◆6月16日(火)の子どもたち
2015年06月17日 水曜日
◆緑にかこまれて(つぼみ)
今日は園庭に出てたくさんあそびました。曇って少し蒸し暑い感じがしましたが木々がさらさらと風に揺すられ動く度に心地よさを感じる中、つぼみ組は今日も元気にたくさん色々な物を見たり感じたりとしていました。つばみ組はつぼみ組自身が周りからたくさんの刺激を受ける以上に周りの子ども達や大人たちにも刺激を与えてくれます。今日もたくさんの子ども、保育者が声を掛けに来てくれたりあそびに来てくれたりしました。
年長ひまわり組のお兄さんお姉さんは、すべり台や砂場でお友だちの妹の〇ちゃんを囲んであそんんでくれたり、☆ちゃんのにはおままごとの仲間に入れてあげたりケーキのプレゼントを持ってきてくれたり自分の出来ることを見せてくれたり自分をアピールしていました。◇くんの所にはお兄ちゃんが来てくれて一緒に歩く練習をしてくれました。両手で手を握ってもらいお兄ちゃんから「あんよはじょうず」と声を掛けてもらいながら口を大きくあけてニコニコで歩いていました。保育士の一人は大きな葉っぱに穴を開けお面にしてつぼみさんに声を掛けに来てくれました。「なんだろう~」と☆ちゃんは不思議そうに声のする方を見て走り去る保育士の姿を見送っていました。そんな色々な触れ合いや刺激(経験)を今後も大切にしていきたいと思いました。Y.N
自然とつぼみさんのまわりには子ども達が集まってきます。
葉っぱのお面で保育士登場、ん なんだろう~?、とても不思議そうな顔を☆ちゃんはしていました。
◆一度に二つのことを(ふじ1)
朝、保育室に行くと、子どもたちが大きな声を出して迎えてくれます。
「おはようございます」と合掌をしてみると、両手を合わせて合掌し、お辞儀をする子どもがいました。
もう一人の子どもも真似をして手を合わせます。
見たことを真似することが増えたなぁとふと思いました。
靴下を手渡す時も同じく、今のこの年齢でも何かしてもらったら、「ありがとう」と自然と言葉が出てくるようになるには、日ごろの積み重ねが大切だなと思います。何気なく過ぎてしまうことは非常に多いのですが、小さなことでも大切に、気が付いて声をかけていくことの大切さを忘れてはいけないなと思いました。
園庭の固定車に4人の子どもたち。一人ひとりの座る場所は異なっていたのですが、上手にそれぞれがやりたいように立ったり座ったり、後ろを向いて道路を走るバスや車を見ていたりと楽しそうでした。乗降時に、とてもゆっくり移動する子ども。いつもはもっとスムーズに乗降していたような気がして、よくよく見てみると、両手にヤマモモの実を握っていました。だからだ!なるほど!と思いました。両手にヤマモモの実を握りしめながら、転げ落ちないようにゆっくり足元を見ながら下りていることに気が付き、すごいなと思いました。
今は、どちらもやりたい。泣いて助けてもらうのではなくて、自分でやりたいという気持ちの強さを感じました。
一度に二つのことをしようと挑戦する姿に、また一つ成長を感じました。
やはり、これも子どもの姿を見守ってこそ見られた姿です。
これからも見守っていく中での成長する姿をたくさん探していきたいと思います。(T・M)
◆遊びの天才(ふじ2)
5人お休みで寂しい朝の始まりでしたが、今日はお散歩に出かけることにして、準備を始めました。
お散歩先は波羅蜜橋です。
大聖堂の入り口でご挨拶をして、お散歩カーから降りました。
まずはベンチで一休みとばかりに、みんな揃ってベンチによじ登り始めました。
一人、二人とベンチから降りて駆け出します。
わーーー。声が弾んでいます。
その流れにつられて皆走りだしました。
少し奥に行くと、垣根の剪定の途中なのか、刈られた葉が沢山落ちていました。
あまり散らかさないように気をつけながら、両手で集めた葉を上に放り投げると、皆の頭の上から葉が降ってきました。
落ち葉とは違った感触です。新芽のような鮮やかな緑の葉は、頭に当たる感触がありました。
カサカサという音ではなく、ボタボタという音がしました。
ついついはしゃぎすぎてしまい、気をつけていたのに辺りは葉っぱだらけになってしまいました。
それを今度は、ちょっと長めの茎で掃き集めていると、同じような長い茎を見つけて綺麗にお掃除が始まりました。
その後ろでは、垣根に登ろうとしている子もいました。
ベンチでは板の隙間に葉をひとつまみ入れて落としている子がいます。
よくよく見ていると、指先を器用に使っているのがわかりました。
