葉っぱのチケット
2015年01月27日 火曜日
4歳児Tくんから、葉っぱを2枚もらいました。
『トントントン』とノックして事務室に来て、「この葉っぱのチケットを持ってくるとママのご飯が食べられるよ~」と事務室にいる職員全員に葉っぱを配ってくれました。
「じゃあ、今日行こうかな。」と話したら「来るときは電話して。」と大人のような対応でした。
この話の発端は、K先生が「Tくんのお母さんのご飯食べたいな」と言ったことのようですが、そのご飯をK先生だけでなく、たくさんの職員に声をかけチケットを渡すTくんの優しさがとても嬉しかったです。
葉っぱをたくさん保育室内に持って入ることをとがめず見守っていたからこそTくんの優しさが光った出来事でした。
子どもの行動には理由があります。
葉っぱを持って室内に入ることを止めていたら・・・・・
一瞬だけを捉えよくないことをしていると決めつけその行動を止めてしまうと子どもの主体性の芽を摘んでしまいます。
大人主導でさせる・やらせるのではなく、子どもの主体的な活動を保障する見守る保育は、子ども一人ひとりの心の育ちをも見守ります。
葉っぱをチケットに見立てる想像力、電話をしてから・・・とお母さんのことを思いやる気持ち、大勢の先生に渡すという優しさにとても嬉しく温かい気持ちになりました。
これからも、一人ひとりの心の発達を見守り楽しく関わっていきたいと思います。
副園長
Posted in 三感ブログ