◆6月15日(月)の子どもたち
2015年06月16日 火曜日
◆個性=いいダシ(つぼみ)
手形の子もいます。
また一週間の始まりです。
今日はスタンピングをしました。以前こいのぼり製作のときに、手形をしたことがあるのですが、今日は手形ではなく、指や手のひらを使ってスタンプをしてみました。画用紙を渡すとまずやり始めた事、それは画用紙を手に取ってくしゃくしゃとして素材の感触に触れていました。また、スタンプ台を目の前に置くと、自分から手を出して触ってみようとしていました。何度か触れたことがあるのでどんなものなのか分かっていたのでしょうか。一度触って「もういい」というようにスタンプ台を払う子もいたり、反対にずっと手をスタンプ台に乗せて感触を楽しんでいる子もいました。スタンプをする前からいろんな姿を見せてくれた子どもたち。今回は自由にスタンプしてもらいました。まだ経験したことがないことが多いので「こんな方法で、」と考えるというよりは、「なんだろう?」から始まり、触れてみたらこうだったと気付くことが多いようです。大人や幼児さんがやるようにペタペタするのではなく、インクの付いた手で画用紙を触ってみるという単純な作業を繰り返ししていました。
何かに触れてみるという事も良い経験。画用紙をくしゃくしゃと手先・指先を使ってすることも良い経験。何より子どもたちが経験していくことが大切で、子どもたち自身がそれぞれの方法でたくさんの事を表現できるように関わっていけたらいいなと感じました。
子ども達それぞれとてもいい表情でスタンピング出来ました。
その後は園庭に出て汗をかきながら花や草木、お兄さんお姉さんとも遊びました。
(K.E)
◆気持ちを伝える(ふじ1)
わらべうたや、手遊びも上手になってきました♪
今日はとても暑く、休み明けという事もあってか、ちょっぴり子どもたちはお疲れ気味でした。
それでも園庭に出ると嬉しそうな表情を見せ、好きな場所へと向かっていく子どもたち。
お友だちと一緒という事が楽しくて元気が出るのでしょうか。笑顔が沢山見られました。
最近は、言葉にはまだ表せなくても、自分の気持ちを伝えようとする姿が見られるようになってきました。
靴下や靴を差し出しながら、履かせて欲しいと訴えてきたり、お腹が空いた時は、少しぐずりながらも手を合わせ保育士に熱い眼差しを送り、食べたいとアピールしてくるなど、子どもなりに一生懸命伝えようとしているのが分かります。
それは保育士に対してだけではなく、子ども同士の関係にも表れてきています。
〇くんは、お水が大好きで水道がある場所でよく遊んでいますが、たっぷり水を使って遊んだ後は、喉が渇いたようで水分補給をしにジャグがある場所へと向かいました。
ジャグをひねるのは難しいと感じたのか〇くんは、手にしたプリンカップを近くにいた幼児組のお姉さんに「ん!」と言って差し出しました。
差し出された△ちゃんは、カップに水を注ぎ優しく〇くんに手渡してあげ、受け取った〇くんは満足気な表情。それを何度も繰り返していました。
戸惑いながらも何度も水を注いでくれた△ちゃんの優しさがありがたく、気持ちを受け止めてもらった〇くんは嬉しそうです。
まだ一方的に自分の思いを伝えている姿がほとんどですが、気持ちを伝えようとする姿が出てきた事はしっかりと認めていきたいです。
子ども同士、気持ちのぶつかり合いもきっと増えていくと思いますが、まずは受け止める事を大切に、今後の成長を見守っていきたいです。
O・Y
気がつけば満員に・・・大人気です!
やまももの実、み~つけた!
