◆11月20日(木)の子どもたち
2014年11月21日 金曜日
◆いろいろ興味津々(つぼみ)
一段と寒さが増してきました。今日は廊下には鉄棒とよじ登って降りる台を設置して、ふじ4くみのお部屋と開放して遊びました。
廊下に一斉に出て、まず鉄棒が目につきました。これがぶら下がるものだとはみんなはあまりわかっていません。モデルとなる大きい子どもたちもその時はいなかったので、みんなは鉄棒の金具をいじったり、まるで鉄棒の作り具合を見ている感じで、いろんなところをいじったり見たりしていました。また鉄棒の下を歩いて通過して楽しんでいました。
ふじ4くみのお部屋では、目新しいものにみんな興味津々で次々とおもちゃを出して遊んでいました。おままごとでは、お皿に食べ物を入れ、スプーンで食べるフリは本当に食べっぷりがよく、にこにこおいしそうに食べています。絵本コーナーでも、お部屋にはない絵本を開いている姿もたくさん見られました。
乗り物好きの〇くんは、ふじ1くみのお友だちと、電車を「あー、あー」と指さし興奮して見ていました。また、おままごとコーナーのカバンを一人が持ち出していました。それを見て私も欲しいと何人かが殺到。それぞれが中に何かを入れ、廊下へ持ち出し、トコトコと歩いていました。廊下をたくさん歩いてうれしそうでした。
いろんなものに興味をもち、またそれぞれ遊びを展開していました。(Y.T)
◆楽しそうだな~!(つぼみ・ふじ1)
ぶーらんぶーらん
今日は、ゆったり室内で過ごしました。廊下とふじ4組さんのお部屋を使わせてもらい遊びました。朝の会の読み聞かせの時間の後に、今日の活動の話を子どもたちにしました。いつもだったら真っ先にお外へ向かっていく子どもたちも、今日はお話ししていたことが分かったのか、廊下の方へ向かっていくのです!すごいです!よく分かってきたんだな~と思いながら、子どもたちの成長を感じました。
さてお部屋から廊下や、ふじ4組さんに向かっていく子どもたち。廊下には鉄棒と巧技台を用意してみました。鉄棒では子どもたちの手の力に驚きました。しっかり鉄棒を握りしめ足まで上げる○くん。身体を持ってあげると、手はしっかり鉄棒を握ったままぶら下がる△ちゃんに□ちゃん。ゆらゆら揺れるのが楽しいようでにこにこ顔の二人でした。お友だちが集まっている場所に自然と体が動いていく姿がたくさん見られ、ふじ4組さんでも楽しんでいましたよ。
一番人気だったのが、ペットボトルに白い水が入っている玩具でした。牛乳のような、のむヨーグルトのような…両手にしっかり持って歩く子どもたち。また、場所を変えて廊下へも持って出かけ始めました。子どもたちも気に入った様子でした。最近、ふじ1組さんのお部屋にも同じ形のペットボトルでできたマラカスが登場し、これもまた音が鳴るので子どもたちは大好きでよく手に持って音を鳴らして遊んでいます。音が鳴るものから、飲み物のようにおままごとなどでも使える玩具があり、また子どもたちの遊びもいろんな玩具や場所で広がっていきますね。(S.R)
飲み物みたいだね~
キッチン大好き。
◆小さなコックさんの物語(ふじ2)
最近、ふじ2くみには小さなコックさんが姿を見せてくれるようになりました。
どこからともなく『ザクッ!』と力強かったり『コンコン』と優しく何かが当たる音が・・・
目を向けるとままごとのキッチンで○くんが包丁を片手に野菜たちを切っていました。
最近○くんは包丁がお気に入りでお部屋に入ってはすぐ包丁を探しに行くようになり、お気に入りの遊びを一つ増やしていたようです。今日は、そんな○くんの横で羨ましそうな眼差しを向ける△ちゃんの姿を発見。○くんの包丁を見つめていますが決して手を出そうとはしませんでした。○くんが上手なものだから見とれていたのでしょうか?でも、△ちゃんはきっと今は○くんが使っているから待とうと決めていたのかもしれませんね。
そんな二人を見つめて早5分・・・まだまだ二人の姿は変わりません。ですが、時々△ちゃんがこちらを見るようになりました。チラチラと・・・『使いたいな~』と思ったのでしょう。
自分がやりたいものがあると、誰かがただ側に来た事で『できなくなっちゃう』と感じる事がある子どもたちは、お友だちが来ると自分の今の状況を守るような素振りを見せる事が増えてきています。が、○くんは△ちゃんが隣りにいることを認めて自分の遊びを続け、でも、△ちゃんも邪魔はしないようにとただ側にいるだけ・・・そんな二人の奥ゆかしさといいますか、温かい空気を「貸してって言ってごらん」とは△ちゃんに言えませんでした。二人の今を保証してあげたいと思い、他クラスへ包丁を一本借りに行き、△ちゃんに「包丁あったよ。使う?」と聞いてみると大きく「うん」と頷き、すぐ○くんの隣りで野菜を切り始めたのです。
二人で切り始めた事で、切ったあと二人は目を合わせて笑ったり、お皿に一緒に野菜を入れてみたりと、それぞれの思いが交わって一緒に遊ぶ事を楽しめる時間になっていたのを感じられました。
「貸してって言ってごらん」
子どもたちの関わりの中で保育士が仲立ちして伝えていく大切さと、その一言を一度抑えて新たな関わりを生まれさせてあげる・・・そういう時もあっていいんですね。
K・E
パトカーと大接近!ご苦労様の合図でお得意の敬礼を披露☆
デート♡行き先はちょっとそこまで!
