◆6月5日(金)の子どもたち
2015年06月05日 金曜日
◆あそび(つぼみ)
今日は、園庭にあそびに行きました。子ども達は園庭にある色々な物に興味を持ちあそびにしていきます。
〇ちゃんは園庭に出るといつも最初にテラスと園庭の境の柵に有るカギに興味を持っていて今日もさっそくガチャガチャとカギを触ってあそんでいました。とても気に入っていてかなり長い時間を集中してガチャガチャしていました。その後、保育者と一緒に園庭の中央のウッドデッキに座って柄の長いシャベルを持って地面をこすってあそんでいました。そのうち立ち上がるとシャベルを自分の前にして地面にこすりながらゆっくりと歩いていました。そして植木鉢のお花の前で止まっていると、ふじ組さんが〇ちゃんに短い柄のシャベルを手に持たしてくれました。〇ちゃんは今度は短い柄のシャベルで、しゃがんで地面を掘ろうとがぁがぁがぁとこすってあそんでいました。
シャベルの種類によって使い方、遊び方を変える姿を見てスゴイなと感じました。また、もっと色々な体験が出来るように段々とあそびやおもちゃも増やしていきたいなと思いました。Y.N
◆やる気十分(ふじ1)
朝から元気いっぱいの子どもたち。
朝のおやつの時間になると、盛り上がりを見せます。
手を洗うことやエプロンをつけて座ることも身に付き、今では友達を待つことも本当に上手になりました。今日は全員出席だったのですが、写真のようにみんな座ることができるようになりました。
一人ひとり個人差はもちろんありますが、自分でやろう!という気持ちが子どもたちの姿を見ていて強く感じることが素晴らしいなと思う毎日です。
名前を呼んで靴下を手渡すと、自分でやってみようとチャレンジする姿、落ちている靴下を保育士に渡しにきてくれたり、友達に差し出してみたり、子どもたちなりに考えているようです。
園庭に出ても、築山の頂上で「おーい!」と呼ぶと、嬉しそうに向かってきてくれるのですが、斜面に苦戦しておっとっと!となりながらも頂上目指して前進する姿がなんとも可愛らしいです。
自分で自分の居心地の良さを求め探して、自分の感覚、タイミングで遊びを変えてみたり、時に友達やお兄さんお姉さんを見ながら真似してみたり、間に入ってみたりして観察している中で、学んでいるのだなと思うと、刺激がたくさんあるんだろうなと思います。
園庭の緑色のヤマモモの実が地面に転がっていて、手のひらに集めてみたり、投げてみたりと自然物にも少しずつ興味ももてるようになってきている姿も成長の一つだなと思います。
そろそろお部屋に入って給食の時間だな、と思い子どもたちを順番に室内に誘って声をかけてみると、自分から使っているものを片付け、靴を脱ごうとする○○ちゃん。自分でやろうと頑張る姿に感動!!でした。
一つひとつの小さな変化、成長に気をとめて大切にしていくこと、そしてその変化や成長を保護者の皆様、子どもたちとかかわる保育者で共有していくことでより今後の成長が楽しみになるのだろうなと思います。
来週もどのような姿が見られるのか、今から楽しみです。
いつも心にゆとりをもって、子どもたちに負けない笑顔で接していけたらいいなと思います。(T・M)
◆気になるね ふじ2
「何してるの?」「アリ」
今日も園庭で遊びました。園庭へ出ると、今日は2才児クラスの子どもたちが先に出て遊んでいました。既に2才児さんの遊びの広がった所へ出ていったためか、2才児クラスさんの遊んでいる所へ行ったりし、少しですが、交わる様子がよく見られました。
