◆6月1日(月)の子どもたち
2015年06月02日 火曜日
◆音の鳴る方へ(つぼみ)
久しぶりに全員集合したつぼみぐみ。いつも賑やかではありますが12人が揃うと賑やかさは更に増し、元気な声や姿をたくさん感じさせてもらいました。
園庭に出て砂場で遊んでいた〇くん・△くん・□ちゃん。シャベルを握って砂を掘ろうとしてみたり、お皿に溜まった砂を流し落としてみたり手で砂を握って砂の感触を味わってみたりと楽しんで過ごしていました。すると、夢中になっている三人の背後から急にバンバンバンと大きな音が鳴り始めました。その音の正体は園庭用に出されている水分補給のお盆やタッパ。砂が被っていたようで砂を落とすために砂をはたいている時の音でした。三人はその音が鳴ると一気に振り向き、砂をはたいてくれている保育士の姿と行動をじーっと見つめています。自分たちがしていた砂場での遊びも気になりますので一度は砂に目を移しましたがやはり音が気になりまた振り向いては『何しているのかな~?』と不思議な様子です。
給食になり、保育室では美味しそうに食べている子、お着替えしている子、そしてもう一足先にミルクを飲んでお腹いっぱいになっている子もいます。☆ちゃんはもう満足で上手にお座りして目の前にあるボールやベビージムに手を伸ばして遊んでいたので、その姿を見て「☆ちゃん、ご機嫌だなぁ」とぽつりとつぶやきました。すると、その瞬間こちらを振り返る☆ちゃん。目が合うとにこっと笑顔を見せてくれていました。
〇くん達も☆ちゃんもそうですが、音の鳴る方向を耳で感じ取り、しっかり目を向けて反応しているのが伺えます。〇くん達は大きな音、☆ちゃんは普通の会話程度の声の大きさ・・・音の大きさの違いはありますが、どこから聞こえてくるのかをキャッチしていたのだと感じさせて頂きました。当たり前にできる行動ではなく、これも一つの成長。日々、過ごして行く中でたくさんの音を耳にして感じて良い刺激を受けているからの反応です。
当たり前に見られる姿でも『こんな事ができるようになったんだな~こんな姿が見られるようになったんだな~』と一つひとつの姿を喜び、発見することを楽しんで過ごしていきたいと思いました。
今日も子ども達は元気です。保育室中を動き回り、気になるもの・好きな場所へと向かったり手に取ったりと笑顔で過ごしています。
K・E
表ではなく裏が気になるようです。
◆休み明けの子どもたちは・・・(ふじ1)
お名前を呼ぶと元気にお返事します♪
今日からまた1週間が始まりました。休み明けですが子どもたちは笑顔いっぱいに過ごしています。
毎日沢山の変化が見られるふじ1組さんですが、今日も素敵な成長を見せてくれました。
園庭の奥にあるお山のトンネル滑り台ですが、〇ちゃんはいつもその滑り台が気になるようで、山を登っては滑り台の中を覗き込み、滑る事なく山を下りるというのを繰り返していました。
滑ってみたいけどこわいという気持ちがあるのでしょう。
今日も山を登りいつものように滑り台を覗き込んだ〇ちゃんですが、今日は山を下りる事なくそのまま腹這いになり、勢いよく滑っていきました!
初めてトンネル滑り台を経験した〇ちゃん。大人からすれば対した事ではない事でも、子どもにとっては大チャレンジです。
こわさよりも面白さが上回ったのか、〇ちゃんはもう1度滑っていました。
また砂場でも、こんな光景が・・・
今日は保育士があらかじめ砂場に大きな山を3つ作っていました。
今まではお山を見てもあまり気にする事なく周りの砂を触って遊んでいましたが、今日は真っ先に砂場へ直行し、興味津々な顔で山を見つめる子どもたち。
そのまま置いてあったシャベルを手に持ち、お山に砂をかけたり(山を掘って崩してしまう子も当然いましたが・・・)手でぺんぺんとお山を叩いたりと立派にお砂場遊びを楽しんでいました。
そんな風に遊べている事に驚きです。
大きなお山が3つあった事で、目で見える刺激として興味を惹かれ、それが遊びに繋がったのだと思います。
ブログでこれまでもお伝えしてきている通り、靴を履こうとする、絵本に集中出来るようになった、お友だちとの触れ合いが増えた等、子どもたちの成長は著しいですが、遊び1つとっても子どもたちの成長が垣間見え、それに伴い保育士間で共有する喜びもまた増えそうです。
そんな毎日に感謝して、これからも大切に子どもたちと触れ合っていきたいです。
O・Y
大きいお山に惹かれて集まってきました!
