「こんにちは」のおもてなし
2014年12月11日 木曜日
先日、園を数名の保育士さん方が見学にいらっしゃいました。
コンセプトをお伝えしながら、園内をぐるっと回っていた時です。ある3~5歳児の異年齢グループのお部屋に入ると、子どもたちが寄ってきて、
「こんにちは。私の名前は○○です。5歳です。」
「こんにちは。ぼくも5歳。△△って言うの。」
と挨拶と共に自己紹介をしてくれました。
その後も、何人もの子どもたちがすすんで「こんにちは」と声をかけてくれます。
とてもうれしい挨拶のおもてなしに、その事を担任に報告すると、「実は、朝の会で子どもたちとクイズ形式で、『お客様が喜ぶこと』を話し合ったんです。」との事。
どうしてもお客様が来ると、うれしさのあまり、過剰表現になり失礼なことを言ったり行ったりしまう子もいます。それは大人からすると、どうしても否定してしまいたくなる行動ですが、子どもたち側から見ると、喜びの表現がうまくいかなかったり、相手の気持ちがまだよく理解できなかったり、それぞれ理由があります。
相手の気持ちを考えるちょっとした機会があることで、素直な子どもたちは直ぐに実行できました。
お客様へのおもてなしだけではなく、子どもたちに伝えたいことはたくさんあります。それを押し付けたり指示して教えるのではなく、子どもたちが自分で考え、判断し、取り組めるような関わりは、大人が答えをそのまま伝えるよりも、しっかりと身につけてくれます。
日頃の大人の関わり方、援助の仕方は子どもたちに大きな影響を当てることを改めて考え、大切にしていきたいと思いました。
保育主任
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