自己肯定感を育む
2014年10月17日 金曜日
先日の研修で書籍を何冊か購入しました。
その中に「しつけより勉強よりも大切なこと・・・、それは自己肯定感」という章がありました。感銘をうけました。
子どもの心の成長のいちばん土台になるのは昔はしつけと言われていたようです。しかし近年はそのしつけの土台に「自己肯定感」がなければならない、と考えるようになりました。心の成長のいちばん土台になるには自己肯定感です。
自己肯定感とは自己評価、自尊感情ともいい「自分は生きている価値がある」「私は大切な存在」「必要とされている」という気持ちをいいます。この根っこが築かれるのが、だいたい0歳から3歳です。親に抱っこしてもらったり、おっぱいを吸わせてもらったり、オムツを替えて清潔にしてもらったりなど、様々な世話を受ける事によって「自分は大切な人間なんだ」「生まれてきてよかったんだ」という気持ちが育まれます。
こういったことが土台となって、次に身についていくにのが、しつけや生活習慣です。ですから、小学校が6歳から始まるのはこの意味でとても合理的なことなのです。ですから、しつけや勉強が身につくのも自己肯定感という土台がしっかり育っていることが前提になります。
~子育てハッピーアドバイス初孫の巻一万年堂出版から抜粋~
何度も講習会で聴かせていただいていますが、心の大切さについての書籍に感動しました。その中でも1960年代に出されたという2っのに育児書があり子どもの立場から書かれた子どもの気持ちを第一に考えようとした書籍が今になり、なんと『日本伝統の育児法が世界のスタンダードになるまで』と題して書かれてありました。その中でも1984年の平井信義先生の『心の基地はお母さん』。スキンシップ、甘えの大切さについての書籍は、当時の育子園保護者会でも話題となり講演会を開いた程でした。
そして1998年に研修会で佐々木正美先生の『こどもへのまなざし』も感動!!即、いとこの出産祝いに渡しました。
~子育てハッピーアドバイス抜粋~
『子どもの生きる力を育むのは安心感~10歳までしっかり甘えさせる。そうしたら子どもは心の安定したいい子に育つ』という言葉もあるようです。そういった安心感が子どもの心を育て強くし「生きる力」になっていくのです。そして指示待ち人間ではなく、大人は忍耐、待つこと、見守ること。自分頭で考え自分で行うことは自信に繋がり本当の生きる力へと繋がる。また、共感することで意欲がわくなど、今の育子園の保育が本当に今の時代に大切であることを確認できました。
これからも子ども一人ひとりの発達について理解しながら、チームで話し合い一日を内省し、又保護者の皆様と共に、子どもの自発的、意欲的に関われるような環境構成とそこにおける主体的な活動を大切にしていきたいと思います。
園長
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