◆5月22日(金)の子どもたち
2015年05月23日 土曜日
◆道具(つぼみ)
もくひょうはっけん、あるきはじめる。
今日は園庭、テラスに出てあそびました。最近は歩ける子どもが少しずつ増えてきました。ハイハイで自分の行きたい場所まで移動して小さな小石を小さな指でつまんであそんだり、プランターまで行きつかまり立ちをしたり園庭とテラスのあいだの柵でつたえ歩きをしたりしていた〇ちゃん。今日は自力で立ち上がり2歩3歩と歩いていました。まだまだ不安定でしたが頑張って歩いていました。どこに行くのか見守っていると砂場に向かっていました。砂場にはふじ組の子どもたちがシャベルなどのあそび道具を使ってあそんでいました。〇ちゃんは砂場の手前で座り手と体を同時に伸ばして近くにあるシャベルを持ち小石をシャベルに入れて上下にしたり、小石を出したり入れたりして真剣にあそんでいました。
室内では玩具でよく遊んでいる〇ちゃんでも園庭ではまだ手で砂を掘ったり石をつまんだりするだけでしたが、立って歩く事が少しずつ出来るようになり視野も広がり周りで起きている事にも興味を持ちシャベルに興味を持ちシャベル(道具)を使ったあそびが出来たのかなと思うとつぼみさんの成長の早さにいつも驚かされます。
△くんも靴を履いて遊ぶようになってからは行動範囲も広がりすべり台の階段を手すりを使い手、足、体全体を使って上手に登っていました。今はすべる事より階段を登ることだったり登った後はいつもより少し高い目線の景色が楽しいのかその場で楽しそうに周りを見ていました。今度は周りのお友だちを見て自然にすべり台を滑る楽しさが伝わったら△くんももっと楽しくなるだろうな滑れるようになるのはいつになるのかなと楽しみになりました。Y.N
シャベルまでもう少しとどくかな
シャベルに小石を入れてみる。
◆助けてもらう(ふじ1)
つぼみ、ふじ組が園庭に出るのが一番最初なのですが、次に2階から、2歳児クラスのきく、たんぽぽ組が下りてきます。
園庭で遊ぶ中で、今日は一緒にいる姿をよく目にしました。
園庭に出て、すぐに、築山(緑の山)からつながる水路にズルズルっと滑り落ち、泣いているふじ組の子どもを見たきく組の子ども。フープで電車になりきり通りかかった時に、フープを地面に置いて、泣いているふじ組の子どもの手を両手で引いて引っ張って助けようとしました。私は、少し近くでどうするかを見ていたのですが、手を引いてもひたすら泣き続けるふじ組の子どもを見ながら、きく組の子どもと目が合った瞬間、手をパッと離してしまいました。泣かせた原因が自分だと思われた、と思ったのか、「大丈夫だよ、助けてくれていたんだよね、ありがとう」と言うと、またフープをもって電車になって行ってしまいました。
もう一方では、トランポリンに座り込むふじ組の子ども。その中に、もも組の男の子が3人やってきてジャンプし始めました。
すると、泣き始めるふじ組の子ども。3人のうち一人が、「止まって、止まって、赤ちゃん泣いちゃう」と言って、ふじ組の子どもに寄り添い、助けているようなかかわりで、子どもながらに素晴らしいなと思いました。
まだまだ、異年齢とのかかわりは少ないですが、少しずつ触れ合い、子ども同士での学びあいが出てくるのもまた、楽しみです。(T・M)
◆風を感じて(ふじ2)
13人揃っての、今日はお散歩日和です。
ふじ3組もご一緒に、大聖堂の屋上へ行ってきました。
お散歩カーの中での出欠確認のお返事も、「はーい」とちょっと弾んでいます。
テンションが上がっているワクワクを感じます。
屋上エレベータのドアが開くと、一面に青空、からりと爽やかな風がふわっと吹き込んできました。
「よーし、走ろう」と駆け出して気持ちの良い風を感じました。
足取りも軽やかです。
階段を上がってみます。手すりをギュッと握りながら上がる子、両手をつきながら上がる子、何も捕まらず階段の中央をスイスイ行く子、それぞれのスタイルで進んでいきました。
とても気持ちがよかったのでしょうか・・・クルクルと回転してしまう程です。
まるでケセランパサラン、可愛い妖精たちでした。
ひな壇に並んで座り、麦茶でいっぷくです。
13人揃っての記念写真も撮れました。(N・S)
◆子どもの成長(ふじ3)
ただ今、熱弁中!!
