ドイツ同期会 研修①
2014年11月18日 火曜日
前回のブログでもお伝えしましたが、ドイツ同期会で新宿せいが保育園、藤森園長先生の講演会に参加させていただきました。
今回は 『これから求められている子ども力』 というテーマに沿ってのお話でした。
まずは、ドイツ研修に行った時の振り返りから・・・
ドイツのある保育園の給食は、飲み物は2種類出して(例:ミルク・お茶)、どちらを飲むか子どもに聞く。
飲みたい方を子どもが自分で注ぐ。赤ちゃんでも、大きな入れ物から赤ちゃんでも持てるような物に移し替えて保育者が手を添えて注ぐ。
食器は、大・中・小があり保育室内にある食器棚から自分で持てる大きさのお皿を出し持ってくる。そして自分でお皿に食事をよそう。
自分で持てる重さの食器の大きさが、食べる量的にもちょうどいい。
初めは、ほとんど床にこぼし、次は、テーブルの上、そしてやっと口に入る方が多くなる。
保育者は、口に入るまでかなりの我慢と根気が必要。
見学した日のメニューはパスタのトマトソースがけ。まずは、パスタをよそう。そして、子どもにソースをかけるか選んでもらう。8割の子がパスタのみで食べていたが、この年齢では栄養よりも、本人が選択する方が重要。
アメリカの心理学者も老人ホームやネズミ等での色々な試みを通して、自分で選択できないことが無力感に陥り、病気になってしまう。
無理やり食べさせる、「嫌だって言っても食べさせられるんだ」と思う気持ちが病気になる。
自分の意志で選択し実現できる、「自分の気持ちがわかってもらえる」と思えることが健康につながっていく・・・
ということがわかり選択の重要性を唱えています。
育子園では選択制の保育を行っていますが、子どもたちの意思を尊重出来る選択とは・・・ということをしっかり考えながら子どもたちに関わっていきたいと思わせていただきました。
副園長
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