初めてのかぶと虫
2014年08月18日 月曜日
先日、ある親子が園を見学にいらっしゃいました。
いつものように園の保育理念をお伝えさせていただき、続いて園内を見学していると、
3~5歳の異年齢クラスで、かぶと虫と遊んでいる子がいました。
見学にいらした方のお子さんは、虫が大好きとの事・・・・・・。でも、かぶと虫は初めてだそうで、
4歳児のK君が、楽しそうにかぶと虫を手の平に乗せているのを、興味津々に見つめています。
そばで、お母さまが「触らせてもらってみる?」と声をかけているのを聞いて、
K君は、そっと、その子の手の平にかぶと虫を乗せてあげました。
実は、お母さまは虫が苦手との事・・・。でも、お母さまは、お子さんに寄り添い「凄いね」
「かわいいね」「よかったね」と声をかけていらっしゃいました。
親が苦手なものは、どうしても敬遠しがちになってしまいますが、このお母さまのように、
子どもの喜びを一緒に共感することで、子どもの世界はぐ~んと広がっていきます。
そして、自分が好きなものを、お母さんも好きでいてくれることで、自信と喜びにつながり、
自己肯定感も育まれていきます。
この親子の触れ合いを通して、普段の生活の中でも、子どもたちの伸びていく芽を
摘んでしまっている事がないか、もう一度見つめ直したいと思いました。
保育主任
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