◆4月9日(木)の子どもたち
2015年04月10日 金曜日
◆日々成長しています(つぼみ)
子どもたちは日々、新しい姿を見せてくれます。朝、涙でお母さん達とお別れをした後、やっぱり淋しくて泣いている子、保育士に抱かれていれば心が落ち着く子、気持ちが乗ると自ら行動し始める子と様々な様子が伺えます。昨日もお伝えしましたが、周りを見て気になる物を見つけてみたり目で追ってみたりとわずかながらに自分の時間というものも確立している瞬間もあります。昨日はずっと泣いていた子も今日は泣かない時間があったり、玩具を手にして涙を流していた子も今日は手に持った玩具を動かして奏でられる音を楽しんでみたり・・・昨日と同じということはなく、子どもたちのペースで一歩一歩確実に進んでいるようです。
〇ちゃんは育子園での生活にまだドキドキの様子。保育士に抱かれていても沢山涙しています。でも、そんな〇ちゃんにも一日一日を過ごしていく中で大きな変化が見られました。育子園での食事の時間は〇ちゃんにとってスムーズと言えるものではなく、なかなか口に入るのが難しかったのです。ですが、昨日はミルクを飲むことが出来、そして今日はなんと給食をほぼ全部食べられたのです。イスに座ってじっくりと・・・というわけではなく、立っている保育士に抱かれて食べるという所から始まり、今度は保育士が座ってみて〇ちゃんもひざに座っていってと徐々に体勢を変えながらの食事タイムとなりましたが、一口一口しっかり噛みしめて食べていた〇ちゃん。4月が始まってまだ9日ですが、9日目にして保育士から食べ物を受け入れてくれたこの喜びは計り知れないものがあります。もしかしたら明日は今日みたく食べられないかもしれませんが、食べられたという経験は大きいです。明日の姿も確実に楽しみになっています。
〇ちゃんのように、昨日まではこうだったけど今日はこんな姿が見られたということは沢山あります。今日は立って食べることから始めてみたりと、子どもたちとの関わりの中で『これ!』という絶対の決まりはありません。子ども達一人一人に合った関わりを探しながら子どもたちの日々の成長を感じて行きたいと思います。
K・E
◆すごいんです(ふじ1)
今日は久々の園庭で、子どもたちは泣きながらも外に出ると気持ちよさそうでした。
散歩カーに乗りながら、お兄さんお姉さん達が集まってくると、泣き止む子どももいれば、一瞬気にしてまた泣き続ける子どももいます。
桜の花びらを手のひらに集め、ふーっと吹くと、一人の子どもが見始めました。もう一度ふーっと吹くとまたもう一人増えて見ながら喜んでいました。ふーっという吹く息に乗って花びらがヒラヒラ舞うのが楽しいようで、何度やっても笑って素敵な笑顔を見せてくれました。
給食の時間が近付き、少しずつ着替えや手洗いなど支度を始めると、着替え終わった子どもが、水道のところへ自ら行き、手を洗おうとしていました。思わず「すごい!」と思いました。一つひとつの小さな生活習慣が身に付き始めている時だなと思います。すごいことです。
泣いていることもまだまだ多い時期ではありますが、できるようになってきたことも確実にあります。日に日に成長している子どもたちの頑張りを一つでも多くお伝えしていきたいなと思います。(T・M)
◆心地いいーー (ふじ2)
朝のおやつを食べ終わる頃には笑顔になり、何しようかな・・・って感じになってきました。
「靴下はいて、帽子被ってお外行こう」と何となくみんなに聞こえるようにお話すると、ちゃんとみんな聞いています。
部屋の扉を開けると帽子はどこだ?って顔で、ちゃんとロッカーの前に行っています。
靴を履いたりしまったり、汚れ物を片付けたり、自分のタオルで手を拭いたり、園生活の中で着々と自分の居場所を定着させていることを感じます。
そしてどんどん居心地の良い場所になっていくのでしょうね。
