◆12月8日(月)の子どもたち
2014年12月09日 火曜日
◆小さいものを見つける(つぼみ)
今日は園庭で遊びました。週末少し寒さが増してきましたが、鼻水を出しながらもみんなはとても元気。園庭に出るととてもうれしそうにそれぞれ遊びだしました。
枯葉もたくさん落ちてあちこちに枯葉の山が出来ていて、それに気づいて遊ぶ子供たちも見られました。〇くんは枯葉を手でつかみ、「わー」と声を出して枯葉をぱらぱらまいたり、枯葉をたくさんつかんであっちへこっちへ移動させてあそんでいました。中央には三角の形の木枠の中にたくさん落ち葉が集められていて落ち葉プールのようになっている所があり、その中に入って遊ぶ△ちゃんがいました。たくさん落ち葉が積まれていて少し深いので、歩くとよたよたしていて。△ちゃんが一瞬動きを止めました。その落ち葉の中からどんぐりを見つけたようで、一生懸命拾って保育士に見せてくれました。小さいものがよくわかるんですね。小さいものと言えば、〇ちゃんはトランポリンのふちに転がっていた、またまた小さい石を必死につまもうとしていました。子どもの目線はすごいなあと思いました。
今日は成道会です。ホールではその式が行われていて、他のクラスの子どもたちは式に参加していました。なので園庭は静かで独占して遊ぶことができました。式が終わり、幼児組が出て来ました。誰もいなくなったホールをのぞきに。正面にはお釈迦様の絵図が掲げられています。その絵図を見て反応する子ども達。指をさし、いつもと違う雰囲気を感じていたようです。式には参加しませんでしたが、絵図を見て雰囲気を少し味わいました。(Y.T)
◆つながってる見えない糸(ふじ1 つぼみ)
今日から新たに一週間が始まりましたが、子どもたちは元気に全員登園しました。月曜日になると休日明けで、朝お父さんやお母さんと離れるのが嫌で泣いたりする子が多かったのですが、今日はみんな機嫌がよくお友達の顔を見るとすぐに駆け寄っていき、遊び始めていました。お友達に会えたのが嬉しかったのでしょうね。
最近子どもたち同士の関わりが以前よりも多くなっているように感じます。今日園庭に出ようと準備をしてテラスに出ると、子どもたちはそれぞれ自分の靴を取り出していました。すると〇くんが水道が気になり靴を両手に持ちながら近づいていき、その靴で水道のところをトントントントンたたき始めました。楽しそうなことが大好きな子どもたちは目を光らせて、〇くんと同じことをし始めたのです。そのうちバラバラにたたいていたのが一瞬合ったり、靴だけでなく帽子でもやってみたり、子どもたちの楽しみ方はいろいろです。園庭遊びの中でも子どもたちが同じ空間(近くで遊んだり)同じことをしようとしてみたり、、、子どもたちが誰かがやっていることに興味を持ったりして関わることで、子どもたち同士のやり取りの輪も広がっていっているんだなと思いました。また、バラバラに遊んでいる子どもたちもいつの間にか集まっていたり、何かを感じて日々過ごしているのだなと感じました。子どもたちの見えない電波(やってみたい!なんだろう?)をうまくキャッチして関わっていきたいと思いました。
(K.E)
◆行事のさなかに(ふじ2)
仲良し ギュー♡
今日、12月8日は成道会(じょうどうえ)です。お釈迦様が『みんなが幸せになるには、良い子になるにはどうしたらいいのか』と考えてお悟りを開いた日なのです。
子どもたちには朝の集まりで伝えましたが、先程のように伝えても頭の中にハテナが沢山浮かぶだけ・・・なので、子どもたちには「今日はみほとけ様がみんなが楽しく遊べるようにいっぱい考えてくれた日なんだよ。たくさんなむなむしようね」と伝えてみることに。
その言葉を聞いて両手を合わせてみる子もちらほら。どんな風にこちらの話を受け取ってくれているのか気にはなりましたが、少しでも伝わってくれている事を願いながらの時間を過ごしてみました。
その後、みんなでホールに向かいます。「園庭はあとで行こうね。今日は先にホールに行こうね」と伝えると誰一人園庭へ向かおうとする姿はなく、廊下へ足を向けてくれていました。何気ない一言も子どもたちに届くようになっているんですね。嬉しい瞬間でした。
