◆1月19日(月)の子どもたち
2015年01月20日 火曜日
◆これは僕のでこれはあなたの(つぼみ)
はーいーどーぞー
手遊びがだいぶ上手にできるようになってきたつぼみ組。園庭に出る前に久しぶりに「とんとんひげじいさん」をやってみると想像以上にかわいい姿に感動です。くちずさみながらやってくれる子も出てきました。
さて園庭に出る時の一コマです。〇くんは靴を出さずに座り込んでどうも動かない様子。「〇くんのお靴持っておいで」と声はかけたのですがどうするだろうと見ていました。するとそんなやりとりを聞いていた△ちゃんが「はいどーぞ」と自分の靴と〇くんの靴を持って渡してあげているではありませんか!!!
やりとりを聞いていてくれたこと、そしてお友だちの靴も覚えていたことにびっくりしました。
そのあと☆くんが帽子を置いてそのまま園庭に出ていました。保育者に「この☆くんの帽子渡してきてくれるかな?」と言われた〇くん。園庭を探して☆くんを発見すると「はーいーどーぞー」と。でも☆くんは気づきません。〇くんはしゃがんでみたり、角度を変えてみたりといろいろ工夫していました。
寝る前も、●ちゃんの布団で◆ちゃんがわざとごろんとしていました。すると●ちゃんは「いやーあっちあっち」と。「これは私の布団で◆ちゃんの布団はあれでしょ」という叫びでした。
今までは「これは私の」「ここは僕の」という「自分の」しかわからなかった子どもたちもいつしか「おともだちの」というものも覚えていて、さらにそれを「伝えられる」ようになりました。そんな子どもたちの『今』にしっかり寄り添っていきたいです。(kh)
どこいく?
◆共有することのおもしろさ(ふじ1 つぼみ)
一緒に!
今日は園庭に遊びに行きました。
最近毎日いろんな変化がよくみられる子どもたちですが、好きなもののアピールや真似が上手になりました。以前もお話ししたように最近は乗り物ブームでいろんな乗り物に反応します。園庭に出ると「バス!バス!」とバスが見える園庭奥の車(固定遊具)まで行きます。バスを見つけると「あ!ばしゅ~!」と目を丸くして見つめていたり、〇くんはバスが来ないと「ばしゅないねえ~」と言えるようになりました。一人が反応すると周りに集まってきて、同じ空間を共有し喜び合ってる姿も見られます。
そんな様子からそっと視線をずらしてみると、□くんと△ちゃんが一緒に遊んでしました。一緒に遊んでいたというより、△ちゃんが□くんの真似をして似ている玩具を持って同じ動作をしたり、後を追いかけるようについて行ったり、一緒に遊んでいるように見えました。□くんは自分の遊びをしているようでしたが、△ちゃんの遊び方の変化(お友達の真似をして空間を共有すること)が他の子との関わりがより広がってくきっかけになっていくのではないかと感じ、いろいろな経験・体験から『楽しい』をたくさん感じていってほしいなと思いました。
(K.E)
ばすばす!!!
上から駆け降りる!!!わ~い!
◆だれかのために。(ふじ2)
朝のお集まりで、今日は子どもたちの大好きな「手をたたきましょう♪」の手遊びをしたのですが、最近はいろいろな手遊びをしていてこの手遊びはとっても久しぶり。けど、さすが子どもたち!ばっちり覚えていました。そして、久しぶりだったからこそ見られた子どもたちの姿の変化もありました。
保育士を見ながら一人一人でやっていたことも、今では隣の子の顔を見ながら笑い合ったり、『な~き~ま~しょ!エンエンエーン』の部分で泣き真似をしている子を隣の子が覗き込んで「えへへ」と微笑むと、泣き真似をしていた子も顔をあげて二人で大笑いしたり。手遊びからかわいい子ども同士の掛け合いが見られ、みんなが笑顔でいることを一人一人が喜んでいるのが伝わり、とてもほのぼのとした素敵な時間となりました。
さて、早速園庭へ!靴下も履いて、上着も着て帽子も被って準備万端!するとテラスから「なーい!!」と言う声が。靴箱がまだテラスに出ていなかったため、子どもたちは靴がない!と教えてくれたのです。「いま、もってきてくれるから待ってようね」と伝えると、取りに行った保育士の後ろ姿を見つめて「ない~!」と言いながらもちゃんと待っていた子どもたち。すると、「あった~!」「せんしぇ!(先生)」と□くんが私の元に持ってきてくれたのは本当に私の靴。自分の靴を探していたらちょうど保育士の靴を見つけたのかもしれませんが、保育士の靴を入れる靴箱からちゃんと見て、選んで持ってきてくれたことには驚きでしたし、誰かのために持っていってあげよう、という優しさ、本当に嬉しく思いました。
そしてそのあとすぐに子どもたちの靴箱も到着。□くんが私に靴を渡していたのを見ていた○くん。すると今度は○くんが靴箱から、自分の靴を取る前に□くんの靴を手に取って「どうぞ!」と渡してあげていたのです。
お友だちの行動を見て、 『こんどは□くんのくつを取ってあげよう!』 という気持ちが生まれたのかなと思うと、お友だちのしていることをよく見ているなぁとつくづく感心しました。人のためを思った行動の連鎖って見ていても気持ちが良いし、本当に素敵ですね。
園庭でも、ボールを築山から転がして追いかけたり、トンネルすべり台をひたすらすべり、いろんな滑り方を編み出したり、土山にできていた霜柱をみつけて触ってみたりと今日もたくさん体を動かしみんなで楽しんでいました☆
S.S
お~い!バス~!