居心地の良い場所見つけのお手伝いをさせていただきながら、日々の成長を喜びあいたいです。
園庭では早速楽しいことをみつけていました。
枝を拾い集めていたり、石をポケットに集めていたり、大門の菅抜きを上げたり下げたり、
トランポリンに足が届かず、んーってうなっていたり、思わず笑ってしまいました。
心地よい春の日差しに、眠りに誘われてしまう場面もありました。
洗濯物の汚れの中に、日々の楽しみが詰まっています。(N.S)
◆『いっしょ』っていいね(ふじ3)
朝のお集まりでの手遊び♪みんなとっても上手です♪
今日は清々しい風も吹きおひさまがにっこりと笑っています。天気が良いとなんだか気持ちまで晴々としてきます。
朝お部屋で遊んでいた子どもたち。お部屋に同じ絵本が二冊あり、それぞれ別々で見ていると、それを見た□ちゃんはすかさず「いっしょ!」と教えにきてくれました。『ほんとだね、一緒だね。』と答えるとおままごと用の二枚のスカートだったり、絵本を読んでいるとその中に出てきた食べ物と同じおもちゃの食べ物を持ってきたりと同じものを次々に発見。子どものいろんなものを見る力・発見する力って本当に凄いなといつも感心するばかりです。
しばらくすると、登園してきた〇ちゃんにギューッと抱きついた△ちゃん。近くにいた子も真似して抱きつき、みんなニッコニコで嬉しそうな表情をしていました。すると「◎ちゃんもー!!」と◎ちゃんは隣にいた□ちゃんを抱きしめます。するとまた「いっしょ~!!」という言葉が。同じことをしながら、お友だちと『いっしょ』に居ることが楽しくて楽しくて仕方がないようです。ふじ3くみのお友だちへの意識、絆が見えた瞬間でとても微笑ましく嬉しく思いました。
天気のいい今日は園庭に出て遊びました。2日ぶりの園庭で、子どもたちも窓への足取りがとても早く「はやくおそとにいきたいよー!」という気持ちがとても伝わってくるほど窓にべったりとくっつき外を眺めていました。気合十分で園庭に繰り出し、それぞれが目指すものへ一直線に向かいます。
築山から車やバス、ミキサー車などいろいろな乗り物を眺めたり、築山の下の地面に散ってしまった桜が絨毯のようになっていてそれを拾って風に乗せてひらひらとさせてみたり。落ちていた枝で泥水をかきまぜてみたり。そこに葉っぱを入れてみたり。
子どもたちの豊かな感性で自分から自然に関わり、いろんなことを試してみたりしながら遊んでいました。子どもたちの素敵な感性がもっともっと広がるような関わりをしていきたいなと思いました。
S.S
あ!バスいたー!!
◆よかった~お天気になって(きく)
今日はやっと外遊びが出来ました。パワーが有り余っていた子どもたちも待ちに待ってましたというように、大喜びで外へ向かって行きました。
〇くんはフラフープを電車に見立て、保育士と一緒に「先生駅~」や「すべり台駅」を巡っていました。どんどんお友だちが増えていき、大きなフープに何人も入り、満員状態になりながら園庭中を歩き回っていました。「僕が先頭」「私が先頭」と色々な方向に向かおうとするのでフープが色々な方向に延び、あたふたする姿も…。それでも、なぜだか自然と先頭が決まり、みんなその子の方に引き寄せられるように向かっていました。
▽君は、◇君が持っている縄跳びの反対側を持とうと必死に追いかけ「まって~」となぜか小声で読んでいました。▽君は、縄跳びを◇君と一緒に使っていたわけではなく、縄跳びを使いたいわけでもなく、それなのになぜ追いかけてしまったのでしょう。
それは......、『そこに縄があったから!』
子どもたち同士、面白い化学反応が起こっていた園庭遊びでした。沢山体を動かしたこともあってか、給食中に眠くなってしまう子もチラホラ。久しぶりの外遊びに大興奮のきく組でした。
(K☆H)
◆「いっしょってたのしいね」(たんぽぽ)