お気に入りの場所でのんびり
◆これなあに?&砂・泥遊び(ふじ2)
いい子いい子
今日はいい天気でしたね。そんな日は園庭に出て元気に遊ぼうと園庭に出て過ごしました。
少しずつ植物に興味が出てきたのか、園庭に出ると、きゅうりがなっているのを見つけて不思議そうにみたり、触ってみたりする○ちゃん、△ちゃん。
「こっちには、トマトの花が咲いてるよ」と保育士に教えてもらい黄色い小さな花に「かわいい」と言って撫でたり、ツンツンと触ってみたりしました。他のお花にも興味を持って、プランターに植えてある花をひとつづつ「かわいい」「キレー」と言いながら撫でる○ちゃん。
そんな○ちゃんの姿を見て一緒になってお花に話かける◇くん。
二人で笑い合いながら花を見つめている様子を見て穏やかな気持ちになりました。
そして、植物の次に興味があるのが、泥遊びと砂遊び。
今日は砂場に水を流すと□ちゃんが嬉しそうにシャベルで泥をすくったり、型に入れたりして泥々になりながら遊んだり、砂場の砂で山を作ると築山と同じように登ろうとしたり、滑ったりと元気いっぱいの子どもたちでした。
(K.H)
よいしょ!
◆お山でいろいろ♪(ふじ3)
今日もみんな朝からにこにこ笑顔、おひさまもににこにこ笑顔でとってもいい天気となりました。
準備を整えて園庭に元気よく飛び出すと、砂場の様子がいつもとなにか違います。それは保育士が作ったお山がなんと3つもあったのです。お山を見るなり大興奮の子どもたち。足元が少し崩れてしまっても頂上まで登ろうと何度も挑戦する小さな登山家が何人も出現!そしてお山の頂上に立つと、他のお友だちより少し背が高くなったことがよほど嬉しいのかニコニコ顔で周りを見渡したり手を振ったりと大喜びでした。
〇くんはお山をかけ登るのが楽しくて楽しくて何度すべっても、つまずいても登り、右から左へ、左から右へ3つのお山を順番にのぼっておりてを繰り返し、いつの間にか砂場がアスレチック遊具のようになっていました。
一緒にのぼってみると、崩れやすい土の山の上ではバランスを取るのが意外にも難しく、子どもたちにとったら、その感覚が面白く、きっと不思議なもの。そして楽しみながらも転ばないようバランスを取るために体重のかけ方や手の使い方など子どもたちなりの様々な工夫をしているんだなぁと感じました。
さて、保育士がひとつの山の両端から穴を掘り、貫通させようと頑張っていると、真似するようにスコップを持ち、お隣で一緒に穴掘り。さぁ、つながるかな?みんなで力を合わせて掘っていると、保育士が長いホースとジョウロを持って登場です。ジョウロで長い透明のホースに黄色の色水を入れると色水の流れが目に見えて分かり、子ども達はとにかく釘付け。遊びの動きも止まりとにかく目で追っています。中にはそれを見て「すご~い!!」と感動する声もありました。きっと不思議でいっぱいなんだろうなと思うと、どんなことを考えているのか子どもたちの頭の中を覗いてみたくなりました。そしてそこからは泥んこ遊びに。泥だらけになりながらも子どもたちの笑い声で溢れていました。
日々溢れるたくさんの子どもたちの『不思議』。すぐ答えを言うのではなく、気持ちに共感し、一緒に考えていきながらさらにいろんな発見をしていきたいなと思います。
S.S
がんばって掘るぞ!!
