キジ
2015年01月13日 火曜日
育子園のロビーにキジの剥製が来てから1か月が経ちました。
鳥が苦手な職員が多いですが、子どもたちは興味津々にキジに触ったり、図鑑を見ながらキジを観察したり・・・
そんな中、Tくんのお母様から、『Tはキジが大好きみたいで登降園時には必ずキジに触り、家に連れて帰りたいと言っているんです』というお話を伺いました。Tくんは毎日ロビーでキジに触り挨拶しています。
そんなTくんの気持ちに何とか応えてあげられないか・・・・
家には連れて帰れないがどうしたいかTくんとも相談していきました。
そんな中で、自分のグループに連れて行くことになり、担任にも承諾を得ました。
キジを置く場所も、『僕からも見えて、キジさんからも僕が見えるところがいい!』とTくんが決めとても満足してくれたようです。
新年を迎え、自分のグループに入ったTくん。
「まだキジの国に帰ってなかったね」と大喜びでキジとの再会を喜んだそうです。
そして家に帰って「お休み中、一人で待っていてくれたからたくさん話しかけていい子いい子してあげなきゃね。」とお母さんとそんな話をしたようです。
大人主導で『こうしましょ・・・』と決めてしまうことはとても簡単なことですがそれでは子どもは満足出来ないことが多いでしょう。
子どもの気持ちに寄り添い一緒に考える・・・
Tくんが、キジが大好きになった気持ちを受け止め寄り添っているお母さんから、寄り添うことの大切さを改めて教えていただきました。
そして、Tくんのおかげで国鳥であるキジについて、ほんの少し理解を深めることが出来ました。
副園長
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