今日は、大聖堂の屋上まで行ってきました。
そこで、沢山の子どもの成長を感じることがありました。
1つは、前にした約束をちゃんと覚えていたこと。
屋上に上がるには、エレベーターに乗らなくてはいけません。
以前は、手の届くところにある階ボタンを押してしまい、エレベーターは各駅停車状態。
そこで、「大事だから押さないよ」と伝えてあったのですが、今日は触りたいけど触っちゃダメ・・・と手を止めている子がほとんどで、とってもスムーズに屋上まで行くことが出来ました。
2つ目は、お友だち同士の関わりが増えたこと。
以前にもクラスのお友だちが気になる存在になってきたと書いたことがありましたが、最近では言葉やジェスチャーでのやり取りが増えてきました。
今日も、照明器具に興味津々で触っていた〇くんに◇くんが無言で「(なにしてるの?)」という感じで覗き込むと、〇くんは何やら説明をし出し、そのまま2人で遊びが展開していきました。
また、△ちゃんは保育士の真似をして足でトンネルを作っていました。
「トンネルなの」と一生懸命アピールしますが、入口が小さくて、通れる人がいません。
それでもやめることなく続けていると、何とか通ろうとしていた□くんが「□もトンネル!」と近くにトンネルを作り始めました。
今度は△ちゃんが通る番ですが、やはり入口が小さくて通れません。
「あれ?」「通れないね」「残念!」と2人で笑いあいながら話している姿が、とても微笑ましかったです。
大きな成長だけでなく、普段の生活に追われて、見逃してしまう小さな成長がふじ3組にはたくさんあります。
そんな成長をキャッチして、喜び、共感しあえるように、私もしっかりアンテナを張っていきたいと思います。(E.Y)
トンネルでーす!
青空の下で「ハイチーズ!」
◆どろんこおにぎり(きく)
思わず笑っちゃうような不思議な感触でした。
今日もいい天気です。子どもたちは園庭まで続く階段を降りると、好きな遊び目がけて走り出しました。
園庭の隅で巨大なアリを見つけた△くん。遠くから走って来て「いた!」と教えてくれました。周りにいた友だちも驚いてみんなでじっと観察していました。感動したことを自分だけではなく周りにいる保育者や友だちと共有しようとする姿が素敵でした。
昨日、砂場で泥んこおにぎりを作った〇ちゃん。今日も「おにぎりつくろー」と言いに来ました。近くにいた友だちも誘い、みんなでおにぎり作り開始です。まだ丸い形は作れませんが、保育士が作ったものをもらうと嬉しそうに両手で持って眺めたり、上から砂をかけて楽しんでいます。「うめぼしのおにぎり」「ふりかけかけてるの」と味を想像している子、握り方を見て真似して作ってみる子、こわす感触を味わっている子・・・楽しみ方もそれぞれでした。
その姿を見た幼児組のお兄さんが水を持って来てくれました。泥団子を作った経験があり、水が必要と知っているからです。しかし、そんなことを知らない子どもたちは水をジャーっとひっくり返してしまいました。水でドロドロになったところを触ると、気持ち良いとも悪いとも言えないような不思議な感触で、思わず笑ってしまう子どもたちでした。
手が泥んこでまっくろになってしまいましたが、みんな一緒だとそれも嬉しくて、笑顔いっぱいの素敵な時間を過ごすことができました。最後はみんなで水道まで行き、手を綺麗に洗って本物のごはんを食べに行きました♪
(N.M)
おっきいアリさんだー!
