白衣の天使
2014年07月09日 水曜日
父が1か月半の入院生活を終え、退院できることになりました。
入院の間は、ほとんど寝たきりの状態だったため、今までの介助以上にノウハウが必要になります。退院の喜びと共に、その介護が私にできるのだろうか・・・という一抹の不安が頭をよぎります。
そんな中、担当してくださる看護師さんは、私のために時間を作り、介助の仕方を教えてくださいました。
寝たままの状態での着替え、体の清潔を保つための方法、おむつの代え方、車いすへ移乗するときの介助の仕方、体についている医療器具の取り扱い・・・・・・
とても大変そうな作業なのに、そんな姿は見せず、ひとつひとつ丁寧に、父を気遣いながら、そして私を気遣いながら優しい表情で教えてくださいます。
そして、最後に「慣れるまでは難しいかもしれないから、絵は上手じゃないけど、紙にひと通りやり方を書いておきますね」と言ってくださいました。
看護師さんの表情や言葉は、不安な気持ちを洗い流してくれます。
看護師の仕事は、とても重労働と聞いています。毎日、何人の患者さんにこんな心を込めた対応をしているのでしょうか。
仕事とはいえ、一人ひとりに思いやりをもって優しく接するには、心にゆとりが必要だと思います。
父を担当してくださったこの若い看護師さんに、尊敬と感謝を申し上げます。
そして、職業は違っても、私も周囲に安心感を振りまける存在でありたい思わせていただきました。
保育主任
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