◆遊びの輪(ふじ3)
昨日園庭で拾った落ち葉が飾ってあり、それに興味を示す子どもたち。昨日の葉っぱなのでもうパリパリと乾燥していました。そのパリパリの葉っぱの感触を感じてみる◎君と□ちゃん。「パリパリするね」「クルクル出来るよ」と発見に嬉しそう。キラキラ星のうたを唄いながら頭の上で茎をクルクル回したり、千切ってポーンと投げ流れ星のように表現していました。
不思議な発見と豊かな発想力のコラボレーションですね。
園庭では、△ちゃんがポックリを持ってお出かけの様子。ただ持ち歩くのではなく、ポックリに乗って行こうと挑戦していました。何度か乗ろうとしてみるもののできず、「なーんだ。出来ないや」とあきらめる様子。少し乗り方を伝えてみると「あれ?出来た。」と喜びの声が聞こえてきました。そして小刻みに前に進む△ちゃん。「歩けたね」と2人で顔を合わせ大喜びでした。
そのようすを見ていた◇ちゃんや◎ちゃんもポックリを持ってきて「やってみる」とポックリの輪が広がって行きました。◎ちゃんはポックリに飽きるときちんと自分で片付けに行き一言「よし」と。まさかここまで確認して片付けしていたとは。片付けることに自然と責任感を感じていたのかもしれないですね。
(K☆H)
◆楽しさの瞬間(ふじ4)
どこでもジャンプ!
だんだん寒さがグ~っと感じられるようになってきましたね。朝の時間帯はジャンパーとマフラーともう一つ手袋が欲しくなる時季です。
今朝のままごと遊びは珍しくお人形の赤ちゃんではなく〇ちゃんが赤ちゃんになっていました。〇ちゃんが目をつむって寝ている周りを数人のお友だちがミルクやお布団や食べ物を並べて囲んでいます。おやつを食べ終えて身支度を調えてサークルに入ってきた〇くんは早速その中に入り溶け込んでいます。白いミルクを手に横になっている〇ちゃんに「あ~ん。」と言いながら飲ませてくれています。その様子はさながら『イクメン』というところでしょうか。
子どもたちの遊びは持続していくものもあればその楽しさを満足してか消滅していくものもあります。けれども生まれてくる遊びは確かに自分が経験したことの沢山の宝庫から引き出され、またそこにお友達の楽しんでいることがプラスされ思わぬ楽しさの瞬間に出合うようです。
予想外の『楽しさの瞬間』でのことが積み重ねられて広がっていきますね。
園庭でのひとこまです。お花の植え替えと木々の剪定をしていることに興味を持ち保育士の傍を離れずに話しかけたり触ったりしているようでした。プランターの植え替えでまだ咲いているお花を見つけて気になっている様子です。可愛いお花を3本手に大切に抱えてきてくれました。
「お花 かざるの!」
木々を剪定して下さっていた保育士と豊かなお話のやり取りをしてのことと聞いてペンが入っていたガラスの小瓶を花瓶に変身させてお部屋に飾ることにしました。
着替えの時に飾ってある様子を見て満足そうな笑顔です。
園庭での遊びでも大きい組さんの工夫が伝承されてこんな事にも挑戦しようとしているんだと驚かされます。寒さの分いっぱい体も動かしての遊びも盛り上がりそうです。(S.C)
お花 かざるの~
どんぐりと 落ち葉と お花と…
◆お友だちといっしょに(きく)
「あ、ここに川ができるかな?」
最近園庭に数個しかない飛行機や車が男の子たちの中で再び人気があるようで順位を競うかのように園庭へ出て取りにいきます。お友だちに先にとられてしまった〇君は受け入れられずしばらく泣いていましたが、落ち着いてから
「お山作る!一緒に作ろう。」
とシャベルを持って一緒に砂場へ行き山を作り始めました。
興味を持った子どもたちが一緒に山作りに加わり始めました。
砂を地道に掘って被せることを繰り返すと段々山は大きく高くなってきました。
