◆5月29日(金)の子どもたち
2015年05月30日 土曜日
◆安全基地(つぼみ)
丸太をパシャパシャ興味を持ち始める。
今日は久しぶりの雨の予報だったので雨が降る前にと急いで園庭に出てあそびました。曇りでしたがとても気持ちの良い気候でした。
〇くんは外遊びが大好きでどんどんと進んで外にあそびに行きます。第2陣で出てきた△くんはちょっと不安な顔で、歩き方もまだ不安定なので一生懸命保育者の手を握ってバランスを取りながら歩いてきました。△くんは最近まで園庭よりテラスなどであそんでいるのが好きでしたが、段々と慣れて園庭でも楽しそうに遊んでいる姿をよく見るようになりました。
今日は鉄棒の近くまで来ましたが、不安はまだあるようで保育者が近くに居ないと泣きそうな声を出してきます。そこで保育者が大きな丸太の所まで一緒に歩いて行って、丸太に触ったり丸太の開いた穴に入っていた土を触ったり、落ちていた枝で叩いてみたりしているうちに、△くんも自分から丸太を触り土を触ったりしていました。しばらく様子を見ていると1人でどんどんあそび始めました。時々、後ろを振り向いては保育者が居るか確認し、また安心してあそぶの繰り返しでした。少し離れすぎると不安になり泣き始める△くんですが保育者が近づくと安心するとまたあそび始めます。
保育者が子どもの安全基地になり子ども達が安心してあそべる環境を作ってあげる大切さを改めて知ることが出来ました。
さらにステキだなと感じたことは子ども同士の交流です。2歳児のお兄さんが「先生、ありがいたよ」と手に捕まえたありを持ち見せに来てくれました。△くんは突如あらわれたお兄さんとありさんに目が釘付けとなり、ありを一緒に観察していました。とても興味を持ったようでその後もありを一緒に見ていました。Y.N
なんだろうというように確かめながら土を触ってあそんでいました
ありさんが来ました。周りに居た子ども達も「なんだなんだ」と頭を突き合わせるように見に来ていました。
◆子ども同士での見守る(ふじ1)
少しずつ泥んこ遊びが始まりつつあるこの時期。
水に触るのを楽しみにしながら、園庭の水道に一目散に歩き出す子ども。
あれっ、もうあそこにいる!!ということが増えてきました。
今日も水道で砂利を触ったり、どうしたら水が出てくるのだろうと、蛇口を触っていました。
そこへ、一つ年上のお姉さんが登場。手には、お皿を持って水を汲みに来た様子。
ですが、二人のふじ組に水道を占領され、言うに言えない雰囲気。
どうするのか見ていると、ますますふじ組の二人は楽しそうに、夢中になって遊んでいきます。何度も、声をかけようと様子を伺う2歳児のお姉さん。
中々声がかけられずに、少しの時間ですが、その2歳児にとっては、少しでも早く水を汲みたいのを我慢して待ってくれていました。
時間にすると5分弱だったと思います。一人のふじ組の子どもが水道から離れ、他の遊びに移っていきました。
するとすかさず、待っていた2歳児は、お皿にお水を入れてそーっと運んでいきました。
大人だけではなくて、子ども同士でも見守ることってあるのだな、と思うと、異年齢児とのかかわりを持つことのできる時間の子どもたちの姿も貴重なのだなと気付かせてもらいました。(T・M)
◆気づき (ふじ2)
毎日の園生活で、昨日と違うことに気づきが出てきました。
それは、小さな事も有り、大きな事も有ります。
コンビネーションのローラーすべり台の下は空洞になっています。
小さな出入り口があって、そこから外を覗いてみると・・・そうか、ここにはこれがあるんだと気づきました。
今まで知らなかった場所のようです。その後、しばらくその場所で遊びました。
実習に着ている看護学生がいます。
育子園の先生ではないようだと気づきました。
着ている洋服が違います。声も顔も先生たちとは違います。
つけている名札も違います。なので触って確かめてみました。
赤い帽子の子どもたちが、先生とプランターを囲んでいます。
土に肥料を混ぜて、新しい何かが始まったことに気づきました。
きっとこの先、水やりしてお世話をしていく姿にも気づくでしょう。
それが、興味となり模倣となり、意欲となっていくのでしょう。
この先何に気づくのか、楽しみです。(N・S)
◆優しさの繋がり(ふじ3)
かわいいね
今日はあやしい雲が・・・なんとかもってくれて雨が降らず園庭で遊ぶことができました。
園庭に出るとそれぞれ好きな遊び場に向かい遊びます。
そんな中〇くんはつぼみぐみの部屋の前にしゃがんでいました。
なにをしているのか見に行くと〇くんの前につぼみぐみの子が座っていました。
〇くんはその子の顔をのぞきこみ「赤ちゃんかわいいね」と声をかけていました。
「ぽちゃぽちゃでかわいいね」と言うと「ぽちゃぽちゃ~」と赤ちゃんの頬をそっと触りました。
頬をがぽちゃぽちゃでそしてかわいいという事を〇くんは知っているんだと驚きが・・・そしてそっとふれる小さな手に優しさを感じました。
ついこないだまではお兄さん、お姉さん達に「あかちゃんかわいいね」と言われていた〇くんが今度は自分よりちいさい子と認識し赤ちゃんかわいいと接する〇くんの姿に感動しました。
お兄さん、お姉さんたちにたくさんの優しさをもらい、その優しさが下の子に伝わって行く・・・そんな優しさの繋がりを感じました。
園庭でもお兄さん、お姉さんたちに遊んでもらったり、遊びを見て真似したりと関わりが多いです。クラスのお友だちの関わりも増えてきて園庭ではさらにお兄さんお姉さんや他のクラスのお友だちとの異年齢の関わりも感じられるそんな繋がりを感じました。
子どもたちの一瞬一瞬を大切にしながら繋がりを広めていけたらと思いました。
t*s
「なにしてるの?」「おいしいのつくってるの」
満員の車!2歳クラスの前二人はデートかな?後ろにおじゃまーす。お兄さんが乗せてあげようとしてますが・・・「満員だからはいれないね!」と教えてくれていました。
◆ぼくのわたしの虫図鑑。(きく)
どこどこ?みせてー!