地面をはったり、木をよじ登るアリを捕まえようと、木の前にしゃがんでいる2才さんがいました。側を通った保育士と子どもたち。「何してるの~」と声をかけ、アリを捕まえていることがわかると、「アリ」と言って一緒にアリを追いかけ見ていました。また、木小屋の横のベンチでは、砂と大きいえんどう豆のような実を混ぜ、スプーンで混ぜてお料理を作っている2才さんがいました。スプーンであーんとご馳走をしてもらっていたり、作ったり会話している様子を見たりしていました。他にも、どんぐりのような実の皮をむいているお兄さんの横でその様子を見て、むけて落ちた実を拾ってわたしていたり。成長したきゅうりを収穫してお味噌をつけて食べている所へ混ざって、お味噌を手につけてなめていたり。ちょっと大きいお友だちの姿を見て、たくさん気になることがそれぞれにあった1日でした。(T.Y)
「おいしそう~」
「わたしも、おあじみ」
◆一緒にいること、うれしいな。(ふじ3)
今日は風も心地よく過ごしやすい一日となりました。
園庭に出て早速なわとびを持ってきた〇ちゃんと△ちゃん。それを見た□ちゃんも楽しそう~とやってきて仲間入りです。ですが□ちゃんはなわとびを持っていなかったので、〇ちゃんが持っていない方のなわとびの持ち手を掴みました。歩いていた〇ちゃんは急になわとびが動かなくなり後ろに少し引っ張られるような感覚に驚き、立ち止まって後ろを振り向くとそこにはニコニコの□ちゃん。
『なわとびの取り合いになってしまうかな・・・』と近くでその様子を見守っていた私はふと思いましたが、そんな心配はいりませんでした。
振り向いた先にいた□ちゃんを見てすぐに「あ!〇ちゃん!!〇ちゃん!!」と名前を呼んで歓迎するほど。自分が持っていたものを取られた・・なんてちっとも考えてはいなくて、お友だちと一緒に持てたこと・一緒に持って歩けることの方が嬉しかったようです。
一緒に遊んでいればケンカになってしまうことももちろんありますが、こうして一緒にいることや一緒に使うことをお互いが受け入れながら楽しんでいる姿を見ると成長を感じる瞬間で、とても嬉しく思いました。
「あっちに行こう~!」と誘ってくれた◎くんと一緒に築山へ行って頂上で乗り物を見ていると、あとからすぐにやってきた▽くんとぶつかってしまい二人とも前にドテッと少し転んでしまったのですが、何故だか二人は笑っています。どうやら前に倒れた時に手をついた位置から下を見るのが面白かったようで、その体制のままハイハイで山をかけおり始めたのです。なんとも器用な子どもたち。絶妙なバランスと手の力加減でおりる勢いがとにかく凄いのです。子どもたちの目は好奇心いっぱいで輝いていました。それを見た2歳のお兄さん達も一緒になってハイハイで山をおり、みんなで大笑いでした。
ふと転んだところから突然始まったこの遊び。どんなところから遊びが生まれるかは本当にわからなくて、いつも想像の上をゆくので驚くことばかりです。と同時に感心してしまいます。
どんなところに楽しさ・遊びのヒントがあるか分からないので、常にアンテナを立ててキャッチしていきたいなと思いました。
S.S
さぁ!お給食だ!一緒にお部屋に入ろう~!
◆一緒っていいね(きく組)
むしどこだ?
園庭に出ると真っ先に植物のタンブラーに向かって走って行く〇君、△君、◇君の姿がありました。〇君が「あっ!いた」と虫を見つけ「どれどれ?」と仲間に加わった2人。「わー!とんだ」「これなんだ?」「どこにいった?」「こっちだよ」「おいかけろー」と会話を楽しみながら虫探しに没頭していました。虫を通して友達関係が広がって深くなっていっているようです。トランポリンでもお友達と手を繋いで一緒にジャンプして笑い合ったりとお友達と言う姿が多くなってきました。そして◎ちゃんはお友だちの後を追いかけ、「どこいっちゃうの?」「なにするの?」とお友だちの遊びに興味を持っていました。お友だちの遊びに興味を持つことは新たな発見との遭遇につながり、探究する気持ちや創造性が育つきっかけになります。毎日子どもたちは素敵な事連続と出会っているのですね。
(K☆H)
みんなでわーい
◆育子園の園庭ってすごいなあ!(たんぽぽ)
なにを付けて食べようかな?