◆ぞうのジョウロとありがとうの言葉(たんぽぽ)
みんなで聞きます。せーの「ぞうのじょうろありますかー?」
天気が良いので園庭へ。次々と準備も終え、階段を降りようとした時ふとテラスのプランターに目が留まりました。土が乾いていて「土が乾いてるね。お水あげないと枯れちゃうかな・・・」とつぶやくとそばにいた〇ちゃんが「お水あげたい」と言ってきました。「そうだね、あげようか」と水やりをすることに。でも、その様子を見ていた数人の子たちがぼくもわたしもと名乗り出て4つのぞうのジョウロだけでは足りない状況。でも、この園のどこかにジョウロはまだあったはずなのでぞうのじょうろ探しの旅に出発することになりました。
階段を降りて、ジョウロがありそうな所を行ったり来たり。「どこかな~あそこかな~あっちかな~?」みんな口々に何かをつぶやきながら、そして保育士の言った事を真似しながら進んで行きます。幼児組のお部屋まで行って「ぞうのジョウロありますか?」と真剣。でも、返ってきたのは「ないんだ。ごめんね」の言葉。みんなは「ないー」と残念そうにするかと思いきや「あっちかなー?」と探すのが楽しいようでちっともくじけません。あーでもないこーでもないと様々な場所を探してついにみつけました。ぞうのジョウロ。やっとの思いで見つけたぞうのジョウロを満面の笑みで持ち、早速水やり。タライに水を溜めてジョウロを沈めて水を入れていきます。たっぷり水の入ったジョウロを両手でしっかり持ってトマトやお花のプランターまで何往復もしてあげていました。どんなに繰り返しても疲れることなく表情は明るく、満足気です。でも、ジョウロには数に限りがありますのでみんなが一つずつ手にする事はできません。やりたいという気持ちもあるのも確か。でも、「かして」と何度も言っている子がいるのも確かです。やりたいのだから好きなだけやらせてあげたいというこちらの思いもありますが、お友だちの思いにも気づいてあげてほしいなという願いもあり、そしてやりたいと思っている子に経験してほしいという思いもありました。何人かの子に「◎くん・☆ちゃん、貸してって言っているんだけどどうしようか?」と声を掛けてみました。「待っててね」や「今使ってるから」とのこと。そうですよね。その気持ちよく分かります。なので、少ししてから再度同じように声を掛けてみました。すると、「いいよ」「あと一回やってから」違う反応が返ってきました。また、渋々渡す子も。でも、渡してくれた子に共通しているのが「ありがとう」と言ってもらった後のなんともいえない嬉しそうな顔。例えどんなにやりたかった気持ちがあったとしても「ありがとう」という感謝の言葉を言われたら嫌な気持ちはせず、むしろ嬉しい気持ちになるのでしょう。また、貸してと言われてから自分たちの中で少し心の整理をしていたのでしょうか?貸してあげることができた◇ちゃんはジョウロを渡したお友だちに「できた?」と上手に水やりが出来ているかを気にかけてあげる姿を見せてくれました。
『ありがとう』という魔法のことばを経験していく中で、お友だちへの優しさがどんどん増えていくのかもしれません。自分の思いもありながらも相手を気に掛ける気持ちも育まれている子どもたち。色々な場面でそんな姿をたくさん目にした今日。また、そんな姿をお伝えしていきたと思います。
K・E
おおきくなぁ~れ~
「かして」「いいよ」優しさが素敵です。
◆私、僕できるようになったよ(うみグループ)
「先生!見て見て!ここ登れるようになったよ」と笑顔でロッククライミングを登っている姿を見せてくれた〇ちゃん。もも組さんで登れない子がいると、「登るから見ててね」と率先してひまわり組の◆ちゃんが教えてくれる姿があり、とても頼もしいです。
園庭の登り棒をシュルシュルと降りてきて、「ぼく消防士さんみたいにかっこよく降りれたよ」と大満足の□くん。今日も園庭を端から端までが足りない程に沢山身体を動かして遊びました。ひとりひとりに達成感が感じられることや、新しくできたことによって自信をもてる事がひとつでも多く持てるように協力させて頂きたいと思います。
室内遊びでは折り紙で作ったバラをピンクのリボンに付けてすてきな髪飾りを制作しました。
最初2人から作り始めていたのが、その様子を見た子どもたちも興味を持ち、4人、5人と増えていきます。バラの折り方をマスターした子が、自然に次のお友達に教えてあげており、その行動がとても心温まります。お友達が困っていたら助ける。その気持ちが表れているんだと思いました。ひとりひとりの個性や気持ちを大切にし、その子のいいところが伸びていけるような関わりをさせて頂きたいと思いました。