ホールに行くと、幼児組やきく・たんぽぽぐみのお兄さんお姉さん達が沢山います。ふじ2くみの子どもたちも後ろにちょこんと座って仲間入り。何をするんだろう?とキョロキョロしてみたり、立ち上がって顔見知りのお姉さんの所へ行ってみたりと子どもたちの楽しみを見出しているようで子どもたちの表情はにこやか。色々な期待が交じり合っていました。
そうこうしている間に会が始まりました。年長組による奉献の儀が始まり音楽が掛かると高ぶった子どもたちの心がふっと落ち着き、奉献にくぎ付け・・・かと思いきや、座っている全園児に紛れ込んで何やらヒソヒソと楽しそうにしている二人の男の子の姿がありました。
「ぎゅー!」
「きゃはは!!」
「んーね♪」
「ぎゅー!」
そんな二人の声で気づきました。二人は向かい合い手を広げ、何か言葉を掛けて確かめてからお互いを強く抱きしめていました。ちょっと強いかな?と思っていたのは大人だけ。ちょっと痛そうかな?と思ったのは大人だけ。二人の表情はとても良い顔をしていました。
ぎゅっとくっついては離れて何かを話し、またぎゅっとしてみる。そんな姿がずっと続いていました。せっかくだから今日は奉献をする年長さんを見てみようか?成道会を感じてみようか?と思ってしまいそうになりましたが、二人は今友だちとの関係をより深く築こうとしていたのかなと思い、見守る事に。そんな二人の姿を見て、近くにいた他の子も仲間入り。
成道会は後に歌を歌ったり、ご挨拶をしました。そこで二人はしっかり成道会を感じることができたのではないでしょうか?あの時は友だちとの大切な時間・・・「今は成道会だよ」と伝えるのはまだ先でいいのかもしれませんね。
二人は、そしてその周りにいた子どもたちは終始穏やかな楽しそうな空気をかもし出していたように感じました。
成道会のさなかにこっそりと・・・
なんて微笑ましい姿なのでしょうか。
K・E
おててを合わせてぱちん!
年長さんの奉献の儀。いつかみんなもやるんだね!
◆してあげたい(ふじ3)
お座りトン!
今日は成道会がありました。お釈迦様がお悟りを開いた日です。
ミッキー体操の後、朝のお集まりで「今日はお釈迦様がお悟りを開いた日で、これからホールに行って、御仏様にご挨拶をするよ」と保育士がお話すると「ホールいく!」「ご挨拶する」と言って大張り切りのふじ3組さん。ホールに着くといつもと違う雰囲気を感じたのか「怖い~…」と言って泣いてしまいそうな子もいましたが、始まるまでちゃんと座って待つことが出来ました。
「では、御仏様にご挨拶をしましょう。立ちましょう」と言う保育者のお話を聞いて立って、手を合わせて、ご挨拶。小さな声で「南無妙法連華経…」と唱えている子もいました。
座る時にはお姉さんやお兄さんのマネをして正座をして座っている子もいて驚きました。
年長さんによる奉献が始まるといつになく真剣な顔でお姉さん、お兄さんを見つめるふじ3組さん。お兄さん、お姉さんが御仏様にお茶やお菓子を持って行き、置いているのを見て「あっ!置いてっちゃった」と教えてくれる姿も見られました。
園長先生のお話の時には座って、静かにお話を聞いている姿を見て、成長を感じました。
成道会が終わり、みんなで園庭に出ると、サルの石像を見て保育士が「お猿さん、寒いって。お洋服を着せてあげようか?」と言い、枯葉をかけてあげると「さむいの?」「はい、どうぞ」と言って枯葉をかけてあげ、気が付いたらたくさんの枯葉に囲まれているサルの石像が…!「お猿さん、暖かい、暖かい。ありがとうっていってるよ。」と保育士が言うと少し照れた表情を浮かべた子どもたちでした。
そして、園庭に落ちているイチョウの葉っぱを集めての花ようにすると◎ちゃんが「ちょうだい!」と言ってきたのであげると「お猿さん!」と言ってお猿さんにあげたいようです。
どうするのかな?と見守っていると最初はお口の所に持っていて「はい!」と渡しますが受け取ってくれません…。次は手の所に持って行きますがまた受け取ってくれません。「あれ?」と言いながら何回も渡そうとする◎ちゃん。でも、お猿さんは石像なので動けないので受け取ってもらえず。保育者が「ここに置いてあげれば?」と言って頭の所を指差し、丁度手の所に近かったので納得したのか、置くと満足そうな顔をしていました◎ちゃんでした。
「~してあげたい」と言う奉仕の心はこの時期からでもあるんだなと感じる瞬間でした。これからも子ども達の「~してあげたい」と言う気持ちを大切にしていきながら子どもたちと一緒に過ごしていけたらなと思いました。
(K.H)
着せてあげるね!
