◆10月6日(月)の子どもたち
2014年10月07日 火曜日
◆子どもの記憶(つぼみ・ふじ1)
台風の影響や1歳半検診のため、お休みが多く、あわせて9人で過ごしました。
そのため、保育室でゆったり・まったり遊びました。
床に大きな紙を貼り、クレパスでお絵描きをしたり、新しく増えたブロックで遊んだりと、思い思いに楽しんでいる様子でした。
そんな中、子どもの様子を見ていると、絵本を読もうと絵本を片手に今までの場所に行き、キョロキョロしていたり、いつもの場所におもちゃがないとウロウロしている子がいて、今までの習慣が身についていることにびっくりしました。
また、数日前の夕保育で、保育士がハーモニカを吹いてくれたのですが、その事を覚えていたのか、保育士の歌に合わせて長めのブロックを口に当て始めた子がいました。
ちゃんと、歌うことを止めると吹くマネも止めるので、「ハーモニカ吹いてるの?」と聞くと、またブロックを口に持っていき、吹き始めていました。
子ども達の記憶って、本当にすごいですね。
なんでも吸収しようとする力がある証拠でしょうか?
子ども達の記憶に残る保育・関わりができるように、私たち大人も日々を楽しく過ごしていきたいと思います。(E.Y)
『チューリップ』演奏中!
お茶会の準備中!
◆子供社会の中で。(ふじ2)
今日は過去最高の台風との事・・・お怪我など無く、無事にみんなに会えて安心しました。
朝から「雨すごいね~」「ザーザーだね」なんて台風の話をしてみると「ね~」と頷いてくれる○くんがいたりと、子ども達も今日の天気が印象強かったのでしょうかね。
朝の集まりで定位置の絵本コーナーに集まってくるふじ2くみさん。でも、なんだか今日はお疲れ気味なのか?それとも外の雨の影響もあってかあまり体が元気が出ないのか?ゴロゴロする姿が目立ちました。でも、おしゃべりする声はよく聞こえてきているのでみんなのどこかには元気は潜んでいるように見られましたので、廊下で体をいっぱい動かして遊びをしました。
久しぶりに鉄棒を用意してみると子どもたちはやっぱり釘付けでみんな集まります。一気に来たので順番など大丈夫かな?と心配になりましたが、そこで素敵な光景を目にしました。
やりたい気持ちが強く、我先にという姿が多く見られる中でふじ2くみの子どもたちは順番を譲り合っていました。譲り合うという表現は大袈裟かもしれませんが、『ボクが一番!』『わたしが先よ』なんていう姿はなく、先に鉄棒を始めたお友だちの後ろに立って待っている△くんの姿がありました。また、その隣りでは手を伸ばすもののお友だちがいるから出来ないと分かって手を引く□ちゃんもいました。そんなこんなでお友だちが終わったら自分が。そしてまたお友だちが・・・という風に順番に楽しむ姿があったのです。
今のふじ2くみの子どもたちは自分の気持ちがはっきりしてきており、《あれがしたい》《これはヤダ》《抱っこして》《歩きたい》など自分の気持ちを子ども達なりに伝えてきます。また、そういった気持ちが強くなってきているので友だちとのトラブルも増えてきていて、玩具を取り合ったり場所を奪い合ったり我先にという気持ちが溢れています。こういったやり取りは子どもなら当然起こることで子供社会の中でしか出来ない経験でありとても大切な事です。でも、だからといってその姿を見ているだけで良いわけではありません。子ども達の気持ちを汲みながら、そして想いを代弁しながら関わっていく事を大切にしています。
まだまだそういった関わりは必要ですが、今までの関わりが子どもたちの中に少しでも響いてくれていたなら幸せだな~と思いました。また、トラブルが多くなった反面お友だちと遊ぶ楽しさもたくさん経験して感じているのも事実です。ケンカしながら絆も深まり、またそれらを許し合える・・・そんな仲間になっていってもらいたいですね。
K・E
◆ビリビリ&ぎゅっぎゅっ(ふじ3)
ビリビリ
