日曜日の出来事②~親の姿
2015年05月19日 火曜日
娘の話です。
娘は、恥ずかしがり屋で私と一緒にいると挨拶がなかなか出来ません。
挨拶は、とても大切なことだからしっかりはっきりしてほしい!という願いがありました。
私の居ないところでは、「ちゃんと挨拶してますよ。」と話しは聞くのですが、一緒の時に出来ないのが、とても心配で悩みでした。
そんな娘と、日曜日に出かけた時にこんな出来事がありました。
ビーズ屋さんで買い物中に、「この大きさ大人用かな?」と私が言ったのを聞いて「お店の人に聞いてくるね。」と言って聞きに行ったり、また違う店でも、自分の欲しいものが見当たらないとお店の人の所に行き聞いたりしていました。
挨拶が出来ないと思っていた娘が、自分からお店の人に聞きに行くなんて・・・・・娘の行動力に驚きました。
1回だけでなく2.3回同じようなことがあり、いつの間に娘はこんなに成長したんだろうと、ほんの小さなことですが感動しました。
子どもは、親が〇〇しなさいと言うことよりも、親の姿を見て自分で気づいて学び成長していくことの方が大きいことを実感しました。
そして、ふと小林静観さんの話を思い出しました。
『子ども自身は朝顔の種のつもりなのに、親は「バラよ、咲きなさい」って一生懸命「バラよ、バラ」って念じてるんですね。でも、朝顔の種ではバラは咲かないんです。その種でしか、その花は咲かないのに「種と違う花になりなさい」っていうのは、どんなに頑張っても、力を入れても無理というものでしょう。』
この話は心に銘じていましたが、いつの間にか私は、バラを咲かせようとし親子揃って無理をしていたのかもしれません。
また、挨拶が出来ない・・・と娘を信じていない自分がいたことも気付かされました。
子どもを信じることの大切さを改めて実感し子どもを信じ切れるよう子どもの姿を通し、親である私も学んでいきたいと思います。
副園長
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