毎日子どもたちの様子を見ていると、今日は朝から賑やかだなぁとか、今日は落ち着いているなぁと日によってお部屋の様子は様々です。そんな子どもたちの様子に合わせて朝の会の時に読む絵本の内容や長さ、お話しすることなどをどうするかその時その時によって変化させています。
今日はどちらかというと後者の方だったので、こちらの話すことも顔を見ながらよく聞いてくれていました。「もったいないばぁさん」という絵本を見るとみんな真剣・・・。もったいないことをしているとおばあさんが来て「もったいない」と叱られてしまうこの絵本。食事の時にお茶碗にご飯粒のこっていない?手洗いやうがいをするときジャージャーお水出しっぱなしにしていない?と問いかけるとみんな「してないよ!」と言います。・・・いつも手洗い永遠コースの光景をよく見かけますが・・・。
少しずつ自分たちで色々出来るようになってきた今、そんな気持ちを大切にしてほしいと思います。
さて、今日は園庭へ行くとプランターに植えられた植物の観察を楽しむ様子があります。一つ何も入っていない土だけのプランターを覗くと虫がいました。「あ、でんでんむし」っと。よく見るとでんでんむしではなく、なんだかにょろりとした虫。子どもたちも手を伸ばしたい気持ち反面ちょっと怖い。顔だけ覗き込みます。
しばらくすると地面にはダンゴ虫も発見。しゃがんだり立ったり忙しいです。「だんごむしいたね」「てんと(う)むしいたね」と、何だか噛み合わない会話。虫の名前沢山覚えてきましたが、何が何だか時々わからなくなっているのがちょっと可笑しいです。木の葉っぱにはバナナムシも発見し、保育士が「いたよ」と知らせると「どこどこ」と我先にと顔を乗り出し、見せて見せてのアピール合戦。抱っこしてもらい葉っぱにいるバナナムシを見ては興奮気味にこちらへきて「ねぇ!ばまなむししたよ」っと。ん!?ばまなむし!?子どもたちの頭の中の虫図鑑にまた一つ新しい虫の名前が登録された模様です。
この一夏で子どもたちにどれだけの虫と出会い、図鑑に登録されていくか楽しみですね。
(K*S)
真剣・・・
朝の一コマ。机の下のこんな狭いところでも電車は走ります☆
◆「のりものあつまれ~」(たんぽぽ)
「いってきま~す」
暑い日が続きましたが束の間の休息日の様な穏やかな日差しの一日。
今日も園庭へ走って行くみんなを追いかけて行くと、ドライブ中の2人を発見。
保育者が「どこに行くの」と尋ねると「おでかけ」と〇〇ちゃん、再び「お出かけどこに行くの」と尋ねると「おかいもの」と照れながらこたえていた〇〇ちゃん。
横にいた◇◇ちゃんはその会話を聞きながら、ニコニコで運転中。
すると後ろにふじ組のお友だちも乗車「いくよ~」と再び運転を再開した◇◇ちゃん。
その後も「おみせについたからいくよ」と車を降りたり、「はやくいかなくちゃ」と言い慌てた様子で車に乗車したりと、なんだか忙しそうですがとても楽しそうな2人。
そこに▲▲くんと◎◎くんが来て、後ろの道路にくぎづけの様子。
前の交番に止まっていたパトカーを大興奮で指さし「ピーポー、ピーポー」と大喜び、その後もゴミ収集車やバストラックとたくさん通り過ぎるたびに「あ!」と指を指し、通り過ぎたことを知らせてくれていました。
毎日1回は見るくらい働く車が大好きなみんな。
みんなと同じ気持ちを共有して大人も楽しんで見ていた、素敵な時間でした。
(M・Y)
「いくよ~」
「あ!ぴーぽーぴーぽー」
◆オニオンの魅力(うみグループ)
最近もも組の男の子たちの中で大人気なのは折り紙で作る飛行機『オニオン』です。
昨日は緑色。今日は水色の折り紙や広告で大きなオニオンを作っています
形がまたかっこよく、自分でわかる所まで夢中になって折っている様子はニコニコと、とても楽しそうです。保育者「オニオンのカッコイイところはどこですか?」◎くん「キラキラで水色だからすごくかっこいいんだ」と嬉しそうに教えてくれました。