◆自分から(ふじ2)
トントンピ
朝のおやつを食べると、お部屋に入ってミッキー体操の放送がなるまで遊んで待っています。そろそろ放送がかかる頃になり、「お片づけしようか。」と声をかけると、片付けをする子もいれば、ほとんどが「ミッキーさ~ん」と両手を口にもっていき、天井に向かって叫んでいます。今日はミッキーさ~んという声が途切れることなく、長いことミッキーさんを呼び続けていました。ようやく放送が流れました。体操も最近はみんな手をつないで踊ることが楽しいようで、始めは保育士と手をつないで(安心感を求めて)いたのが、今では子どもたちだけで手をつなぎ、輪を広げて踊っています。今日はみんなで立ったり座ったりして楽しみながら踊っていました。
今日は身体測定をし、園庭へ出て遊びました。身体測定もやることがわかってか、自分から服を脱ごうと、お腹を出している子どもたちも。園庭へ出る時も、帽子、靴と自分で出して、自分で履こうとし、外へ出ようとやる気もいっぱいです。
さて園庭では、タイヤブランコにひょいと一人で上がれる子がいて、それを何人かの子どもたちが周りで揺らしてあげている光景が見られました。お友だちを大分意識し、時には一緒にあそんでいたり。
生活の節目がわかり、次に何をするのかそれを楽しみながら行う姿が本当によく見られるようになりました。またお友だちといっしょに行ったり、お友だちの真似をしたり。子ども同士が良い刺激になって助長しあっていて。それを見守って伸ばして行けるような保育を今後もしていきたいです。(T.Y)
お外行くぞ~
きもちいい~
◆ケーキできたよ!(ふじ3)
月曜日から元気に13人全員出席のふじ3くみ。おひさまもにこにこでとっても良い天気だったので朝のお集まり後、園庭に行きました。大人気の砂場へ行ってみると、子どもたちから「おだんごつくって!」「おにぎりつくって!」とたくさんのリクエストが。
先週作ったことをしっかり覚えていたのです。さらにはただ『作って』ではなく、「おおきいのがいい!」「もっとちっちゃくして!」「まんまるね!」などとサイズや形のリクエストまで。自分がどんなものが欲しいのかをきちんと言葉で伝えられるって本当に凄いです。
そんなお話しているお友だちをジッと見て言葉を真似しながら保育士に伝えてくれる子もいれば、お友だちの持つおだんごを見て「あれ・・」と指差しで伝えてくれる子もいました。もちろん一人ひとり伝え方は様々。でもみんな気持ちは一緒です。おだんごやおにぎりを見せ合いっこをする子どもたちは笑顔で溢れていました。
そして泥だんごを作っている時からずっとそばで保育士の手の動きを見て真似をしていた〇くん。出来上がったおだんごを見て〇くんが近くから何かを持ってきたかと思えば小さな石でした。
一体その石をどうするのかと思っていると、とてもとても慎重におだんごの上に乗せたのです。まるで午後おやつで以前でてきたことのあるケーキにそっくり。もしや・・と思って〇くんに聞いてみると、やはり「ケーキ!!」との答えが。「じゃあこれは?」と石を指さして聞いてみると「みかん!」とのこと。おにぎりやおだんごと言って作っていた中で、石を果物に見立てて泥だんごの上に乗せることで『フルーツ乗せケーキ』を完成させるとは、咄嗟のアイディア・発想力にとても感心しました。
お友だちもそれを見ると「ケーキ?」とすぐに気付いてくれて「お~めでと~お~めでと~♪」とお祝いの歌を自然とみんなで口ずさみ、和やかなお誕生日会が砂場で開かれていました。なにかを見立てて遊ぶこともとても広がりが出てきていて、またさらに子どもたちの成長を感じることができました。
S.S
◆木の実(きく組)
梅だよ~
園庭に出ると早速、梅の実が落ちているのを見つける〇君。ヤマモモの実とは違う形や大きさで不思議そうに「あった」と見せてくれました。「梅の実だね」と伝えると、「うめ?」普段見慣れないのであのすっぱい梅干しの実と連想しないようでした。においをかいでみると「いい匂い」と嬉しそう。他の保育士にも見せに行き、「いい匂いだよ」と嗅がせていました。
◇ちゃんは、お友だちが梅の実を見つけた横でヤマモモの実を拾いました。その実が少し赤く色付いていたので、「なんで赤いんだろう。」と首をかしげていました。◇ちゃんは、緑色のヤマモモの実しか見たことがなかったようで、「ヤマモモの実は大きくなると赤く変身するんだよ」と伝えると、赤くなるヤマモモの実を連想することができなかった◇ちゃんは「ならないよー」と疑いの目をしていました。「でも、ここ赤くなっているでしょ?」と持っている実を指さすと「そうだねー。赤くなるのかー」と赤くなるヤマモモの実を見れるのを期待しているようでした。もう少ししたらのお楽しみですね。
太鼓橋登りに以前はまるっきり興味がなかった△君。今日初めて自分から太鼓橋の縄を持ち挑戦していました。まだ登るのは難しそうでしたが、登り方もお友だちの姿を観察していたこともあってか、きちんと縄をつかみ登ろうとしていました。登れるようになる姿がもうすぐ見られるかもしれません。楽しみです。
(K☆H)
いらっしゃいませ~
もうすこし!
◆ミッキーさんはどこから?(たんぽぽ)
みっきーさん!おいで!どこからくるのかな?