今日は台風が近づいているという事で外は大雨。子どもたちも「雨、降ってるねー…」と言ってまじまじと外を見ていたり、〇くんはお部屋のブロックで傘を作り「あめあめふれふれ~♪」と歌を歌いお部屋の中を歩いていて、いつもと違う雨に気付いているようでした。
さて、今日は新聞紙をビリビリ破いたり、丸めたりして遊びました!その破いた新聞紙を黄色と赤の袋に入れ、リンゴとナシを作りました。自分でせっせと袋の中に新聞紙をぎゅっぎゅっと詰め込む子どもたち、中には自分で新聞紙を詰めることが出来ない子もいましたが少し保育士に手伝ってもらい、みんな上手に出来ました。完成したリンゴとナシを見せると「あっ!リンゴ!」「あーん!」と食べる真似をする子もいました。
余った新聞紙に2つ穴をあけ、仮面の様にすると以前同じことをしたときに大泣きしていた△ちゃんと◇ちゃんも自分が仮面をつけることによって「おばけだぞー!」といったり、「写真とって!」と言ってピースをするぐらい楽しめていたようでした。
お部屋で遊んだ後は廊下でソフトマット、巧技台ジャンプ、鉄棒をして体を動かしました。
意外と鉄棒は人気で一気に3人がつかまってぶら下がっていました。みんな上手にぶら下がることができていて驚きました。また、少し成長した姿をみせてくれた子どもたちでした。
(K.H)
ピース!
ブラブラできたよ
◆何が出来るかな?(ふじ4)
段々と秋の色が濃くなりはじめましたが今日の天気は大荒れ、ですが子どもたちは元気いっぱい。
保育者が制作の準備をしていると、お部屋で遊んでいた〇〇ちゃんは気になる様子で見ていたので、
「お絵かきする?」と保育者が声をかけると、「うん」と言って嬉しそうに、お部屋から勢いよく飛び出して椅子に座って、画用紙をもらえるのが待ちきれない様子で、クレヨンを手にしていました。
お絵かきが始まると、「トントントン」と言いながらクレヨンを画用紙に当てて書いてみたり、グルグルとクレヨンを滑らせて、好きないろでたくさんお絵かきを楽しんでいました。
描き終わると「せんせいできたよ~」と嬉しそうに見せてくれた〇〇ちゃん。お絵かきが終わると今度は指にボンドをつけて、お絵かきした紙にぬってみました。すると、それを見ていた、◇◇ちゃんもまねっこをしながら、塗り始めました。一足遅れでお絵かきの終わった△△ちゃんが「△△も~」と人差し指を差出て、画用紙にボンドを塗りはじめました。
塗った画用紙がどうなるのか興味津々に覗き込んでみていると、保育者がヨーグルトの空き容器に穴を開けたものを取り出し、そこに貼りつけました。手を洗い、出来上がりを待っていた〇〇ちゃんが、「ちょうだい、せんせいちょうだい」と言っていたので、紐をつけて頭につけてあげると大喜び。〇〇ちゃんと◇◇ちゃんが「せんせいみて~」と嬉しそうに見せていました。保育者が「みんな可愛いね~」とこえをかけるとなんだか照れた様子の笑顔をしていました。
皆も保育者も頭につけたまま、今度はロビーへコンビカーを持っていき、帽子をパトカーや救急車のサイレンに見立てて走らせると、◎◎くんも真似っこをして嬉しそうに車を走らせ楽しんでいました。
ひとつの帽子がサイレンやカバンに見えたり、ラッパのように口に当ててみたりと、変化を楽しんでいる姿がとてもかわいいふじ4組さんでした。
(M・Y)
◆子どもの様子から(きく)
最近、物を投げることに楽しさを覚えた子どもたちの姿を見ながら、ただ投げることを注意するのではなく、どうしたら投げることを楽しめる遊びにつなげられるか、ということを保育者同士で考えていました。先週末に、カゴのようなものを逆さにして吊るしてみると、子どもたちの背丈にちょうど良い高さのものができました。
新聞紙を丸めて投げる、という単純な遊びですが、カゴの中に入れようと必死な子どもたち。一つも入っていないのに、投げることが楽しくて汗びっしょりになりながら、とても楽しそうでした。
中には、新聞紙を丸めずに、ひたすら投げてみたり、いつまでたっても投げようとしないで、長いこと丸めるのに一生懸命で、投げたと思うと、自分のものという意識が強くて、丸めた新聞紙を追いかけて、取られそうになり怒ってしまったり、どこまでも色々な意味で発展していきました。
