表現
2015年03月12日 木曜日
3歳児以上の子どもたちは、保護者懇談会に日頃遊びながら身に付けてきた表現力を発表します。その練習風景を見学しました。
ひとりひとりの子どもたちは、本当にうれしそうに舞台に立ち、それぞれの持ち味を発揮しています。
自分の出番を今か今かと待ち、舞台に集中しています。やらされているのではなく、自ら自発的に取り組んでいる場合は、舞台の脇にいてもしっかりと舞台の進行状況を見ていられるといいます。
ある男の子が、舞台の脇で、自分の出番を待っていました。でも、その子は出番まで待っている事が出来ず、何度も舞台の中央に来ては、周囲の興味をを引き付けようとしています。
一見すると、少し協調性に欠けるのかな・・・と思われがちですが、練習終了後その子が保育者にインタビューを受け、言ったコメントは「みんなが見ていてくれたから、わくわくしてとっても楽しかった」でした。
この素直な表現に、子どもらしさを感じ、この子なりの嬉しさの表現を大切にしたいと思いました。
成長と共に、『友達と一緒に』や『みんなで協力して』ができるようになってきます。その前の段階として、『感動したことを表現できる』ことを認め保育者が正しい関わりをしていく事で、自己肯定感が伸びていきます。
その場の状況で子どもたちを否定することのないよう、発達をしっかりと捉えることを保育者みんなの共通意識として大切にしていきたいと思います。
保育主任
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