今日は久しぶりの晴れ間に子だもたちの心はウキウキしている様子で、園庭へ行く準備もいつもより早くなっているように感じました。
園庭へ降りると一目散に遊具置き場へ、フラフープを取出し〇〇ちゃんと△△ちゃんの「せんせいみてみて」の声に振り向くと、腰で回そうと一生懸命チャレンジするものの、フラフープがうまく回せずお互いに観察しあい、ときおり目を合わせて笑いあっていました。
その様子を見届けたあと、子どもたちを探しに行ってみると、日の当たる温かなジャンプマットの横で、◇◇君が作って持ってきたごはんを「どうぞ」と◎◎君に差し出し、受け取ると「ありがとう」と言ってお互い顔を見合わせ微笑みながら◎◎君が「いっしょにすわろう」と誘って腰掛けとても可愛らしく微笑ましい瞬間に心が温まりました。
その横ではとても楽しそうな笑い声がしたので、覗きに行ってみると・・・
▼▼君が「せんせーつれたー」と縄跳びを釣竿に見立てて釣りの真っ最中~
それを見ていた■■君も縄跳びを持ってきて横に並び釣りの真っ最中、その楽しそうな様子に●●君も釣竿代わりの縄跳びを手に横に並んでいる姿は本当に釣りを楽しんでいるように感じて「どう、大きいのつれた」と聞くとニコっと微笑んで教えてくれました。
色んなおもちゃを色んな物に見立てて遊ぶ姿はたくさんの発見と子どもたちの発想の柔らかさを改めて感じさせてもらえました。
最後に・・・
今日は朝の会で、「きょうのごはんなに~」とのリクエストでメニュー紹介をしました。
好き嫌いがはっきりしてきている子どもたちに、「お肉やお魚やお野菜を少しでも食べると、元気になってたくさん保育園で遊べるんだよ」と話をしてみました。すると「なんで~」との声があったので、「体の中のバイキンマンをやっつける為には、嫌だな~と思うものでも、少しだけ食べてみるといいんだよ。体の中にスーパーマンがきて、やつけてくれるんだから・・・」と伝えました。子どもたちは真剣に「えいえいってやっつけるんだよね~」と楽しそうに話していました。
給食でも、チャレンジして「みてみてせんせい、たべたよ」と大きくお口の中を見せてくれたので、「凄いね~かっこいい」と返事をすると、ニコっと笑って楽しんで食べていました。
これからも、たくさんのお話を朝の会で伝えていけたらと思っています。
(M・Y)
◆伝承されていくこと(うみぐるーぷ)
映し絵の線がずれないように慎重です。
今日お天気になったのが嬉しくて朝から「園庭で遊べる!」と、子たちは元気いっぱいです。園庭のロッククライミングができる遊具のそばにさくらの木があります。もも組の男の子たちがさくらの木の枝に何かが生えているのを見つけました。子どもたち「せんせい。キノコ取って!木にくっついてるんだよ。」本当にキノコのようなものが生えています。キノコを興味深く見ている男の子たち。「これはなんのキノコなんだろう?」一緒に調べてみたいと思います。園庭を裸足で遊ぶのがブームになっていた去年のひまわり組さんを真似て、今年のひまわり組さんも今日は裸足で遊んでいます。そのグループだけでしていた事、ブームになっていた遊びが伝承されている事に感動します。きっと去年楽しかった思い出が強く残っていたのですね。
室内遊びで手作り塗り絵を作くり始めました。好きな絵本の一部分を映し絵の紙に写します。
〇〇ちゃん「〇〇ちゃんこの絵が好きだから、ここ映す!」と大張り切りです。親しんでいる絵本の塗り絵があるとそこからお友達同士でお話しが広がるかもしれません。
前年度から受け継いでいること、進級したことによって加わること、変わることを子どもたちと楽しみながら新しいうみグループを共有していきたいと思います。
K.s
暖かい日の裸足は気持ちいいね。
なんのキノコなんだろう。
◆上に登りたい!(にじ)
5さい、おめでとう!!