一度入ると、見ていて欲しくて「見て見て、入ったよ。見てて!」と嬉しそうに言う子ども。入れやすくするために、保育者の膝の上にのって入れようと知恵を使う子ども。
気が付けば、カゴいっぱいの新聞紙が入っていました。
子どもの姿を見ながら、ダメと言うばかりではなくて、一つの遊びとしてどう変化させていけるかの工夫が重要になってくるのだなと思いました。(N・M)
◆テントの中で何をする?(たんぽぽ)
よーくねらって・・・はいるかな
朝から大雨・・・子どもも大人も濡れながらの登園でしたね。
台風接近の中、ご苦労様でした。
そんなわけで、人数は少なくゆったりと過ごしました。
まずは、身体測定。いつもはお部屋での測定でしたが、先月より、廊下で行なっています。
並んで順番を待つ経験もできるように。
服を脱ぐ→たたんでロッカーに置く→廊下に座って待つ→測定(前後には、お願いします。ありがとございましたのご挨拶)→服を着る→遊ぶ
と、できないかもしれませんが流れを一通り説明してから行いました。
洋服を脱ぎ捨てたままだったりする子もいましたが、ほとんどの子が洋服をたたむことが上手になってきました。毎日の習慣はスゴイですね。
今回は、頭囲・胸囲も測っていたため少し緊張してしまう子も。ドキドキしていたのか、〇君と△君。測定前は看護師に「おはようございます」そして終わった後、「ごきげんようさようなら」とご挨拶。何か言わなければ・・・咄嗟に出てきたのがこの言葉だったようです。
可愛くて、思わず看護師と微笑んでしまいました。
身体測定後は、お部屋でゆっくりと思ったのですが水分補給用のお水が入っていたダンボールが空き・・・何か使えないか。という事で、玉入れをしよう!と。
たくさんのカラーボール・テントも用意して、廊下でたくさん体を動かして遊ぶことにしました。ダンボールの的に向けボールを投げたり、小さな箱にボールを拾い集めたり。
テントの中では、「今日はテントで寝ようかぁ」「ごはんは何食べる?」と☆君。キャンプの経験でもあったのでしょうか?
ビリボーは、中に座ってユラユラするだけでなく反対向きに置いて丸い部分を上にして、バランスを取って立つという事ももしていました。
保育士を真似して片足を上げてみたり、さまざまな遊び方を楽しんでいました。
あっという間に時間は過ぎ、給食の時間。11人と少なかったので、机をつなげて、みんなで顔を見ながら楽しく食べました。
いつの間にか遠くには青空も見え・・・「きっとみんなが起きた頃には、太陽が出ているかもね」と期待しながら眠りにつく子どもたちでした。(M.C)
テントの中で、何やら楽しそうです
ビリボーをひっくり返し、バランスをうまく取って立っています
◆ミサンガ うみグループ
今日は台風の影響で雨風が強く園庭の木も激しく揺れていました。
子ども達は不安がるかとおもうと笑顔で「きゃー!」「きゃー!」というように喜んでいる様子でした。
もも組の男の子同士の会話で、「きょういくじえんくるとき、ままとてつないできた?」と聞くと「いいや、じぶんであるけるからにぎってない」と答えました。
「えっ!?かぜでとばされちゃうよ!つなぎゃなきゃ!」と必死の説得をしていました。
お部屋ではミサンガ作りがひまわり組に限らず、ゆり組もも組の女の子の中で流行っています。
2色を交互に色を混ぜる子や3色を交互に混ぜる子と自分流のミサンガを作りました。
ある女の子は「いもうとにもつくってあげたい!」といい2つ作る子もいました。
「つかれた~」と言い、途中にする子や「むずかしい」と元気を無くしてしまう子もいました。
しかし、一人二人と完成させその子の腕や足についているミサンガを見て再度挑戦するような姿も見られました。
作り方もわかる子が分からない子に優しく教えてくれました。
午後は青空が広がり、涼しい風を受けながら歌をうたう子たちがいました。
(A.Y)
今日のおやつとうばんです!