トランポリン大人気~♪
◆園庭で広がる遊び(ふじ3)
絵本を読んで読んでといつも持ってくる△君。今日はお友だちと並び自分で内容を声に出しながら絵本を見ていました。もちろん字はまだ読めないので、大好きな絵本は今までに何度も読んでもらっていてほとんど覚えているようです。「自分でみれたの?すごいね」と声を掛けると「出来たよ」と満足気な表情の△君。その横で絵本を読んでいた◇ちゃんも、「◇ちゃんも読めたよ」と声に出してマネをしていました。どんどん遊びも成長しています。
園庭に出て元気に走り回るふじ3組の子どもたち。
山の所で霜柱を見つけ触る〇ちゃん。「つめたいよ」や「手が汚れちゃった」と気にしながら触っていましたが、だんだん夢中になっていき、「見て~いっぱい」と両手いっぱいの霜柱を集め、机の上に乗せて遊び、丸太の机へ持って行き、そこにある穴に霜柱を入れ、木の棒でグルグル。まるでお料理をしているかのようでした。「つめたいのよ~、もうできるよ~」と様子を見にきたお友だちに一生懸命霜柱の冷たさを話しかけていました。
◎ちゃんと□ちゃんは今日は2人一緒に遊ぶ日だったようで、何をするにも一緒。1人他の遊びに行くと「どこいったの」と探してまた一緒に遊ぶの繰り返しでした。
◎ちゃんはまな板、□ちゃんはざるを持ってトランポリンの所へ行き、まな板には木の枝、ざるには砂を入れお料理開始。2人でお互いの様子を確認しながら遊んでいました。そして、その後は、かごを持って2人でお出かけ。園庭をグルグル歩いていました。
お友だち同士を意識し合いながらも、お互いの遊びを保障しあえるようになってきているようです。成長によって築かれていく子ども同士の関係性を見守っていきたいです。
(K☆H)
◆「なんかたのしそう」な香り。(ふじ4)
今日も「おおかみさん♫」ブームです。
なんとなく穏やかな月曜日です。毎日同じ時間の流れで、生活の流れは大きく変わることのない毎日ですが、朝のお部屋の雰囲気で「今日はこんな感じか。」と子どもたちの心のバロメーターが見えます。その日によって全く違った日々を過ごしているように思えます。
ミッキー体操が始まると、お友だちと手を繋いで小さな輪が大きな輪に変わりキャッキャとはしゃぎながら踊っていました。「なんかたのしそう」な香りを感じるのでしょうか。行列があると並びたくなるとか、気になる。とかそんな人間の心理なのか・・・。一人の世界から、みんながいる世界へ視野が広がってきています。
絵本は「バムとケロのさむいあさ」という絵本を見ました。少しページの多い絵本ですが、真剣に見てくれます。この絵本、最後にちょっとしたオチがあるのですが、そのオチの楽しさに気付くにはまだ難しいお年頃のようで、普通に読み終わります。そんな様子に私だけがクスッと笑ってしまいます(笑)いつかこの楽しさを共感できる日が待ち遠しいです。
園庭に出ると今朝は寒かったので、霜柱が沢山出来ていました。「ほら、氷だよ」と教えると、「きらきらだねー」と見つめて、足で踏んでサクサク音や感触を楽しんでいました。霜柱で遊んでいると、いつもは園庭ではのんびり遊ぶのを好む〇ちゃんが珍しく「おおかみさんいまなんじ しよう!」と誘ってくれました。みんなに「おおかみさんする?」と聞くと、ニコニコしながら定位置のウッドデッキへ集まって来ました。
お決まりのフレーズ「おおかみさん・おおかみさん今何時?」ももう自分たちで言えるようになってきました。ピョンピョン飛び跳ねながら「いまなんじ?」と聞いてくる姿が可愛いのです。みんな慌てて逃げるのでよく転んでしまいます。けれども、おおかみに食べられたくない一心で、すぐに自分で立ち上がって逃げます。逞しいです。時々子ども達同士で手を引いて助けあったり、同じ場所に逃げてニヤニヤしています。
「なんかたのしそう」な香りにつられて、ポツリポツリと子どもたちの人数も増えました。しばらく遊んだあとは、自然解散・・・。それぞれ好きな所へ遊びに行きました。「なんかたのしそう」な香りはそう長くは香っていないようです。ですが、良い香りがしてくると自然と集まってくる様子に、子どもたちの興味関心が変わってきていることを感じます。
「なんかたのしそう」な香り。今度はどんなところから香ってくるか楽しみです。
(K*S)
あ!見つかっちゃった!