今週も始りましたね。今日はなんだかおやつ食べた後、すぐにミッキーさんを呼ぶ姿がちらほら。「こないねぇ。」と・・・まだまだ時間がありすぐにはこないので「ミッキーさんを探しに行ってみよう。」「どこからくるかな?」と子どもたちと一緒に探してみました。「ここからくるよー。」とあおい扉をコンコンとノックして「ミッキーさん?」と呼んでみたり窓側へ探してみたり子どもたちが次々とアイディアが浮かび鏡の中や扇風機の中から・・・と面白い発想がたくさんありました。もうすぐくる!となると△ちゃん・・・「あそこからだよ。」と天井の放送が流れる所を指さすと丁度曲が流れて「ほらね。」と自信満々のかわいい笑顔。そして自然と手を繋ぎ始める子どもたち。「つなご?」と言葉で言えなくてすでに握っている子たちの手を握ろうとする〇くん。「やめて!だめ!」と言われてしまいましたが「ここいいよ。」と自然とその姿を見て優しく関わってくれる☆ちゃん。そんな優しい関わり方にこちらも胸がいっぱいになるくらいです。自分一人だけだったら何も生まれずに自分の思いどうりになりますが、相手がいることで、そこで喜んだり泣いて怒ったりして色んな気持ちや思いを育くみ、そんな経験を積み重ねて友達の想いも知る。毎日の積み重ねや出来事が子どもたちの中でどんな風に変化して感じていくのか、とっても楽しみでもあります。
体操をするとき、最初は2~3人だったのが6~8人とだんだん絆が深まっていき人数も大きくなってきました。仲間意識も以前より強くお互い意識しているように感じます。日に日にたんぽぽ組の絆が深まってるのを感じます。
園庭では、車の玩具がお気に入りの◇くん。砂場で二つを動かし楽しそうに遊んでいました。「かして!」と言ってきたのは◎くん。「まっててね。」としっかり伝えていたのですが驚いたことに、15分後くらい、誰かを探し始めている様子・・・見ているとちゃんと◇くんは覚えていたのか◎くんのところに「はい、どーぞ」と渡しに行きました。誰が使いたかったのか、ちゃんと覚えていてびっくりしました。◎くんはその時は気分が違ったのか「もう、いらない」といって使わなかったですが、◇くんの優しさに胸が暖かくなりました。
18人のたんぽぽ組の子どもたち、一人ひとり違っていいところたくさんあります。そんな姿をこれからもいっぱい発見して関わっていけたらなと強く感じました。
(Y.E)
手をつないで踊るのが大好きな子どもたち。
「はい・どーぞ」「もう、いらない。」そんなやりとりにも成長を感じます。
◆遊びのプロ (うみグループ)
「おはようございます!」と元気よく登園してくる子がほとんどの中、
「プールそうじきょうやる!?」と登園してくるひまわり組の子もいました。
暑くなったら年長の子たちでプールを掃除すると話していました。
また年長児にしかできないことでもあるので今年ひまわり組の子たちは行事のような感覚なのかとても楽しみにしてます。
朝の集まりで今日は曇りだからできないと話をすると、「えー!!」と残念がる子が沢山。
しかし、「あーよかった!」というひまわり組の子がいました。
その子はプールカードが×のため掃除に参加できないため、逆にホッとした子もいました。
また、今日は何して遊ぶか発表してもらいました。
「しゅりけんジャーごっこやる!」(もも組の数人)
「仮面ライダーごっこやる!」(ゆり組の男の子)
「動物ごっこやる!!」(ひまわり組の数人)
とごっこ遊びが大人気でした。
部屋では走ったりすると危ないから走らないようにみんなで考えて、走るようなら園庭に行ける時間になるまで我慢してねといい集まりを終えました。
終わるとひまわり組の子達はさっそく話し合っていました。
話しの結果、おままごとゾーンでライオン一家という設定でみんな四つん這いになり落ち着いた遊びをしていました。
もも組は牛乳パックで作った剣を持っていた子に惚れたのか、みんなで牛乳パックやダンボールで剣を作っていました。
ゆり組の子達も一緒になって剣を作っていました。
ベルトも作り、本格的な剣づくりをしました。
園庭に出れる時間になると、剣をしまい園庭に行きました。
剣を持って園庭に行くとお友達に取られたり、汚れたりするからと大事にする姿が見られました。
園庭ではいつものように氷鬼や虫さがし。
虫さがしではもも組の○君を先頭に探します。
プランターの下に虫がいるということを知っている○君は「ここもちあげて!!」というと大きなミミズがいて、「おおきい!!」とみんなで驚きました。
またサルの石造の下を指さし「ハサミムシいるよ」と言われもちあげようとすると、「いるわけないじゃん」とひまわり組の子に言われてしまいましたが、持ち上げるとハサミムシ発見!「つぶれないで生きてる!」と沢山驚きました。