受取ってくれない…
◆こころの中のほとけさま。(ふじ4)
真剣な様子で年長さんの奉献を見つめます☆
今日は仏教三大行事の一つ、お釈迦様がお悟りをひらいた「成道会」です。とはいうものの、子どもたちには一体なんて説明すれば良いのやら・・・。とりあえず、朝から今日は「じょ・う・ど・う・え」だよ。と話していました。「じょーじょえ?」「どうじょえ?」「じょーどーえー」と子どもたちも口まねをして言っていました。
朝の会の時に、今日は何の日って言ったか覚えてる?と話すと、「じょどえー」と覚えたての言葉で教えてくれました。み仏さまがみんなが幸せになるためにいっぱいいっぱいかんがえて、ピカーンって閃いた日だよ。言ってみました。すると「ぴかーんってなったの?」「ぴかーんって?」っとピカーンな印象になったようです。
ホールに行くにあたり、「そーっといこうね、しずかにね。」と伝えると、そろそろそろっと付いてきました。途中で走りたい気持ちがニヤニヤした表情から溢れていましたが、最後まで忠実に守ってホールに到着です。
ホールでは沢山の人に、じっとしている時間も必要とされるのでどんなものかと少し心配でしたが、式典が始まるとちょこんと正座したり保育士の膝に座って上手にお話を聴いたり、年長さんの奉献を見ていました。合掌をしてのご挨拶も随分様になり「なむみょーほーれんげーきょー」と小さな手を合わせる姿はとても尊いなぁと感じさせられます。
式のあいだ、いつの間にやら兄弟組の子たちは自分のお兄ちゃん・お姉ちゃんのお隣へ行って一緒に参加していました。ビデオの観賞で少し怖い雰囲気のシーンになると、ぴったりとお兄ちゃんお姉ちゃんにくっ付いて見ていました。拍手をしたり・笑ったりというのが全体と合わせるかのように同じ仕草をするようになり周りの様子や、音を良く聞いていることがわかります。
成道会の後はちょっぴりお散歩でいくじえんの目の前の発祥の地へお参りに行きました。
ここでもまた合掌してごあいさつ。今日はよくご挨拶をする日です。お天気も良くて折角なので銅像の前で撮影でも・・・。と思い「こっちむいて~」とアピールしましたが、中々前を向いてはくれず、誰かが向くと誰かがそっぽ向く。という繰り返しで、私達大人はあれこれ手段を使いましたが今日の所は「各々気の向くまま」というタイトルの集合写真にしたいと思います。(笑)
ちょっぴりのお散歩を楽しんでお部屋に戻ってきてからはご飯まで廊下で遊んで楽しみました。
給食のときに今日は何の日だっけ?と再び聞いてみると、全然違うことをお話してくれました。きっと心の中にはキラリと残ってくれているかな?今日のこと・・・*
(K*S)
各々好きな方を見つめる集合写真・・・(笑)
狭いところにギュギュっと。
◆成道会(きく)
真剣に見ています。
今日は12月8日。お釈迦さまが悟りをひらかれた日だったので、ホールにて「成道会」が行われました。幼児組のお兄さんお姉さんが奉献をしている姿を子どもたちは真剣なまなざしで見ていました。園長先生のお話しを聞いたり、歌を歌った後、成道にまつわるDVDを観ました。
菩提樹の木の下でお釈迦さまは悟りを開くまで1週間静かに目を閉じられどうしたら皆が幸せに過ごしていけるのかという事を考えます。修行中、沢山の悪魔がお釈迦さまのことを誘惑したり矢理を向けようとしたりするのですが、それを跳ね返すシーンがあったのですが、子どもたちはみんな大笑い。「凄いね!」お友だちと言い合う児もいました。いつも私たちを守って下さるみ仏さまですがDVDを観て笑いと驚きの中で、それだけ凄い人なんだと感じることができたのかなと思います。
成道会が終わった後は身体測定をして、お部屋で遊びました。
お友だちと一緒に遊ぶ中で思い通りにならなかったり、自分の思いを上手く表現できなかったりすることが多く涙する子が多かったです。
ごっこ遊びではこの子と一緒に遊びたいから他のお友だちは来ないでという場面もあります。特定のお友だちと遊びたい児の気持ちを尊重するか、遊びに加わりたい児の気持ちを尊重するか迷う時も多々ありますが、一人ひとりの気持ちを引出して大切にしていけたらいいのかなと思いました。
一人ひとりが尊い存在だと悟ったお釈迦さま。子どもたち一人ひとりが本当に尊い存在だと改めて感じるとともに、育子園での生活って幸せだな、楽しいなと思えるように接していきたいと思いました。
(K.Y)
お友だちとままごと遊び。
ドーナツとカブトムシ。
◆考えるってどういうこと?(たんぽぽ)
奉献をみて・・・ぼくたちも、大きくなったら・・・?