遊びの中で、本当にいろいろな事を学んでいることに改めて感動しました。
身体を使い、頭も使い、指先も使い、遊びの天才たちはカレーライスを食べた後、溶けるように眠ってしまいました。(N・S)
◆おねえさんの気持ち (ふじ3)
「やあー!!」
今日もいい天気なので園庭で思いっきり遊ぼうと思いました。朝の集まりでは「あたまのうえでちょん!」の手遊びをしていつもなら絵本等見るんですが今日は見ずにお名前を呼んでいきました。「お名前をよびまーす」と言うと、、、「えほんよむ!」「これよむ!」とあちらこちらで声が。絵本を持ってくる子もいました。
いつもの流れを分かっているんですね。「これよむー」と何冊も持ってきた〇ちゃんと△くん。「絵本読みたかったね。また読もうね。今日はこれでお名前を呼ぼうと思います。」と
と持ってきたのは・・・タンバリンです。
今日は少し変えタンバリンでリズムをつけて呼びました。
タンバリンを出すと絵本を持ってきた〇ちゃんたちは「やる!」と急いで絵本をしまいにいっていました。
「〇くん?」「は・あ・い」と言いながらタンバリンを叩きます。まだ返事と叩くのが合わずにいる子がほとんどですが、きっとすぐにリズムに合わせ叩けるようになるんだなぁ。と感じるくらい子どもたちは叩きたい様子でした。
名前を呼び終わり園庭に行く準備をして園庭へ。
園庭に出ると目の前の木にありを発見。ありを発見した◇くんは「ありさんいた」「ありさんいたね」とみんなに教えてあげていました。私たちにも教えてくれた◇くん。
みんなで観察しました。
まだまだありブームは続いています。
砂場で遊んでいた☆ちゃん。気付くと砂場で遊んでいたつぼみ組の子の側にいました。
顔をのぞきこみ笑いかけてる☆ちゃん。
「かわいい」と言って頬に手をあてていました。
そんなかわいらしいやりとりを見ていて、昨日のことを思い出しました。
昨日園庭で私がつぼみくみの赤ちゃんを抱っこさせてもらっているのを見て☆ちゃんが「だっこする」ときました。
抱っこをしたいという気持ちを大切に砂場のところに座りお膝にあかちゃんをのせてあげて抱っこをしました。
少し恥ずかしそうに、そして嬉しそうに笑う☆ちゃんの笑顔に私も嬉しくなりました。
そんなことを思い出しながら☆ちゃんを見て、お姉さんとしての気持ちがあり自分より小さい子を大切にしようとする気持ちがあるんだと感じました。
異年齢で遊ぶ園庭での環境のよさを改めて感じる瞬間でした。
t*s
一緒にフラフープ
あかちゃんかわいいね
◆魔法のジュース。(きく)
並べてみたらキレイ
水遊びが大好きな子どもたちは毎日水着の入った入れ物を眺めながら「プールまだ?」「プール今日?」と首を長くしています。
そんな子どもたちのために、今日はいろみずあそびをしました。最近「あか・あお・きいろ」以外にも、みどり・オレンジ・ピンク・むらさきなどなど様々な色を覚えて来たようで、「これは?」と聞くと「〇色!」とよく答えてくれます。
朝の集まりの時に、水を入れた瓶を三つ用意し「今日は魔法のジュース屋さんごっこしようかなぁ」と話すと子どもたちの目がキラリ。「今から魔法をかけるね」と言って、魔法の粉(食紅)を入れると瓶に入った水はたちまち変化し、あかやあお、きいろのお水に!「あ!あかになった!」「すごいあおいよ」など子どもたちは目をまん丸くさせながら釘付けでした。
「今日は、特別に魔法のジューズ屋さんごっこしようと思うんだけどやりたい?」と聞くと、もちろん「やりたいー!」の返事。はやるきもちを押さえながら、いつも以上によくお話を聞いて、ひとりひとつちいさなペットボトルを持ってテラスへ。
3つのタライに水を入れていると、すでにお水が大好きな子はびしょ濡れに(笑)ホースで水を入れただけでは魔法のジューズにはならないので「はやく魔法して」とアピールが。魔法の粉を入れるとタライの水が変身♡カップやボトルに入れて見て見ると「ジュースになってる!」と大喜び。ボトルに水を入れたり流したり。そんな事を繰り返して遊んでいると、そのうち色を混ぜると「みどりになった!」と知らせてくれました。
大きな発見です。思い思いに遊び、魔法の水がなくなる頃にはみんなびしょ濡れでした。たっぷり遊んで満足したようで今日の魔法のジュース屋さんごっこはおしまいです。
「魔法」や「特別」そんなことばがとても嬉しかったようで、一回一回新しい表情を見せてくれるのが楽しかったです。たのしい・おどろき・発見。そんなことにたくさん出会える水遊びをこの夏はたくさんしたいですね。
(K*S)
お水遊び大好きです!
