そこは宝の山。でも・・・
2014年12月01日 月曜日
毎週月曜日、職員が交代で園庭整備をしています。
初めは、広い園庭をどこまで整えようか・・・と始めた園庭整備でしたが、回を重ねていくうちに、どのように整えれば子どもたちが遊び込めるか、子どもたちが興味を示す園庭にするにはどんな環境がいいのか、子どもたちの発達にはどんな園庭が有効か・・・、とても深い園庭整備になっています。
そんな中、子どもたちが、園庭にある側溝のふたを開け、中の虫探しに夢中になっていることに関し論議が交わされました。
大好きな虫がそこにはたくさん集まっている事を子どもたちはよく知っています。ですから、「開けないで」とも言いたくありません。でも、園庭を一歩出た時、所構わず側溝のふたを開けてしまっては困ったことになります。では、どうすればいいのか・・・。職員たちは、子どもたちの立場に立って考えます。
他にも虫のいる場所がある事を伝えていこう。
側溝のふたを重くし、動かないようにしてはどうか。
側溝の中を掃除し、虫が住めない環境にしてみよう。
大人が指示したり否定するのではなく、子どもたちが自ら気づいて行けるためには・・・・・・。
いろいろと意見が出てきます。
園を卒園し社会に出た時に、大人に言われたから「やる」「やらない」ではなく、自発的に考え行動しながらも、ルールを守り、正しい判断ができるようになってもらいたいと、子どもたちが多くの経験をし、学べる環境を考え設定しています。
今は、大好きな虫という宝物の入った側溝のふた・・・、今後、子供たちにとってどんな存在になっていくのか・・・、保育士たちの試みが始まっています。
保育主任
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