◆3月5日(木)の子どもたち
2015年03月06日 金曜日
◆小さい春、見つけた!(つぼみ)
はいどうぞ!
外は風がまだ冷たいですが、子どもたちは元気いっぱいに園庭へ飛び出していきました。
そんな中でも、少しづつ春を感じることが出来る場所を発見し、興味を示す子がいました。
園庭の梅の木の花が咲いて、その花びらが風に乗って園庭にたくさん落ちていました。
それを見つけた〇ちゃんは、保育士の手を引いてその場所まで連れて行き、「いっぱい!」と教えてくれたので、「教えてくれてありがとう」と伝えると、今度は花びらを1つずつ拾い、保育士の手のひらの上に・・・。
拾うたびに「いっぱいあるね」と言いながら拾い、「どうぞ!」と持ってくる〇ちゃん。
たくさん集まると、またもや手を引いて移動です。
どこに行ったかと言うと、他の保育士やつぼみのお友だちに見せて回り、「どうぞ!」と花びらをプレゼントしていたのです。
梅の花びらで春を感じ、さらに〇ちゃんの優しさに触れて、とても心が温まりました。
新年度体制が始まり、大人も子供もドキドキ・ワクワク、時には不安になってしまう時期ではありますが、ほんの少しだけ見方を変えてみると、ほっこりとする場面に出くわしたり、楽しいことが見つかるのかもしれません。
〇ちゃんのように、いろんな物を見つけられる視野を持って行きたいなと感じました。
(E.Y)
みーつけた!
おともだちとも、遊んだよ!
◆おさんぽ。(きく/ふじ)
よーいどん♪
新しいお部屋での生活も徐々に慣れて来たようで、朝たんぽぽ組のお部屋からきく組に来ること、手を洗っておやつを食べる事。自分のタオルやロッカーの場所。そんな毎日の流れをあっという間に小さな身体で吸収していると思うとすごいなぁとただただ感心です。
今日は木曜日。お天気も良いのでお散歩に出かけることにしました。大聖堂の波羅蜜橋を目指して出発です。いつもよりお散歩カーは少なめで、歩いて行く子を多めに。「今度ちいさな赤ちゃんたちが沢山いくじえんに入って来るから、お散歩カー赤ちゃんたちに貸してあげても良い?」と聞くと、「もう、くくぐみ(きくぐみ)さんだからね♪」っと、頼もしいお返事です。行きの道では、やっぱりワンちゃんのいるお宅が気になり、今日はいないねー。なんて話して行こうとしていたら「ワンワン」と鳴き声が聞こえてきて、ワンちゃんとおじさんが出てきてくれました。ワンちゃんに触れさせてもらって今日も「ありがとう」とお礼をしてバイバイしました。
聖堂に着くと、今日は下の波羅蜜橋から登って上へ行きました。ゆるりと長くてお散歩カーを押すのに「おもいー!」と言っていたら子どもたちが「おもいよ~」の声。いやいや、一番重いのは先生だよ(笑)歩いていた子たちも、坂を駆け上って行ったら「つかれちゃった~」と息切れ。子どもたちが着いて一番最初に向かったのはベンチでした。ベンチで寝転がって一休み。一人くるとまた一人。お友だちと一緒が楽しさを倍増です。
元気が出ると、またみんなで走りだしてあっちへこっちへ大忙しです。途中で、また別のワンちゃんに出会ったり、飛行機を見つけたり、今日は駐車場に観光バスがいっぱい並んでいたので、「ばーすーーー」と呼んで手を振ったり。おひさまがポカポカだったので「ぬぐ」と言ってジャンバーを脱ぐ子もいました。
帰る頃になると、今日は本部の創立記念日の為大聖堂からたくさんの人が出てきて、「まぁかわいいわねー」「ばいばいー」「あらーいくつ?」と次々にいろいろな方に可愛がられ、子どもたちも愛想を振りまいて手を振っては「かわいいわね~」と言われご満悦な様子でした。
帰ってきてからはすぐに給食を食べ、たっぷり歩いたり走ったりしたおかげが、スヤスヤ~っとあっという間にみんな夢の中でした。新しい環境の中、日に日に変わっていく子どもたちの表情に毎日成長を感じます。
(K*S)
ごろーんと休憩タイム。お友だちと一緒がたのしいね。
この坂、意外と登るの大変なんです!