今日は大切な行事の中の一つの成道会。大人が理解するのにもちょっと難しいですが、子どもたちに伝えるなんてもっと難しいのかと昨日からそんなことを考えていました。
お釈迦様が悟りをひらいた日ってどうやって伝えていいか私自身も難しく・・・試行錯誤。「今日は成道会っていって、お釈迦様がみんながどうやったらいい子になれるか考えた日なんだって。」と伝えると「・・・。おしゃかさま?じょうどうえい?」とまだよくわかっていない様子。「おしゃかさま」という初めて聞く言葉に少し笑いながらも声に出して繰り返す子、「おしゃかしゃか。じょうばんせん。」と似たような言葉で言葉あそびする子、「おしゃかさまってなに?」と聞く子、一人ひとり受け止め方も様々でした。
いい子になりますようにの「いい子ってどんな子?」と聞いてみると、「いい子?わかんないなぁ。」と子どもたちも頭の中で考えているのか真剣に話を聞いています。「ハイ!」と元気に手をあげてくれる〇くん。前に出てくると「・・・。わかんなくなっちゃった。」と。前に出た緊張で忘れてしまったのか、わからなくなってしまったのか、みんなでどんな子がいい子か考えてみました。
そしてホールで行っている成道会に参加しました。お兄さんやお姉さんの奉献に子どもたちも「すごいねぇ。おはなどうぞしているねぇ。」と目を輝かせ終わったらパチパチと拍手していました。そんな後姿からは、「ぼくたちもはやくやってみたなぁ~!」と聞こえてきそうで、△くんは「お兄さんになったら△くんもやりたい、楽しみ」と嬉しそうに話してくれました。
今日の成道会の話を聞いて、子どもたちの心の中はどんなことをおもったのでしょうか?心の中のみほとけ様は、一人ひとり様々です。お家でもお話してみてください☆
部屋に帰ると元気がありあまっている子どもたち。ベランダでシャボン玉したり、園庭ではまだまだどんぐり拾いに夢中の◇くん。どんぐりをいれるお皿はいつもと違い、ペットボトルにいれて工夫してみたりとそれぞれ楽しみをみつけていました。シャボン玉やっていた☆くん、友達が吹くシャボン玉に手でぱちんぱちんとたたいて、とっても楽しそう。
みんなが奥の方へいくと、ぞろぞろ追いかけてまた関わりも増えて賑やかです。「シャボン玉どこまでいくんだろうね・・・?」と聞いてみると「お空のずーっと上なの。でも、きえちゃうんだぁ。」と吹きあいっこも顔の前まできてスリルを味わう子どもたちでした。
(Y.E)
お空まで飛ばしたよ~^^
たまには座ってのんびりと♪
◆頼もしい姿(うみグループ)
今日は成道会がありました。
子どもたちも奉献をすることで、月曜日にもかかわらず「今日は奉献する日だよね」と話していました。
成道会という日は、みほとけ様がお悟りを開いた日です。
ひまわり組の子どもたちの中には「お悟りを開いた日だよね」と話してくれる子もいました。
ホールで成道会が始まると、それまではお友達とおしゃべりをしていた子も身を乗り出して見入っていました。
奉献の子どもたちはケープを着ると、普段と表情が変わり姿勢を正してしっかりと奉献をしてくれました。
奉献が終わると自然と拍手が湧きあがり、舞台から降りると笑顔でほっとしたように見えました。
後から聞いてみると、牛乳を捧げた子は「牛乳が飲みたくて仕方なかったよ~」と予想外の答えで思わず笑ってしまいました。
遊ぶ時とは違うんだという意識がしっかりとあり、良い緊張感の中リラックスして行えている姿にとても頼もしく感じました。
成道会の意味を園長が話すと、興味津々に話しを聞いている子が多く、その後のビデオも楽しくみられました。(B・K)