「あ、これ見て。川ができるかな。」山の周りに溝が出来ていたことに気が付いた△君は水道へ走っていき容器の中に水を入れて、川をつくりました。
すべり台つきの築山では、数名の子どもたちで家族ごっこをしていました。
「私はお母さん。」
「僕はお父さん。」
と一人ひとりが家族の一員になりきって砂のご飯を食べたりその場から少し離れて買い物へ行ってみたりしていました。
今までなら特定のお友だちと二人で遊ぶ姿が多かったのですが、集団でも少しずつ遊べるようになってきています。
お友だちとのやりとりが楽しくなってくる中で遊びがさらに発展していけるように関わり見守っていけたらいいなと思いました。
(K.Y)
家族ごっこ
身体を動かすバランスボードに挑戦。
◆椅子にかかった使わないエプロン。 (たんぽぽ)
もうエプロンしないよ。
パンツで過ごす子が増えてきた最近のたんぽぽぐみ。トイレに行くのを嫌がっていた子たちも、いつも一緒に過ごしているおともだちがパンツを履くのを見て、影響を受ける姿が見られます。引き出しにパンツが入っているのを見て、「パンツ、はく~!」とパンツを持ってきます。まだまだ、大人が声を掛けてトイレに誘う子、お昼寝の時はオムツに替える子、遊びに夢中になっておもらししてしまう子など様々ですが、一人ひとりのペースで憧れのパンツに向かっていけると良いですね。
給食では、エプロンをしない子がちらほら。必要なさそうな子には、保護者の方に個別に声を掛けているのですが、ある日突然エプロンをしていない友達を見て、周りの子たちは気になって仕方がない様子。「なんで〇くん、エプロンしてないの?」と聞いてくるので、「〇くんは、こぼさないで食べられるようになったから、エプロンしてないんだよ。」と話すと、ふーんと聞いています。〇くん本人も「〇くんはー、もうこぼさないからエプロンしないんだよ。」とちょっと得意げ。。それを毎日聞いていた同じテーブルの△くん、ある日、給食を食べている時にエプロンを見て「△くん、こぼしてないよ。」と見せてくれました。少し前まではまだまだエプロンが汚れていたのに、今日はぜんぜん汚れていません。「ホントだ!こぼしてないね~。」と一緒に喜ぶと、おもむろにエプロンをはずした△くん、イスにエプロンをかけて、また給食の続きを食べ始めました。
それから数日、給食時の△くんのイスには使わないエプロンがかかっています。それを見ていた別の子どもたちも、イスにエプロンをかけ、「おかずはエプロンしないで食べたよ~。」と報告。スプーンの持ち方も保育士と友達の会話を聞いて、「こうやって持つの??」と鉛筆持ちにしてみたり。友達からの影響がいつのまにかこんなに広がるようになっていて、ますます友達の存在が重要になっているのだなと改めて感じるこのごろのたんぽぽぐみです。
昨日のカレーうどんはさすがにこぼす子が多く、服のところどころが黄色に染まっていましたね。。。笑
(T.M)
仲良し4人でかけっこ。はぐれると、お互いに探しています。。
ミッキー体操も手をつないで♪
◆もも組さんらしい音楽クラブ(もも組)
今日は音楽クラブの日です。
もも組さんは笑顔をたくさん見せて楽しんでいる様子でした。
まず初めに、みんなで音楽に合わせてジャンプしました。
ウサギさんになったり、音楽に合わせてゾウさん、クマさんになって元気にジャンプしました。
楽しくジャンプしていると、怖そうな音楽が…「雨だーっ!」とお家(端っこ)に行き、丸くなります。すると、トントントンとオオカミ(講師)が来ました。
キャーっとまた丸くなって隠れ、開けてと言われても開けません。
でもそこで、オオカミが「おいしいビスケットがあるよー」と言うと「いいなー」と誘われそうになります。食べ物に弱い、まだまだ可愛らしいもも組さんですね!(笑)