◆今日は春 HARU はる…(たんぽぽ/ふじ)
登ったよ〜
今日の空は晴れ上がりましたね。気温も14度近くまで上がる予定です。2階のお部屋はことのほか太陽が朝から燦々と降り注ぎ、ちょっとだけ太陽に近い分?明るさも暖かさも1,2度高い気がします。
朝の遊びのコーナーはお友達がひとり、ひとりと増え始めるとお気に入りのコーナーの遊びが賑やかになってきます。
昨日からの遊びの続きを楽しもうと真っ先にままごとコーナーへ…お目当ては花の模様の大きなスカーフ。誰も使っていないと大喜びで「ここにまいて!」と持って来て肩からふんわりかけてお姫様気分です。すっかりなりきってさながら『アナと雪の女王』のヒロインです。
ほんの数日前はバンダナを肩に巻いて『アンパンマン』になっていたのですから…おねえさん、おにいさん気分はいろんなところで展開されているようです。
2階のお部屋になり4日目を迎えます。初めの日は新しい環境や新しいおもちゃが楽しくてドキドキしながらもワクワクしていた様子ですが、ここにきて高揚も静まり日常の様子に振り返りつつの今のようです。朝、お家の方との離れ際に少し悲しくなってしまうのも周りを見たり感じたりし始めていることですね。抱っこしたり窓の外の風に吹かれる葉っぱの揺らぎや隣を通るトラックやバスの走る音を聞いたり、悲しい思いで話していることを「そうだね…」と受け止めているうちにお友達の楽しそうに遊んでいる笑顔に引き寄せられ、抱っこの手を自分からほどいて遊びに入っていきます。
新しい環境の楽しさにも気づいて赤い電車を手にして繋げたりままごとのケーキをほおばったり絵本を大事そうにかかえて「これ よんで!」と自分で選び始めています。
こんな姿を見ると子どもたちの順応力のすごさに感嘆してしまうのです。
今日は朝の会で絵本を読み終えた後ひとりづつお名前を呼んでお返事してみました。
カッコよくお返事してくれたりはにかんで可愛らしく答えてくれたり元気よく手を上げてくれたり…「ここに いるよ!」のアピールをめいっぱいの自分らしさで伝えてくれました。
お日さまもニコニコしている園庭に17名全員で遊びに行きました。
築山に登って「お~い!」と声をかけ合ったりトランポリンでジャンプしたりなわとびを電車に見立てて園庭中をぐるりと走ったり築山の坂で緑の車を走らせてそのスピードを楽しんだりいつもとは違うポジションでままごとを繰り広げたり…思い思いの遊びを楽しんでいました。
今まで一緒だったお友達と遊んでいたり新しい触れ合いも繋がってきています。
17名の輪がさらに繋がって広がっていきますように……(S.C)
電車ごっこ発車〜
みんなでドライブ!
◆春がもうそこまで・・・(うみグループ/きく・たんぽぽぐみ)
てんとう虫がいるよ~!
今日は早めに園庭に遊びに行きました。花びらたくさん落ちている花壇の方へと行き花壇に植えてあるパンジーをじっくり観察していると・・・てんとう虫がいました。「せんせい。てんとう虫がいる!」「どこどこ?」とよく探すと花弁の中に隠れていました。てんとう虫がいるとかけつけた3人はじっくり観察して「あんまり触ると逃げちゃうからね。」と触りすぎないように教えてあげていました。
すると・・・「せんせい。蝶々がいるー!」と△くん。まさかこんなに早く蝶々出てくるなんてとおもいましたがやはりどこを探しても見つかりません。「ほら!これだよ~♪」と見せてくれたのが大きい花でした。花弁が大きくて蝶々に見えたようでとても不思議な蝶々です♪そんな面白い発想には、子どもたちから見る視線は大人の想像力には叶わないものがいっぱいありますね。そんな発想には春を感じました。
てんとう虫を見つけた話から、「いるかなぁー?」虫を探そうとなり、花壇で虫探し・・・ぽかぽか陽気の中じーっと探す4人組。「だんごむし」と出てきた言葉はまだまだ待ち遠しいですね。
固定遊具に乗っている〇くん△くんは、シャベルを持ってお気に入りの車を持っておでかけ。お皿の中に石がいっぱいありました。「なにさがしてきたの?」と聞くと「おこづかいです~^^」と石をくれました。子どもたちからもらったお小遣いなんだかとてもほっこりしてしまいました。きっとお金に見立て持っていたのでしょうか。
