物ごっこをよくしています。
動物の生態に詳しいお友達がいて、その子に教えてもらったり、自分で考えた想像の動物像を話ながら動物になりきって遊んでいます。
自由画にも動物の絵を描く子が多く、いのししやとんび、ミーヤキャットなどの珍しい動物も出てきます。
描く前に完成した絵を想像しながら、どんな絵にしようか考えている子が多かったです。
ゆり・もも組の子ども達は好きな遊びや動物を真似して描く子など様々でしたが、クレヨンの感触を楽しむ子が多く、大胆に好きな色でグルグル描き、そのうちに見立てて見ていました。
初めは「青い卵焼きだよ」と描いていたものから次第に髭の様なものが沢山出てきて、「太陽の根っこが生えてるんだよ」と面白い発想で楽しませてくれました。
どの絵もひとりひとりの個性や発達、その時の興味などが現れていて素敵な作品でした。
また、絵を描きながら子ども達との会話も楽しみ、どんな事を考えながら描いているのか教えてくれたり、想像してみることができました。(B・K)


◆劇遊び(にじ)

昨日の午後、ベランダで遊んでいた時に、オオカミの追いかけっこをやりたい!と年長さんの◎くんたち数名が言い、途中ももぐみさんも加わったりしながら、“オオカミさん今何時?”をしました。初めはオリジナルのルールで遊んでいましたが、つかまらないように工夫をしているうちに、ハリネズミに変身してとげのバリアを張る、バリアが解けているときはオオカミの大好きなブタさんなどと遊びが変化していきました。そこから、今度は“三匹のこぶたごっこ”に。。階段の下はわらの家、あっちの端っこはれんがの家、ボクは大ブタなどと決めて、オオカミ役の私に追いかけられるのを楽しんでいました。
すっかり盛り上がった◎くんたちは、お部屋に戻ってからも「三匹のこぶた、またやりたい!」と言うので、帰りの会が終わってから、今度はお部屋でやってみました。椅子やベッドを使って、わらのいえ、木のいえ、レンガのいえとスペースを作ります。「あっ、ふるさとのいえも作らなきゃ。」と言うので、なんのことだろう??と聞いてみると、始めにおかあさんと暮らしている家のことだそうです。テキパキと準備をしていく様子には、なるほど~と感心してしまいます。
昨日は、時間もなかったので、一回しかできなかったのですが、今朝の朝の会で、昨日やったことをみんなに発表してもらうと、さっそく「今日もやりたい!」の声があがりました。朝の会のあと、やりたい子たちが広いスペースに集まりました。初めは、◎くんたちがやるのを見ることに。2回目は他のメンバーも加わって、一緒にやりました。だれもが知っている3匹のこぶたのお話は、ストーリーはバッチリ、セリフもそれぞれ自分なりの言い方で、(おおかみ)「中に入れないと食べちゃうぞ」(おかあさん)「みんな大きくなったから自分で家を建てな。」などとすらすら出てきます。それぞれ自然に役も交代しながら、5回も上演しました。特にももぐみさんにはオオカミ役が人気。オオカミの被り物をかぶった小さなおおかみさんは、「こわくなくて、可愛いね。」と言われながらも、最後お鍋に落ちて、あっちっちっち~と逃げていくところまで、しっかりと演じきっていました。
去年は、赤ずきんの劇遊びが盛り上がったにじグループ。その楽しさを覚えていたのでしょう。「またあかずきんやりたい。」という声も聞かれ、これからまたグループの遊びのひとつとして、発展していくのかな~と楽しみです。
(T.M)


◆新」のつくもの(そらグループ)

新じゃがいもの他にも新がつくものがあることを子どもたちが知っていたので昨日の帰りの会で共有し、「他に新のつくものは何かおうちの人に聴いてみてね。」と話しました。
今朝、「新のつくもの調べて来た人いる?」と尋ねると手を挙げて発表してくれたり、お家で調べ紙に書いてきたものを持ってきてくれたりしました。
「新」のつくもの
新鮮
心臓
新学期
新高円寺
シンバル
子どもたちから挙がった言葉。確かに全て「しん」という言葉が付きますが、「新」という漢字ではないものもあります。
朝の会で子どもたちが挙げてくれた『しん』が付く言葉をひらがなで紙に書いてみました。
「“しん”が付く言葉は、心臓。」と応えてくれた〇くんは△ちゃんと一緒に国語辞典を開きました。1ページずつめくっていくと、「しん」という言葉が沢山出てきます。
紙に書いた言葉を辞典で見つけたら、漢字で書いてみました。心臓や信号などの文字を見ると「あれ、これはこの字(新)とは違うね。」と気付いたようでした。
まだまだ、「しん」がつくもの探して新たな気づきを見つけていきたいと思います。
(K.Y)
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