◆5月12日(火)の子どもたち
2015年05月13日 水曜日
◆まっててね!(つぼみ)
台風が近づき怪しい天気でしたが、体調面も考え今日は室内・テラス・園庭に分かれて遊びました。
以前に比べ子ども達から「やってみよう」という意識が強くなり、園庭に自分から進んででようとする姿が見られます。少しずつ順番に何をするのか分かってきているようで、靴下を出すと自分で取って行こうとしたり、靴も自分のものを手に取って行こうとする姿も見られるようになりました。園庭に行く前、靴下を履いて園庭に行く準備をしていると、帽子をまだかぶってなかったからなのか、じっと待っている子ども達。何かを「待つ」という事、園庭に行くためには「〇〇をする」という事が身についてきたのかなと、また子ども達の成長を感じました。なんとなく子ども達が注目していたので、ふじぐみさんのように絵本を読んであげようと思い、「お~はなし、お~はなし」と始めると〇ちゃんは体をゆらゆらさせてノッてくれました。絵本も普段なかなかじっくり読んであげることが出来てなかったので、子ども達も不思議な感じで見てくれました。つぼみも月齢や発達段階もそれぞれなので全員ではありませんでしたが、「みんなで一緒に」という新しい経験が出来たのではないかと感じました。
今日も子ども達も落ち着いて遊べていました。園庭組はいろんなところにあちこち行ったり、大きなボール、砂場、風にも触れながら遊んでいました。たくさん遊べるようになったり、いつもより長く遊べて、午睡も長い時間出来るようになりました。
明日はどんな姿を見せてくれるか楽しみですね。
(K.E)
◆やってみよう、試している時間(ふじ1)
朝のミッキー体操が流れると、遊んでいる手を止めて立ち上がる子どもたち。
手を回したり、膝を曲げたり伸ばしたり、ジャンプしたりしようとする必死さがよく伝わってきます。遊びながら、体でリズムをとってみたり、少し離れて友達の様子を見ながら、自分のペースで曲に合わせて動いてみたりもしています。
日に日にできるようになってきていること=生活習慣を身に付けながら、成長している姿なのだと思います。
泣き声でミッキー体操の曲が聞こえなかった時期が過ぎ、今は曲が聞こえると反応している子どもたちの姿。本当に素晴らしいなと思います。
同じように、園庭遊びから給食に入るまでも、子どもたちの行動範囲がどんどん広がっていき、こんなところまで来れるようになったんだな、とか、楽しい場所を一人ひとりが探し出せるようになってきているんだな、ということがよく見られます。
たっぷり遊んだあとの、着替え→手洗い→給食の流れがありますが、いつ睡魔がやってくるかわからないので(少々時計を気にしながらではありますが)給食も満足して食べられるような配慮はしていますが、少しの時間、椅子に座って待つということもとても上手にできるようになりました。
机の上にコップの水をジャーっとこぼしたり、汁椀を持ったかと思えば、一瞬にしてこぼしてしまったり、デザートをもっと食べたくなり隣の友達の分が残っていると、お皿を自分のところに持ってこようとしたり、大人が、「ちょっと!!」と思うことはたくさんあります。ですが、そこで「なんでこぼしちゃったの。だめでしょ。」と言うのではなくて、子どもからすると、これはこうするとどうなるのか?というのを色々なもので試しているに過ぎないのではないかと思います。
やってみようとすることを、止めてしまっては、子どもができるようになるかもしれない可能性にふたをしていることになります。
「見守る保育」とはどういうことなのか?