園庭で会う他のグループのきく・たんぽぽ組さん、嬉しくて嬉しくて笑顔になったり、「おはよう!」と言い合う姿、緊張して過ごしている中とてもリラックスした表情があふれていました。
まだまだ、4日目・・・のんびりゆっくり無理なくすごしていきたいですね。
(Y.E)
この大きな花弁が蝶々にみえたみたいです^^
「いってきます~。おこづかいあげるねえ~。」
◆何に見えるかな?(にじ/きく・たんぽぽ)
朝の会・・楽しそうに踊っています
だいぶ慣れてきた朝の会。曲が流れ、踊り始めるもも・ゆり組の子どもたちのあとに続いて「◎も。△も。」と前に出ていくきく・たんぽぽ組の子どもたち。とても生き生きとして、楽しそうでした。
20分程の朝の会ですが、椅子に座ってしっかり参加しています。
無理なく参加できているのも、今までの習慣でしょうか。
朝の会を終え、今日は早めに園庭へ。行きたい子供たちは、あっという間に準備をし、園庭へ行ってしまいました。そして、やっぱり他のグループのきく・たんぽぽぐみの子どもを見つけ喜び合い、自然に一緒に遊んでいます。
今日の人気は、水溜り・・・砂場にできた大きな水たまりでは、お鍋に水を入れたお料理作り。最後に白い小さな石をたくさん乗せた☆ちゃん。「納豆ご飯だよ」と見せてくれました。真っ黒の砂に白い石。
赤い滑り台の近くでは、地面の上に白い石がたくさん転がっていました。そこに通りかかった※くん「あ~っ化石だぁ」と目をキラキラ。黒い地面に白い石。
同じ色、素材であっても子どもによって見え方・捉え方は様々ですね。
お鍋に入れてあれば『納豆ご飯』。地面の上に落ちていれば『化石』。どちらもそんな風に見えてくるのは不思議だなぁと子供たちの感性は素敵だなと感じました。
園庭には出ず、お部屋でゆっくりと遊んでいた○ちゃん。黄色いおりがみで、何かを一生懸命作っていたようです。部屋に戻ってきた私に「とりさんできたの」と見せてくれました。○ちゃんなりに考えて作った『とり』。可愛らしい鳥に見えていました。
これからも子供たちのイメージや思いを、大事にしていきたいなと思いました。(M.C)
化石だぁ
今日のメニュー・・タンメン。人気で、たくさんの子どもがおかわりしていました
◆ただいま五感をフル活用中。(そらグループ/きく・たんぽぽ)
「てつだって。」 「いいよ。」
新しいお部屋での生活が始まって4日目が経ちました。
『そらグループが自分たちのお部屋だ!』とまではまだいかないですが、『そらグループが自分たちのお部屋なんだな~。』くらいまでは感じはじめてくれている子もいるようです。
最初の日は、お部屋の中をうろうろする小さな探検隊さんがたくさんいましたが、ここにはブロックがあって、ここにはパズルがあって・・・とだんだんとおもちゃの場所もわかってきています。そんなのみこみの早い子どもたちに私たちのほうが驚かされる毎日です。
初日に手を洗おうとして水道の蛇口をひねるとジャーっと勢いよく水が出てきてしまい床が水びたしになってしまった経験をした〇くん。
今日は園庭から帰ってきて着替えをしている時に「お水やさーしくやるんだよね。」と保育士に話しに来てくれました。そして、着替えが終わり手を洗いに水道へ。最初は勢いよく水が出てしまったものの、そのあとちゃんと自分で水の強さを調節して手洗いもうがいも床が水びたしになることなくできました。そして後ろを振り返り、保育士にドヤ顔まで見せてくれたのでした(笑)
水びたしにしてしまった経験が〇くんの今日の姿に繋がっているんですね。
一つひとつの経験を一緒に共感し、成長を感じていける私でありたいなと思いました。
五感をフル活用して過ごしているこどもたち。少し疲れも出てきているようですので、園でもほっと安心できる時間を心掛けていきたいと思います。(M.E)
ライトテーブル人気です☆
◆音楽クラブ(もも)
体を大きく使って音楽にのるのは楽しいね!