◆だからか・・・*(にじぐるーぷ)
今日は成道会です。
子ども達は朝からピアノに合わせて、成道会の歌を歌うことに張り切っています。
男の子が歌うと力強く、女の子が歌うと綺麗なハーモニー*
そんな雰囲気が感じられましたが、一緒に歌えば最高のハーモニーになるね等と褒めていくと嬉しそうでした。褒められた時の子どもの表情はいつ見ても微笑ましいものです。改めて子どもたちを沢山ほめて日々過ごそうと感じました。
さて、成道会では奉献の儀を行う年長代表児が4名いました。
今日の日の為に、毎日14:00から練習をしていた年長児にとって見せ場そして緊張のひと時です。本番の表情を見て緊迫感が伝わってきました。緊迫感を感じられるほど子ども達が緊張している証拠・・・。大人目線ではありますが、それだけ成長しているのだなと感動させられました。
そして、園長先生からのお話ということで成道会について簡単に話をしてくれました。
「みほとけさまは、東の空にあるきらきらした星を見つけて・・・」と話しだしてくれました。それを聞いた子ども達が顔を見合わせ「だから、うたにひがしのそらにおほしさまってかいてあるんだね」と・・・*
友達を大切に・・・。
そんなみほとけさまのお悟りを私自身も大切にしたいと思います。
k☆y
◆もみじ模様の手すり。(そらグループ)
今日は成道会。子どもたちは「じょうどうえ?」とちょっと難しそうな様子です。
朝の集まりで、成道会の話をすると真剣に聞いている子どもたち。
興味や関心を持って聞いているときは、こちらもびっくりするくらい集中しています。
子どもたちに聞いてもらうには、自分の声のかけ方や話し方も工夫していかなければならないなと改めて感じました。
ホールでは、みんなが集まりざわざわとした雰囲気に。
けれど、奉献がはじまると一気に静かになります。
空気に乗って伝わる緊張感を感じることも大切な経験だなと子どもたちの姿を見ていると感じます。
成道会が終わると園庭へ。
「先生。ちょっと来て!」と呼びに来てくれた〇くんについていくと、手すりのついた小さな山の前に来ました。そこで〇くんが指さしたのは『手すり』です。
よく見てみると手すりにはもみじの葉っぱが並べられています。
「これね、とれないんだよ。」と誇らしげに言う〇くん。
「え?どうして?」と考える間もなく聞いてしまった私。なぜなら、聞いてほしくてたまらないという表情に見えたからです。
「こうやって打ちつけたからだよ。」とおもちゃのくまでをかなづちのようにしてコンコンコンともみじの葉っぱを手すりに打っています。
すると、もみじの葉っぱの中の水分が出てきてピタッと手すりにくっつくのです。
なんて大発見なんでしょう!
いくつもいくつも葉っぱを打ちつけてとてもおしゃれな手すりに変身していました。
子どもたち同士で遊ぶことが多くなってきたこの頃。
自分たちでルールを決めたり、役割を決めたり、秘密を共有したり・・・。
そんな姿を目にするたび成長を感じ、嬉しくなりますが、子どもたちがお部屋に戻った後の園庭を片づけていると、子どもたち同士での遊びが目に浮かぶような葉っぱの並べ方だったり、どんぐりがたくさん隠されている場所だったりに出会うことがあります。
そんな時、子どもたちが大切にしているものの余韻を感じることができる気がするのです。
そしてあえてそのまま残しておき、次に園庭に出た時にまたどんな風に遊ぶのかを見るのがなんとも楽しみな時間です。
子どもたち同士での関わりを大切にしつつ、子どもたち同士での発見・気づきを側でそっと見守れる、そんな存在でいたいなと思います。(M.E)
Posted in 園のこだわり