ぬりえください
2015年01月26日 月曜日
時々、子どもたちにお楽しみで、ぬりえを用意します。子どもたちの喜ぶ顔を見るのは、とっても嬉しいです。
しかし、『いつで、いくらでも欲しいぬりえが手に入る』というわけにはいきません。
資源には限りがある事、欲しいと思っても手に入らない時がある事、もらえることが当たり前ではない事など、子どもたちにはいろいろ経験してもらいたいと思っています。
そんなある日、年長Y君が「ぬりえください」とやってきました。しかし、Y君には、ぬりえをあげたばかりです。
なんと声をかけようかと案じていると、「A君も欲しいって言ってたんだけど、貰いに来れなかったんだ。A君にも僕と同じものをあげて」との事。
そして、Y君の後ろにはA君がいました。
年少の頃までは、仲がいいばかりに喧嘩し、おもちゃの取り合いも日常茶飯事。その度に、Y君はA君を泣かせていました。
そんな二人が、今では、お互いがお互いを気遣い、支え合う良き友達に成長しています。
子供たちの成長に出会う度、心が温かくなり、それに触れ合うことのできる環境にいられることに心から感謝の気持が湧いてきます。
保育主任
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