レモンジュースはすっぱいのよ。なんて会話も。
◆アクシデントからの産物(たんぽぽ)
朝の会で「きく組さん」「たんぽぽ組さん」と呼んでいます。先々週までは「きく組さん」のときも堂々と返事をしていた子どもたちですが今日は
保育士「きく組さん」子どもたち「しーん(人差し指を口に当てて言ってます)」
保育士「たんぽぽ組さん」子どもたち「はあいー(両手を挙げてアピールです)」
よくわかってきていますね。驚きました。
さて今日も園庭へ。相変わらずキュウリが気になる子どもたちです。見に行くと、ありました大きなキュウリ。「これ大きいよ」「どれどれ?」「見えない、どいて」とやっているうちキュウリが取れてしまいました。そのときキュウリを持っていた〇くんは慌てて元通りにしようとつけてみたり網にひっかけてみたりしていました。
「このキュウリはもう少し大きくなったかもしれないね。でもとれちゃったものは仕方ないね。このキュウリ食べたい人」「はーい」とその場にいた8人の子どもたち。
「他のお友だちが見たいと言っているときは譲ってあげようね」など確認もしながら給食室へ。「包丁とまな板をもらってくるからここで待っていてね」と伝えますが、待っているのは難しく、8人で給食室に行くことになりました。
「おはようございます、たんぽぽ組です、キュウリが取れたので包丁とまな板をください。」完璧です。食べたい気持ちもありますが、今日の子どもたちはどこか違いました。玄関で靴を履くのに時間のかかる子がいてもしっかりみんなで待ってあげて、「はやく食べたい」など急かす言葉も言わずにドアを開けて待っていてくれたのです。優しい子どもたちです。『みんなで』食べたかったようです。
さて、いよいよ実食です。きゅうりの色や断面図も見ながら「緑色のきゅうりのおなか、きれいだね」と◎ちゃんが言いました。去年ふじ組に置いてあった「野菜のおなか」という絵本を思い出したのでしょうか。「おいしい、おかわり!」と次々に子どもたちの手が上がりました。全部食べ終わると◆くんは「あーもうおなかいっぱい」とのこと。育子園で育てて自分たちで収穫したきゅうり。それは一口であっても特別なものですね!。「お腹いっぱい」という表現に嬉しく思いました。
虫や植物にとっても興味のある子どもたち。たんぽぽ組でも何か育ててみたいなあと思っています。「あの公園にあおむしがいたよ」「この野菜は育ててみると楽しいよ」等、なにか情報をお持ちの方は教えて頂けると嬉しいです。今の子どもたちの興味関心のあることに私たちも寄り添っていきたいなと思います。(kh)
今日はカレー♪
◆私、僕だけのデザイン(うみグループ
)
今日は看護学校のお姉さん先生が来てくれました。こどもたちは「新しい先生が来た!!」と朝の会が始まる前から目をキラキラさせています。お姉さん先生「◇◇です。今日一日よろしくお願いします。」こどもたち「よろしくお願いします。」優しいお姉さん先生はいつも大人気です。折り紙でかわいいバラを一緒に折ってもらったりとても楽しく過ごしています。
うみグループの絵本コーナーに「わたしのワンピース」(こぐま社)という絵本があります。
ウサギが白いワンピースを手作りしお散歩していく途中でお花柄や鳥柄や星柄になったりと、とても幻想的な内容です。その内容を真似してワンピースや蝶ネクタイにスーツを描いた色画用紙を提供してみました。
〇〇ちゃん「〇〇ちゃんピンク色のワンピースにする」
◇◇ちゃん「先生ハートとキラキラと四角も描いてー」と仕上がっていく様子を見てニコニコです。□くんは黄緑色の蝶ネクタイとスーツ、オレンジと紫色のズボン、ピンクの靴。好きな色のお洋服が出来てとても満足そうです。
△くん「ぼくも□くんと一緒にしてー」
保育者「真似しなくてもいいんだよ。」
△くん「だって□くんのとってもかっこいいだもん」。
2人の仲良しさが見えて微笑ましいです。世界で一つだけのデザインが出来上がり、一人ひとりポーズを決めて写真をパシャリ。最後に全員ではい、ポーズ!