(k.s)
◆みんな大好き、だるまさん (にじ)
おーとーもーだーちーと ぽにん
園の階段に『だるまさん』についてのイラストや絵本が貼られています。子どもたちも、園庭で遊んで疲れて帰ってきて、階段を登る元気が中々でないとき、「だーるーまーさーんーが・・・」と言って登ると少し気分が楽しくなるようです。
そんな中、今日の朝のお集まりのお話は、『だるまさん』シリーズの大きな絵本です。だーるーまーさーんーがー、と絵本の中でだるまさんが右左に動くと、子どもたちも椅子に座りながら、ゆさゆさと身体を揺らします。中には、のってきた気分が抑えられず、立ち上がってダイナミックに身体を動かし始めた児までいました。
だるまさんが、びろーんと伸びると子どもたちも大きく腕を伸ばして、びろーん!プシューとつぶれると、一緒になってつぶれます。
だるまさんシリーズを3冊読み終わると、「だるまさんみたいに大きく身体を動かしたい」という子どもたちのご要望にお応えして、机の隣に少しスペースをあけて、みんなで真似してみることにしました。椅子の上では、少ししか動かすことができなかった身体を、今度は全身を使って足でステップまで踏みながら楽しんでいました。
こどもたちの姿がかわいかったのは、だるまさんといちごさんが『ぺこっ』とおじぎをする一コマを真似して、子どもたちも隣のお友達と「ぺこっ」と口にしながらおじぎをする姿です。『ぎゅっ』と抱き合う姿も微笑ましかったです。絵本の中では一対一で『ぎゅっ』をしていましたが、子どもたちは、大勢で「ぎゅーっ」っとしていました。子どもたちの結束ですね。
さいごには、だるまさんと今まで絵本に出てきた果物のお友達が重なり合ってタワーをつくる一コマ。これもまた、必死で真似していました。横になった児の上に一人が横たわって乗り、さらに一人が乗り・・・完成する前に崩れてしまいましたが、団結力はバッチリでした。
朝のお集まりが終わると、図鑑を見た子どもたちのアイデアで、図鑑を真似ながらアイスキャンディーづくりをしてみました。色は好みの色を食紅でつけ、味はどれもガムシロップの味。でも、黄色を味見した児は、悩みに悩んで「パイナップルの味!」と答えてくれました。(笑)
お昼寝明けに、でき上がったアイスを食べて、どんな味がするのか聞くのが楽しみです。。。
今日は全員出来なかったアイス作りですが、来週には今日できなかった児も体験できたらと思います。
e*y
だるまさんの話に夢中です
アイス作り
◆遊びがつぎつぎと。(そらグループ)
看板づくり。
育子園で育てているトマトとゴーヤの看板作りをした昨日。
朝の集まりでもう一度共有しました。そして、野菜づくりをしている保育者から「先生のプランターにも看板作るの手伝ってくれる人いる?」と聞かれると「いいよ!」と手が挙がり朝の集まりが終わると看板づくりがスタート。
野菜の絵を描いて作った昨日の看板作りと一味違い、いろ紙を野菜の形に切ったものを台紙の紙に貼っていくという看板作りを体験しました。今度は看板を飾るという楽しみが待っています。
さて、お部屋ではもも組の女の子たちがドーナツ作りをしたいと言いにきました。
早速、新聞紙を丸めながら作り始めると興味を持ったゆり組さんたちもやってきます。
新聞紙の輪っかが出来ると、今度はそれに折り紙を貼っていきます。
画用紙の切れ端をチョコレートに見立てて散らばせると出来上がり。
「おいしそう~!」とうっとりです。空き箱に紙ナプキンを敷いて飾ると本物のドーナツみたいに見えるようで、みんな飾りたいと訴えてくれました。
看板作りもそうですが、『作って飾る』という体験は物を大切にしたり、飾ることによって違った見え方になったりとたくさんの発見があります。
『作る』と『飾る』をセットにした活動を大切にしていきたいなと思いました。
ドーナツを作っていたゆり組さんにうみグループさんがドーナツ屋さんをやっていることを話してみました。すると、「えー!!見てみたい!」と嬉しい声が。そこで、実際にうみグループに見にいってみることにしました。
見学してから戻ってくると、「うみグループさんはロフトの上がドーナツ屋さんだったよ。」「あと、看板もあったの。えいごで書いてあった。」と〇ちゃん。
帰りの集まりでもさっそく共有してみたいと思います。(M.E)
看板を設置中。
Posted in 園のこだわり