1階から2階に行く途中の壁に「見守る保育の10か条」が掲げられていますので、なかなか見ることが少ない場所でありますが、一度見てみてください。
日々、目の前の子どもとやりとり(駆け引き)を楽しみながら時間があっという間に過ぎていきますが、子どもが一生懸命生きていることを大切にしていき、安心して過ごせるような環境をこれからも整えていきたいなと思います。(T・M)
◆満喫中(ふじ2)
今日も園庭にでて過ごしました。
出るとすぐに、子どもたちはもうどこに何があるのかを知っているようで自分で倉庫からお気に入りのおもちゃを出して砂場に持っていき、遊び出します。
砂場ではお友だちの様子をチラチラとみながら砂をすくって型の中にいれたり、トランポリンではお姉さんやお兄さん、お友だちがジャンプしているのを見て小さいジャンプをして笑顔を見せてくれたり、車の固定遊具にお友達が乗っているのを見つけると一緒に乗ってバイバイと保育士に手をふってみんなでドライブをしたりとお姉さん、お兄さん、お友達からどんどん遊びを吸収している子どもたちでした。
中にはプランターのお花を見て「うわぁ!キレー」「かわいい」といって花を覗き込んだり、撫でてみたりと可愛がっている◎ちゃん。いつもはお姉さんたちに可愛がってもらうことの多いふじ2組さんですが、お花に対しては少しお姉さんの気分なのかもしれませんね。
今日も園庭遊びを満喫した子どもたちでした。
(K.H)
◆やる気スイッチ(ふじ3)
みんなでミッキー体操♪
今まで園庭に出る前に、こちらから『園庭に行くから靴下履こうね』と声をかけていましたが、最近はいろんなことに気が付いて、生活の流れもきちんと理解している子どもたち。なので、最近は子どもたちに「これから園庭に行くんだけど、その前に何かすることあるね。何だっけ?」など問いかけるようにしています。
「くつした!!」「くつした はく!」と答える△ちゃんと□ちゃん。その答えを聞いて、「あっそうだった・・!!くつしたはくんだ!」と気付いたように立ち上がり、保育士から靴下をもらおうと手を伸ばす子もいたり。
自分から動いた時の子どもたちのやる気はいつもに増して凄いのです。自分の靴下が履けるとお友だちの靴下を履かせてあげようとしたり。まだ履かせてあげることは難しいですが、自分のことだけじゃなく他のお友だちのことまで考えてあげられるその優しい気持ちが素敵ですよね。こちらから先に働きかけることも時に必要ですが、子どもたちを信じ、やる気を引き出してあげられるよう関わっていきたいと改めて感じさせていただきました。
さて、早速園庭に出ると今日はトランポリンに集まるふじ3くみさん。いつも一緒に過ごしているお友だちがいることが嬉しいようで大賑わい。顔を見合わせては笑い合う姿はとても微笑ましかったです。
トランポリンの横から下りて太鼓橋の下に入れるようになっているのですが、そこから自然とお友だちのうしろを追いかけてみたり、トンネルをくぐって隠れたり、でもいつでもお友だちの存在は気にしていて、前を歩いていてもチラッと振り返って確認してお友だちがそこにいてくれることにまた嬉しくて笑っていると、また他のお友だちがやってきたり、2歳のお兄さんも来てくれたりと次々に笑顔の輪が広がっていました。
お友だちの存在がどんどん身近になり関わりが広がっていることが本当に嬉しく思いました。
S.S
トランポリンから飛行機が見えたよ!
◆子どもが見る世界。(きく)
どんぐりあるかなー?
今日は朝から身体測定をしました。前にも経験したことをちゃんと覚えている様子で、服を脱いだら看護師の話を聞いて、ドキドキ嬉しそうな様子で測定をしていました。
園庭では、昨日ドングリ探しをしていた〇ちゃんが「ドングリさがそう」と言ってきました。昨日は結局見つからなかったので、また明日探そうか!と話して終わったのですが、そのことをしっかりと覚えていて、諦めていないことにも驚きました。
早速ドングリ探しスタートです。よーく地面や葉っぱの影を見ましたが、やはりもう春なのでどこを探してもドングリは見つかりません。
そばにいた△ちゃんも興味を持ったらしく一緒に探し始めました。すると、「あ!むらさきいろのおはな!」と、木陰に咲いている見覚えのない植物を見つけました。私はドングリのことしか頭になかったので、視野の広い△ちゃんの姿に感動しました。そんな姿を見た〇ちゃんは、アリが食べ物を運ぶところを発見し「おおきいのもってる!」と目をキラキラさせて教えてくれました。それからも、「ジャムパンみたいないし」や「はっぱにしろいの(白い跡)ついてる」と、たくさんの発見に心を動かしている〇ちゃんと△ちゃんの姿がありました。
ドングリ探しをしている中で、子どもたちは予想をしていなかったものをたくさん発見し、そこから想像を広げて楽しんでいました。一瞬一瞬の発見やその時の思いを大切に受けとめていきたいです。
(N.M)
これみつけた!
