体に感謝
2015年04月20日 月曜日
父が入院してから6か月が過ぎてしまいました。
最近、状態があまり良くなく、お風呂にも入れません。また、もともとの皮膚の病気のため、身体に強いかゆみがあるようです。
お見舞いに行くと「かゆい」「つらい」と言います。あまり強く掻くと、弱い皮膚から直ぐに出血してしまいます。そのため、いつも背中をさすってあげます。寝返りもままならないため、片手で体を押さえ、もう片方の手でさすります。体重が減って軽くなっているとはいえ、結構重労働で、1時間以上もやっていると相当疲れもでます。
しかし、「ありがとう。気持ちがいいよ。助かるよ。」を繰り返す父に、もうやめたいとは言えません。ただ、心の中では「もうおしまいにしたい」と思ってしまいます。そんな気持ちが出てきてしまうことが、父に対し申し訳なく、何かほかのことを考えようとします。
そんな時、ふと、以前ある方に教えていただいた言葉を思い出しました。
「毎日お風呂につかり、1日の疲れをとるときに体をさすりながら『今日も1日ありがとう』と自分の体に感謝する」
87年間、父を支え続けてくれた体に「ずっと父のために働いてくれてありがうございます。これからももうしばらくお願いします。」と言いながら体をさすると、不思議なことに時間の経過が気にならなくなりました。そして、父への感謝がより深くなります。
何度も「もう命が危ないかも」と言われながら、頑張ってくれている父に最後の最後まで感謝の気持を持ち続けていきたいと思います。
保育主任
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