昨日お誕生日だった◎くんが登園。昨日はお休みしていたので、今日お祝いです♪
朝の会で、みんなで大きなケーキを作りました。できたケーキをまず◎くんからパクリ。紙に描いたケーキなので、「ろうそく7本あるよ。」と年長さんから細かいご指摘を頂いたりもしながら、おおきなケーキをみんなにもおすそ分け。おいしく頂きました。そのあとは、恒例の質問タイム。「大きくなったら何になりたいですか?」の質問には、「タクシーの人!」と答えた◎くん。待ちに待った5歳をみんなにお祝いしてもらい、とてもうれしそうです。
ちょっと遅めの朝の会が終わったあとは、園庭に出る子と室内で過ごす子に分かれました。昨日のお相撲が楽しかった〇くんと△くんは、一勝負してから元気に園庭に飛び出していきました。
いつも一緒の年中男子たち。去年度の年長さんが抜けてから、また一段と友情が深まったような気がします。園庭で何をしてるのかな~と見ていると、「ニンニンジャー!」と言いながら、走り回ったり、築山に登ってみたり。。ヒーローものに憧れる時期ですね~。ヒーローの強さの中の優しさ、ぜひたくさん真似して欲しいです☆
ツリーデッキの上に登ったお友達を見て、ボクも上に登りたい・・・と年長の◇くん。ウォールクライミングや登り棒にも挑戦しますが、なかなか登れず。どうやら怖い気持ちもあって、足を高く上げられないようです。それでも、「登りたい!」と言って何度も挑戦してみたり、「□くんは体は小さいけど、上手に登るよ。」と話すと、「□くんのやるのを見てみる!」」と言い、やってもらったり。。今日はやっぱりできませんでしたが、友達と一緒に遊びたい!という気持ちがきっと◇くんの力になって、頑張る気持ちの後押しをしてくれるはず。できるようになって、一緒に喜ぶ日を楽しみにしたいと思います。
(T.M)
いつも一緒の赤帽子。何やらお話ししながら、歩いています。。
何度も何度も挑戦!一度、アドバイスを受けながら上の方まで行きましたが、やっぱり怖くて・・・。でも、きっといつか!
◆ちょうどよい距離で。(そらグループ)
昨日の的当てゲームは今日も続いています。
どんどん増えていく星マークをとても嬉しそうに眺めています。
友だちと星の数の多さを比べっこしている姿も見られ、遊びの中で自然に数に触れ合っている様子が見られました。
進級してから初めての身体測定もしました。
朝の集まりでごっこ遊びのようにして身体測定ごっこをしてみました。
洋服を脱いだら畳むこと、測定をする前には自分の名前を言って挨拶をすること、終わったらしっかりとお礼を言うことを子どもたちと一緒に確認しながら行っていきました。
身体測定のやり方はもちろん、大きくなった喜びを一緒に感じていくことも大切にしていきたいなと思っています。
身体測定が終わった後は待ちに待った園庭へ!
昨日、一昨日と雨で園庭へ行けなかった分、いつもよりわくわくしながら園庭へ向かう様子が見られました。
園庭ではつぼみ・ふじ・きく・たんぽぽ組にいる小さなお友だちに会い嬉しそうにしている子どもたちもいます。ふじ組にいる〇ちゃんはそらグループにいる△くんの妹。△くんと仲の良い◇くんは昨年から〇ちゃんのことを知っていて園庭で会うたびに声を掛けにいっていました。◇くんは〇ちゃんが可愛くてしかたないようで、抱っこしたり手を繋ごうとしたり・・・でも、〇ちゃんは触れられると、泣き出してしまったり嫌だとアピールしたりとなかなかうまく気持ちが伝わりません。すると、◇くんは少し距離をとるようになりました。その距離間は、〇ちゃんが嫌だとアピールするほんの少し手前くらいなのです。
〇ちゃんが滑って転んでしまったり、何かしてほしいと要求するまでは手を出したいのをぐっと我慢して側で見守っていました。
〇ちゃんもその距離間が次第に心地よく感じられるようになってきたのか、◇くんの顔を覗き込んだり、一緒に笑ったりするようになってきたのです。
新年度がスタートし、新しい環境に自分から働きかけて様々なことを吸収している子どもたちに、つい声を掛けすぎてしまっていたり、関わりすぎてしまったりしている自分がいたなと◇くんの姿を見て気づかせてもらうことができました。
◇くんのように、子どもたちとのちょうど良い距離を考えながら関わっていける保育者でありたいなと思います。(M.E)
Posted in 園のこだわり