ばななむし!?
◆ドキドキ、ワクワク。(たんぽぽ)
カスタネット!!!「は あ い♪」
今日は朝の集まりで、新しい楽器を鳴らしてみました。いつもタンバリンでお名前を呼ぶのですが、今日使ったのはカスタネットとトライアングル。トライアングルを鳴らしてみると「チーン」という音にみんなの反応はというと「・・・。」驚くというよりは、「なんだろう?」という表情で鳴らす場所によって音が高く鳴ったり低くなったり「音がちがうね。」と音の違いも楽しみました。今日はタンバリンではなく、カスタネットを使って呼んでみました。タンバリンと同じように、たたいて鳴らすみんなの顔はドキドキとニヤニヤと嬉しそう。どんな音がするかな?とドキドキ、ワクワク。たたいてみると、ちょっと照れながらいい音がして自分の来る番まで待ち遠しいようと言わんばかりです。
外では、虫探しやユリカゴスウィングに乗ってそれぞれ楽しんでました。どこでも、お兄さんと一緒に遊んでいる姿が多くゆりかごスウィングを押してもらって喜ぶ〇ちゃん。お兄さんが違う遊びに行くと「あ、待ってお兄さん。」「押してよー。」とお願いする〇ちゃん。すっかりお兄さんのことが好きになったみたいで一緒にくっついていました。虫探しをする△くんと◇くんも、もも組のお兄さんと一緒に「アリ探しの旅」に・・・。「ここにいるよ。」と教えてもらった場所を一緒にしゃべるで掘って探索。女王アリを見つけると「アリさん。おっきい。」と捕まえようとしてお兄さんと手を伸ばして張り合う姿も、まるで兄弟のようでした。風が強かったのですがたくさん走って、帰ってくるとちょっぴりくたくたの子どもたち。ご飯を配っている間に寝てしまう子も・・・。
一か月前にできなかったことが今では少しずつ出来るようになってきたり、言葉が増えてお話が上手になったり、先生や友達の名前をたくさん呼んでくれるようになったり、大好きなお母さんやお父さんのお話も詳しく教えてくれたり、連休を挟んで少し不安な気持ちを隠せなくて、泣いてしまったりとありますが子どもたちは少しずつ成長していっています。
まだ一か月半ですが、もう一か月半。これからも素敵な子どもたちと過ごす時間を大切に、小さな発見もお伝えできたらなと思います。
(Y.E)
虫探しの旅へお出かけです。
◆以心伝心。(もも)
ありさんのおうち。一緒にいれて。
園庭での虫探しがブームの子どもたちにぴったりの「おつかいありさん」の歌で音楽クラブがスタートです。
まずは人差し指をありさんに見立てて手遊びをしながら歌を楽しみました。
そして、今度は子どもたちがありさんに変身です。フラフープをありさんのおうちに見立てて甘いお菓子を探しにお散歩に行った後、ピアノの音が止まるとおうちに帰ります。
グループごとに順番に行っていったのですが、他のグループの友だちがやっている様子を、次に自分たちがやることをイメージしながら真剣に見つめている姿が見られました。
だんだん慣れてきたので、次は全員で挑戦です。
フラフープの数は決まっているので、友だちと一緒に入らなければいけないのですが、「入れて」とすんなり言える子もいればなかなか言いだせずどうしようかな〜と困っている子もいます。
そんな時、講師や保育士はすぐに手伝いには行かず、ぎりぎりまで様子を見守ります。自分でどうしようかと考える時間を大切にするためです。それでも、なかなか上手くいかずもうそろそろ声を掛けようかなと思っているとき、すでにフラフープの中にいた◯ちゃんが「こっちにおいで。空いてるよ。」と声を掛けてくれました。そのおかげでフラフープの中に入れた△ちゃん。二人は同じグループではないのですが、自然と声をかけるその姿はとても素敵だなと感じました。そして、もしかすると◯ちゃんも声を掛けようかなと迷っていた私たちのように△ちゃんのことをぎりぎりまで見守っていたのではないかと思ったのです。