今日は2週に1回の音楽クラブです。
「世界中の子どもが」のテンポに合うように腕を大きく広げて踊りました。子どもたち全員が声を揃えて楽しく歌い終わると、代表で4人の子どもたちがみんなの前で歌ってくれました。
次にカスタネットを使って講師の弾くピアノに合わせて叩きます。
〇〇ちゃん「どの指にヒモを通すの?」
講師「お兄さん指に通すんだよ」
とカスタネットを使える事にとてもワクワクした表情です。
講師がタンバリンを持ち「順番を守って必ず一人1回叩いてくださいね」
子どもたち「はーい」
講師「各駅停車でタンバリンが走ります」
自分の順番を逃さないように子どもたちは講師の姿を真剣な眼差しで見ています。その姿を見て◇◇くん「山の手線みたい」△△くん「中央線もあるよ!」とお話ししている姿がとても可愛らしかったです。
講師のピアノのリズムの違いを聴き分け、楽器の使い方を知り、お友達や講師とやりとりする姿を通してゆり組さんになるもも組さんの日々変化する成長を感じました。
(K.S)
今度は私の番だ。
カスタネット。今のピアノはこのリズムかな?
◆音楽クラブ(ゆり組)
集中して話をきいています。。
今日の音楽クラブは、ホールに入ると椅子が輪になって並べてありました。みんなの顔を見合いながら、音楽クラブのスタートです。
まず、講師が持つタンバリンを順番にたたきます。みんなの呼吸を合わせて、ひとつのリズムを作っていきます。
最初は、ぼんやりしてしまう子どもが多く、気がつくとタンバリンが通り過ぎていきました。気持ちをタンバリンに向けて再チャレンジ。すると、先ほどよりもたくさんの音が出るようになってきました。
何度かやっていくうちに、なんとなく一定のリズムが生まれます。「このリズムは何おんぷ?」という問いかけに、「はたおんぷ!」と答える子ども。今までの音楽クラブでのリズム遊びが体に染みついているようで驚きました。
その後、『しろおんぷ』と『くろおんぷ』のリズムもタンバリンでたたいてみます。一通り体感したところで、椅子取りゲームのようなゲームをしました。うみ→はたおんぷ、にじ→くろおんぷ、そら→しろおんぷ、それぞれのリズムが聞こえたら他の椅子に座ります。よーく耳を澄ませて、自分のグループのリズムを聞き分けます。「◯◯グループだよ!」と声を掛け合う姿もありました。座ることができなかった子は応援席に戻ります。何回か繰り返していくうちに、人数が減って行き、最後に数人のこったところでチャンピオンが決まりました。
最後は、椅子に座ったまま講師の話を聞きます。みんなよく集中して聞いていました。また、運動会で鼓笛をやりたいかの問いかけに対して、目をキラキラさせて「やりたい!」という姿がありました。まだ実感がわかず不安な子どもたちも、楽器に触れていくうちに楽しく参加できるように関わって行きたいと感じました。
“ひまわり組になる”という意識が高まっている、ゆり組さん。達成感を味わったり悔しい気持ちを感じたり、これからいろんな感情と出会うと思いますが、その都度、安心できるよう寄り添っていきたいです。
(N.M)
◆音楽クラブ (ひまわりぐみ)
楽しかった音楽クラブも今日で最後となりました。
『今日で最後』と聞いた子どもたち…。
「たのしかったね!」「なんだかさみしいね…」などと、楽しかった事、力を合わせて頑張った事など様々な思いを子ども同士共有し合いました。
音楽クラブの最初にも、『今までの音楽クラブの思い出』を発表する時間がありましたが「鼓笛が楽しかった!」「じゃんけんが楽しかった!」など、楽しかった思い出を発表する子が多く、中でも多かったのが「全部が楽しかった!」という声でした。
楽しかった事はもちろん、辛かった事などたくさんあったと思いますが、子どもたちにとって本当にすばらしい経験となったんだと温かい気持ちになりました。
今日は、ひまわりぐみの子どもたち作詞の歌を歌ったり、音符クイズをしたり、今まで登場した音符のリズムに合わせたリズムゲーム遊びを行いました。
中には、フルーツバスケットのようなゲームもあり子どもたちもノリノリです!
最後まで笑顔で全力で楽しみました。
今日で最後となりましたが、音楽クラブを通し子どもたちのたくさんの成長に触れることができ本当に嬉しく思います。
年長さんの育子園生活も残りわずかとなりましたが、音楽クラブのように最高の思い出となるよう関わっていきたいと思います。
T.N
Posted in 園のこだわり