昨日園庭で藤の実を見つけました。子ども達は「そらまめくんのベッド」という絵本の影響からか「なんの豆かな」「そらまめくんじゃない?」との会話がありましたが、保育士が「これは藤の花の実なんだよ」と伝えていました。
そんな昨日のことを覚えているかなあと今日は朝の会で「そらまめくんのベッド」の絵本を読みました。その後で実を見せ「これはなんだっけ?昨日◎先生が教えてくれたよね?」と意地悪な質問。すると「そらまめー。きのう園庭で見つけたんだよね。」との答え多数。予想通りの反応に笑ってしまいます。藤の花の写真も見せながら「こんなにきれいなお花、藤の花の実なんだよ。」と伝えると「きれいなお花ー」「お豆じゃないの?」とお花にも興味が出て来たようです。
今、たんぽぽ組の子ども達はアリをはじめ虫や植物にとても興味を持ってきているようです。先日子どもたちが作った紫陽花の製作も紫陽花の写真を見せて比べてみました。「わあきれいだね」「これつくったんだよね」「そのお花見たことある」など様々な反応です。
「園庭にも紫陽花があるから見に行こうか」と言って園庭に出ました。〇くんは紫陽花よりきゅうりのことが気になっていたようでした。「先生、きゅうりを見に行こうよ」との誘いを受けたのできゅうりを見に行くことに。
するときゅうりは食べころの大きさに成長していました。「食べてみたい?」と聞くと「食べられるの?」との答え。きゅうりはきゅうりと思っていても食べられるのはスーパーで売っているきゅうりというイメージがあるのでしょうか。園庭で育てたきゅうりが食べられると聞いて「どうすれば食べられるの?」と☆ちゃん。その様子を聞いた職員がすぐに対応してくれ熱湯に通し、包丁と、味付けに味噌・醤油・塩を用意してくれました。園庭で採れたきゅうり。特別なきゅうりを食べる子どもたちの顔はワクワクドキドキ感。こちらにもその緊張感が伝わってきました。
さてお味は?「おいしい!」☆ちゃんはひたすら食べます。〇くんは塩をたくさんつけ、しょっぱい顔をしながらも塩で食べます。◎くんはきゅうりは少し苦手なようでしたが「おいしい」といいながら何度も味噌をつけてきゅうりはかじらずに味噌を舐めるようにして味わっていました。きゅうりはあっという間になくなってしまいましたが、「お味噌少し食べてみる?」と言うと「この茶色いのがおいしいね」と指にすくってひたすらお味噌を食べていた姿がありました。
きゅうりを食べた後にもう一度きゅうりのプランターを見に行き「これはまだ小さいから食べられないよね」という△ちゃんと、もっと食べたかったのでしょう「これはー?(食べられるよね?)」と小さなきゅうりを指さして訴える◆くん。特別な楽しい経験だったのでしょうね。こちらももっと勉強して子どもたちにたくさんの’キッカケ’を与えられるようにしていきたいと思います。(kh)
かばさんのおくちー!
園庭のあじさいは見頃ですが園庭からよりも園の外側(歩道)からのほうがよく見えそうです。子どもと一緒に見てみてください。
◆固定概念(うみグループ)
ルールのある遊びの中で、まだ理解できなかったり、室内での遊び方や玩具の使い方、使う場所など、集団生活を送る中ではルールが沢山あります。
子ども達が決めたルールもあり、どうしたらお友達と仲良く一緒の部屋で過ごせるのか話し合ったりもしています。
そんなルールがあるなかで、まだ理解ができなかったり、理解しているけれども自分の思いを通したいと強い感情が現れるときもあったりしてトラブルになることもあります。
ケンカやトラブルの中で、子ども達は自分で考え成長していっています。
今日はブランコの順番でもめている場面がありました。
10数えて、おまけの汽車ポッポで交代というルールなのですが、〇ちゃんは順番を待っている時には、待てずに「のりたいよー」と泣き出したり、乗り始めると「まだやりたい」「まだおりない」の一点張りになってしまいます。
それは今日だけでなく以前からでしたので、「先生、また〇ちゃん交代しないよ」と言ってくる子も多くいました。
「〇ちゃんは小さいからまだルールがわからないんだ」という意識で関わる子ども達が多いなかで、今日は△くんが10数え終わってからもしばらく何も言わずに待っててくれていました。