子どもたちと過ごしている中で、私たちが大切にしている子どもを見守る距離感を実は子どもたちも自然と行っているのではないかなと思う瞬間が他にもたくさんあります。どのようにその距離感を感じ取っているのかはわかりません。絶妙な「間」は子ども時間の中では当たり前なのかもしれません。でも、そんな子どもたちの相手を自然と受け入れようとする気持ちにはいつもとても感動させられています。感動の瞬間をこれからもたくさんお伝えできるよう、私自身も子どもとの距離感を大切にしていきたいなと思います。(M.E)
あんまり急いでごっつんこ〜♪
◆心ひとつに (ゆり)
音符にあわせて
「♫ハレル~ヤ~♫」のごあいさつで始まった音楽クラブ。
ピアノの音楽に合わせて「ゆりぐみの~女の子~ 男の子~」と声をかけると、それぞれハレルヤと元気に音に合わせてお返事です。今日もやる気に満ちているのが伝わってきます。
今日はまずは、いろいろな音符の名前を思い出してみました。リズムによってちがう音符の名前も子どもたちは、勢いよく我先にと手を挙げて答えます。みんなが答えたくて、ほとんどの子が「ハイ!!」と元気に声を出し、挙手していました。答えられた子はなんとも得意気でした。
音符がわかったら、それぞれの音符に合わせた色のフラフープに入る、というゲームをしました。音符の名前が言われると、すぐにその色のフープの中に入る子、中々決められず立ちすくんでしまう子、違う色に入っている子と様々です。でも、ここはチームワークの良いゆり組さん。正解のフープに入っている子が「こっちだよ~」と教えてあげ「おいでおいで」と言って仲良く一緒に入れてあげていました。一緒に入ったあとは、フープの中で抱き合っている児もいました。みんなで心ひとつに、本当に仲良しさんですね。
そのあとは、音楽のなっているあいだはスキップをし、止まったらフープの中に入るというゲーム。フープの中に入れた人だけ勝ち残っていくんですが、最初はルールがいまいち掴めず脱落者がいっぱいでした。でも、コツを掴んだら早い早い。一回目は少なかったチャンピオンも二回目は倍くらいに増えていました。わかってしまえば、お手の物といった調子でしょうか。
最後は、全部のフープを一列に並べて、それを一人ずつジャンプをしておしまいです。
全部のフープを使ったので、一回に跳べるのは一人だけ。でも、誰が一番かの争いもなく、みんなリズムよく満面の笑みでジャンプしてホールをあとにしていきました。
e*y
なかよく、はみでないようにね
るんるんるん♫
◆集中力 (ひまわり)
今日の音楽クラブは、みんなで一緒に行いながらも一人一人が集中してピアノの音や先生の話しに耳を傾けないと動くことが出来ない少し難易度が高いものでした。
初めの男の子・女の子の列に並ぶ時にも、ピアノの音が何回なったかを聞き、その音の数だけ子ども達が座っていくというものでした。
自分の番が回ってくる間は、他のお友達の様子をしっかりと見つめて待っています。
少しでも目をそらしてしまうと間違えてしまいそうになるので、ドキドキしながら真剣な表情を見る事が出来ました。
今日は鼓笛の話しもありました。
鼓笛は皆の心を一つにして、集中しないとできない。やりたいと言っているだけでお話しを聞いていないとできなくなってしまうよ。という話があると、子ども達の気持ちも一つに、憧れていた鼓笛ができるのだという期待と共に、緊張感を持って話しを聞く姿がありました。
今までは、お友達の真似をしたり一緒についていったりする事も多かった子ども達が、一人一人よく自分で考えながら行う姿からは、頼もしさが感じられました。
今後の音楽クラブも、ひまわり組ならではの動きに期待を持ちながら行っていけるといいなと思います。(B・K)
Posted in 園のこだわり