泣くな男だろ
2015年01月15日 木曜日
年中児6名がかけっこをしていました。ひとりが「よーいドン!」のスターター。3人が走り、後の2人は応援。
これを交代でやっています。
その時、『楽しそうだなぁ~』と一緒に仲間に入ろうとしたT君。
しかし、T君は6人の中のルールを知らずに入っていったため、みんなに責められ、泣き出してしまいました。
泣いてしまったT君を目の前にして、6人の中のリーダーシップ的な役割のH君は、「泣くな男だろ」と一括。
T君はその勇ましさに、一瞬泣き止むのですが、再び泣き出します。すると、6人の中のもうひとり、K君は「仲間に入れてって言えばよかったね。誰かに言ったの?」と横に寄り添い、優しくT君に語りかけます。
自分の気持ちを素直に表現しながら喧嘩をしても、決して仲が悪いわけではなく、また、大人が思うようなわだかまりもなく、すぐに一緒に遊びだします。この7人も、数分後には一緒に走りだし笑顔を見せてくれました。
集団遊びの楽しさが分かり、きまりを作ったり、それを守ったりして遊び始める子どもたちの世界で、自分の意見を主張したり、相手の意見も受け入れたり、頼もしく成長していく姿に、いつも心打たれます。
保育主任
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