◆バナナムシさん、どこいった?(きく)
朝の会で、裸足になりたかったらそのまま行ってもいいよと伝えると、半分くらいの子どもたちが、裸足で園庭に出て行きました。みんなよく話を聞き、自分はどうしたいのか考えて行動しています。また、友達の姿を見て裸足になる子や、途中で違う遊びが気になって靴を履く子もいました。
裸足の子どもたちは、地面の上を走り回ったり、座って手と足で砂の感触を味わったりしています。保育士が用意した水が入ったタライを見つけると、迷いもなくジャブジャブ入って行きました。足でひんやりした水を感じると、嬉しくて笑顔になり、思わずおしりをつけてしまう姿もありました。
思う存分タライで遊んだ後は、いつものようにバナナムシ探しが始まりました。一緒に探そうと誘ってくれた〇くんは、先週バナナムシがいた場所を覚えていて「おーい!ばななむしー!」と呼んでいます。ですが、今日はなかなか見つかりません。
「バナナムシいないよ!」と△くん。〇くんは負けじと「バナナムシいるよ!」と言っています。どちらも自分の思いに熱が入り、譲ろうとはしません。そんな2人の、思いを主張し合う姿を見て成長を感じました。
女の子3人組は、バナナムシのために砂でチョコレートを作っているようです。「バナナムシにつくってるの」「チョコレート」と言って、忙しそうに作る姿を見て優しさを感じました。
バナナムシがいてもいなくても、捕まえられなくても、最近の子どもたちにとってバナナムシの存在はとても大きいです。そんなふうに、生き物に対して不思議さを感じたり、夢中になって知ろうとすることで、心がどんどん成長していくのだなと実感しました。
(N.M)
虹みーっけた♪
◆聞いて聞いて!(たんぽぽ)
お水遊びがきもちいいね!
今日からいよいよ6月ですね。朝の会で「うさぎとかめ」の紙芝居をみました。「どんなお話だった?」と聞くと「お山によーいどんしたね。」→「〇ちゃんはね、パパとママとお山行ったんだよ。」→「△くんはパパとママとお出かけしたの。」とこのように「山」という単語を拾って自分の話に結び付け「パパとママ」という単語を拾って自分の話へとつなげる・・・。なんでも自分の話を聞いてほしい。2歳児は面白いです。
懇談会でもお話させていただきましたが、今は本当に友だちと群れて遊ぶことが多くなりました。車のところに3人、築山に2人、トランポリンに5人と子どもたちは友だちと一緒に過ごしています。さてあと5人ほど見当たらないなと探しているとトランポリンの砂場奥にある一角に子どもたちが集まっていました。ここは屋根もあり狭い空間。子どもたちからしたら隠れ家のようでしょう。何をしているのか覗いてみると、砂のケーキの上にろうそくをたてて誕生会?をしているようでしたので私も参加してみました。入ってみるととても涼しくて快適で「ここは涼しくていいね。」と言うと「まぶしくないしね。」と返ってきて、しっかり子どもたちなりに何で遊ぶかだけでなく、どこで遊ぶか考えた上での遊びでもあったんだなと感心してしまいました。
子どもたちの言動には一つひとつ意味があります。「どうせ~だろう」などと決めつけるのではなく「なんでそうしたんだろう?なんの意味があるんだろう?」と一緒に寄り添い、考えていける私でありたいなと改めて思いました。
(k.h)
ここは涼しい秘密基地!
お水どうぞ!