すると、〇ちゃんも気が付いて「どうぞ」と交代してまた順番に並ぶことができました。
普段からの様子から「まだわからないから」と固定概念を持って接してしまいがちですが、どうやって伝えたら思いが伝わるかな、少し待ってみようかなと相手の気持ちも考えながら自分から工夫して関わる△くんがとても素敵でした。
〇ちゃんもきっと△くんの気持ちが嬉しかったことと思います。
子ども達は普段から大人の姿をよく見て模倣しています。
自分より小さなお友達に対しては、何かを教えてあげたりやってあげる姿は、お父さん・お母さんのように優しく接してくれたりしています。
子ども達の良いお手本になれるような関わりをこれからもしていきたいと改めて感じさせてもらいました。(B・K)
◆遊びのきっかけ (にじグループ)
臨場感あふれる電車あそび
昨日お休みしていた〇くんが、朝登園すると、昨日家族で電車博物館に行った話をしてくれました。〇くんは電車博士と呼べるほど電車が大好きで、いろんな電車の名前や駅名を教えてくれます。
そんな〇くんの影響もあってか、朝の会が終わると、もも組の男子4人で電車の玩具で遊んでいました。立派なトンネルや、駅名や路線の名前もしっかりしていて、〇くんにいたっては乗換駅の案内説明までしてくれました。ときには、床に広げた線路上の電車の目線になるために、床に顔をつけて横たわり、臨場感あふれる電車遊びでした。
ここ最近、育子園に来るのがちょっと気が向かなかった〇くんでしたが、〇くんの昨日の体験で今日の遊びの電車の世界が広がったことを嬉しく思いました。
ゆり組の△くんはラキューで、一輪車をつくったのを見せてくれました。
少し経つと、「バイクになったよ~」と△くん。一輪車が、タイヤをもう一つくっつけてバイクになり、ハンドルも立派になっていました。そのあとは、「くるまもできないかな~」と悩みながらイメージを膨らませていました。
一輪が二輪になり、それからまた四輪になるか考える。
大人にとっては当たり前の原理?かもしれませんが、子どもがそのことをひらめき、実際に形にできること。子どもの頭の中はすごいな、と再認識させられました。
e*y
◆それでいいよ。 (そらグループ)
[ギンヤンマ]みたいです。
昨日の午後、園庭で大きなトンボを保育士と子どもたちでつかまえ、お部屋に持ってきました。少し大きめの虫カゴに入れ、みんなで「このトンボはどの種類だろう?」と図鑑で調べました。「これだよ!」「えー、こっちだよ!」となかなか結論がでません。
丁度、ひまわり組の〇〇くんのお母さんがお迎えに来て、トンボの写真を撮り、家にあるもっと詳しい図鑑で調べてきてくれることになりました。
けれど、トンボはこのまま虫かごに入れたままだと、飛んで餌を食べられないから、明日の朝までに死んでしまうかも、と数人の子どもたちが心配していて、夕方保育士のみで園庭に逃がしにいきました。けれど、トンボはなかなか飛び立たず、少し弱っている様子でした。
トンボはそのまま置いていくことにしました。
そして、今朝朝の集まりで、子どもたちにトンボを逃がした話をすると、文句を言う子は一人もいなくて、「それでいいよ。」「死んじゃったらかわいそうだもの」など温かな言葉が
返ってきました。
そして、トンボが無事飛んでいったか確認しようということで、みんなで園庭に向かいました。トンボはいませんでした。それを見た子どもたちは、「いない!飛んでったんだ」
「どこかにいるかな?」と周りを探し始めました。
どこにもいないと確認すると、どこからか「飛んでいかれて、よかったね。」と子どもたちの声が聞こえました。
毎日、毎日園庭で虫探しをしている子どもたちが、せっかく捕まえたトンボを逃がすというのは、私たちが思っている以上に勇気のいることだったと思います。
それを認めた上に、トンボが飛び立っていった事を喜んでいる子どもたちと触れ、とても温かく嬉しく感じました。
自分たちの満足だけでなく、他の生き物の大切さをしっかり学んでいる子どもたちを頼もしく思った出来事でした。H・T
どれかな?
飛んでってよかったね。
Posted in 園のこだわり