○君はミミズやハサミムシの場所をよく知っていることにも驚きました。
その後は氷鬼。顔が真っ赤になり汗だらだらになるまで走りました。
子ども達なりにここではこう遊ぶ、ここではこう遊ぶと考えて遊んでいる姿がありました。
その中でどうしたら楽しくなるかと発展させていく子ども達は遊びのプロだと感じました。
大人の関わりも必要なときに出れるように見守っていきたいと思います。
(A.Y)
◆初めてのお当番(にじ)
「きゅうしょくとうばんの・・・って言うんだよ。」 優しいやりとりに心があったか~くなります。
昨日は〇くんの誕生日。朝の会では、みんなでお祝いしました。前に出た〇くんには恒例の質問タイム。お友達を指名して、一生懸命答える〇くんですが、緊張して声が小さくなってしまうので、なかなかみんなに聞こえず、どうしてもざわざわしてしまいます。「〇くん一生懸命話そうとしてるから、みんなも頑張って聞いてあげてね。」と話すと、聞いてるみんなもがんばって注目してくれました。「好きな色は?」「あか。」「昨日はおうちで何をしたの?」「ケーキ食べた。」とニコニコしながら話してくれた〇くん。園庭に出ると、いろんな先生に腕につけたバッチを見せて、アピールしていました。
いつものお当番決めでは、「そろそろももぐみさんもやってみてはどうかな?」と提案すると、「いいと思う!」と快い返事。「でも、まだごはんとかおみそ汁とかはどうかな~」と言うと、「フルーツからやってみればいいと思う。」。「そうか。そうしたら、その分ゆりさんとひまわりさんはごはんとかがんばってくれるかな?」「うん!いいよ。」と頼もしい限りです。「じゃあ、今日はももさん誰にしようかな・・」とつぶやくと、年長の◎くんが、「〇くんお誕生日だから、〇くんにしたらいいと思う。」と言いました。お当番さんのごあいさつをすることになり、再び前に出た〇くんに寄り添って、優しく「こうするんだよ」と教えてあげたり、耳をよせて「きゅうしょくとうばんの〇です」と言う声を聞いてあげる周りの子たち。月曜の朝から、心が温かくなる優しい関わりを見ることができ、うれしい気持ちです。
11時半になり、早々と準備を始めた〇くん。今日のフルーツはメロンです。ビニール手袋ををはめて、メロンを一個ずつお皿に盛ってくれた○くん。その表情はやっぱりにこにこ。思わぬお誕生日のお祝いになったようです。
日中は、お水のコップがなくなったのに気づき、「じゃあ、給食室からもらってきてくれる?」と頼むと、喜んで取りに行ってくれたももぐみの△ちゃんと◇ちゃんの姿もありました。おにいさんおねえさんたちの姿を毎日見る中で、お当番やお手伝いへの憧れも日に日に膨らんでいるももぐみさん。これから少しずつやっていく中で、またどんな成長が見られるか・・・楽しみです。(T.M)
がんばってます!
こちらもがんばってます!二人で協力して運びました。
◆格好いいお兄さんに。 (そらグループ)
お水ください。
今日は、園庭遊びでもお水のジャグのまわりには、水を求めた子どもたちの行列が出来るほど
暑い日となりました。
お部屋での出来事です。給食をもらうため並んでいた◇くん。いつしか前の〇ちゃんを抜かして並んでいました。それを見ていた給食当番の△くんが出てきて「◇くん、だめだよ!ちゃんと順番守って」と言って手をひっぱります。◇くんは「ぼくは、ここでいいんだよ。」と場所を変わろうとはしませんでした。
しばらく様子を見ていましたが、「ダメだよ」「ここなの」の繰り返しでした。
そこで「◇くんに聞きたいことがあるんだけど。格好いいお兄さんは順番抜かすかな?それとも順番を守るかな?」とちょっと意識を違う方向に向けてみました。
すると、「格好いいのは、順番を守る方」と答えてくれて、そのまま後ろに下がり、元の順番に戻ってくれました。きっと、自分のしていることを考え、自ら気持ちを切り替えてくれたのです。「◇くん、格好いいね。」と言うとニコッと笑ってくれました。
△くんには「ありがとう。お当番さん」と言うと、「うん。」と言ってまた、給食当番に戻ってくれました。
ともすると、私たちはつい出来事を良い・悪いで判断し、それを言葉で言い聞かせようとしてしまうのですが、子どもたちもやっていいこと、悪いことは分かっているはず。でもその瞬間の感情やいろいろな思いによって、うらはらな行動をとってしまうことがあります。
ちょっと、感情を落ち着かせたり、気持ちを理解したり子どもに寄り添うことで子どもたちは自ら考え、行動を改める力をもっているんだと思いました。
そういった触れ合いをたくさん出来るように努力したいと思います。 H・T
Posted in 園のこだわり