そして今日もこの前覚えた音符を思い出してみました。
今日は新しく、「はたおんぷ」(八分音符)も仲間入りして、「くろおんぷ」「しろおんぷ」と音符ごとに別れて、ピアノの音楽に合わせてリズムを足踏みと手拍子で表現していきました。
音楽を聴いて自分の音符の番になると、嬉しそうに動き出します。
お友だちがやっているときも楽しそうに見えるので、たまにつられて動きそうになる子もいましたが、楽しく音楽、リズムを感じられたように思います。
もも組さんらしい、素直で可愛い姿がたくさん見られた音楽クラブでした。
(H.K)
◆遊園地! (ゆり組)
ゆり組の音楽クラブでは講師がピアノを弾くとすぐに「くろおんぷ!」や「しろおんぷ!」と音符で答えていました。
ピアノに合わせて黒音符(四分音符)に合わせて歩くとき、どこにいく?と聞かれると「ゆうえんちー!!」と答えた子がいました。
白音符(二分音符)のときも笑顔でホールを歩き回り、子どもたちは遊園地にきた気分です。
友達と手をつなぎ「一緒にいこ!」っと誘っている子もいました。
次に黒音符は1人、白音符は4人、旗音符は3人、スキップ音符は2人と流れるリズムを聞きいてグループを作り、そのリズムの動きをする難易度の高い遊びをしました。
最初、2人組は上手に作れるゆり組でも3人組になると少してこずっていました。
慣れてくると「さんにんー!」と声をだし、手で3を示して工夫する子もいました。
最後にはバチを持って丸くなりバチリレーをしました。
リズムよく隣の友だちのバチを叩き、一周し音楽クラブが終わりました。
リズムに合わせ歩き、そのリズムに合わせてグループを作るときの子どもたちは真剣な表情をしていました。
友だちが見つかると安心し笑顔で歩く姿はとても楽しそうでした。
(A.Y)
◆音と音が重なり合って。(ひまわり)
8人組できた!!
もも・ゆり・ひまわり全ての回の音楽クラブで『音符』を体験するリトミックをしました。
もも・ゆりさんは『黒音符』『白音符』『旗音符』とわかりやすく音符の名前を覚えましたが、ひまわり組さんはちょっとグレードアップです。
『黒音符』は『四分音符』、『白音符』は『二分音符』、『旗音符』は『八分音符』と名前を変換させてみました。すぐに覚えてしまうのはさすがひまわり組さんですね。
音符の名前を覚えたところで、今度はピアノから流れてくるリズムに合わせて音符の名前の数だけ友だちと集まるというゲームをしました。
二分音符と四分音符まではうまくいくものの、八分音符はなかなか難しく集まるまでに時間がかかります。けれど、子どもたち同士で声を掛け合って一生懸命人数をそろえようとする姿が見られました。
そんな素敵なひまわり組さんは、ひまわり組の歌をみんなで制作中です。
前回、歌詞を考えたので、今回は『ドレミファソラシド』の中から自分の好きな音を選び、曲を考えることになりました。子どもたちが選んだのは『ド・レ・ソ』の3つの音。
その中でも、レの音を選んだのは一人だけでした。
それでも、自分はこの音が好きなんだとみんなの前で言えたことは本当に素晴らしいなと思います。
同じドでも低いドがあったり、高いドがあったり・・・。一つひとつが音楽を奏でる上で大切な存在になるのと同じように、子どもたち一人ひとりの存在がお互いを支え合い励まし合っているのだなと感じました。一人ではうまくできないけれどみんなで力を合わせたらできたこと、みんなと一緒にやったからこそ感じられる気持ちがあることを、様々な人間関係の中で感じていってもらえたらなと思います。そのために、子どもたちが自分を発揮できる環境を大切に、そして子どもたち同士が共に考え遊べる環境を作っていきたいと改めて思うのです。(M.E)
新しい音符の名前を覚えています。
Posted in 園のこだわり