ぬり絵と同じで最初のデザインは同じだけれど、選ぶ色や塗り方は人それぞれ。いつもと違って縦に塗ってもいいね。濃い色と濃い色を混ぜてもすてきだね。と少しずつ違うところが「楽しい、すてき」と思えるような関わり合いをしていきたいと思います。
(K.S)
◆栽培の好きな子どもたち(にじグループ)
今日はお家からまた種を持ってきてくれた子がいました。
スイカの種、びわの種、アボカドの種、と大きさも色も形も違う種を持ってきてくれ、子どもたちも興味を持って見ていました。
朝の集まりでみんなに発表した後、〇ちゃんと一緒にその種の育て方を調べてみました。
何で調べようかと聞くと、「パソコン!あ、アイパッドは?」と言ったので(さすが今の子です。)Ipadで調べてみました。
びわの育て方は結構時間がかかるようで、発芽までに1年くらいかかるそう。アボカドは水耕栽培と土耕栽培があり、それぞれに3週間から1か月くらいかかるそうです。
〇ちゃんはアボカドを栽培したいと言っていて、また栽培に詳しい先生にも聞いてみようと話していました。
今日もベランダで栽培をしている子どもたちは水やり、観察をしていました。
また大きくなっています。
園庭に行き、菜園を見に行きたいと上がって行った子どもたち。でも今は工事中で中には入れません。なので帰ろうとすると、2階のベランダできく・たんぽぽ組さんたちが色水遊びをしているのを見つけ、少しお邪魔させてもらいました。
「あ、ぼくのおとうとだよ」と嬉しくなる◇くんや、そばにいって様子を見る子、少し様子を見て近づかないでいる子とそれぞれに、きく・たんぽぽ組さんの様子を伺っていました。可愛らしい年下のお友達を見て、微笑む様子もありました。
2階のベランダにはまだ緑色のトマトもできていました。
そしてまた園庭に帰り、今度はきゅうりを見つけました。
でも、小さいきゅうりは大きくなるまで採ってはいけないこと、子どもたちもわかっているようで、採ろうとする様子はありません。でも、たまたま採ってあって、茎にひっかけてあり、採れているきゅうりを発見。これはどうしようと思ったのか、近くにいた栽培に詳しい保育者に聞くと、採れていたものはもう仕方ないので食べていいよとのことでした。
それを聞いて喜び、きゅうりを切って食べることにしました。
熱湯消毒をして、包丁で切っていきます。〇ちゃんが「わたし、きれるよ」と言って切ってくれ、様子を見ながら一緒に切っていきました。
切り終わると、食べたいと言って見に来たお友達にも配ってあげ、みんなで食べました。
みんなすぐに食べ終わり、「おいしかった!」「もうひとつたべたい!」と言いながらも、分け合っておいしくいただきました。
そして、朝話していたスイカやびわの種を植えた子もいました。
アボカドの種もこれからまた栽培していこうと話しているところです。
また経過をお知らせできたらと思います。
子どもたちの興味関心は常に動いていきます。
それを見逃さず、また同じ目線で子どもたちの見ている世界を見ていけるよう、見守っていきたいと思います。
(H.K)
見つけた!
図鑑で調べています。
じゃがいもを収穫したときに知った、じゃがいもには『ソラニン』という毒があるという事実。今まで何も疑わず食べていたじゃがいもに毒があったなんて・・・と子どもたちにはかなり衝撃的だったようで、じゃがいもが緑色に変わっていったり、芽が出てきたりするのを見るたびに『ソラニン』というワードがとびかいます。
毒という言葉を聞くと「むかでもあごに毒があるんだよ!」「蛾にも毒があるやつがいるって!」と毒から連想していき話が広がっていきました。
そこで、毒があるものって他には何がいるかな?と模造紙に書きだしてみることにしました。
・毒へび
・ソラニン
・毒りんご←これは毒を塗っただけだよという声も挙がりました。
人間は毒を持っているのかな?と聞くと、全員一致で「持ってない!」との返事が返って来ました。『毒』=『死ぬ、病院、危険』というイメージのようです。
書いていく中で、毒へびを図鑑で調べていくと毒を持っているものと毒を持っていないものがいることもわかりました。
毒を持っているへびの名前を書きだしてみたり、今度は魚の図鑑を持ってきて『毒』という文字を必死にさがしてみたり・・・。
じゃがいも作りがきっかけで、じゃがいもの芽のソラニンの存在を知り、『毒』を持っているものを探し始めている子どもたち。
『どく』を国語辞典で調べてみると、『毒』という漢字もわかりました。
帰りの集まりで共有していきながら、どのように展開されていくかを予想し準備していきたいと思います。(I.E)
地面にいる虫から、飛んでいる虫をつかまえるという難易度が高いことにチャレンジ中です!
Posted in 園のこだわり