絵本に夢中・・*
◆おともだち(きく)
カレーライス作り。
子どもたちの体調に合わせながら、室内と園庭に分かれて遊びました。
園庭用の靴を履く時、毎日のように「あってる?」と左右正しいかということを気にして保育士に尋ねていた子どもたち。ここ最近は保育士に尋ねなくても正しく履けたり、友だち同士で確認し合うようになりました。
今日の給食のメニューがカレーライスだという情報をどこかで知ったようで〇ちゃんは
「今日はカレーライスだって!!〇すっごく嬉しいなぁ!!」ととびあがって喜んでいました。
砂場へ行くと3人の女児がカレーライスを作っていました。砂を入れる児。水を汲みに行く児。ボウルに入った砂と水を混ぜ合わせる児。個々に自分の分を作るのではなく、一人ひとりが役割をもって同じものを夢中で作っている姿に感心させられました。
給食の時間は楽しくお友だち同士でお喋り。
「この間ママ先生来てくれたんだー。」
と△くんは嬉しそうに話していました。近くで話しを聴いていた◇ちゃんは、調度△君のお母さんがいらしていた時欠席していたのですが、
「へぇ…!そうだったんだ。△くんママ来てくれたんだ。よかったね!」
と笑顔で応えていました。自分がその場にいなくてもお友だちが楽しかったことをよかったね、と自分のことのように喜んでいる姿に◇ちゃんの優しさを感じました。
(K.Y)
「発車します。」
◆コップを頭にのせたら・・・*(たんぽぽ)
雪だるまだよ~^^
砂場でいつものようにコップに砂を入れてペタペタと型をとってなにか作っている△くん。よくみると右と左に木の枝がついていました。そしてよく見ると、顔のように小さい石を目に見立ててくっついていて・・・「え!すごい。」と私も内心驚いていると△くんがコップを頭にのせようとしました。すると「これ!コップをあたまにのせたら、帽子になるんだよ~!」でも本当にのせたらそんなに大きくない雪だるまなので崩れてしまいます。
それをわかっていて、乗せるのではなくそーっとそーっと上にちょこんと置いてみようとして見せてくれました。砂で作った雪だるまは、柔らかい乾いている砂だったためすぐに崩れてしまうので△くんもそーっと大事そうにしていました。前にお団子で雪だるまを作ったことがあったのですが覚えてたのでしょうか・・・お団子をひとりで作ることは中々難しくコップを使って作ってみたんですね。△くんの面白いアイディアにびっくりです。お家でも作っているのかな?とか色々考えたのですが、どんどん遊びの工夫が見られ一つのことで遊んでいても色んなものを見立て遊びに変化をもたらしている子どもたち。時には、それも使うのかー。と悩むときもありますが、子どもたちのアイディアを大切に、そのアイディアがもっともっと光るように私たちも関わっていけたらなと改めて考えさせられました。
そして今日は◇くんの保育士体験でパパ先生がきました。先週の金曜日は「パパ先生いやだー!」と言っていましたが、今日はパパ先生がいてご機嫌♪パパ先生と一緒に遊びたい!って子どもたちも手をひっぱってあっちこっちに連れまわし、なんと患者さんにも変身。「お注射ですよー」と女子に囲まれて大人気。「コーヒーどうぞ!」とおままごとも一緒にやりました。たくさん遊んでもらい子どもたちもとっても嬉しそうでした♪一人ひとり丁寧に関わってくださりありがとうございました。
(Y.E)
高速道路だよ~!!