◆ミッション (うみグループ)
今週も元気いっぱいにスタートしました。
今日は園庭で木登りに夢中の子ども達。
ひまわり組の子ども達が「逆上がりができるようになったから、見ててね」と鉄棒をやっている横で、ゆり組の〇くんが「せんせーい」と木に登って上から手を振ってくれました。
保育士が「すごいね」と驚いたように言うと、自分もできるよとアピールしたいのか、次々に木に集まってきて列ができました。
ひまわり組の〇ちゃんが登ると、さっきよりも高くまで登っていました。
「こんなとこまで登ると、木の実が採れるんだよ」と実をみんなに見せて教えてくれました。
すると、他の子ども達も木の実まで行きたいという思いがでてきて、「木の実3個採ってくるね」「じゃあ、〇ちゃんは5個もってきて」と目標を決めて取り組み始めました。
目標が決まると、今まで木登りをあまりしたことのない子も「なんか行ける気がしてきた」とボソっと呟いていたり、「木の実は採れなかったけど、はっぱ1枚採れたよ」と見せてくれたり、それぞれが自分の力を出して張りきって挑戦していました。
無理して上まで行ったりしないかなと少し心配しながら見ていたのですが、挑戦してみようと手や足を伸ばしてみて危険だなと感じたら引き返してみたり、自分で行ける場所をしっかり解っているようでした。
自分のできること、できそうなこと、まだ難しいと感じることなど、考え葛藤しながら、自分自身の力を信じて挑戦していく子ども達。
目標に向かって進んでいくことは、子どもだけでなく大人になっても日々、様々なことを学んだり成長していく為に必要な事だなと感じました。(B・K)
◆にじグループのはらぺこあおむし(にじ)
アイスキャンディーです。◇ちゃんは、おうちでコーヒー牛乳のアイスキャンディーを作ったことも話してくれました。
朝、うれしい発見がありました。
あげはちょうの幼虫が脱皮して、大きくなっているのを〇くんが発見したのです。先週より2倍くらいの大きさになっているのを見て、「すごいね~!」と興奮気味です。見ていた◎ちゃんが「あっ、くさいにおいのつのが出てる!」と声を上げました。よく見てみると、動かされてびっくりしたあおむしが、オレンジ色の角を出しています。あとから、プーンと独特の匂いが。。顔を近づけた子たちも「くっさー」となんだかうれしそう。
◎ちゃんは先週、「あげは」の絵本を読み、あおむしがくさい匂いのつのを出すということを覚えていたのです。朝の会では、前回好評だったはらぺこあおむしの飛び出す絵本と、にじのあおむしのちょっとした変身の話をして、生き物の不思議をみんなで感じ、楽しみました。
日中は、今日も様々なものを作るにじグループさん。広告をくるくる丸めて棒にした先に、ラキューを丸くしたのをつけて、「アイスキャンディー。」。先週のアイスキャンディー作りが別の遊びの形になりました。
先週末に再び火がついたおばけやしき作り(去年の年長さんがやっていたのを思い出したようです。)では、使い捨てのビニールの手袋やトイレットペーパーの芯などを使ってお化けを作り、ままごとコーナーをお化け屋敷に変える計画が進んでいます。
そして、もうひとつ。今週は、子どもの今の発達を目で見られるようにと、まる、さんかく、しかくの形の塗り絵をすることになりました。朝の会で紹介すると、早速「やりたい!」の声。それぞれの形が並んでいる画用紙を見て信号を連想し、「信号の色に塗るの。」と言う子や、「にじグループだから、にじいろに塗る。にじの色を教えて。」と言う子。ももぐみの△ちゃんは、いろんな色をちょこちょこと足して、じっくり時間をかけて塗る姿も見られました。色んなまるさんかくしかくが出来上がりそうで楽しみです。
(T.M)
着せ替え作りにも挑戦。折り紙でワンピースを作りました。
◆どうしよっか。(そらグループ)
話し合い。
今日から6月。あっという間に過ぎていく一日一日を大切に過ごしていきたいと思います。
園庭へ出ると空中菜園へ行くことが日課になっている〇〇くん。今日も「畑見たい!」と△△くんと一緒にワクワクしながら階段を登りました。先日ナスの花が落ちたのですが、今日は小さな実がなっていました。「わ!ナスができてる。」「でも、まだ小さいね。」とじっくり観察。毎日少しずつ大きくなっている喜びを共に味わっています。これからも継続していけるよう、また興味深く感じ探求していく気持ちを養っていけたらと思います。
ふと見ると、ゆりかごスウィングにもも組の子どもたちが沢山乗っていました。あまりの人数に狭いと押し合う子どもたち。「一度みんなのお顔を見ながらお話ししてみよっか。」と言い、子どもたちが出来る所まで話し合う姿を見てみることにしました。
「どーしよっか。」
「☆☆ちゃんおりて。」
「やだ。◎◎ちゃん乗りたいもん。□□ちゃんおりて。」
「やだ。おりたくない。」
泣くこともなく冷静に話を進めていますがなかなか解決には進みません。
近くでじっとその様子をみていた◇◇ちゃんが、
「誰か一緒に押そう!」と言うと、2名降りて◇◇ちゃんと一緒に押す側に回ってくれました。子どもたちが自分たちで数を数え、交代することが出来ていました。
大人が見守る中で子どもたちが自分たちで解決することができる姿に感心しました。
(K.Y)
Posted in 園のこだわり