「はい、大丈夫です。ありがとう。」
2014年09月22日 月曜日
父が入院しました。
体の中の細菌と戦うため、ICUに入り、たくさんの点滴を投与している姿に、心が痛みます。
強い薬のせいもあり、意識が朦朧としています。父の顔を覗き込むと、私を看護師さんと思い、何かを一生懸命訴えているようですが、聞き取ることができません。
しかし、苦しそうな姿に、「大丈夫?」と声をかけると「はい、大丈夫です。ありがとう。」という答えがはっきりと返ってきます。
何度も同じような場面で「大丈夫?」の声掛けには必ずと「はい、大丈夫です。ありがとう。」と言ってくれます。
苦しい中でも、こうやって相手を安心させようとする様子は、我慢強い父らしいな・・・と思い、涙が溢れます。
救急搬送される前日までは、食欲は少し落ちていたものの、いつものようにデイサービスにも通い、いつものように会話し、いつものように笑っていました。
いつものように・・・当たり前のように過ごしている事は、本当にありがたいことなんだということを、父が入院するたびに感じます。
今回も、日常の生活に感謝の心が薄れていた私に、きっと父は、身をもって教えてくださったのだと思います。
「はい、お父さん大丈夫です。ありがとう。また、感謝の気持がたくさん湧いてきました。一日一日を大切に過ごしていきます。」
保育主任
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