◆ガイコツ作り(にじグループ)
できた・・・
台風接近中であった今日は、子どもたちも少なく、のんびりと時間が流れました。
台風中に出勤した保護者の方々も無事でしたでしょうか。
子どもたちはあまり外のことは気にせずに、遊びこんでいました。
金曜日はファミバスツアー、暑い中参加くださり誠にありがとうございました。
暑さに体力が奪われながらも、笑顔で子どもたちと遊ぶ保護者の方々の姿は輝いていました。
楽しい思い出の一つになっていたら、幸いです。
今日は、先週の木曜日にもも組の男の子3人で作り始めた「ガイコツ」の続きを朝から「つくりたい!」と言っていたので作り始めました。
お化けの制作の作り方が書いてある本を見て、ガイコツの手足の揺れる人形を見つけ、「これ、つくりたい!」「ひまわりさんをびっくりさせるの!」と言い、張り切って作り始めました。
今日はゆり組の女の子や男の子も気づくと一緒になって作っていました。
体と頭の部分は作ってあったので、手や足を作っていきました。
足りないものは教材室へ取りに行き、何で作ろうかと探しながら集めます。
そして手、足を作ろうとなり、ゆり組の〇〇ちゃんが作り始めました。
どうやって作ったかというと、白い画用紙に、〇〇ちゃんは、自分の手をあてて、鉛筆でなぞっていきました。
足も同じようにやっていきました。
ガイコツの手を作るのに、自分の手をなぞって作っている姿が何とも新鮮で、可愛らしい発想だなと感じました。
上手に手と足はでき上がり、最後はたこ糸で腕や足になるトイレットペッパーの芯をつなぎ合わせました。
「完成!」となったときに、そのガイコツを持ち上げます。
少し腕を付けた部分がひょろりと曲がってしまっていました。
(画用紙(胴体の部分)にトイレットペーパーのつながった芯を付けたためだと思われます)
「う~ん、なんでだろう」とつぶやく〇〇ちゃん。
ひまわり組さんも見ていて、もっと画用紙のところを強くしたら?ということになりました。
給食の時間になったので、一旦ここでおしまいに。
もも組さんの自分たちで何か作り出したいという湧いてきた気持ちを大切に、完成まで一緒に取り組みながら見守っていきたいと思いました。
(H.K)
て
作り始めたもも組さん(木曜日)
◆イメージの共有。(そらグループ)
1人で塗るのは難しいから、手伝って。
台風の影響もあり、お休みが多かった今日。
いつもより広く感じるお部屋でしたが、それぞれがじっくりのびのびと遊びこんでいる様子が見られました。
ゆり組の〇くんは、朝から段ボールで何か作りたいと訴えていたので、造形コーナーに段ボールを用意しました。どうやら、仮面ライダーの変身するベルトと腕につける何かを作っているようなのですが考える力のすごさにびっくりさせられたのです。
まずは一人で素材を見ながら構想をねっています。その傍では、仲良しの△くんが〇くんの様子を見ながら時々アドバイスをしています。
そのアドバイスにも耳を傾けながら、時には二人で力を合わせてイメージを共有しながら作っている様子が見られました。
イメージの共有といっても、まだ言葉だけで共有するのは難しいようです。それをカバーするかのようにまずはやってみる。そしてそれが思うのと違ったら、ここが違うとピンポイントで伝えているのです。
大人だったら、まず『話し合う』が先にきますが、言葉だけで共有するのが難しい子どもたちにとっては、形にしながらイメージをすり合わせていくというやり方がいいようです。
そんな姿を見ていると、子どもたちが生まれながらに持っている力は本当にすごいものなのだなと思います。そんな子どもたちの素晴らしい力を育んでいくサポートができるよう、大切に関わっていきたいと思うのでした。(M.E)
Posted in 園のこだわり