「コーヒーどうぞ^^」
◆大縄跳び (うみグループ)
昨日、バスに乗ったという子が電車をバスに見立て遊ぶ姿がありました。
それをきっかけに周りの子たちも電車やバスで遊び、朝から大きな街を作り遊び込むうみグループです。
今日は朝のお集まりでお話をしようとすると、「きょうは〇ちゃんと□くんのたんじょうびだよ!!」と先に言われてしまいましたが、正確には昨日だよっといいみんなの前でインタビューが始まりました。
インタビューでは、その子の好きな事について細かく聞くことがありました。
もも組の□くんはウルトラマンが好きです。
「□くんはなにウルトラマンがすきなんですか?」
と聞かれ、「うるとらまんせぶん」と答えました。
〇ちゃんは柄の洋服を着ることがあります。
「〇ちゃんはどんなガラがすきですか?」
と聞かれ、「んーはながら」と答えました。
みんな友だちのことをよく見ていることに関心しました。
お部屋では、電車やブロック、踊りやブランコなどをして遊びました。
ラキュウというブロックでは車を作ったり、飛行機を作ったりと子どもの作品とは思えない出来映えです。
園庭の時間になると、いつものように元気良く駆け出します。
多くの子どもたちが注目したのは凍った土でした。
寒いと凍るという事は理解しているため、「さむかったんだね~」
といいザックザックと踏んだり、シャベルで潰して楽しみました。
そのあとは、少しづつ人気になりつつある大縄跳びをやりました。
何回も飛ぶと息を切らせ疲れても、何回も飛びました。
赤ちゃん組の子が興味深々で近付いてくるので子どもたちは「あぶないよ」と教えていました。
しかし、やりたい!と言わんばかりに近付いてくるので自分たちの遊びを中断してヘビのようにクネクネと縄を動かしたりと楽しませてくれました。
自分たちのやりたい遊びよりも赤ちゃん組を優先する子どもたちはかっこよかったです。
(A.Y)
◆信頼関係(にじグループ)
お姉さんがサポートを*
今日もいいお天気ですね。
今日は朝の集まりで豆まきの歌を歌い、節分のこと、豆まきをするためにマスがないと撒けないため、作っていくことを改めて確認しました。
ひまわり組さんは秘密のことがあるため少しニヤニヤしながら聞いていました。(節分時は鬼役を年長児がやるため)
もも組の子たちと一緒にマス作りをしていくことにしました。
先週に自分たちで作っていたゆり組の女の子の見本も見せてもらいながら、材料を取りに行きました。
何で作ろうかと見ながら、触りながら、画用紙で作っていくことに決め、色を選んでお部屋で作り始めました。
そばにいたひまわり組の女の子たちは材料を取りに行くところから見守っていて、作り出すときには手伝ってくれました。
保育士が準備するのを見て、「あたしきるね!」「あたしもおりたいー!」と画用紙を切って箱をどんどん作ってくれました。
もも組さんたちも自分では難しいと思っていたところをやってもらえたのでじっと見て、でき上がると「これぼくの?」と言って嬉しそうでした。
画用紙に絵を描いて、箱にして、できあがり。
簡単なものですが、もも組さんとひまわり組さんで作った素敵な作品になっていました。
以前の日誌にもありましたが、保育士の入る隙間が本当に減ってきていることを感じます。
子どもたちだけでできることが、異年齢の関わりを通してさらに増えています。
頼り、頼られる関係ができている、信頼関係がしっかりとできている証拠です。
その姿を大人が奪わないよう、良い加減で関われるよう見守っていきたいと感じました。
(H.K)
でき上がり嬉しくなってマスを持ち歩き、おままごとゾーンに行くとたくさんの食材が入っていました。
あやとりから発展。最近密かに流行り出している編み物♪
◆ドキドキ・・・(そらグループ)
できるかな。ドキドキ・・・
今日は、ゆり組の△くんのお母さんが保育士体験に来てくださいました。△くんは、数日前からカレンダーを見て「あと〇日」「もうすぐ!」と毎日楽しみにしていたのでとっても嬉しそうです。
男の子のお母さんということもあって、△くんの友だちやひまわり組の男の子たちが集まっていました。園庭でのおにごっこも、より一層楽しそうです。
園庭のツリーハウスで遊んでいる、もも組の◆くんと◇ちゃん。2人は互いに励まし合いながらウォールクライミングを力いっぱい登り、ツリーハウスの上に到着すると「やったー」と歓声を上げていました。そして次は、のぼり棒を使って下に降りることに挑戦です。2人は、自分の体の倍以上ありそうな高い場所から、下を見て「こわいー」と言いながらも、下の様子をうかがいながら棒をつかんで降りようとしています。その後、ドキドキしながらも棒にピョンと跳びついて降りることが出来ました。難しいことにあきらめないでチャレンジする姿に感動しました。子どもたちのこのような姿は、日ごろからいろんな場面でよく見られますが、いつも前向きに取り組む子どもたちを尊敬します。
園庭では他にも、木登りをする子、サッカーをする子、霜を探す子、ドングリや石を探して料理をつくる子、自分の妹と遊ぶ子など、自分の好きなことで遊び込む姿が印象的でした。
緊張した時のドキドキや、何かをやり遂げた時の達成感、なかなかできなくて悔しいけどあきらめたくない気持ち・・・ひとつひとつを大切に味わえるよう、関わっていきたいです。
(N.M)
陶芸に夢中です。
Posted in 園のこだわり