水曜日から始まった氷と塩の実験に子どもたちはとても興味をもち沢山参加してくれます。
初日にアイスをプリンカップで作ると4人~5人までしか作れなかったので、沢山の子が体験できるように、卵パックを提供してみました。初日に参加してくれた◇ちゃん「リンゴ触る前には手を洗うんだよ。」〇〇ちゃん「リンゴは3つまでいれていいんだって」と先生役になって教えてあげている姿はとてもすてきです。前回と違い今回は卵パックの容器にガムシロップのみ入れて作ってみました。9時過ぎから夕方まで冷やしたアイスの底だけが凍っていませんでした。子どもたちと何故なんだろうと考えてみます。
△くん「今度は卵パックをバラバラにして冷やしたら全部凍るんじゃない?」□くん「今度はちゃんとお水とシロップを良く混ぜたらいいんだよ!」と新しいアイディアで作る事になりました。
去年うみグループではカレンダーを作成しました。それを覚えていてくれた子たちが今度は中心となってカレンダー制作に参加してくれました。自分が書きたい月の日にちを先生と一緒に確認しあいながら、マスに数字を入れていきます。絵も入っているので完成が楽しみです。
暑い季節にだけできる工作など、興味のあるものに挑戦して楽しいと思える体験をひとりひとりにしてもらいたいなと思いました。
(K.S)
◆種が育むこころ (にじグループ)
スイカの苗、入れ替えました
昨日のこと。〇ちゃんがお家で種から育てたスイカの苗を『大きくなったので園で育ててくれれば』と持ってきてくださいました。早速今日はその苗を園庭の大きなプランターに入れ替えることにしました。全員で行うことはできないので、苗を持ってきてくれた〇ちゃんと、昨日オレンジの種をプラスチックのコーヒーカップに植えた◎くんたち5人で行うことにしました。
苗を入れ替える前に、昨日植えたオレンジの様子を先に見に行くことにしました。見に行くと、なんとビックリ、どの児のものもしっかりとした芽が何本かずつ生えていたのです。一日でこんなに・・・、子どもたちは大喜びです。「なんで芽がでてきたかな?」のこちらの問いかけに「△先生が、栄養をあげてくれたからだよ」「水あげたからだよ」とカップの中の大切な宝物を見つめながら、興奮気味に応えてくれました。
それぞれ宝物を手に、今度はスイカ苗の入れ替えです。まずは、土のお掃除からです。△先生に「虫をとるんだよ、でもミミズはとらないでね」と言われて、子どもたちの中で疑問が・・・。「なんでミミズはとらないの?」気になる様子です。「ミミズは土をきれいにしてくれるからだよ」の答えに子どもたちも納得です。
今度はじょうろに水を入れてきます。自分で持ったじょうろに、自分で水を入れるのもなにか特別な気分です。その水で土を充分しめらせて、くぼみを作り、苗を上手に根を壊さないように鉢から取り出し、植えました。保育士も一つひとつの行動に真剣そのもの。夢中で観ていました。
◎くんたちの宝物、オレンジの芽のカップはにじグループのお部屋の隣のベランダで育てることにしました。大切に慎重に落とさないように階段を登って運び(□くんのカップは園庭で落としてしまったんです。なんとか、元に戻しましたが。)ベランダへ続くドアの前で「はやく~」と待っていました。ベランダではどこに置くか悩みました。「ここがいいんじゃない」と言ったその場所は、いつもおひさまが差すところでした。仲良く3つ並べて、カップの自分たちの名前を確認して顔を見合わせてにこにこ顔でした。
種を見て、育ててみよう!
芽が出てきたよろこび。
小さな苗がもっと大きくなるようにといろいろ考え。
その先には、オレンジやスイカを食べれるかもしれない、という大きな楽しみも待っていて、小さな子どもたちの心は毎日、大きく変化しています。
e*y
こんなに大きく
肥料(鶏糞)・・・「ちょっとくさい。」
◆
Posted in 園のこだわり