役割分担
2014年12月19日 金曜日
3~5歳児が過ごすあるグループで、年長児が5~6名でラキューを使って遊んでいました。
みんなで協力して、8面体の形を次々に組み立てています。
出来た8面体は両手を器用に使って、コマのように回しています。
組み立てる色遣いによって、回った時の色合いが違い、また、廻し方によっても色が変わってきます。
黙々と組み立てているメンバーの中に、「この色がきれいだ」「この色はおもしろい」など感想を言いながら、ただひたすら廻しているA君がいました。
ある子が、「A君も作ってよ!」というと、「僕は作るのが下手だから」と一言いうと、と出来上がる8面体を次々に廻します。
A君がその言葉を言っても責める子は一人もおらず、再び作業が始まります。
その様子を観察していて、自然と子どもたちの中に役割分担ができているのがわかりました。
子どもは(人間は)、みんな興味関心があるものや、いろいろな面で得意不得意が違います。しかしそれは、『それぞれが、社会での役割があるから』と以前教えていただいたことがあります。
確かに、みんなが好きなものが同じで、得意なものが同じであったら、社会は成り立たなくなってしまいます。
ひとりひとりの違いを認め合い、協力し合う子どたちの姿を通し、また大切なものを教えていただきました。
保育主任
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